マンション共用部のLED化とは?照度・器具・非常照明・見積の確認方法

『マンション共用部のLED化とは?照度・器具・非常照明・見積の確認方法』
をご紹介させて頂きます!
マンション共用部のLED化は、既存の蛍光ランプをLEDランプへ差し替えるだけの工事とは限りません。最初に、建物・棟・階・区画ごとに、器具形式、ランプ、安定器、電源装置、回路、点灯時間、照度、配光、センサー、設置環境を確認します。
そのうえで、ランプ交換、器具改造、器具交換、配線・制御更新、継続使用に分けます。一般照明、建築基準法上の非常用照明、消防用設備である誘導灯・誘導標識も同じ一覧で一括処理せず、設備区分ごとに承認、試験、点検記録を管理することが重要です。
目次
- マンション共用部のLED化は器具・照度・法定設備を分けて確認する
- マンション共用部にはどのような照明がある?
- 一般照明・非常用照明・誘導灯の違い
- 蛍光灯は2027年末に使えなくなる?
- LED化前に照明器具台帳を作る
- ランプ交換・器具改造・器具交換の違い
- 照度・配光・明るさのむらを確認する
- 色温度・演色性・まぶしさはどう決める?
- 人感センサー・明るさセンサー・タイマーの確認方法
- 非常用照明と一般照明を混同しない
- 誘導灯・誘導標識は消防設備として管理する
- 共用部LED化の見積書で確認する項目
- 電気料金の比較でそろえる条件
- 撤去した蛍光ランプはどう処理する?
- 試験施工・サンプル点灯で確認すること
- 施工・試験・是正・完成図書の流れ
- ワンリニューアル式の共用部照明LED更新・照度管理台帳
- 「LED化一式」の範囲を整理した匿名事例
- 完成図書に残す資料
- マンション共用部のLED化でよくある質問
- 関連記事
- まとめ
マンション共用部のLED化は器具・照度・法定設備を分けて確認する
LED化後に確認するのは消費電力だけではありません。廊下や階段の暗がり、まぶしさ、色の見え方、住戸内への光漏れ、人感センサーの検知範囲、非常点灯、夜間の防犯カメラ映像など、場所ごとの使用条件を確認します。
マンション共用部にはどのような照明がある?
照明器具は、設置場所によって必要な配光、耐候性、制御方法が異なります。屋外や半屋外では、雨水、湿気、ほこり、紫外線、虫、塩害、腐食等の条件も確認します。
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| 設置場所 | 主な確認項目 | 想定する設備 |
|---|---|---|
| 共用廊下・階段 | 段差、鍵穴、曲がり角、明暗差、光漏れ | 一般照明、非常用照明、センサー |
| エントランス | 顔、操作盤、郵便受け、掲示板、意匠性 | 一般照明、装飾照明、調光 |
| 駐車場・車路 | 車両動線、柱の裏、歩行者、湿気、ほこり | 防湿器具、センサー、常時灯 |
| 駐輪場・ごみ置場 | 鍵、分別表示、死角、虫、汚れ、防犯カメラ | 防湿器具、人感センサー |
| 外構・植栽 | 段差、遮光、近隣への光、腐食、タイマー | 外灯、装飾照明、明るさセンサー |
| 機械室・電気室 | 点検作業、盤表示、配管、保守時の明るさ | 一般照明、非常用照明 |
一般照明・非常用照明・誘導灯の違い
外観が似ていても、一般照明、非常用照明、誘導灯は目的や点検制度が異なります。非常用照明を一般のLED器具へ置き換えたり、誘導灯の位置を意匠だけで変更したりしないようにします。
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| 設備区分 | 目的 | 更新時の確認 |
|---|---|---|
| 一般照明 | 日常の歩行、操作、作業に必要な明るさを確保 | 照度、配光、色温度、センサー、回路 |
| 非常用照明 | 停電時等の避難に必要な明るさを確保 | 対象器具、電源、内蔵電池、非常点灯、適合 |
| 誘導灯・誘導標識 | 避難口や避難方向を表示 | 種別、表示方向、視認性、非常電源、消防設備点検 |
非常用照明や建築設備定期報告の適用は、建物用途、規模、設置部分、特定行政庁の指定等により異なります。誘導灯・誘導標識は消防用設備として、マンションの消防設備改修とは?も併せて確認してください。
蛍光灯は2027年末に使えなくなる?
2027年末に、現在使用中のすべての蛍光灯が使用禁止になるわけではありません。一般照明用蛍光ランプは、種類ごとに2026年以降、製造・輸出入の規制が段階的に始まり、2027年末までに対象製品の製造・輸出入が終了する予定です。
一方、現在使用しているランプの継続使用や、流通在庫の販売・購入まで一律に禁止されるものではありません。特殊用途のランプは、一般照明用とは分けて対象や条件を確認します。
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| 時期・区分 | 整理内容 | 管理組合側の対応 |
|---|---|---|
| 2026年以降 | 種類ごとに製造・輸出入規制が段階的に開始 | 器具・ランプ形式、在庫、故障履歴を登録 |
| 2027年末まで | 対象となる一般照明用蛍光ランプの規制が進行 | 年度別の器具更新計画と予算を整理 |
| 規制後 | 使用中ランプや流通在庫の扱いとは区別 | 調達性、器具劣化、保守性を踏まえて更新 |
| 特殊用途 | 一般照明用と対象が異なる場合がある | ランプ用途と製品区分を個別確認 |
LED化前に照明器具台帳を作る
既存照明は、建物・棟・階・面・区画単位で登録します。例えば「A棟3階北側共用廊下・ZON-A3-N-01・LGT-001~LGT-008」のように区画と器具番号を結びます。
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| 登録区分 | 主な台帳項目 | 確認資料 |
|---|---|---|
| 場所 | 建物、棟、階、面、区画、設置場所、用途 | 配置図、平面図、現地写真 |
| 器具 | 番号、メーカー、型式、設置年、器具状態 | 銘板、仕様書、修理履歴 |
| 光源 | ランプ種類、本数、口金、消費電力、安定器 | 既存ランプ、器具内部、メーカー資料 |
| 電気・制御 | 回路、分電盤、スイッチ、センサー、タイマー | 回路図、盤表示、設定記録 |
| 法定区分 | 非常用照明、誘導灯、内蔵電池、点検記録 | 設備台帳、定期報告、消防設備点検 |
| 更新判定 | 交換、改造、継続使用、撤去、次回更新 | 調査表、承認記録、見積明細 |
ランプ交換・器具改造・器具交換の違い
LEDランプを既存の蛍光灯器具へ単純に差し替えられるとは限りません。口金、電圧、安定器、配線、調光、センサー、非常用機能、器具メーカーの適合条件を確認します。
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| 更新方法 | 主な内容 | 確認する範囲 |
|---|---|---|
| ランプ交換 | 既存器具を残し光源を交換 | 適合、安定器、口金、電圧、配線、保証 |
| 器具改造 | 安定器撤去や配線変更を実施 | 改造内容、表示、将来の交換方法、改造後保証 |
| 器具交換 | 器具、電源装置、カバー等を更新 | 取付寸法、配光、色温度、補修、防水性能 |
| 制御・配線更新 | センサー、スイッチ、タイマー、回路を更新 | 設定値、回路範囲、停電、既存設備との接続 |
| 継続使用 | 今回更新せず管理を継続 | 判断理由、予備ランプ、点検、次回更新時期 |
器具改造を行う場合は、改造した器具番号、配線変更、表示ラベル、施工日、将来のランプ交換方法を完成図書へ反映します。
照度・配光・明るさのむらを確認する
既存器具と同じワット数や同じ台数にしても、同じ明るさや配光になるとは限りません。ワット数だけで判断せず、照度測定と夜間の目視確認を組み合わせます。
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| 場所 | 照度・配光の確認 | 夜間に見るポイント |
|---|---|---|
| 共用廊下 | 床面、壁面、住戸前、曲がり角 | 鍵穴、顔、柱やPS周辺の暗がり |
| 階段 | 踏面、段差、踊り場、手すり | 上下階の明暗差、光源のまぶしさ |
| エントランス | 操作盤、郵便受け、掲示板、受付 | 顔の見え方、意匠、カメラ映像 |
| 駐車場 | 車路、車室、柱裏、歩行者通路 | 死角、高低差、車両からのまぶしさ |
| 外構 | 門扉、段差、歩行経路、植栽周辺 | 近隣への光、植栽による遮光 |
照度測定では、測定位置、時刻、天候、点灯状態、器具番号、測定値をLUX-001等の測定番号で記録し、PIC-LGT-001等の写真番号と対応させます。
色温度・演色性・まぶしさはどう決める?
LED照明は、照度が同程度でも光の色や対象物の見え方が異なります。建物全体を一律の色温度にせず、既存意匠、視認性、住戸への影響、利用者の感じ方を確認します。
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| 確認項目 | 確認内容 | 対象場所の例 |
|---|---|---|
| 色温度 | 暖かい光か白い光か、場所間の統一感 | エントランス、廊下、外構、集会室 |
| 演色性 | 顔、掲示物、床、壁、車両の色の見え方 | エントランス、駐車場、管理員室 |
| まぶしさ | 光源が直接視界に入らないか | 低い天井、階段、住戸前、車路 |
| 光漏れ | 住戸内や近隣へ過度な光が入らないか | 開放廊下、外灯、植栽照明 |
| 明暗差 | 隣接区画との明るさが急変しないか | 出入口、階段、廊下の曲がり角 |
色温度や意匠確認を工事中に変更する場合は、口頭だけで決めず、試験施工番号と承認番号を付けます。色の承認方法は大規模修繕の色決めも参考になります。
人感センサー・明るさセンサー・タイマーの確認方法
LED化と同時に制御方法を変える場合は、器具交換とは別の変更として管理します。センサーを追加すれば常に電気使用量が減るとは限らず、点灯頻度、待機状態、最低照度、利用者動線を確認します。
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| 制御設備 | 設定・確認項目 | 確認しやすい不具合 |
|---|---|---|
| 人感センサー | 検知範囲、方向、保持時間、静止時動作 | 曲がり角で反応しない、早く消える、誤検知 |
| 明るさセンサー | 点灯・消灯照度、日陰、季節、雨天 | 昼間に点灯する、夕方に点灯が遅れる |
| タイマー | 時刻、季節設定、停電後の時刻保持 | 時刻ずれ、設定消失、手動切替不能 |
| 調光 | 通常照度、深夜照度、人感時増光 | ちらつき、最低調光時の不点灯 |
承認後の検知範囲、点灯保持時間、点灯開始照度、年間タイマー、調光率は、SNS-LGT-001、TMR-LGT-001等の設備番号とともに完成図書へ残します。
非常用照明と一般照明を混同しない
非常用照明は、一般照明と同じ外観であっても、電源方式、内蔵電池、点検スイッチ、非常点灯、適合条件等が異なる場合があります。対象となる器具をEMG-LGT-001等で登録します。
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| 確認区分 | 確認項目 | 記録 |
|---|---|---|
| 設備特定 | 設置場所、器具番号、対象部分、既存図面 | 非常用照明台帳・配置図 |
| 器具・電源 | 器具仕様、内蔵電池、別置電源、充電状態 | 仕様書・電源系統図 |
| 更新 | 適合、取付、配線、点検スイッチ | 承認書・施工写真 |
| 試験 | 通常点灯、非常点灯、充電、復旧 | 試験記録・検査番号 |
| 引継ぎ | 定期報告との関係、次回点検、保証 | 完成図書・設備台帳 |
長期修繕計画に記載された周期は計画上の参考値であり、法定耐用年数や一律の交換期限ではありません。建物条件、法令上の対象、点検結果を個別に確認します。
誘導灯・誘導標識は消防設備として管理する
誘導灯と誘導標識は、避難口や避難方向を示す消防用設備です。一般照明や非常用照明とは分け、設置位置、種別、表示方向、視認性、非常電源、点検記録、不良履歴を確認します。
消防用設備等には点検と結果報告の制度があり、誘導灯・誘導標識にも個別の点検基準があります。適用条件、点検者、工事・整備に必要な資格、消防機関への確認要否は、用途、規模、工事内容、地域に応じて確認します。
共用部LED化の見積書で確認する項目
見積書は、調査・設計、撤去、新設、試験、廃棄、完成図書に分けます。「共用部LED化一式」とだけ記載せず、器具番号、場所、数量、工事方法を確認します。
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| 見積区分 | 主な内訳 | 比較時の確認 |
|---|---|---|
| 調査・設計 | 器具調査、台帳、照度、配光、回路、図面 | 調査対象数、夜間確認、法定設備確認 |
| 撤去 | ランプ、器具、安定器、配線、センサー | 撤去範囲、養生、高所作業、天井補修 |
| 新設 | LED器具、電源装置、制御、配線、ラベル | 型式、数量、色温度、防水性能、取付方法 |
| 試験 | 点灯、照度、センサー、タイマー、非常点灯 | 試験項目、測定位置、夜間確認、再確認 |
| 廃棄 | 廃蛍光ランプ、器具、安定器、運搬、処理 | 数量、保管、処理先、処理証明 |
| 完成図書 | 器具一覧、回路、設定値、試験、写真、保証 | 紙・電子データ、図面反映、次回点検 |
「LED化一式」を器具番号ごとに整理する
マンション共用部のLED化では、器具単価だけでなく、場所、数量、回路、照度、色温度、センサー、非常用照明、廃蛍光ランプ、試験点灯まで同じ条件で比較する必要があります。
ランプ交換、器具改造、器具交換、配線更新、法定設備を分け、見積書・仕様書・器具台帳を照合します。
電気料金の比較でそろえる条件
電気料金の削減額を比較する場合は、既存と更新後の消費電力だけでなく、点灯時間、台数、料金単価、人感・明るさセンサー、調光条件をそろえます。
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| 計算条件 | 既存設備 | 更新後設備 |
|---|---|---|
| 対象器具数 | 調査時の実数量 | 交換・増設・撤去後の数量 |
| 消費電力 | ランプと安定器等を含む条件 | 器具・電源装置を含む仕様値 |
| 点灯時間 | 常時、夜間、時間帯別 | センサー・タイマー設定を反映 |
| 電気料金単価 | 使用する契約・期間の単価 | 同じ単価条件で比較 |
| 保守条件 | 交換頻度、在庫、修理履歴 | 保証、交換方法、保守部品 |
計算結果は前提条件が変われば変動します。「LEDへ交換すれば必ず一定割合を削減できる」とは扱わず、試算条件を資料へ明記します。
撤去した蛍光ランプはどう処理する?
蛍光ランプは水銀使用製品として、破損を避けて分別・保管し、関係法令や自治体、処理業者の条件に沿って処理します。排出形態や契約によって廃棄物区分や必要書類が異なるため、個別に確認します。
器具番号ごとの撤去数量、ランプ種類、保管場所、処理委託先、処理証明等をWST-LGT-001へ登録し、完成図書へ添付します。
試験施工・サンプル点灯で確認すること
全数交換前に、共用廊下、階段、エントランス、駐車場、外構等の代表区画で試験施工を行う方法があります。承認した器具仕様と設定値を本施工へ反映します。
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| 確認項目 | 確認内容 | 記録方法 |
|---|---|---|
| 明るさ・配光 | 床、壁、曲がり角、段差、柱裏 | LUX-001・写真記録 |
| 光の見え方 | 色温度、演色性、まぶしさ、光漏れ | SMP-LGT-001・承認記録 |
| 制御 | 検知範囲、保持時間、タイマー、調光 | 設定値一覧・動画または写真 |
| 防犯・運用 | 顔、鍵、カメラ映像、夜間動線 | 夜間確認記録 |
| 法定設備 | 非常点灯、誘導灯の視認性 | 個別試験・点検記録 |
施工・試験・是正・完成図書の流れ
施工前に、対象区画、器具番号、回路、停電範囲、作業時間、居住者動線、養生、試験方法を施工計画書で確認します。
不点灯、ちらつき、照度不足、センサー不良、配光の偏り等はNCR-LGT-001で管理し、指摘、是正、再確認、完了判定を分けます。施工方法は施工計画書の確認方法、記録は大規模修繕の工事写真も参考になります。
ワンリニューアル式の共用部照明LED更新・照度管理台帳
「マンション共用部照明LED更新・照度管理台帳」を作成し、建物・棟・階・区画、器具、回路、照度、制御、法定設備、廃棄、完成図書を共通番号で結びます。
建物、棟、階、面、区画、用途を登録
器具、ランプ、安定器、制御、回路を採番
一般、非常用照明、誘導灯、外灯等に分類
ランプ、改造、器具、制御、継続等に分類
配光、色温度、センサー、試験施工を承認
写真、照度、点灯、指摘、是正を追跡
図面、設定値、保証、廃棄、次回点検を登録
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| 区画・器具 | 設備区分 | 更新方法 | 照度・制御 | 承認・検査 | 廃棄・完成図書 |
|---|---|---|---|---|---|
| ZON-A3-N-01 LGT-023 | 一般共用照明 | 器具交換 | LUX-014 SNS-LGT-004 | APR-LGT-005 INS-LGT-008 | WST-LGT-003 DOC-LGT-002 |
| ZON-A2-ST-01 EMG-LGT-002 | 非常用照明 | 個別器具更新 | 非常点灯確認 | APR-LGT-006 INS-LGT-009 | DOC-LGT-003 |
台帳には、メーカー、型式、ランプ、消費電力、安定器、電源装置、器具状態、回路、色温度、演色性、配光、防水条件、施工日、写真、試験結果、保証条件、次回点検時期、担当者、期限等も登録します。
「LED化一式」の範囲を整理した匿名事例
築年数の異なる複数棟で構成されたマンションで、共用廊下と階段の蛍光灯をLED化した事例です。当初の見積書には「共用部照明LED化一式」とだけ記載されていました。
現地調査では、同じ階でも器具型式が異なる、一部だけLED化済み、人感センサー付きと常時点灯が混在、非常用照明が一般器具一覧に混在、屋外階段器具に腐食がある、図面数量と現地数量が一致しないといった相違が確認されました。
区画登録
器具交換
試験施工
照度測定
暗がり指摘
完成図書
器具を「ランプ交換」「器具交換」「非常用照明として個別更新」「継続使用」に分け、代表区画で色温度、配光、センサー時間、夜間の暗がりを確認しました。曲がり角の暗がりは、器具位置と配光を再確認し、再測定後に完了判定しました。
完成図書に残す資料
完成図書では、どの器具をどの方法で更新し、どの設定値で運用し、撤去品をどのように処理したかを追跡できる状態にします。
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| 資料 | 確認内容 | 管理番号 |
|---|---|---|
| 器具一覧・配置図 | 場所、番号、型式、区分、更新方法 | DWG-LGT-001 |
| 回路・制御図 | 分電盤、回路、スイッチ、センサー、タイマー | ELE-CIR-03 |
| 設定値一覧 | 色温度、調光、検知範囲、保持時間、点灯時刻 | SNS-LGT-001等 |
| 試験・照度記録 | 点灯、照度、非常点灯、夜間確認、再確認 | INS-LGT-001/LUX-001 |
| 写真・是正記録 | 撤去前、配線、器具、完成、指摘、是正 | PIC-LGT-001/NCR-LGT-001 |
| 廃棄記録 | ランプ種類、数量、処理先、証明書類 | WST-LGT-001 |
| 保証・保守資料 | 保証期間、条件、交換方法、次回点検 | DOC-LGT-001 |
器具ラベル、設定値、図面、廃棄記録等が不足している場合は、照明の点灯と書類の完了を分け、残工事の管理方法に沿って期限と担当者を整理します。
マンション共用部のLED化でよくある質問
- Q.マンション共用部のLED化では何を確認しますか?
- A.照明器具の場所、種類、数量、回路、照度、配光、色温度、センサー、非常用照明・誘導灯の区分を確認し、ランプ交換、器具改造、器具交換、継続使用に分けます。
- Q.2027年末で蛍光灯は使えなくなりますか?
- A.一般照明用蛍光ランプの製造・輸出入は種類ごとに段階的に規制されますが、現在使用中のランプの継続使用や流通在庫の購入まで一律に禁止されるものではありません。
- Q.蛍光灯のランプだけをLEDへ交換できますか?
- A.器具、安定器、配線、口金、電圧、調光、センサー、非常用機能等によって異なります。器具ごとに適合性と施工方法を確認します。
- Q.LED化では照度を高くした方がよいですか?
- A.一律に明るくするのではなく、場所の用途、段差、顔の見え方、まぶしさ、住戸への光漏れ、防犯カメラ映像等を踏まえて確認します。
- Q.非常用照明も一般のLED器具へ交換できますか?
- A.非常用照明は、電源、内蔵電池、適合、点検等の条件が関係する場合があります。一般照明と分けて更新方法と非常点灯を確認します。
- Q.誘導灯と非常用照明は同じ設備ですか?
- A.同じではありません。非常用照明と、消防用設備である誘導灯・誘導標識は、目的、法令、点検、記録を分けます。
- Q.撤去した蛍光ランプはどう処分しますか?
- A.水銀使用製品として、排出形態、契約、自治体、処理業者の条件に従って分別・保管・処理し、数量と処理記録を完成図書へ残します。
関連記事
まとめ
マンション共用部のLED化では、建物・棟・階・区画ごとに器具を登録し、ランプ交換、器具改造、器具交換、制御更新、継続使用を分けます。既存の安定器、配線、電源装置、回路も確認し、ワット数だけで明るさを判断しないことが重要です。
照度、配光、色温度、演色性、まぶしさ、人感センサー、タイマーを場所別に確認し、一般照明、非常用照明、誘導灯を区別します。試験施工の承認仕様を本施工へ反映し、夜間確認、廃蛍光ランプの処理、指摘・是正、完成図書までを器具番号で追跡します。
費用、削減効果、照度、更新時期、法令、定期報告、廃棄区分、保証は、建物、器具、地域、契約、施工方法によって異なります。すべての蛍光灯を直ちに交換するのではなく、器具台帳と修繕計画を基に更新範囲を整理しましょう。
照明器具・回路・照度・法定設備を一体で整理します
見積書、照明器具台帳、配置図、回路図、器具仕様書、照度記録、センサー設定、非常点灯記録、施工写真、廃棄記録、保証書を照合し、更新対象と継続使用範囲を整理する支援を行っています。
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