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大規模修繕の色決めはどう進める?色見本・試験施工・材料承認の確認方法

工程・品質・検査 2026.07.29 (Wed) 更新

大規模修繕の色決めはどう進める?色見本・試験施工・材料承認の確認方法

 

今回は

『大規模修繕の色決めはどう進める?色見本・試験施工・材料承認の確認方法』

をご紹介させて頂きます!

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大規模修繕の色決めでは、外壁の色番号を選ぶだけでなく、使用する塗料や防水材、つや、模様、塗り分け、施工方法まで確認します。画面上のカラーシミュレーションや小さな色見本は候補を絞る資料として役立ちますが、実際の外壁では面積、光、下地、周囲の建物によって印象が変わることがあります。

管理組合や一棟オーナーは、色彩の選定、材料の技術確認、現地試験施工、正式承認、搬入材料の照合、施工後の仕上がり検査を分けて進めることが重要です。

大規模修繕の色は、小さな色見本や画面上のシミュレーションだけで決めません。

色番号、つや、模様、下地、塗装面積、周囲の光を確認し、必要に応じて大きな塗り板や現地の試験施工で仕上がりを確認します。

ワンリニューアルでは、色番号だけを議事録へ残して完了としません。製品、メーカー、規格、色、つや、施工区画、試験施工、承認者、承認日、搬入材料、完成写真を共通番号で結び、「色彩・材料承認連携台帳」へ記録します。

既存色・材料調査 候補製品・色選定 色見本・塗り板 現地試験施工 技術・権限確認 正式承認 搬入・本施工 検査・完成記録

 

大規模修繕の色決めはいつ行うのか

色決めは、使用予定製品と工事仕様を確認したうえで、材料発注や本施工に間に合う時期に行います。設計・見積段階で候補を整理し、工事開始後に大きな塗り板や現地試験施工で最終確認する方法があります。

色彩変更が建物の外観、管理規約、過去の総会決議、景観・地区計画等に関係する場合は、必要な確認や承認に要する期間も工程へ入れます。

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段階主な確認内容次へ進む条件
事前調査既存色、既存材料、塗り分け、修繕履歴調査内容を写真・図面へ記録
候補選定使用製品、色番号、つや、模様候補色と製品を絞る
塗り板確認屋外、日なた・日陰、周辺環境試験施工候補を決める
試験施工下地、色、つや、模様、施工方法指摘・再試験の要否を確認
正式承認承認権限、色彩・材料承認書承認者と承認日を記録
搬入・施工製品名、色番号、ロット、数量承認内容との一致を確認
完成確認仕上がり、塗り分け、完成写真完成図書へ引き継ぐ

 

色決め・材料承認・試験施工の違い

色決めと材料承認を分けます。色が承認されても、使用製品や施工仕様まで承認されたとは限りません。

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確認区分主な確認事項主な記録
色決め色番号、配色、塗り分け、つや、模様色彩承認書、配色図、議事録
材料承認製品、メーカー、規格、下地、工程、塗布量材料承認願、仕様書、施工要領書
試験施工現地下地での色、つや、模様、施工状態試験施工記録、写真、指摘一覧
搬入確認承認製品と搬入製品の一致搬入記録、容器写真、出荷証明
仕上がり検査本施工の色、塗り分け、むら、補修跡検査記録、是正記録、完成写真

色彩承認、材料承認、施工方法の確認を分け、相互に関連付けます。

 

色見本帳・塗り板・カラーシミュレーションの使い分け

色見本帳、塗り板、カラーシミュレーション、現地試験施工は、それぞれ確認できる内容が異なります。

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確認方法主な用途注意点
色見本帳色番号の確認、候補色の絞り込み版、発行時期、色票番号を記録する
大きな塗り板広い面での色・つやの印象確認実際に使用予定の製品か確認する
カラーシミュレーション配色・塗り分け案の比較画面表示だけで正式決定しない
現地試験施工実際の下地と施工方法による確認本施工と材料・工具・工程をそろえる
完成見本面承認済み仕上がりの基準区画番号と写真を残す

日本塗料工業会の標準色見本帳は、色票番号による色指定に使用されます。色見本帳の版と色番号を記録し、古い見本帳と新しい見本帳を混在させないようにします。

 

小さな色見本だけで決めない理由

小さな色見本だけで決めません。同じ候補色でも、外壁の広い面、日なた、日陰、朝夕の光、周囲の植栽や建物によって見え方の印象が変わることがあります。

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確認条件確認すること
確認面積A4判等の大きな塗り板と外壁面で比較する
自然光日なた、日陰、朝、昼、夕方で確認する
周辺環境隣接建物、屋根、植栽、舗装との関係を見る
配色ベース色とアクセント色を並べる
下地既存塗膜、補修部分、金属等での差を確認する
つやつや有り、半つや、つや消し等を比較する
施工方法ローラー、吹付け等による模様や質感を見る

カラーシミュレーションは候補を比較する資料として使用し、最終確認は実際の色見本帳、塗り板、現地試験施工を組み合わせます。

 

色・つや・模様・塗り分けを確認する

色番号だけでなく、つや、模様、質感、塗り分け、下地との組み合わせを確認します。

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確認区分候補・確認内容
ベースカラー、アクセントカラー、既存色との関係
つやつや有り、半つや、3分つや、つや消し等
模様・質感平滑、砂壁状、ゆず肌、多彩模様、既存模様
塗り分け外壁、バルコニー、廊下、軒天、鉄部、配管
下地コンクリート、モルタル、金属、既存塗膜、補修部
取り合いタイル、シーリング、建具、手すり、設備との境界

塗り分け図には、建物、棟、面、階、区画番号を付けます。「外壁は白、アクセントは茶色」だけでなく、施工範囲を図面で特定します。

 

材料承認で確認する製品・仕様・施工要領書

材料承認では、契約仕様と使用予定製品が整合しているかを確認します。色が同じでも、樹脂、適用下地、工程、塗布量、保証条件が異なる場合があります。

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提出資料主な確認内容
材料承認願工事項目、製品、使用部位、承認対象
製品カタログ・仕様書材料区分、性能、規格、適用下地
施工要領書下地処理、工程数、塗布量、乾燥時間
安全データシート取扱い、保管、作業上の注意
試験成績書提出された性能・試験条件
保証条件保証者、対象、期間、免責、施工条件
色見本・塗り板色番号、つや、模様、使用製品
代替品比較表変更前後の仕様、保証、金額、工程
出荷証明書現場へ出荷された製品・数量

公共建築改修工事標準仕様書等は、材料・工法・試験・記録の確認項目を整理する参考になります。ただし、民間マンションへ一律に適用せず、対象工事の契約書と仕様書を優先します。

材料価格や供給状況の確認は、大規模修繕とナフサ・材料価格・供給状況の関係も参照してください。

 

現地試験施工で仕上がりを確認する

必要に応じて現地試験施工を行います。試験施工と本施工の条件をそろえ、承認した仕上がりを本施工の基準として残します。

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段階確認項目
試験施工前実施区画、製品、色番号、下地状態、下地処理
施工条件塗布量、工程数、工具、施工者、実施日
色・つや乾燥後の色、光沢、周囲との関係
模様・仕上げローラー模様、吹付け模様、塗り継ぎ
下地との関係透け、補修跡、吸込み、既存部分との取り合い
承認確認者、指摘内容、再試験、承認日
本施工への引継ぎ材料、工具、工程、施工班の変更有無

試験施工後に材料、工具、工程、施工者等を変更する場合は、承認した見本面と条件が変わるため、再確認の要否を判断します。

 

同等品・代替品へ変更する場合の確認

同等品は仕様・保証・金額差を比較します。「同等品へ変更」と記載されているだけで承認せず、変更理由と比較資料を確認します。

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比較項目変更前後で確認する内容
製品・メーカー製品名、メーカー、材料区分、樹脂
適用条件下地、下塗り材、施工可能条件
施工仕様工程数、塗布量、厚さ、乾燥時間
性能耐候性、防水性等の仕様資料
仕上がり色、つや、模様、試験施工の要否
保証保証者、保証対象、期間、免責
工程納期、施工日、足場存置への影響
費用材料費、施工費、金額差、変更見積
変更手続技術確認、承認権限、変更契約

材料変更で追加費用や契約変更が生じる場合は、材料変更で追加費用が生じる場合の承認方法をご確認ください。

 

理事会・修繕委員会・総会の承認範囲

修繕委員会や工事定例会で候補を確認したことと、管理組合として正式に承認したことを分けます。

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確認事項主な役割の例確認資料
候補色の選定修繕委員会等が候補を比較委員会細則、配色案
技術確認工事監理者等が仕様・下地適合を確認仕様書、施工要領書
試験施工確認指定された参加者が仕上がりを確認試験施工記録
正式承認規約・既存決議に基づく権限者が判断管理規約、総会・理事会議事録
仕様変更技術確認と発注者承認を分ける比較表、変更見積
追加費用予算・決裁権限に応じて判断承認権限表、変更契約

一棟オーナーや法人所有者の場合は、候補確認者、技術確認者、決裁者、支払承認者を分けて記録します。

 

承認材料と現場搬入材料を照合する

搬入材料と承認材料を照合します。材料承認書があることだけで完了とせず、現場へ納入された容器表示と承認内容を確認します。

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搬入確認項目確認内容
製品情報製品名、メーカー、規格、材料区分
色彩情報色番号、つや、下塗り・上塗りの組み合わせ
製造情報製造番号、ロット番号、製造日、使用期限
数量搬入数量、使用予定数量、追加搬入
容器状態破損、開封、表示、保管状態
承認照合材料番号、承認書番号、変更履歴
記録搬入日、確認者、容器写真、保管場所

同じメーカーであっても、承認した製品と異なる場合は製品変更として確認します。同じ色番号でも、材料やつや、下地、施工方法が変わる場合は再確認します。

 

ワンリニューアル独自|8段階管理

第1段階既存色・材料調査
第2段階製品・候補色選定
第3段階色見本・塗り板
第4段階現地試験施工
第5段階技術・権限確認
第6段階色彩・材料承認
第7段階搬入・施工・検査
第8段階完成図書へ引継ぎ

色の候補選定から完成確認までを分断せず、同じ製品・色・施工区画を追跡します。

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段階主な記録完了条件
既存調査既存製品、色、下地、塗り分け写真・図面へ反映
候補選定製品、候補色、つや、模様比較候補を確定
塗り板色見本帳版、色番号、作成日現地で確認
試験施工区画、条件、施工者、写真、指摘再試験の要否を判断
技術・権限仕様確認者、承認権限正式な判断経路を確定
正式承認承認書番号、承認者、承認日発注・施工条件を確定
搬入・施工ロット、数量、施工日、検査承認内容との一致を確認
完成記録完成写真、保証、完成図書次回修繕へ引き継ぐ

色決め・材料承認・試験施工を整理します

色見本帳、塗り板、材料承認願、製品仕様書、試験施工記録、議事録から、色、製品、施工方法、承認権限の関係を整理します。

カラーシミュレーションや色番号だけで決定せず、搬入材料、本施工、仕上がり検査、完成図書まで確認します。色彩や仕上がりの結果を保証するものではありません。

色決め・材料承認について相談する

 

ワンリニューアル独自|色彩・材料承認連携台帳

材料番号例:MA-PT-01

MAは材料承認、PTは塗料、01は第1製品を示します。

色彩番号:CL-B01-E03-02

試験施工番号:TS-B01-S01

材料承認願 色見本・塗り板 試験施工 議事録・承認 搬入検査 施工写真 仕上がり検査 完成図書

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台帳区分主な管理項目
建物・区画案件、棟、面、区画、使用部位
製品・材料製品名、メーカー、規格、材料区分、適用下地
色彩・仕上げ色番号、つや、模様、塗り分け
施工仕様下塗り、中塗り、上塗り、工程数、塗布量
提出資料仕様書、施工要領書、安全データシート
見本・試験施工色見本帳版、塗り板、試験区画、確認者、指摘
承認技術確認、委員会確認、理事会・発注者承認
材料変更代替品、変更理由、仕様比較、金額差、工程差
搬入・施工搬入日、ロット、数量、施工日、使用数量
検査・保存仕上がり検査、是正、完成写真、保証、完成図書

色番号だけを議事録へ記載して終わらせません。製品、色、つや、試験施工、承認者、搬入材料、施工区画、完成写真を共通番号で結びます。

 

色彩・材料承認連携台帳の記入例

以下は管理方法を示す想定例です。実在する建物、材料、施工実績を示すものではありません。

第1棟東面の外壁塗装について、3つの候補色から選定するとします。最初に使用予定製品、既存下地、つや、模様を確認し、色見本帳の版と候補色番号を記録します。

候補色ごとに大きな塗り板を作り、建物の屋外で日なた・日陰の印象を比較します。その後、東面の試験区画で実際の下地処理、下塗り、中塗り、上塗りを行い、乾燥後の色、つや、補修跡、ローラー模様を確認します。

修繕委員会で候補を確認した後、管理規約や既存決議に基づく承認者を確認し、色彩・材料承認書を確定します。現場搬入時には、製品名、色番号、ロット、数量を承認書と照合します。

本施工後は、承認した試験区画との違い、塗り分け、むら、補修跡を検査し、製品、色番号、施工区画、完成写真、保証資料を完成図書へ収録します。

 

大規模修繕の色決めでよくある質問

大規模修繕の色はどう決めますか

既存色と使用製品を確認し、色見本帳から候補を絞ります。その後、大きな塗り板や現地試験施工で、色、つや、模様、周辺との関係を確認して承認します。

カラーシミュレーションだけで決められますか

候補を絞る参考にはなりますが、画面表示と実際の仕上がりは異なる場合があります。色見本帳、塗り板、現地試験施工を合わせて確認します。

色見本帳は古いものでも使えますか

使用する見本帳の版を確認します。候補選定と承認で異なる版を使用しないよう、版と色番号を記録します。

塗り板はどの程度の大きさが必要ですか

小さな色票より広い面で確認できる大きさを検討します。使用製品、つや、模様も本施工条件に合わせます。

試験施工はどこで行いますか

実際の下地や周囲との関係を確認できる区画を選びます。対象面、区画番号、施工条件を記録します。

材料承認とは何ですか

施工会社が使用予定の製品、メーカー、規格、施工方法等を提出し、契約仕様との整合を確認する手続です。

色が決まれば材料も承認済みですか

同じではありません。色彩承認と、製品・施工仕様の材料承認を分けます。

同等品へ変更しても問題ありませんか

名称だけでは判断できません。性能、適用下地、工程、保証、納期、金額差を比較し、必要な承認・変更契約を行います。

修繕委員会だけで色を決められますか

委員会の権限、管理規約、総会・理事会決議によって異なります。候補確認と正式承認を分けます。

同じ色番号なら同じ仕上がりになりますか

製品、つや、下地、塗布量、施工方法、光の条件等で印象が変わることがあります。

搬入材料は誰が確認しますか

契約や監理体制に応じて確認者を決めます。製品名、色番号、ロット、数量を承認書と照合します。

シーリング材の色も確認しますか

確認します。外壁、タイル、建具等との取り合いに加え、プライマーや施工仕様も確認します。詳しくは、シーリング材・プライマー・施工仕様の確認をご覧ください。

タイル補修の色はどう確認しますか

既存タイルとの色、寸法、模様、目地、補修数量を確認します。詳しくは、外壁タイル補修の材料・色・補修数量を参照してください。

施工後の色むらはいつ確認しますか

工程間検査や足場解体前検査で、承認見本、塗り分け、むら、補修跡等を確認します。

色や材料の情報は完成図書へ残しますか

製品、色番号、施工区画、変更履歴、完成写真、保証資料を完成図書へ残します。

 

まとめ|色・製品・施工区画・承認記録を一つにつなぐ

  1. 色決めと材料承認を分ける
  2. 小さな色見本だけで決めない
  3. 色見本帳の版と色番号を記録する
  4. 色、つや、模様、塗り分けを確認する
  5. カラーシミュレーションは候補選定に使用する
  6. 必要に応じて現地試験施工を行う
  7. 試験施工と本施工の条件をそろえる
  8. 材料承認願、仕様書、施工要領書を確認する
  9. 同等品は仕様、保証、金額差を比較する
  10. 候補確認と正式承認を分ける
  11. 承認権限を確認する
  12. 搬入材料と承認材料を照合する
  13. 仕上がりを足場解体前に確認する
  14. 完成図書へ製品、色、施工区画を残す

大規模修繕の色を、色番号やカラーシミュレーションだけで決めません。

製品、色、つや、試験施工、承認者、搬入材料、施工区画、完成写真を共通番号で結び、管理組合やオーナーが選定から完成まで追跡できる状態を作ります。

施工後の仕上がり確認は、足場解体前・竣工検査で仕上がりを確認する方法、完成記録は、完成図書へ材料・色・保証書を残す方法も参照してください。

 

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