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大規模修繕の修繕履歴とは?完成図書・写真・保証書を残す方法

工程・品質・検査 2026.07.22 (Wed) 更新

大規模修繕の修繕履歴とは?完成図書・写真・保証書を残す方法

 

今回は

『大規模修繕の修繕履歴とは?完成図書・写真・保証書を残す方法』

をご紹介させて頂きます!

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大規模修繕が完了すると、施工会社から契約資料、図面、数量表、材料承認書、工事写真、検査記録、保証書など、多くの書類が提出されます。

ただし、資料の量が多くても、必要な施工位置や確定数量へ到達できなければ、1年点検や次回の大規模修繕で使いにくくなります。

工事概要と費用だけの一覧では、外壁のどこを補修したのか、契約数量から何が増減したのか、どの材料を使用したのかまでは分かりません。写真も撮影日や通し番号だけでは、撮影場所を特定できない場合があります。

足場解体後は、外壁上部、サッシ外周、庇、笠木、塔屋などへ同じ条件で近接しにくくなります。そのため、工事中から共通位置番号と提出資料の構成を決めておくことが重要です。

最初に確認する結論

大規模修繕の修繕履歴は、工事名・実施年・費用を一覧にしただけの記録ではありません。どの部位を、どの範囲・数量・仕様で施工し、何を検査・是正し、どの保証が残っているかを、図面・写真・数量表・保証書へつなげて保管します。

修繕履歴は工事名・費用だけの一覧ではありません。

ワンリニューアルでは、完成図書を分厚いファイルやPDF一式として引き渡すだけでは不十分と考えます。建物面、階、足場区画、工種、施工位置を共通番号でつなぎ、次回調査時に必要な記録へ短時間で到達できる状態を目指します。

修繕履歴に関する公的な参考情報

国土交通省の管理計画認定制度では、修繕等の履歴情報の保管が確認項目として示されています。また、住宅履歴情報は、建築時の資料に加え、建築後の点検、修繕、リフォーム等の記録を保存・蓄積する考え方として整理されています。

国土交通省「管理計画認定制度」

国土交通省「住宅履歴情報とは」

 

大規模修繕の修繕履歴とは

工事概要だけでなく施工結果を残す

修繕履歴には、工事名、期間、施工会社、契約金額だけでなく、実際の施工範囲、確定数量、採用工法、材料、検査結果、対象外範囲を残します。

図面・数量・写真・検査を関連付ける

立面図の位置番号から、工事写真、数量変更、検査票、是正票へ移動できるようにします。資料を個別に保管するだけでなく、相互に検索できる索引を作ります。

保証・点検・次回修繕へ使用する

保証対応や1年点検では、工事後の現況と、足場解体前の写真、施工位置、是正履歴を照合します。次回修繕では、過去の確定数量や対象外範囲を事前調査の資料として使用します。

管理組合が継続して更新する

施工会社から受け取った完成図書で終了せず、点検、部分補修、保証対応、設備更新等の記録を追加します。

 

修繕履歴・完成図書・竣工図書の違い

完成図書と竣工図書は近い意味で使われる場合がありますが、契約や施工会社によって名称と内容が異なります。名称だけで判断せず、契約書・提出書類一覧に記載された内容を確認します。

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用語主な内容確認すること
修繕履歴点検、補修、修繕、改修の時期・部位・数量・材料・保証等を蓄積した記録完成図書以降の点検・部分補修も更新する
完成図書工事完了時に施工会社等から提出される資料一式契約時に提出内容と形式を定める
竣工図書完成図書と近い意味で使用される資料一式呼称ではなく収録内容を確認する
完成図・竣工図実際の施工結果や変更内容を反映した図面契約図からの変更が反映されているか確認する

 

ワンリニューアル独自|修繕履歴を3階層に分ける

第1階層:概要台帳 工事期間、施工会社、契約金額、最終精算金額、主要工種、引渡し日、保証開始日等を一覧にします。
第2階層:工種・位置別台帳 外壁、タイル、シーリング、防水、鉄部、建具、設備等を建物面・階・位置番号ごとに整理します。
第3階層:根拠資料 契約書、仕様書、図面、数量表、材料承認書、写真、検査、是正、保証書を保管します。

概要台帳だけで工事内容を判断せず、第2階層の位置別情報と第3階層の根拠資料へ移動できる構成にします。

 

修繕履歴に最低限残したい情報

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分類主な記録項目使用目的
工事概要工事名、期間、引渡し日、施工会社、設計・監理者、現場代理人、契約方式工事全体と責任区分の把握
費用契約金額、変更金額、最終精算金額長期修繕計画と次回予算の検討
工事項目仮設足場、下地、タイル、シーリング、塗装、防水、鉄部、建具、設備工種別履歴への入口
施工結果施工範囲、契約数量、変更数量、確定数量、工法、材料、色、対象外次回調査・補修の基礎資料
検査・保証検査日、検査者、指摘、是正、再確認、保証対象、点検予定点検と不具合申告時の照合

 

完成図書・竣工図書に含めたい資料

完成図書の提出内容を契約前に確認します。工事完了後に初めて提出物を確認する状態にしないよう、契約書や工事仕様書へ提出書類一覧を入れます。

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分類主な資料次回の使用目的
契約契約書、見積書、仕様書、変更契約書契約範囲・単価・責任区分の確認
図面立面図、平面図、施工図、完成図、位置図施工位置・変更範囲の確認
数量契約数量、変更数量、確定数量、精算表実績数量と費用の確認
材料材料承認書、製品名、色番号、仕様書補修・再施工時の既存仕様確認
施工施工計画書、工程表、施工要領書採用工法・施工手順の確認
写真施工前、施工中、隠蔽前、完了、是正前後施工状況と高所部の確認
検査自主検査、施工管理検査、監理検査、是正票品質確認と指摘経緯の照合
保証・点検工事保証、メーカー保証、点検予定、申告窓口保証対応と1年点検
合意記録総会・理事会議事録、数量変更承認、見本承認変更・判断経緯の確認

大規模修繕の準備から引渡しまでの全工程も参照してください。

 

完成図書の内容を契約前に決める

提出書類一覧 書類名、提出者、提出時期、原本・写し、紙・データの別を定めます。
ファイル形式 図面、写真、数量表、台帳を閲覧・更新できる形式で受け取ります。
写真の分類 建物面、階、工種、位置番号、工程、検査・是正で分類します。
完成図の範囲 契約図から変更した位置、施工範囲、対象外範囲を反映します。
実施工数量表 契約数量と確定数量を分け、増減理由と位置を残します。
保証書 発行者、対象部位、開始日、申告窓口、対象外を確認します。

紙の完成図書だけでなく、検索可能な索引、図面データ、写真フォルダ、数量表も提出対象にします。

 

契約数量・変更数量・確定数量を分ける

契約数量と確定数量を分けます。足場設置後の調査や施工中の下地確認によって、数量が増加・減少した場合や、工法が変更された場合は理由を残します。

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工事項目単位契約数量増加減少確定数量変更理由
タイル張り替え想定値調査後追加補修対象外施工実績足場上調査・撤去後確認
シーリングm図面数量未記載目地対象外変更施工延長目地種類・施工方法変更
下地補修㎡・箇所想定値撤去後判明健全部実施工量下地状態・工法変更

数量変更資料は合計だけでなく、建物面、階、工種、位置番号へ対応させます。承認方法は、足場設置後の実数清算・数量変更を確認する方法も確認してください。

 

材料・製品情報を残す

材料は、メーカー名や製品名だけでなく、施工部位、色番号、仕上げ、プライマー・副資材、採用仕様を関連付けます。

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記録項目主な内容次回の確認
メーカー・製品メーカー、製品名、材料系統既存仕様と現行製品を照合
色・仕上げ色番号、艶、模様、見本承認部分補修時の見え方を確認
使用部位建物面、階、区画、位置番号どこへ使用したか特定
副資材プライマー、下地材、接着材等材料の組み合わせを確認
施工仕様施工方法、塗布量、工程、養生等当時の採用条件を確認

次回補修で同じ材料を使用する前提にはせず、既存仕様を確認する資料として保管します。

 

工事写真を撮影日だけで整理しない

工事写真を位置図へ対応させます。撮影日や通し番号だけでなく、建物面、階、工種、位置番号、工程をファイル名と写真台帳へ入れます。

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分類軸記録例ファイル名例
外壁タイル南面・5階・T0142・撤去後南面_05階_T0142_タイル撤去後_20260715.jpg
シーリング東面・3階・SASH003・プライマー東面_03階_SASH003_プライマー_20260716.jpg
屋上防水屋上西側・W02・端部完了検査屋上_W02_防水端部_完了検査_20260718.jpg
是正北面・7階・指摘C021・是正後北面_07階_C021_是正後_20260720.jpg

端末が付けた名称、撮影日だけの名称、連番だけの名称は避け、写真を見なくても場所と工程を判断できる形にします。

 

仮設足場解体前に残したい記録

足場解体前の高所記録を残します。通常の完成写真とは別に、高所部専用のフォルダと索引を作成します。

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対象残す記録次回の使用目的
外壁上部・塔屋完成状態、補修位置、対象外範囲次回近接調査との照合
タイル・下地補修位置図、工法、確定数量、是正後1年点検・次回打診
シーリング目地番号、材料、施工範囲、検査保証対象と既存目地の区分
サッシ・建具周り外周目地、水切り、排水、取り合い漏水・建具改修時の確認
庇・笠木・設備周り端部、固定部、貫通部、施工不能箇所部分補修・設備更新
残工事・是正指摘番号、期限、是正前後、再確認者引渡し条件の確認

足場解体前に確認したい高所部・残工事・是正も参照してください。

 

ワンリニューアル独自|足場区画と完成図書をつなぐ

仮設足場は工事完了後に撤去されるため、足場上で確認できた情報は、そのままでは残りません。足場の面、階、通りを建物の修繕履歴番号へ変換し、足場がなくなった後でも同じ位置を特定できる形で保存します。

立面図建物面・階・部位を表示
足場区画面・段・通りを共通化
実施工数量工種・位置番号別に記録
工事写真施工前・中・後を連携
検査・是正指摘番号から再確認へ接続
保証・点検保証対象と1年点検へ引継ぎ

建物面・階・工種・位置番号を共通化します。例えば、外壁タイルを「南面-05階-足場03通り-T0142」、屋上防水を「屋上-西側-防水区画W02」と管理します。

足場計画と本体工事・検査・是正を照合する方法も確認してください。

完成図書を検索できる修繕履歴へ整理します

工事請負契約書、仕様書、提出書類一覧、立面図、足場計画図、数量表、工事写真、検査・是正記録、保証書を確認します。

施工位置、確定数量、写真、検査、保証を共通番号でつなぎ、足場解体前記録と1年点検資料を整理します。

 

検査・是正記録と保証書を施工部位へ対応させる

検査・是正記録を同じ番号で管理します。検査票と是正票を別々に保存するだけでなく、指摘番号から是正後写真と再確認結果へ移動できる索引を作ります。

保証書を施工部位へ対応させます。保証期間の一覧だけでなく、どの面・階・区画が対象か、既存未施工部分はどう扱うかを確認します。

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管理項目記録する内容位置との対応次の確認
自主・施工管理検査検査日、検査者、検査結果面・階・位置番号指摘事項の有無
指摘・是正指摘番号、内容、期限、是正方法位置図・是正前後写真再確認者・完了日
工事保証工種、対象部位、開始日、終了日施工済み位置へ対応申告窓口・免責
メーカー保証製品、発行者、対象条件使用部位・材料台帳点検・申告条件
対象外既存未施工部、経過観察部、他工種対象外位置図次回確認時期

大規模修繕の工事保証・メーカー保証の確認も参照してください。

 

1年点検・長期修繕計画へ引き継ぐ

1年点検・次回修繕へ引き継ぎます。1年点検では、完成時の外観だけでなく、足場解体前写真、完成図、実施工数量、是正履歴、保証対象、経過観察箇所を照合します。

  • 足場解体前写真と現在の状態を照合できる
  • 完成図・補修位置図から対象場所を特定できる
  • 確定数量と施工方法を確認できる
  • 是正履歴と保証対象を確認できる
  • 経過観察箇所と対象外範囲を確認できる
  • 住民・管理員からの申告を位置番号へ追加できる

長期修繕計画には、実際の工事時期、施工範囲、確定数量、材料・工法、最終工事費、見送った項目、経過観察箇所、保証・点検時期を反映します。

大規模修繕の1年点検と足場解体前記録の照合2回目大規模修繕で長期修繕計画を見直す方法も確認してください。

 

修繕履歴を紙とデータで保管する

紙とデータにはそれぞれ適した資料があります。どちらか一方だけに統一せず、原本性、検索性、更新性を踏まえて保管方法を決めます。

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比較項目紙で保管データで保管
主な資料契約書原本、押印書類、保証書原本、議事録、主要図面写真、完成図、数量表、材料一覧、検査・是正、検索用台帳
確認しやすさ原本・押印・製本状態を確認しやすい位置番号・工種・日付で検索しやすい
更新追補資料の差し込みと索引更新が必要版管理と更新担当者の記録が必要
保管上の確認保管場所、鍵、閲覧記録、劣化・紛失バックアップ、閲覧権限、ファイル形式

個人情報、鍵、防犯設備、住戸内写真等は、一般の修繕資料と分けて閲覧権限を設定します。

 

ファイル名・フォルダ構成を統一する

フォルダ構成例

  1. 契約・総会資料
  2. 図面・仕様書
  3. 数量・精算
  4. 材料・製品
  5. 工程
  6. 工事写真
  7. 検査・是正
  8. 保証
  9. 足場解体前記録
  10. 1年点検
  11. 長期修繕計画反映
  12. 修繕履歴索引

ファイル名は「工事年_建物面_階_工種_位置番号_工程_日付」を基本とし、担当者ごとに異なる付け方をしないよう統一します。

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管理項目ルール例確認事項
ファイル名2026_南面_05階_タイル_T0142_撤去後_0715位置と工程を判別できるか
版管理初版、承認版、完成版、更新日を区分旧版を誤使用しないか
保管場所原本、管理組合データ、バックアップを区分所在と管理者を記録
更新履歴更新日、更新者、変更内容を台帳へ記録点検・部分補修が反映されているか

 

資料が不足している場合の確認手順

  1. 現在ある紙資料とデータを一覧化する
  2. 管理会社の保管資料を確認する
  3. 施工会社・設計者へ提出済み資料を確認する
  4. 理事会・修繕委員会の保管資料を確認する
  5. 紙資料とデータを照合する
  6. 不足資料と不足項目を一覧化する
  7. 議事録、請求書、写真等で代替できる範囲を確認する
  8. 現地調査で現在の状態を確認する
  9. 不明事項は未確認として残します
  10. 工法、材料、数量を推測で補わない

資料が存在しない場合は、「不明」「未確認」「資料に基づく推定」を区別します。推定情報を確定記録と同じ欄へ入力しないようにします。

中古一棟マンションで過去の修繕履歴を確認する方法も参考にしてください。

 

管理会社・理事会が変わる場合の引継ぎ

管理会社・理事会変更時に索引ごと引き継ぎます。「完成図書一式を渡した」という受領確認だけでなく、原本とデータの所在、不足資料、保証対応中の事項、点検予定を共有します。

  • 引継ぎ資料一覧と完成図書索引
  • 原本・データ・バックアップの保管場所
  • 保証対応中の事項と申告窓口
  • 未完了・経過観察・対象外の位置
  • 1年点検その他の点検予定
  • 施工会社・メーカー等の連絡先
  • 長期修繕計画へ未反映の事項
  • 閲覧権限・パスワードの管理者

 

ワンリニューアル独自|修繕履歴索引

完成図書を保管するだけでなく、次回調査で必要な位置、数量、工法、写真、保証へ、一つの索引から到達できる状態を修繕履歴と考えます。

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位置・工種数量・工法資料への接続検査・保証点検・管理
南面-05階-足場03通り-T0142
タイル補修
契約数量・確定数量
張り替え・下地補修
位置図、施工前、撤去後、下地、完成写真検査番号、是正番号、保証対象1年点検結果、次回確認時期、更新日
東面-03階-SASH003
シーリング
想定延長・実施工延長
打ち替え・増し打ち区分
目地図、材料承認書、工程写真検査結果、保証番号、対象外目地経過観察、保管場所、更新担当
屋上-西側-W02
防水
施工面積・端部数量
採用防水仕様
完成図、材料一覧、端部写真完了検査、是正、メーカー保証点検予定、次回候補、関連議事録

上表は修繕履歴索引の記入例であり、実在する建物の数量や施工結果を示すものではありません。実案件では契約書、完成図書、現地状態を照合し、不明な情報を推測で補いません。

 

大規模修繕の修繕履歴に関するよくある質問

修繕履歴には何を記録しますか

工事概要、施工位置、契約数量、確定数量、工法、材料、写真、検査、是正、保証、点検記録を関連付けます。

完成図書と竣工図書は違いますか

近い意味で使用される場合がありますが、契約や施工会社によって名称と内容が異なります。提出書類一覧を確認します。

工事写真はすべて保管しますか

契約上の提出範囲、検査計画、個人情報等を確認します。枚数だけでなく、位置と工程を特定できる分類が重要です。

紙とデータのどちらで保管しますか

原本性が必要な資料は紙、検索・更新する資料はデータが適する場合があります。管理規約や文書管理ルールも確認します。

実施工数量は必要ですか

次回の見積、長期修繕計画、保証対象を確認する基礎資料になります。契約数量、変更数量、確定数量を分けます。

足場解体前写真はなぜ必要ですか

足場解体後に近接しにくい外壁上部、サッシ外周、庇、笠木等の施工状態を、1年点検や次回調査で照合するためです。

保証書は何年保管しますか

保証期間、契約、管理規約、文書保管規程等を確認します。保証終了後も工事履歴の根拠資料として保管を検討します。

管理会社が変わる場合は何を渡しますか

完成図書索引、原本・データの所在、保証対応、経過観察、点検予定、施工会社等の連絡先を引き継ぎます。

過去の完成図書がない場合はどうしますか

管理会社、施工会社、理事会等の資料を確認し、不足内容を整理します。不明事項は未確認として残し、必要に応じて現地調査で補完します。

修繕履歴を長期修繕計画へどう反映しますか

実際の工事時期、施工範囲、確定数量、工法、材料、工事費、見送った項目、保証・点検時期を反映します。

次回の施工会社へどこまで開示しますか

見積や調査に必要な図面、数量、施工位置、材料、検査記録等を整理します。個人情報や防犯情報は閲覧範囲を確認します。

 

まとめ|完成図書を次回工事で使える修繕履歴へ変える

完成図書の提出内容は契約前に決めます。

工事概要、工種、建物面、階、足場区画、施工位置番号を統一します。

契約数量、変更数量、確定数量を分け、増加・減少・工法変更の理由を残します。

材料、製品、色番号、副資材、使用部位を記録します。

工事写真は建物面、階、工種、工程、位置番号で分類します。

足場解体前の高所記録を、通常の完成写真とは別に保存します。

検査、指摘、是正、再確認を同じ番号でつなぎます。

保証書を施工部位へ対応させ、既存未施工部分と対象外範囲を分けます。

1年点検と長期修繕計画へ工事実績を引き継ぎます。

紙とデータを併用し、管理会社・理事会の変更時には索引ごと引き継ぎます。

ワンリニューアル独自の結論

大規模修繕の修繕履歴で重要なのは、書類の量ではありません。どの場所を、何の工法・材料・数量で施工し、どのように検査・是正し、どの保証が残っているかを、次回担当者が確認できる状態にすることです。

完成図書を1年点検・次回修繕へ引き継ぎます

現在ある図面、数量表、工事写真、検査・是正記録、保証書から、修繕履歴索引を整理します。

不明な工法や数量を推測で補わず、契約書、完成図書、現地状態を照合し、未確認事項を区分します。

紙とデータの保管場所、個人情報・防犯資料の閲覧権限、管理会社変更時の引継ぎ方法も確認します。

 

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