大規模修繕の材料検査とは?受入・ロット・使用量・出荷証明の確認方法

『大規模修繕の材料検査とは?受入・ロット・使用量・出荷証明の確認方法』
をご紹介させて頂きます!
大規模修繕では、塗料、防水材、シーリング材、接着剤、下地補修材など、複数の材料が現場へ搬入されます。工事前に製品を承認していても、実際に搬入された製品、規格、色、ロット、数量が承認内容と一致しているとは限りません。
管理組合や一棟オーナーは、材料承認書や出荷証明書を見るだけでなく、受入検査、保管、施工区画、材料使用量、残材、施工後検査までを関連付けて確認することが重要です。
大規模修繕の材料検査は、メーカー名や製品名を確認するだけではありません。
承認した製品と搬入材料が一致しているか、どのロットをどの区画へ何量使用したか、保管・施工・検査記録が残っているかを確認します。
ワンリニューアルでは、空き缶の本数だけで材料使用量を判断しません。材料承認番号、製品、ロット、搬入数量、使用区画、施工日、使用量、残材、検査、完成写真を共通番号で結び、「材料搬入・使用量追跡台帳」へ記録します。
目次
- 大規模修繕の材料検査とは
- 材料承認・受入検査・使用量確認の違い
- 材料受入検査で確認する製品・ロット・使用期限
- 材料承認書と搬入材料を照合する
- 出荷証明書で確認できること・できないこと
- 材料の保管場所・温度・開封日を確認する
- 施工面積と材料使用量を照合する
- 空き缶・空き容器検査だけでは判断しない
- 使用前後の容器重量を記録する方法
- 塗布量検査と膜厚検査を分ける
- 塗装・防水・シーリングで確認方法を変える
- 追加搬入・残材・未開封材料を記録する
- 承認材料と異なる製品が搬入された場合
- ワンリニューアル独自|8段階材料追跡
- ワンリニューアル独自|材料搬入・使用量追跡台帳
- 材料搬入・使用量追跡台帳の記入例
- 大規模修繕の材料検査でよくある質問
- まとめ|承認・搬入・使用区画・検査を一つにつなぐ
- 関連する記事
大規模修繕の材料検査とは
大規模修繕の材料検査とは、承認した製品と現場へ搬入された材料を照合し、製品名、規格、色、ロット、数量、使用期限、保管、使用区画、使用量を確認する工程です。
材料を承認したことと、承認した材料が現場で使用されたことは別に確認します。
※👉横にスクロールできます
| 確認段階 | 主な確認内容 | 主な記録 |
|---|---|---|
| 材料承認 | 使用予定の製品、規格、仕様、適用部位 | 材料承認願、仕様書、施工要領書 |
| 受入検査 | 搬入製品、ロット、数量、使用期限、容器状態 | 受入検査表、容器写真、納品書 |
| 使用量確認 | 施工面積、搬入量、残材、空き容器、使用区画 | 使用量表、工区図、施工写真 |
| 施工後検査 | 仕上がり、塗布状態、膜厚等の確認 | 検査記録、是正記録、完成写真 |
| 完成記録 | 出荷、搬入、使用、残材、検査の履歴 | 完成図書、材料台帳 |
材料承認・受入検査・使用量確認の違い
材料承認と材料受入検査を分けます。材料承認は工事前の製品選定、受入検査は現場へ届いた現物の確認、使用量確認は施工区画と材料消費の確認です。
※👉横にスクロールできます
| 区分 | 確認する時期 | 確認する対象 | 判断上の注意 |
|---|---|---|---|
| 材料承認 | 発注・搬入前 | 製品資料、規格、施工仕様 | 現物の搬入を示すものではない |
| 受入検査 | 現場搬入時 | 容器、ラベル、数量、ロット | 実際の使用区画までは分からない |
| 保管確認 | 搬入後から使用前 | 保管場所、温度、開封、使用期限 | 施工要領に応じて管理する |
| 使用量確認 | 施工中・施工後 | 施工面積、使用量、残材、空き容器 | 複数資料を組み合わせる |
| 施工後検査 | 各工程後 | 塗布状態、膜厚、仕上がり | 材料・工法に応じて方法を変える |
色、製品、試験施工を決める段階と、搬入後の材料検査は役割が異なります。材料承認時に確定した製品情報を、受入検査の照合基準として使用します。
材料受入検査で確認する製品・ロット・使用期限
受入検査では、容器ラベル、納品書、材料承認書を照合します。製品名・規格・色・ロットを確認し、使用期限・保管条件を確認します。
※👉横にスクロールできます
| 確認区分 | 主な確認項目 |
|---|---|
| 製品情報 | 製品名、メーカー、規格、材料区分、色番号、つや、容量 |
| 製造情報 | 製造番号、ロット番号、製造日、使用期限、有効期限 |
| 搬入情報 | 搬入日、搬入数量、容器数、納品書番号、搬入確認者 |
| 容器状態 | 破損、漏れ、変形、開封、表示の判読性 |
| 材料状態 | 分離、変質、硬化、異物混入の有無 |
| 保管条件 | 温度、直射日光、雨水、火気、施錠、他材料との区分 |
ロット番号は製造単位を確認し、どの材料をどの施工区画へ使用したかを追跡するために記録します。ロットが異なることだけで材料の不良を判断せず、メーカー資料や施工要領を確認します。
材料承認書と搬入材料を照合する
承認製品と搬入製品を照合します。メーカーが同じでも、製品・規格・用途が異なれば承認材料と同じとは限りません。
※👉横にスクロールできます
| 承認内容 | 搬入時に確認する資料・表示 |
|---|---|
| 製品名 | 容器ラベル、納品書、出荷資料 |
| メーカー | 容器ラベル、製品資料 |
| 規格・材料区分 | ラベル、製品仕様書 |
| 色番号・つや | 容器表示、調色表示、色彩承認書 |
| 容量 | 容器表示、納品数量 |
| 使用部位 | 工区別材料計画、施工図 |
| 予定数量 | 使用予定数量表、搬入数量 |
| 施工仕様 | 施工要領書、工事仕様書 |
| 承認番号 | 材料承認願、受入検査記録 |
搬入時に承認内容と異なる製品が確認された場合は、使用を保留し、相違内容、変更理由、仕様、保証、工程、金額差を確認します。
出荷証明書で確認できること・できないこと
出荷証明書だけで施工品質を判断しません。出荷証明書は材料調達の確認資料ですが、施工品質や使用量を単独で証明する資料ではありません。
※👉横にスクロールできます
| 出荷証明書で主に確認すること | 出荷証明書だけでは確認できないこと |
|---|---|
| 製品名・メーカー | 対象建物へ全量が搬入されたか |
| 出荷日 | どの施工区画へ使用されたか |
| 出荷数量 | 施工要領どおりに施工されたか |
| 出荷元・納入先 | 必要な材料量が対象面へ使用されたか |
| 必要に応じたロット情報 | 未使用材料や残材がどう扱われたか |
| 材料調達の履歴 | 施工後の仕上がりや不具合の有無 |
安全データシートは、化学物質の危険性、取扱い、保管、応急措置等を確認する資料です。製品性能や施工結果を示す資料とは分けて扱います。
材料の保管場所・温度・開封日を確認する
承認製品が搬入されても、保管条件が施工要領と合っていなければ、そのまま使用できるとは限りません。保管場所と材料の状態を記録します。
※👉横にスクロールできます
| 保管項目 | 確認する内容 | 記録する内容 |
|---|---|---|
| 保管場所 | 屋内外、床面、雨水、直射日光 | 保管場所番号、写真 |
| 温度・火気 | 製品資料に示された保管条件 | 確認日、確認者 |
| 施錠・転倒 | 第三者の接触、転倒、容器破損 | 施錠方法、養生方法 |
| 使用期限 | 製造日、使用期限、先入れ先出し | 使用予定日、使用順序 |
| 開封済み材料 | 開封日、残量、再使用条件 | 容器番号、開封者 |
| 材料区分 | 主剤、硬化剤、プライマー、希釈材 | 組み合わせ、保管区画 |
| 廃材との区分 | 未使用材、残材、空き容器、廃棄物 | 移動日、廃棄日 |
保管開始日、開封日、使用開始日、残量、廃棄日を記録し、材料承認番号と結びます。
施工面積と材料使用量を照合する
施工面積と材料使用量を照合します。搬入数量から残材を差し引いただけで、すべてが対象面へ適切に使用されたとは判断しません。
※👉横にスクロールできます
| 使用量確認資料 | 確認する内容 |
|---|---|
| 施工対象面積 | 棟、面、区画、工事項目ごとの施工面積 |
| メーカー標準使用量 | 製品仕様書、施工要領書に示された範囲 |
| 工事仕様 | 工程数、塗布量、厚さ、混合比 |
| 搬入数量 | 当初搬入、追加搬入、容器容量 |
| 残材 | 未開封材料、開封済み残量 |
| 空き容器 | 容器数、製品、容量、施工時期 |
| 転用・持ち出し | 他区画への使用、現場外への移動 |
| 施工写真 | 使用製品、施工工程、対象区画 |
| 施工後検査 | 塗布状態、膜厚、仕上がり、是正 |
予定使用量と実際の使用量に差がある場合は、施工面積の変更、追加補修、材料ロス、残材、他区画への転用等を確認します。
空き缶・空き容器検査だけでは判断しない
空き缶の本数だけで使用量を判断しません。空き缶検査は使用量確認の一つの資料であり、単独で施工状態を確定するものではありません。
※👉横にスクロールできます
| 空き容器から確認できること | 単独では確認できないこと |
|---|---|
| 使用した可能性がある容器数 | 対象面へ使用した正確な量 |
| 製品名・容量 | 容器内に残った材料量 |
| おおよその施工時期 | 他区画へ使用した材料量 |
| 工区別の使用状況 | 廃棄・持ち出しの有無 |
| 追加搬入の有無 | 希釈材の使用状況 |
| 容器ラベル・ロット | 仕様書どおりの塗膜状態 |
空き容器を撮影する場合は、製品名、容量、ロット、容器番号が確認できるようにし、施工区画と撮影日を記録します。
使用前後の容器重量を記録する方法
材料や現場条件に応じて、容器の使用前後の重量から使用量を確認する方法があります。すべての材料へ同じ方法を適用せず、材料の性質と施工計画に応じて決めます。
※👉横にスクロールできます
| 記録項目 | 確認上の注意 |
|---|---|
| 容器番号 | 材料承認番号、ロットと結び付ける |
| 製品名・容量 | 容器容量と内容物重量を混同しない |
| 使用前重量 | 未開封・開封済みの状態を記録する |
| 使用後重量 | 容器内の残量を含めて計測する |
| 使用区画 | 複数区画へ使用した場合は配分を記録する |
| 施工日・施工者 | 工程表、施工写真と照合する |
| 計測者・機器 | 計測日、機器、写真番号を残す |
主剤と硬化剤を混合する材料は、それぞれの数量と混合比を確認します。希釈材を使用する場合は、主材料と分けて記録します。
塗布量検査と膜厚検査を分ける
塗布量検査と膜厚検査を分けます。塗布量検査は施工面積と材料使用量を照合する方法、膜厚検査は施工後の膜の厚さを対応する方法や機器で確認するものです。
※👉横にスクロールできます
| 検査区分 | 主な確認方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| 塗布量検査 | 施工面積、搬入量、残材、空き容器等を照合 | 施工の均一性までは単独で判断できない |
| 膜厚検査 | 対応する測定方法・機器等で膜厚を確認 | 材料、下地、模様により方法が異なる |
| 外観検査 | むら、透け、たれ、塗り残し、仕上がり | 照明や確認距離も記録する |
| 工程間検査 | 下地、下塗り、中塗り等を各工程で確認 | 次工程後に見えなくなる箇所を確認する |
使用量が計画どおりでも、施工状態が適切とは限りません。使用量と施工後検査を組み合わせます。測定を行う場合は、測定点、方法、機器、日付、測定者を記録します。
塗装・防水・シーリングで確認方法を変える
工種・材料に応じて確認方法を変えます。すべての材料を空き缶数や膜厚だけで管理することはできません。
※👉横にスクロールできます
| 工種 | 主な対象材料 | 主な確認方法 |
|---|---|---|
| 外壁塗装 | 下塗り、中塗り、上塗り、模様材 | 施工面積、工程別使用量、容器数、外観 |
| ウレタン塗膜防水 | プライマー、主剤、硬化剤、トップコート | 混合比、工程別使用量、端部、塗膜状態 |
| シート防水 | シート、接着剤、端部処理材 | 製品・ロット、使用面積、継ぎ目、端部 |
| シーリング | シーリング材、プライマー、バックアップ材 | 本数、施工長さ、目地寸法、充填状態 |
| 下地補修 | 注入材、補修モルタル、防錆材 | 使用区画、注入口数、使用量、施工写真 |
| 床・長尺シート | 床材、接着剤、下地調整材 | 製品ロット、施工面積、接着状態、端部 |
シーリング材やプライマーは、シーリング材・プライマー・施工仕様の確認、タイル補修材や接着剤は、タイル補修材・接着剤・補修数量の確認も参照してください。
追加搬入・残材・未開封材料を記録する
追加搬入と追加工事費を分けます。材料不足や補修数量増加によって追加搬入があっても、追加費用が発生するかは契約数量、単価、工事範囲によって異なります。
※👉横にスクロールできます
| 管理区分 | 確認する内容 |
|---|---|
| 追加搬入 | 理由、対象工区、数量、発注日、搬入日、ロット |
| 費用への影響 | 契約数量、実数清算、追加工事との関係 |
| 工程への影響 | 材料納期、施工日、足場存置 |
| 未開封材料 | 数量、使用期限、保管継続、所有権 |
| 開封済み残材 | 残量、再使用条件、廃棄方法 |
| 他区画への転用 | 転用先、数量、施工日、承認 |
| 持ち出し・廃棄 | 持ち出し先、廃棄日、処分方法、記録 |
| 補修用材料 | 発注者への引渡し、保管場所、使用期限 |
残材・未開封材料の扱いを確認します。残材の所有や処分は契約条件により異なるため、管理組合の所有物や施工会社の所有物と一律に判断しません。
材料供給や代替材料は、大規模修繕とナフサ・材料価格・供給状況の関係、追加費用は、追加材料・追加工事・実数清算の承認方法をご確認ください。
承認材料と異なる製品が搬入された場合
搬入時に承認内容と異なる製品が確認された場合は、現場担当者だけの判断で使用せず、相違内容を記録して確認します。
同じメーカーであっても製品、規格、用途が異なる場合は、承認材料との差を確認します。技術確認、発注者承認、変更契約の要否を分けて記録します。
材料や施工に不具合が見つかった場合は、材料・施工に不具合が見つかった場合の是正手順も参照してください。
ワンリニューアル独自|8段階材料追跡
材料の搬入確認を、納品書への押印だけで終わらせません。承認、出荷、受入、保管、使用、検査、残材、完成記録の8段階で追跡します。
※👉横にスクロールできます
| 段階 | 主な確認内容 | 完了条件 |
|---|---|---|
| 材料・仕様承認 | 製品、規格、用途、施工方法 | 材料承認番号を発行 |
| 発注・出荷確認 | 発注日、出荷日、数量、納入先 | 出荷資料を保存 |
| 現場受入検査 | 製品、ロット、数量、容器状態 | 承認内容と照合 |
| 保管・開封管理 | 保管場所、期限、開封日、残量 | 保管記録を更新 |
| 工区別使用量 | 施工面積、使用量、施工区画 | 使用区画番号と連携 |
| 施工後検査 | 外観、塗布状態、膜厚等 | 指摘・是正を確認 |
| 残材・追加搬入 | 残量、転用、廃棄、費用への影響 | 最終数量を確定 |
| 完成図書 | 承認、出荷、搬入、使用、検査記録 | 次回補修へ引き継ぐ |
承認材料から使用区画・検査まで整理します
材料承認願、納品書、出荷証明書、容器写真、使用量表、工区図、検査記録から、承認製品、搬入ロット、施工区画、残材を整理します。
出荷証明書や空き容器だけで判断せず、材料・工法に応じた確認方法を検討します。材料検査による工事結果を保証するものではありません。
ワンリニューアル独自|材料搬入・使用量追跡台帳
材料承認番号例:MA-PT-001
MAは材料承認、PTは塗料、001は第1製品を示します。
搬入番号:IN-MA001-03
使用区画番号:US-B01-E03-02
※👉横にスクロールできます
| 台帳区分 | 主な管理項目 |
|---|---|
| 建物・工区 | 案件、棟、面、区画、工事項目、使用部位 |
| 承認製品 | 材料承認番号、製品名、メーカー、規格、色番号 |
| 予定使用量 | 施工面積、標準使用量、工程数、予定数量 |
| 発注・出荷 | 発注日、出荷日、出荷証明書番号、出荷数量 |
| 搬入 | 搬入番号、搬入日、数量、容器数、ロット |
| 保管 | 使用期限、容器状態、保管場所、開封日 |
| 使用 | 施工日、施工者、施工区画、使用前後重量 |
| 数量確認 | 空き容器、未開封材料、残材、追加搬入 |
| 検査 | 塗布量、膜厚等の測定、指摘、是正、再検査 |
| 完成記録 | 材料写真、納品書、出荷証明、完成図書反映 |
材料の製品名や空き缶数だけを記録しません。承認製品、搬入ロット、保管、使用区画、使用量、残材、施工後検査を共通番号で結びます。
材料搬入・使用量追跡台帳の記入例
以下は管理方法を示す想定例です。実在する建物、製品、工事実績、測定値を示すものではありません。
第1棟東面の外壁塗装について、材料承認番号「MA-PT-001」の下塗り材、中塗り材、上塗り材を使用するとします。
第3回搬入時に、容器ラベルと材料承認書を照合し、製品名、規格、色、容量、ロット、使用期限、搬入数量を記録します。異なるロットが含まれる場合は、使用区画と施工日を分けて記録します。
施工時は、東面第3区画に使用した容器番号、使用前後重量、施工面積、施工者、施工日を使用区画番号「US-B01-E03-02」へ結びます。空き容器、未開封材料、開封済み残材も合わせて確認します。
追加搬入があった場合は理由と対象区画を記録し、追加工事費との関係を契約内容から確認します。施工後は外観、工程間検査、対応する膜厚等の確認結果を保存し、材料承認願、納品書、出荷証明書、容器写真、使用量表とともに完成図書へ収録します。
大規模修繕の材料検査でよくある質問
大規模修繕の材料検査とは何ですか
承認した製品と搬入材料を照合し、製品名、規格、ロット、数量、使用期限、保管、使用区画、使用量を確認する工程です。
出荷証明書があれば材料検査は十分ですか
出荷製品や数量を確認する資料ですが、対象建物への搬入、使用区画、施工方法、使用量を単独で示すものではありません。
納品書と出荷証明書は同じですか
記載内容や発行者が異なる場合があります。それぞれの製品、数量、出荷元、納入先、日付を確認します。
ロット番号はなぜ記録しますか
製造単位、使用区画、追加搬入分を追跡し、色や仕上がりの差、不具合発生時の対象範囲を確認するためです。
異なるロットが搬入されたら不良ですか
ロットが異なることだけでは判断できません。製品資料、メーカー見解、色・模様への影響、使用区画を確認します。
空き缶の数で塗布量を確認できますか
使用量確認の一つの資料になりますが、残材、未開封材料、他区画への使用、施工面積等も合わせて確認します。
材料を多く使っていればよいですか
使用量だけでは判断できません。仕様書、施工面積、工程数、施工状態、仕上がりを確認します。
塗布量検査と膜厚検査は同じですか
異なります。塗布量検査は面積と使用量を照合し、膜厚検査は施工後の膜の厚さを対応する方法で確認します。
すべての材料で膜厚を測定しますか
材料・工法によって確認方法が異なります。仕様書やメーカー施工要領に基づいて検討します。
開封済み材料を翌日も使用できますか
製品、保管状態、可使時間等によって異なります。施工要領とメーカー資料を確認します。
追加搬入があると追加費用も発生しますか
同じではありません。契約数量、単価、工事範囲、実数清算条件を確認します。
残材は管理組合が受け取れますか
所有権、使用期限、保管方法、引渡し条件を契約から確認します。
承認材料と違う製品が届いたらどうしますか
使用を保留し、相違内容、変更理由、仕様、保証、費用、工程を確認して必要な承認を行います。
材料写真は完成図書へ入れますか
承認書、納品書、出荷証明書、ロット写真、使用量表、検査記録と関連付けて保存します。
まとめ|承認・搬入・使用区画・検査を一つにつなぐ
- 材料承認と材料受入検査を分ける
- 承認製品と搬入製品を照合する
- 製品名、規格、色、ロットを確認する
- 使用期限と保管条件を確認する
- 出荷証明書だけで施工状態を判断しない
- 安全データシートと製品仕様書を分ける
- 施工面積と材料使用量を照合する
- 空き缶の本数だけで使用量を判断しない
- 必要に応じて使用前後の重量を記録する
- 塗布量検査と膜厚検査を分ける
- 工種・材料に応じて確認方法を変える
- 追加搬入と追加工事費を分ける
- 残材・未開封材料の扱いを確認する
- 材料と施工区画を共通番号で管理する
- 材料情報と検査記録を完成図書へ残す
大規模修繕の材料を、製品名・出荷証明書・空き缶数だけで管理しません。
承認、出荷、搬入、保管、使用区画、使用量、残材、検査、完成記録を共通番号で結び、管理組合やオーナーが材料の流れを追跡できる状態を作ります。
施工後の確認は、足場解体前検査・竣工検査で仕上がりを確認する方法、完成記録は、材料承認書・出荷証明書・写真を完成図書へ残す方法も参照してください。
関連する記事
材料承認から施工後検査まで記録をつなげます
現在ある材料承認願、製品仕様書、納品書、出荷証明書、受入記録、使用量表、施工写真から、承認製品、搬入ロット、使用区画、残材、検査記録を整理します。
材料の製品名や空き容器数だけで判断せず、施工面積、材料使用量、工種別検査、完成図書まで関連付けます。材料検査による施工結果や耐久性を保証するものではありません。
町田市相模原市の大規模修繕専門店ワンリニューアルでは、
大規模修繕の悩むオーナー様の不安・疑問を専門ショールームで解説しております。
「大規模修繕の費用を抑えたい」と考えられるオーナー様はぜひ一度お問い合わせください!
さらに大規模修繕について知りたい方は
無料資料をご覧ください!
ワンリニューアルは建物診断を無料で行っています。
無料建物診断はこちらから






