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大規模修繕の不適合報告書とは?是正処置・再検査・再発防止の確認方法

工程・品質・検査 2026.07.29 (Wed) 更新

大規模修繕の不適合報告書とは?是正処置・再検査・再発防止の確認方法

 

今回は

『大規模修繕の不適合報告書とは?是正処置・再検査・再発防止の確認方法』

をご紹介させて頂きます!

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大規模修繕の検査中に、承認した材料と異なる製品、施工計画と異なる手順、必要な工程の不足などが確認されることがあります。このとき、見つかった箇所だけを手直ししても、同じ材料や施工班による他区画への影響、発生原因、再検査の結果までは確認できません。

不適合報告書は、誰かの責任を直ちに決めるための書類ではなく、要求された仕様と実際の施工状態の差を記録し、影響範囲、是正処置、再検査、再発防止、完了判定を追跡するために使用します。

大規模修繕で不適合が見つかった場合は、その箇所だけを手直しして終わらせません。

契約仕様との違い、対象区画、同じ材料・工法を使用した範囲、原因、是正方法、再検査、再発防止を確認します。

ワンリニューアルでは、「是正済み」という記載だけで完了としません。不適合箇所、写真、仕様、材料ロット、施工班、影響範囲、是正、再検査、水平展開、完了判定を共通番号で結び、「不適合・是正・再発防止追跡台帳」へ記録します。

不適合候補の発見 施工・材料の保留 要求事項との照合 影響範囲調査 原因分析 是正案確認 是正施工 再検査 再発防止 完了判定

 

大規模修繕の不適合報告書とは

不適合報告書とは、契約仕様、設計図書、施工計画、承認材料、施工要領、検査基準などと異なる状態が確認された際に、事実と対応状況を整理する書類です。

書類の名称や様式は、契約、工事監理体制、施工会社の品質管理方法によって異なります。「是正報告書」「不適合処置票」「指摘・是正記録」などの名称が使われる場合もあります。

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不適合候補確認する要求事項
契約した工事範囲と異なる工事請負契約書、見積内訳、設計図書
承認材料と異なる材料承認書、搬入記録、容器表示
施工手順が異なる施工計画書、施工要領書、作業手順書
必要な工程が確認できない工種別計画、作業日報、工事写真
検査基準を満たさない検査計画、仕様書、検査記録
承認されていない変更がある変更提案書、定例会議事録、承認記録
数量・施工区画が一致しない数量表、区画図、施工記録

民間マンションの大規模修繕で、全国共通の一つの様式が使用されるとは限りません。対象工事の契約書、品質管理計画、施工計画を優先して確認します。

 

不適合・不具合・施工不良・瑕疵の違い

不適合と施工不良・瑕疵を分けます。言葉を混同すると、事実確認、技術的判断、契約上の責任が一つにまとめられてしまいます。

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用語本記事での整理
不適合仕様、計画、承認内容、検査基準等と一致しない状態
不具合期待する機能や仕上がりに問題がある状態
施工不良施工方法や施工管理に問題があった可能性がある状態
瑕疵・契約不適合契約上の責任や請求を検討する際の概念
指摘事項検査者等が確認や修正を求めた事項
是正確認された問題を要求された状態へ修正する対応
再発防止同じ原因による問題を繰り返さないための対応

工事中に仕様との差異が見つかった段階で、直ちに法的な瑕疵や施工会社の責任を断定しません。事実、影響範囲、原因、契約内容を確認します。

工事完了後を含む施工不良や契約上の対応は、大規模修繕で施工不良・不具合・瑕疵が見つかった場合の確認手順も参照してください。

 

不適合を発見する主な場面

不適合は、施工後の完成検査だけで見つかるものではありません。材料搬入時、施工途中、書類確認等でも確認されます。

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発見場面確認される例
材料受入検査承認製品と異なる、色・規格・ロットが異なる
作業日報・写真確認施工日、工程、使用材料、施工区画が一致しない
工程間検査必要な工程の不足、下地処理、乾燥・養生の不足
工事監理者の確認設計図書・仕様書との差異
工事定例会未承認変更、数量・工程・材料の相違
居住者からの指摘施工漏れ、汚損、利用制限、仕上がりの問題
足場解体前・竣工検査未施工、未是正、写真・検査記録の不足

発見者が管理組合、居住者、施工会社のいずれであっても、位置、日時、工事項目、写真を記録し、正式な確認経路へつなげます。

 

発見直後に施工・材料の継続可否を確認する

是正方法を決める前に、対象区画を特定し、同じ状態が広がらないよう施工・材料使用の継続可否を確認します。

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初動区分確認内容
対象作業作業継続、対象区画保留、次工程停止の要否
材料使用保留、残材確保、ロット・容器の識別
事実記録発見日時、発見者、建物・区画、工事項目、写真
施工情報施工日、施工班、使用材料、寸法・数量
拡大防止区画表示、未施工区画の保留、関係者への周知
報告現場代理人、工種責任者、監理者、管理組合等
安全・生活漏水、落下、飛散、居住者動線等への応急対応

不適合が確認されたことだけを理由に、関係のない工種や区画を含む工事全体を停止するとは限りません。影響する範囲を特定して判断します。

 

応急処置と正式な是正を分ける

応急処置と正式な是正を分けます。さらに、是正と再発防止も別の対応として記録します。

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対応目的
応急処置問題の拡大や安全・生活への影響を一時的に抑える漏水箇所の仮養生、区画の立入り制限
是正処置契約仕様や必要な施工状態へ戻す不適合部分の撤去、下地処理、再施工
再検査是正後の状態を同じ基準で確認する写真、目視、測定、施工記録の再確認
水平展開同じ条件で施工した他区画を確認する同じ材料ロット・施工班の区画調査
再発防止同じ原因による問題を繰り返さない手順書改訂、教育、検査時期の変更

応急処置を実施した状態を、正式な是正完了として扱いません。

 

不適合報告書に残す基本項目

不適合報告書では、発見した状態だけでなく、要求事項、初動、影響範囲調査、今後の対応を記録します。

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報告書区分主な記録項目
管理情報報告書番号、発見日、発見者、発見した検査・会議
施工位置建物、棟、階、面、区画、工事項目
要求事項契約仕様、設計図書、材料承認、施工計画、検査基準
実施工実際の状態、差異、寸法、数量、写真
施工情報材料、ロット、施工日、施工会社、作業班
初動施工保留、材料隔離、応急処置、報告先
調査影響範囲、調査方法、調査結果
対応原因、是正案、承認者、期限、再検査

「施工不良」「規定外」などの結論だけを書かず、どの要求事項と実施工のどこが異なるかを具体的に示します。

 

契約仕様と実際の施工状態を照合する

要求仕様と実際の施工状態を照合します。担当者の印象や見た目だけで不適合を確定しません。

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照合資料確認する内容
工事請負契約書工事範囲、契約条件、変更手続
設計図書・仕様書材料、工法、完成状態、検査基準
見積内訳工事項目、数量、単価、対象範囲
材料承認書製品、メーカー、規格、色、仕様
施工計画書施工手順、施工条件、検査方法
施工要領書下地、使用量、乾燥、養生等
試験施工承認仕上がり、色、模様、施工方法
変更承認記録仕様・材料・工法変更の承認状態

正式に承認された変更がある場合は、当初仕様だけでなく、変更後の最新版と照合します。

 

同じ材料・施工班・工法の影響範囲を確認する

発見箇所と影響範囲を分けます。発見箇所だけを手直しする前に、同じ条件で施工した範囲を確認します。

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共通条件調査する内容
施工日同日・同時間帯に施工した区画
施工班同じ会社、作業班、責任者が施工した範囲
材料同じ製品、ロット、搬入分を使用した区画
施工方法同じ工法、工具、機器、作業手順
施工条件同じ気温、湿度、降雨、下地状態
指示・変更同じ施工指示、変更指示を受けた範囲
検査同じ検査者、検査時期、抽出方法
工区同じ足場区画、他棟、次工程へ進んだ区画

同じ材料・ロット・施工班の区画を確認します。調査範囲は、確定不適合範囲、確認が必要な調査範囲、影響がないと確認した範囲に分けます。

 

原因分析を作業員のミスだけで終わらせない

誰が間違えたかだけでなく、なぜ施工前・施工中の確認で止められなかったかを確認します。

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原因区分確認する例
直接原因材料選択、施工手順、作業方法、下地状態
背景要因工程、人員、技能、天候、材料保管
管理上の原因施工計画、指示、情報伝達、変更管理
検出できなかった原因自主検査、検査時期、検査範囲、記録不足
教育・理解仕様の理解、作業前打合せ、手順書の周知
監督体制工種責任者、現場代理人、確認者の役割

原因分析を曖昧にすると、同じ材料や施工方法を使う他区画で同様の状態が繰り返される可能性があります。

 

是正方法・工程・費用・保証を確認する

是正方法の承認権限を確認します。施工会社が是正すると報告したことと、是正方法が正式に確認・承認されたことを分けます。

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是正案の確認項目主な内容
対象範囲是正区画、撤去範囲、周辺部への影響
施工方法下地処理、再施工手順、使用工具
材料再使用可否、新規材料、製品・ロット
技術確認仕様との整合、メーカー見解、確認者
工程是正期間、後続工程、足場解体、竣工検査
生活影響窓、洗濯物、バルコニー、騒音、臭気
費用原因、契約範囲、費用負担、変更契約
再検査検査方法、判定基準、検査者
保証・記録対象範囲、条件、完成図書への反映

技術的な是正方法は、施工会社、工事監理者、メーカー等が契約仕様や材料条件と照合して確認します。管理組合は、工程、費用、生活制限、承認手続への影響を確認します。

 

是正工事と追加工事を分ける

是正工事と追加工事を分けます。是正工事であることと、発注者負担の追加工事であることを同じ意味で扱いません。

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区分主な意味確認事項
是正工事契約した仕様・状態へ戻すための対応不適合原因、契約範囲、責任、再検査
追加工事当初契約にない範囲や仕様を新たに追加する工事必要性、数量、単価、承認、変更契約
関連追加工事是正に伴い契約外の対応を併せて行う場合是正部分と追加部分の区分、費用内訳

費用負担は、原因、契約内容、発注者側の変更指示、現場条件等を確認して判断します。追加工事や変更契約は、是正工事と追加工事・追加費用を分ける方法も参照してください。

不適合の影響範囲・是正・再検査を整理します

契約書、仕様書、施工計画書、材料承認書、作業日報、写真、検査記録から、要求事項と実施工の差、対象区画、材料ロット、施工班、影響範囲を整理します。

責任や費用を先に断定せず、事実、原因、是正方法、再検査、再発防止、完了条件を共通番号で追跡します。確認によって同様の問題が生じないことを約束するものではありません。

不適合・是正管理について相談する

 

是正前・是正中・是正後を記録する

是正後の完成写真だけでなく、不適合状態、撤去・再施工、隠蔽前、再検査を残します。

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記録段階主な記録内容
是正前不適合状態、位置、寸法、数量、材料、周囲の状態
撤去時撤去範囲、既存下地、周辺への影響
下地処理清掃、補修、乾燥、施工可能な状態
是正中使用材料、施工方法、工程途中、隠蔽前
是正後完成状態、施工範囲、寸法、仕上がり
再検査検査状況、判定、再指摘、検査者

写真番号を不適合番号、是正番号、作業日報、材料記録、再検査記録と結びます。

 

是正後の再検査で完了を判定する

是正完了と再検査合格を分けます。是正作業が終了したことだけで、不適合を完了へ更新しません。

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再検査項目確認内容
対象位置当初指摘した建物・区画と一致しているか
判定基準契約仕様、施工計画、材料要領等
是正内容承認した是正方法が実施されているか
施工記録是正前・是正中・是正後写真、作業日報
周辺部撤去・再施工による新たな影響がないか
検査結果合格、再是正、保留、追加調査
次工程次工程移行、足場解体、竣工検査への影響
完了確認再検査者、完了判定者、完了日

再検査で再指摘があった場合は、新しい指摘番号または同じ不適合番号に再是正履歴を追加します。

 

他区画への水平展開と再発防止を行う

是正と再発防止を分けます。是正箇所を直すことと、同じ問題を他区画で繰り返さない対策は別に確認します。

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対応区分確認内容
水平展開同材料、同ロット、同施工班、同工法の他区画確認
計画改訂施工計画書、施工要領、作業手順書の変更
材料管理識別、保管、搬入・使用記録の変更
教育作業前打合せ、作業員教育、理解確認
検査強化自主検査項目、検査時期、全数・抽出範囲の変更
記録強化写真、日報、材料、施工条件の追加記録
変更管理提案、技術確認、承認手順の見直し

他区画へ水平展開します。確認範囲と調査結果を記録し、「他区画も確認した」という一文だけで終わらせません。

 

工程・足場・居住者案内を更新する

工程・足場・居住者への影響を確認します。是正や再検査によって、後続工程、足場解体、居住者制限が変更される場合があります。

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影響区分確認事項
工程是正期間、再検査日、後続工程、竣工検査、引渡し
足場存置期間、未完了区画、解体判定、再接近の必要性
居住者バルコニー、窓、洗濯物、騒音、臭気、通行制限
店舗・駐車場営業、車両、資材搬入、通行への影響
掲示変更内容、対象住戸、再掲示日、解除予定
費用是正費用、追加工事、足場存置、変更契約
会議工事定例会、理事会、承認権限、継続議題

足場解体後に再接近が必要にならないよう、高所部の不適合・是正・再検査を足場解体前の確認へ引き継ぎます。詳しくは、足場解体前検査・竣工検査・是正確認をご覧ください。

 

不適合を完了とする条件

完了条件と完了判定者を記録します。次が確認されるまで、単に「対応済み」として閉じません。

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完了確認確認する状態
不適合箇所建物・区画・工事項目が特定されている
影響範囲同条件の施工範囲が調査されている
原因直接原因、背景要因、管理上の原因が整理されている
是正承認された方法で施工されている
再検査検査者と判定結果が記録されている
水平展開他区画の確認結果が記録されている
再発防止計画・教育・検査等の変更が実施されている
関連処理工程、費用、足場、住民影響が整理されている
引継ぎ竣工検査、保証、完成図書へ反映されている

是正後に経過確認が必要な場合は、未完了工事と混同せず、確認時期、対象、確認者を記録します。

 

ワンリニューアル独自|10段階不適合管理

第1段階不適合候補発見
第2段階施工・材料保留
第3段階要求事項照合
第4段階影響範囲調査
第5段階原因分析
第6段階是正案承認
第7段階是正施工
第8段階再検査
第9段階水平展開・再発防止
第10段階完了・引継ぎ

不適合箇所を手直しして終了とせず、発見から影響範囲、原因、是正、再検査、再発防止、完了判定までを10段階で管理します。

 

ワンリニューアル独自|不適合・是正・再発防止追跡台帳

不適合番号例:NC-B01-E03-007

影響範囲調査番号:IA-NC007-01

是正番号:CA-NC007-01

再発防止番号:PA-NC007-01

不適合報告 区画図・写真 材料・日報 影響範囲調査 是正案・承認 是正記録 再検査 再発防止 完成図書

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台帳区分主な管理項目
管理番号不適合、影響範囲調査、是正、再発防止番号
位置・工程棟、階、面、区画、工事項目、施工日、施工班
要求・実施工契約要求、承認仕様、実際の状態、差異
材料・記録製品、ロット、搬入、写真、日報、検査番号
初動施工保留、材料隔離、応急処置、報告先
影響範囲確定範囲、調査範囲、調査方法、結果
原因直接原因、背景要因、管理・検出上の原因
是正是正案、技術確認、承認、担当、期限、写真
再検査検査日、検査者、結果、再是正、完了判定
再発防止・引継ぎ水平展開、手順改訂、教育、工程、保証、完成図書

「是正済み」という一行だけで管理しません。不適合箇所、要求仕様、材料、施工班、影響範囲、原因、是正、再検査、水平展開、再発防止、完了判定を共通番号で結びます。

 

不適合・是正・再発防止追跡台帳の記入例

以下は管理方法を示す想定例です。実在する建物、施工会社、製品、不適合を示すものではありません。

第1棟東面第3区画の工程間検査で、承認した施工手順と異なる可能性が確認されたとします。不適合番号「NC-B01-E03-007」を発行し、次工程を保留します。

契約仕様、施工計画書、作業日報、写真、材料記録を照合し、要求事項と実際の施工状態の差を記録します。さらに、同じ施工日、作業班、材料ロットで施工した区画を影響範囲調査番号「IA-NC007-01」で確認します。

原因分析では、作業者個人だけでなく、作業前の指示、施工手順書、材料識別、自主検査の時期を確認します。是正案は技術確認後に承認し、是正前、撤去、下地処理、再施工、是正後を記録します。

是正完了後は再検査を行い、他区画の調査結果、手順書改訂、作業員への再周知を記録します。完了判定後は、足場解体前検査、竣工検査、完成図書へ同じ不適合番号を引き継ぎます。

 

大規模修繕の不適合・是正でよくある質問

大規模修繕の不適合報告書とは何ですか

契約仕様、施工計画、承認材料、検査基準等と異なる状態が見つかった際に、対象区画、差異、初動、影響範囲、原因、是正方法、再検査を記録する書類です。

不適合報告書は法律で作成が決められていますか

民間マンションの大規模修繕で使用する名称や様式は、契約や品質管理体制によって異なります。対象工事の契約書や施工計画を確認します。

不適合と施工不良は同じですか

同じとは限りません。不適合は仕様や計画等との相違を示し、施工不良や契約上の責任は、原因、影響、契約内容を確認して判断します。

不適合が見つかったら工事全体を止めますか

対象工種、区画、材料、影響範囲を確認し、施工保留や材料使用停止が必要な範囲を判断します。

発見箇所だけを直せばよいですか

同じ施工日、材料ロット、施工班、工法等の区画を確認し、影響範囲を調査します。

応急処置と是正の違いは何ですか

応急処置は影響を一時的に抑える対応で、是正は契約仕様や必要な施工状態へ戻す対応です。

是正と再発防止の違いは何ですか

是正は確認された問題を修正する対応で、再発防止は同じ原因による問題を他区画や今後の工程で繰り返さないための対応です。

是正方法は施工会社だけで決めますか

施工会社が是正案を作成し、契約や工事体制に応じて工事監理者、技術担当者、発注者側の承認権限を確認します。

是正工事は追加費用になりますか

原因と契約内容によって異なります。契約仕様へ戻す是正と、発注者が新たに依頼する追加工事を分けます。

是正後の写真だけで完了を確認できますか

是正前、撤去、下地処理、再施工、是正後、再検査を一連で確認します。

是正作業が終われば合格ですか

是正作業の完了と再検査の判定は別です。同じ判定基準で再検査します。

水平展開とは何ですか

同じ施工方法、材料、ロット、施工班等を使用した他区画を確認する対応です。

原因は作業員のミスと記載すればよいですか

作業前の指示、施工計画、情報伝達、検査時期、監督体制等も確認します。

不適合はいつ完了扱いにしますか

影響範囲、原因、是正、再検査、水平展開、再発防止、工程等への影響が確認され、完了判定者が記録された段階で更新します。

不適合記録は完成図書へ残しますか

不適合番号、対象区画、是正、再検査、再発防止、保証等への影響を関連付けて保存します。

 

まとめ|手直しだけでなく影響範囲・再検査・再発防止を残す

  1. 不適合と施工不良・瑕疵を分ける
  2. 要求仕様と実際の施工状態を照合する
  3. 発見直後に施工・材料の継続可否を確認する
  4. 応急処置と正式な是正を分ける
  5. 発見箇所と影響範囲を分ける
  6. 同じ材料、ロット、施工班の区画を確認する
  7. 原因を作業者個人だけで終わらせない
  8. 是正方法の技術確認と承認権限を確認する
  9. 是正工事と追加工事を分ける
  10. 是正前、是正中、是正後を記録する
  11. 是正完了と再検査合格を分ける
  12. 他区画へ水平展開する
  13. 是正と再発防止を分ける
  14. 工程、足場、居住者への影響を確認する
  15. 完了条件と完了判定者を記録する
  16. 竣工検査・完成図書へ履歴を引き継ぐ

大規模修繕の不適合を、発見箇所の手直しや「是正済み」という記載だけで管理しません。

不適合箇所、要求仕様、材料、施工班、影響範囲、原因、是正、再検査、水平展開、再発防止、完了判定を共通番号で結び、工事中から完成図書まで追跡できる状態を作ります。

不適合・是正記録の保存は、不適合・是正・保証記録を完成図書へ残す方法も参照してください。

 

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責任や費用を一律に判断せず、技術確認、承認、水平展開、再発防止、完成図書への引継ぎまで共通番号で管理します。

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