マンション共用廊下の長尺シート張替えとは?下地・接着剤・継ぎ目・端末・見積数量の確認方法

『マンション共用廊下の長尺シート張替えとは?下地・接着剤・継ぎ目・端末・見積数量の確認方法』
をご紹介させて頂きます!
床面・下地・接着剤・継ぎ目・端末を分けて確認します。
同じ廊下でも、エレベーター前、廊下中央、玄関前、側溝際、廊下端部では、施工条件と数量単位が異なります。「共用廊下床工事一式」という総額だけでは、工事範囲や追加・減額の根拠を判断できません。
目次
- マンション共用廊下の長尺シート張替えは床材だけを見る工事ではない
- 共用廊下ウォークスルー|6つの確認地点を順番に見る
- 施工場所を分類する|エレベーター前・玄関前・床面・側溝際
- 既存床仕上げを分類する|長尺シート・塗床・モルタル・補修跡
- 共用廊下の床を層ごとに分ける|仕上げ・接着剤・下地・防水層
- 既存床の撤去後に確認する下地劣化
- 下地補修をひび割れ・浮き・欠損・不陸で分ける
- プライマー・接着剤・床材の材料承認
- 継ぎ目と端末は別の工事項目として確認する
- 玄関前・沓摺・ドア下端の納まりを確認する
- 側溝・ドレン・立上りとの境界を確認する
- 見積数量を床面積・端末長さ・箇所数に分ける
- 居住者が通行しながら施工する工程と案内
- 撤去後・下地補修後・張付け後に行う工程間検査
- 追加数量と減少数量を変更契約へ反映する
- 完了数量と請求数量を共用廊下区画別に照合する
- ワンリニューアル式・共用廊下床区画・納まり管理台帳
- 一式見積を床面・端末・玄関前へ分けた匿名事例
- マンション共用廊下の長尺シートでよくある質問
- まとめ
マンション共用廊下の長尺シート張替えは床材だけを見る工事ではない
マンション共用廊下の長尺シートは、廊下の歩行面を構成する床仕上げ材の一つです。防滑性、清掃性、意匠性などが求められますが、床材の性能表示だけで建物への適合を判断することはできません。
仕上がりや費用へ影響するのは、新設床材だけではありません。既存床の撤去範囲、旧接着剤、ひび割れ、浮き、欠損、不陸、プライマー、接着剤、継ぎ目、端末、立上り、玄関前の納まり、側溝との境界を分けます。
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| 確認対象 | 主な確認内容 | 見積数量例 |
|---|---|---|
| 床面 | 既存仕上げ、新設床材、張付け範囲 | 平方メートル |
| 下地 | ひび割れ、浮き、欠損、不陸、含水状態等 | 平方メートル、メートル、箇所 |
| 継ぎ目 | 床材同士の接合、方向、隙間、段差 | メートル |
| 端末 | 壁、柱、玄関枠、側溝との終端 | メートル |
| 玄関前 | 沓摺、ドア下端、床厚、開閉 | 箇所 |
| 側溝・ドレン周辺 | 終端、水勾配、排水、異種材料との境界 | メートル、箇所 |
床面積だけを確認しても、端末や玄関前、側溝際の施工条件は分かりません。管理組合は、見積書、区画図、数量表、材料承認書、施工計画書が同じ工区番号でつながっているかを確認します。一棟オーナーの場合も確認項目は同じですが、承認経路は総会ではなく、所有者または法人内決裁として整理します。
共用廊下ウォークスルー|6つの確認地点を順番に見る
築23年、5階建て、34戸の分譲マンションで、開放廊下の床シート張替えを計画した匿名事例を使います。当初の見積は「長尺シート張替え一式」「既存床撤去一式」「下地補修一式」「端末処理一式」で、階ごとの床面積だけが記載されていました。
廊下を歩いて確認すると、図面上では一つの床面に見えても、既存材料や周辺部材が異なる場所が見つかります。匿名事例では、廊下端部の一部が別工事の対象であること、側溝際の端末長さが数量表に入っていないことが判明しました。
施工場所を分類する|エレベーター前・玄関前・床面・側溝際
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| 区画 | 現地で確認すること | 見積・施工上の違い |
|---|---|---|
| エレベーター前 | 敷居との高さ、台車通行、床材の切替え | 端末、段差、施工時間を別に確認 |
| 廊下中央部 | 床面積、不陸、水たまり、補修跡 | 主に面積数量と下地補修数量 |
| 住戸玄関前 | 沓摺、ドア下端、開閉方向、床材厚 | 住戸別の施工時間と箇所数量 |
| メーターボックス前 | 扉の開閉、枠、端末位置 | 床材と鉄部塗装等の工区を区分 |
| エキスパンション周辺 | 既存部材、動き、床材の終端 | 床面積へ一括計上しない |
| 側溝・ドレン際 | 水勾配、端末、立上り、排水 | 面積、長さ、箇所を分ける |
エレベーター前は、人や台車の通行が多く、エレベーター敷居との高さ関係を確認します。玄関前では、新設床材と下地補修の厚みがドア下端や沓摺へ与える影響を確認します。
側溝際では、床面積と端末長さを同じ数量にまとめません。床シートがどこで終わるか、側溝へ水が流れるか、端末処理が排水を妨げないかを確認します。単に「場所により異なる」と説明するのではなく、区画ごとに数量と検査項目を設定することが重要です。
既存床仕上げを分類する|長尺シート・塗床・モルタル・補修跡
既存床を外観だけで一律に長尺シートと判断してはいけません。防滑性ビニル床シート、塗床、モルタル、タイル、過去に部分補修した床材、重ね張りされた区画などが混在する場合があります。
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| 既存仕上げ | 確認資料・方法 | 施工前に確認すること |
|---|---|---|
| 床シート | 竣工図、過去工事資料、現地調査 | 材質、厚み、接着状態、重ね張り |
| 塗床 | 材料資料、試験撤去 | 新設材料との適合、撤去範囲 |
| モルタル仕上げ | 現地調査、打診等 | 浮き、ひび割れ、不陸、表面強度 |
| タイル等 | 図面、現況、過去履歴 | 撤去・残置、段差、境界 |
| 部分補修跡 | 写真、修繕履歴、試験撤去 | 材料差、接着剤、下地状態 |
| 材料不明 | 試験撤去、材料調査 | 外観だけで材料名を断定しない |
既存仕上げが違えば、撤去方法、廃材、旧接着剤の処理、下地の確認方法が変わります。既存床を残して重ね張りする案も、既存床の接着状態、新設材料との組合せ、段差、端末、ドア下端を確認せずに選べません。
匿名事例では、エレベーターホールと一般廊下で既存材料が異なっていたため、同じ撤去単価と施工仕様を全区画へ適用せず、区画を分けて再見積しました。
共用廊下の床を層ごとに分ける|仕上げ・接着剤・下地・防水層
上図は確認項目を整理するための模式図です。すべてのマンションが同じ層構成ではありません。床仕上げ材の下に防水層がある場合もあれば、床仕上げと防水の工法が異なる場合もあります。
長尺シートを張り替えれば防水性能が必ず回復するとは限りません。漏水、既存防水層、側溝、ドレン、下地状態を確認し、防水層の改修が必要かを別に判断します。
既存床の撤去後に確認する下地劣化
既存床材を剥がす前には確認できない下地があります。見積段階では想定数量を設定し、試験撤去または本撤去後に確定する数量と、増額・減額の条件を契約前に決めます。
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| 撤去区分 | 対象 | 確認事項 |
|---|---|---|
| 全面撤去 | 対象区画の既存床材全体 | 旧接着剤、廃材、下地露出後の状態 |
| 部分撤去 | 劣化部、補修部、取合い部 | 既存床との境界、段差、端末 |
| 接着剤まで除去 | 既存接着剤の残存範囲 | 除去方法、粉じん、下地への影響 |
| 下地調整材まで撤去 | 脆弱部、浮き部等 | 撤去深さ、補修量、工程 |
| 既存床を残す | 重ね張り等の対象区画 | 接着、厚み、段差、適合条件 |
| 試験撤去 | 代表区画または状態別区画 | 本工事の数量・工法へ反映 |
撤去後に下地補修が増えた場合だけでなく、想定より良好で補修数量が減る場合もあります。「撤去後に数量が増えたから見積ミス」とは限りませんが、増減の算定方法が未設定のままでは請求根拠を確認できません。
匿名事例では、試験撤去後に旧接着剤の除去が必要な区画と不要な区画を分け、当初の「下地補修一式」を区画別数量へ変更しました。
下地補修をひび割れ・浮き・欠損・不陸で分ける
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| 下地状態 | 現地で記録する内容 | 数量単位例 |
|---|---|---|
| ひび割れ | 位置、長さ、幅、周辺状況、履歴 | メートル |
| 浮き・脆弱部 | 範囲、音、表面状態、既存補修 | 平方メートル、箇所 |
| 欠損 | 位置、寸法、深さ、端部状態 | 箇所、平方メートル |
| 段差・不陸 | 位置、高さ、歩行・排水への影響 | 平方メートル、箇所 |
| 水たまり | 発生位置、範囲、勾配、排水経路 | 区画、平方メートル |
| 含水状態等 | 確認日、天候、確認方法、結果 | 測定点、区画 |
下地補修を「不陸調整一式」とまとめると、どの症状へ何を行うのか分かりません。ひび割れ、浮き、欠損、不陸を分け、撤去前に確認できる数量と、撤去後に確定する数量を区別します。
ひび割れや浮きがあるという事実だけで、その原因や危険性を断定することもできません。位置、長さ、周辺の水の流れ、過去の補修履歴を記録し、補修後は平滑性、段差、未補修箇所、施工数量を次工程前に確認します。
プライマー・接着剤・床材の材料承認
材料承認では、床シートだけでなく、下地調整材、プライマー、接着剤、継ぎ目処理材、端末処理材、シーリング材、補修材の組合せを確認します。
製品資料では、適用下地、施工方法、使用量、可使時間、張付け可能時間、養生時間、施工環境、保管条件を確認します。具体的な時間や温湿度条件は、採用材料や施工条件で異なるため、記事上で固定値を断定しません。
承認した材料と、実際に搬入・使用した材料を材料名、ロット、使用階、施工日で照合します。材料検査の考え方は、大規模修繕の材料検査とは?受入・ロット・使用量の確認方法も参考にしてください。
継ぎ目と端末は別の工事項目として確認する
位置、方向、割付、処理方法、隙間、段差、直線性、材料ロットを確認します。
壁、柱、玄関枠、側溝、異種材料との取合い、端末長さ、隙間、水の回り込みを確認します。
「床シート100平方メートル」という数量に、継ぎ目処理や端末処理がすべて含まれているとは限りません。床面積、継ぎ目長さ、端末長さを分け、どの処理が単価へ含まれるかを確認します。
匿名事例では、エキスパンションジョイント周辺が床面積へ一括計上され、側溝際の端末長さが未計上でした。そこで床面、継ぎ目、端末、エキスパンション周辺を別の管理番号へ分けました。
玄関前・沓摺・ドア下端の納まりを確認する
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| 確認部位 | 施工前 | 施工後 |
|---|---|---|
| 玄関ドア | 開閉方向、既存の開閉状態 | 床材との干渉、開閉確認 |
| ドア下端 | 既存床との余裕寸法 | 新設床高さとの関係 |
| 沓摺 | 高さ、材質、既存端末 | 隙間、段差、端末処理 |
| ドア枠 | 床材の終端位置 | 取合い、汚れ、傷 |
| 居住者動線 | 在宅、不在、施工時間 | 歩行開始、仕上がり確認 |
新しい床材が既存床より厚い場合でも、玄関ドアが必ず干渉するとは限りません。既存寸法、新設床材、接着剤、下地補修の厚みを確認し、施工前後に開閉を確認します。
玄関前は住戸への出入りに直接影響するため、階全体の施工予定だけでは不十分です。住戸番号、施工時間、歩行制限、在宅・不在時の連絡方法を区画別に案内します。玄関ドア交換そのものは、大規模修繕の玄関ドア・サッシ交換で扱います。
側溝・ドレン・立上りとの境界を確認する
共用廊下の床面と側溝、ドレン、立上りは、同じ工事項目・数量単位として一括管理しません。床シートの終端位置、水勾配、側溝際の端末、ドレン周辺の納まりを確認します。
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| 対象 | 主な確認項目 | 数量例 |
|---|---|---|
| 床面 | 張付け範囲、水の流れ | 平方メートル |
| 側溝際 | 終端、端末処理、異種材料 | メートル |
| 立上り | 高さ、長さ、端部 | メートル |
| ドレン周辺 | 納まり、清掃、排水確認 | 箇所 |
| 既存補修部 | 材料、段差、接着状態 | 箇所、平方メートル |
端末処理によって排水経路を狭めたり、水たまりを生じさせたりしないよう、施工後に通水状況と清掃状態を確認します。床シートの張替え記事で側溝防水工法そのものを一律に推奨せず、既存防水層や漏水の有無は別に判断します。
見積数量を床面積・端末長さ・箇所数に分ける
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| 数量段階 | 確認する意味 | 主な資料 |
|---|---|---|
| 計画・見積数量 | 計画または見積算定時の数量 | 既存図、見積数量表 |
| 契約数量 | 契約時に合意した数量 | 契約内訳、仕様書 |
| 試験撤去後数量 | 代表区画の確認結果を反映 | 試験撤去記録、写真 |
| 撤去後・確定数量 | 下地露出後に確定した数量 | 区画図、補修数量表 |
| 施工・検査数量 | 実際に施工し検査した数量 | 日報、写真、検査票 |
| 完了・請求数量 | 完了判定後の請求根拠 | 完了数量表、請求内訳 |
床面積だけで工事全体の出来高を判断せず、撤去、旧接着剤処理、下地補修、継ぎ目、端末、立上り、玄関前、側溝際、養生を分けます。
匿名事例では、床面積の一部が別工事の対象だったため減額となる一方、側溝際の端末処理が追加されました。増加数量だけでなく、対象外となった減少数量も変更契約へ反映します。
床面積だけでは見えない工事範囲を区画化する
マンション共用廊下の床工事では、床面積だけでなく、既存床撤去、下地補修、継ぎ目、端末、玄関前、側溝際を区画別に整理する必要があります。
ワンリニューアルでは、調査、試験撤去、確定数量、材料、施工、検査、是正、請求を同じ床区画番号でつなぎ、撤去後に変わった数量の根拠を追跡できる状態を重視します。
居住者が通行しながら施工する工程と案内
共用廊下は、居住者が各住戸へ出入りする日常動線であり、避難や緊急搬送にも関係します。「廊下が使用できません」と一括案内せず、棟、階、区画、住戸、時間帯で分けます。
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| 確認項目 | 工程・案内へ記載する内容 |
|---|---|
| 施工区画 | 階、工区、玄関前、仮通路 |
| 歩行制限 | 開始時間、解除予定、変更時の連絡 |
| 移動支援 | 車椅子、ベビーカー、高齢者、配送 |
| 生活動線 | ごみ出し、宅配、ペット、店舗利用 |
| 緊急時 | 避難、消防、救急搬送、連絡先 |
| 天候変更 | 雨天時の延期、再案内、養生 |
歩行可能となる時間は、施工材料、下地状態、接着剤、気象条件、施工範囲によって異なります。固定時間を記事上で断定せず、採用材料の施工要領書と当日の工程を確認します。
外階段の踏面、蹴上げ、段鼻、踊り場、階段通行止めは、共用廊下の平場とは施工条件が異なるため、本記事では詳しく扱いません。
撤去後・下地補修後・張付け後に行う工程間検査
旧接着剤、ひび割れ、浮き、欠損、不陸、水たまり、補修数量を確認します。
補修範囲、平滑性、段差、清掃、未補修箇所、施工数量を確認します。
材料、ロット、割付、接着剤、張付け、しわ、浮き、膨れを確認します。
隙間、段差、玄関前、側溝際、異種材料との境界、清掃を確認します。
施工数量、玄関開閉、傷、汚れ、指摘、是正、再検査を確認します。
完成時の見た目だけで、下地補修や接着工程を判断することはできません。後から見えにくくなる下地と接着状態は、次工程へ進む前に写真、検査番号、床区画番号を付けて確認します。
施工会社の自主検査では、材料、張付け、継ぎ目、端末、しわ、浮き、膨れ、傷、清掃を確認します。発注者・監理側は、契約範囲、数量、材料承認、試験撤去、工程間検査、完了数量、請求数量を確認します。自主検査結果を受け取るだけで、発注者側の確認が完了したことにはなりません。
追加数量と減少数量を変更契約へ反映する
匿名事例の数量訂正
階ごとの床面積だけで一式計上床面・端末・玄関前・対象外区画へ再分類
変更理由:試験撤去で旧接着剤と下地状態を確認し、別工事区画と端末処理の不足を確認したため。
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| 増加する可能性 | 減少する可能性 | 変更記録 |
|---|---|---|
| 旧接着剤除去、下地補修、端末、立上り | 補修不要区画、対象外区画、撤去面積減少 | 変更前後数量、単価、写真 |
| 玄関前補修、仮通路、施工分割 | 既存床を残す区画、別工事への移管 | 工程・居住者への影響 |
| 材料・割付変更 | 材料数量の減少 | 承認者、承認日、増額・減額 |
増額だけでなく減額も変更契約へ反映します。変更契約番号、対象区画、変更理由、変更前後数量、単価、写真、承認者、工程への影響を残し、口頭承認だけで請求額を変更しません。
変更契約の整理方法は、大規模修繕の変更契約とは?追加・減額・工期・承認内容の確認方法で確認できます。
完了数量と請求数量を共用廊下区画別に照合する
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| 区画番号 | 契約数量 | 撤去後確定数量 | 完了数量 | 請求数量 |
|---|---|---|---|---|
| ZON-FLR-301 | 床面積を登録 | 対象外区画を減算 | 検査済み数量 | 請求内訳と照合 |
| EDG-FLR-301 | 端末長さを登録 | 再採寸結果を反映 | 端末検査済み | 増減契約と照合 |
| ENT-FLR-301 | 玄関前箇所数 | 住戸別条件を確定 | 開閉確認済み | 箇所数量を照合 |
| GTR-FLR-301 | 側溝際長さ | 端末位置を確定 | 通水確認済み | 請求数量を照合 |
請求額は床面積だけで確認せず、撤去、下地補修、継ぎ目、端末、玄関前、側溝際を床区画番号ごとに照合します。施工した数量でも、検査や是正が完了していなければ、完了数量として扱う条件を確認します。
出来高確認については、大規模修繕の出来高確認とは?中間金・完了数量・検査・請求額の照合方法も参考にしてください。
ワンリニューアル式・共用廊下床区画・納まり管理台帳
建物、棟、階、廊下系統、工区、床区画、端末、材料、施工、検査、是正、完了を共通管理番号で接続します。
以下の番号は、行政、法令、材料メーカー、業界団体等が定めた公式番号ではなく、ワンリニューアル独自の管理番号です。
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| 管理対象 | 番号例 | 主な記録 |
|---|---|---|
| 廊下系統・工区 | COR-SYS-001/SEC-FLR-001 | 棟、階、施工区画、使用制限 |
| 床・玄関前区画 | ZON-FLR-001/ENT-FLR-001 | 面積、住戸、既存・新設仕上げ |
| 端末・継ぎ目 | EDG-FLR-001/JNT-FLR-001 | 位置、長さ、処理方法、検査 |
| 試験撤去・下地補修 | TST-RMV-001/SUB-RPR-001 | 撤去結果、劣化、補修数量 |
| 材料・ロット | MAT-FLR-001/LOT-FLR-001 | メーカー、製品、使用階、承認日 |
| 検査・是正 | INS-SUB-001/NCR-FLR-001 | 検査結果、指摘、是正、再検査 |
| 変更・請求 | CHG-FLR-001/QTY-BIL-001 | 増減数量、承認、請求額 |
| 保証・次回点検 | WRN-FLR-001/NXT-FLR-001 | 保証対象、期間、点検日 |
台帳には、既存床材、撤去範囲、ひび割れ、浮き、欠損、不陸、補修方法、材料ロット、割付、仮通路、歩行制限、検査結果、是正、計画数量、確定数量、完了数量、請求数量を登録します。
一式見積を床面・端末・玄関前へ分けた匿名事例
匿名事例では、当初の一式見積を基に現場を歩き、エレベーター前、廊下中央、玄関前、エキスパンション、側溝際、廊下端部の6地点を確認しました。
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| 確認地点 | 判明した内容 | 見積・施工への反映 |
|---|---|---|
| A:エレベーター前 | 廊下中央と既存床材が異なった | 撤去・材料区画を分離 |
| B:廊下中央 | 過去の部分補修跡があった | 試験撤去区画へ登録 |
| C:玄関前 | ドア下端の余裕が住戸ごとに異なった | 玄関前を箇所管理 |
| D:エキスパンション | 床面積へ一括計上されていた | 床材終端と別部材を区分 |
| E:側溝際 | 端末長さが未計上だった | 端末数量を追加 |
| F:廊下端部 | 一部が別工事の対象だった | 施工対象外として減額 |
試験撤去後は、旧接着剤の除去区画、下地補修が必要な区画と不要な区画を分離しました。材料ロットを階別に記録し、下地検査後に張付け工程へ移行しています。
最終的には、増加した端末数量と、減少した施工対象外区画を変更契約へ反映し、完了数量と請求数量を照合しました。築年数、戸数、材料、数量は説明用の事例であり、標準値ではありません。
マンション共用廊下の長尺シートでよくある質問
マンション共用廊下の長尺シートとは何ですか?
共用廊下などの床へ施工される床仕上げ材の一つです。床材だけでなく、下地、接着剤、継ぎ目、端末、周辺部材との納まりを確認します。
長尺シートと防水層は同じですか?
同じとは限りません。床仕上げ材の下に別の防水層がある場合があります。既存図面、過去工事資料、現地調査で層構成を確認します。
既存の長尺シートはすべて撤去しますか?
既存床の状態、採用工法、新設材料、下地条件によって異なります。全面撤去、部分撤去、既存床を残す区画を仕様書と現地調査で確認します。
床シートの見積は平方メートルだけ確認すればよいですか?
床面積だけでは不十分です。撤去、旧接着剤、下地補修、継ぎ目、端末、立上り、玄関前、側溝際、養生の数量も確認します。
下地補修数量は契約前に確定できますか?
既存床の下が見えない区画では、撤去後に確定する場合があります。見積数量、確定方法、増額・減額条件を契約前に確認します。
工事中も共用廊下を通れますか?
施工区画、材料、養生条件によって異なります。仮通路、時間分割、住戸別施工時間を工程表と居住者案内で確認します。
新しい床材で玄関ドアが開かなくなりますか?
必ず干渉するとは限りません。既存寸法、新設床材、接着剤、下地補修の厚みを確認し、施工前後にドアの開閉を確認します。
長尺シートの継ぎ目と端末は何が違いますか?
継ぎ目は床材同士が接する部分、端末は壁、柱、玄関枠、側溝などへ床材が接する終端部分です。数量と検査項目を分けます。
床シート施工後は何を検査しますか?
浮き、膨れ、しわ、継ぎ目、端末、段差、傷、汚れ、玄関開閉、施工数量を区画別に確認します。
追加費用はどのような場合に発生しますか?
撤去後に下地劣化、旧接着剤、補修範囲、端末などが当初想定より増えた場合です。減少した数量も含めて変更契約へ反映します。
まとめ
マンション共用廊下の長尺シート張替えは、既存床を剥がして新しい床材を貼るだけの工事ではありません。既存床仕上げ、接着剤、下地、補修、床材、継ぎ目、端末、玄関前、側溝際を分けて確認します。
床仕上げ材と防水層も同じものとは限りません。長尺シートを張り替えれば防水性能が必ず回復するとは考えず、既存図面、漏水履歴、防水層、側溝、ドレンを別に確認します。
見積数量は、床面積だけでなく、撤去面積、旧接着剤処理、下地補修、継ぎ目長さ、端末長さ、玄関前箇所、側溝際長さへ分けます。撤去後に補修数量が増えた場合だけでなく、補修不要や対象外による減額も変更契約へ反映してください。
施工中は、居住者の通行、玄関への出入り、車椅子、配送、緊急搬送を考慮し、区画と時間を分けて案内します。完成時の外観だけでなく、撤去後、下地補修後、張付け後に工程間検査を行い、完了数量と請求数量を照合することが重要です。
共用廊下の床工事を区画・数量・検査で確認する
共用廊下の長尺シート張替えを確認するときは、「床工事一式」の総額だけでなく、施工区画、既存床、撤去範囲、下地補修、継ぎ目、端末、玄関前、材料、検査、数量の増減を整理してください。
図面や見積書だけでは床面積と端末範囲がつながらない場合は、廊下を区画化し、現地採寸、試験撤去、施工記録、完了数量を同じ管理表へ登録することが重要です。
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