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マンションの排水管更生工事とは?交換との違い・適用条件・施工品質・管内検査の確認方法

設備更新・インフラ 2026.07.31 (Fri) 更新

マンションの排水管更生工事とは?交換との違い・適用条件・施工品質・管内検査の確認方法

 

今回は

『マンションの排水管更生工事とは?交換との違い・適用条件・施工品質・管内検査の確認方法』

をご紹介させて頂きます!

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マンションの排水管更生工事は、既存管を残して施工できる可能性がある一方、すべての排水管へ適用できるわけではありません

工法名や施工延長を決める前に、既存管の材料、変形、穴あき、継手、分岐、曲がり、洗浄状態、施工区間、検査方法を確認します。
施工できない区間や部分交換へ変更する区間も、当初見積から分けて記録する必要があります。

更生可能の当初判定を訂正 部分交換へ変更 管内カメラで再確認 材料使用量の根拠未提出 分岐部を再開口

 

目次

マンションの排水管更生工事はすべての配管へ適用できるわけではない

マンションの排水管更生工事は、既存の排水管を撤去せず、管内を洗浄・処理したうえで内面を改修する方法です。一般にライニング工事と呼ばれる場合もありますが、材料、施工工程、適用条件、検査方法は工法によって異なります。

既存管を残すため、天井や壁の開口を抑えられる場合があります。しかし、著しい変形、欠損、穴あき、勾配不良、支持不良、施工機材を通せない曲がり、洗浄できない区間などが確認された場合は、条件付き適用、対象外、部分交換等を検討します。

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確認対象更生工事前に確認する内容判断へ与える影響
既存管材料、口径、腐食、変形、穴あき、補修跡適用候補・条件付き・対象外を判断
管路形状分岐、曲がり、継手、段差、掃除口施工機材、材料施工、検査範囲を決定
施工前状態付着物、油分、水分、異物、閉塞洗浄、再洗浄、施工延期を判断
施工区間開始点、終了点、未施工区間、部分交換区間数量、見積、保証区間へ反映
品質確認管内映像、施工記録、材料記録、必要な試験指摘、是正、再施工、再検査へ接続

匿名事例は、築30年・8階建て・48戸の分譲マンションです。複数の雑排水立て管があり、当初見積は「雑排水立て管更生工事一式」「管内洗浄一式」「管内カメラ調査一式」でした。しかし、施工対象系統、開始点、終了点、過去に交換済みの区間、材料使用量、施工できない区間が明確ではありませんでした。

更生工事の可否は、建物の築年数や配管の名称だけでは決めません。既存管を残す工法であるからこそ、施工後も構造体として残る既存管の状態を把握し、どの区間へ何を施工するのかを登録することが重要です。

 

排水管交換・更生・清掃・調査の違い

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区分主な目的既存管の扱い本記事での位置づけ
交換・更新既存管を撤去し、新しい配管を設置対象区間を撤去適用できない区間の対応候補として扱う
更生既存管内面を材料等で改修既存管を残す適用判定・施工品質・検査を詳しく扱う
清掃付着物や閉塞等への維持管理・施工前処理既存管を残す更生施工とは別工程として扱う
調査材料、状態、経路、施工可否を確認確認方法による更生工事の適用判定資料として扱う

排水管清掃と更生工事は同じではありません。高圧洗浄等で付着物を除去しても、それだけで更生材料の施工が完了したことにはなりません。洗浄後の管内状態を確認し、採用工法が求める施工前条件を満たしているかを判断します。

管内カメラ、開口、抜管等も調査方法であり、調査そのものを更生工事として扱いません。管内カメラで見える範囲だけでは、既存管材料、管厚等、外面状態、支持、勾配などを十分に確認できない場合があります。

排水管交換の撤去、新設管、支持、勾配、内装復旧は更生工事と異なる工事管理が必要です。本記事では交換工事の詳細を繰り返さず、更生対象外となった区間を部分交換へ変更する際の記録方法を中心に説明します。

 

既存の給排水管改修記事と更生工事記事を分ける理由

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記事テーマ主な検索意図確認する内容
給排水管改修の総論給水と排水、更新時期、工法選択の全体像大規模修繕と設備更新を一緒に考える理由
排水管交換工事撤去、新設、開口、内装復旧、排水禁止新設配管、支持、勾配、通水等
排水管更生工事適用条件、施工品質、管内検査、保証既存管、洗浄、材料、映像、是正

既存の総論記事は、給水管と排水管の違い、設備改修を大規模修繕と同時に検討する理由、交換と更生の概要を扱います。本記事は、その中から排水管更生の適用判定と品質確認だけを掘り下げます。

「交換と更生のどちらがよいか」という一般的な比較だけでは、実際の工事を管理できません。更生を採用する場合には、どの管へ施工できるのか、どの区間を除外するのか、どの材料を使用したのか、施工前後の映像が揃っているかまで確認する必要があります。

給排水設備全体の判断は、マンションの給水管・排水管改修とは?で確認できます。

 

既存管の材料・口径・継手・改修履歴を確認する

既存管確認票 EXS-LIN-001
排水系統雑排水 DRN-SYS-002
配管区間立て管STK-LIN-002・8階~1階
図面記載同一材料として登録
現地確認一部階で材料相違
過去履歴一部区間は交換済み

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確認項目確認資料・方法更生判定での注意点
既存材料竣工図、設備図、表示、開口、抜管外観や築年数だけで断定しない
口径・継手図面、現地計測、管内映像、接続部同一系統でも区間差を確認
過去交換・補修工事履歴、写真、完成図、住戸記録施工対象から除外する区間を登録
隠蔽区間点検口、開口、抜管等確認できない範囲を未確認として残す
既存補修材履歴、管内映像、採取資料更生材料との適合確認資料へ反映

外観や竣工図だけで既存管材料を確定しません。同じ立て管でも、漏水補修、住戸改修、過去の部分更新により、階や区間ごとに異なる材料・継手が使われている場合があります。

匿名事例では、図面上は同じ材料とされていた立て管の一部に異なる配管があり、過去に交換済みの区間も確認されました。交換済み区間を更生数量へ含めず、既存管との接続部を別区間として登録しました。

材料の確認は、適用判定だけでなく材料承認、洗浄方法、施工条件、保証区間にも影響します。確認できない隠蔽区間を「同じ材料のはず」と推測で埋めず、追加調査、条件付き適用、対象外のいずれかへ分類します。

 

更生工事の適用判定を5段階で管理する

候補図面・履歴から検討対象とした段階
調査中管内カメラ・開口・抜管等を実施
条件付き適用洗浄・部分交換等を条件に施工
適用区間・材料・検査方法が確定
対象外交換・別工法等を検討

適用判定を「できる・できない」の二択にすると、洗浄後に再判定する区間、部分交換後に更生する区間、開口調査を条件とする区間が管理できません。候補、調査中、条件付き適用、適用、対象外の5段階で状態を記録します。

対象外となる可能性がある条件には、著しい変形、欠損、穴あき、配管位置のずれ、勾配・支持の問題、施工機材が通らない区間、洗浄・施工後検査ができない区間などがあります。具体的な判定は、採用工法、材料、施工会社の施工要領、既存管条件を照合して行います。

当初判定:立て管全区間を更生可能 調査後:一部区間を条件付き、曲がり部を部分交換候補へ変更

匿名事例では、一つの曲がり部で施工条件の再確認が必要となり、別区間では付着物が多く再洗浄が必要でした。最終的に一部区間を対象外とし、部分交換案へ変更しました。対象外区間が生じたことだけで調査不足と断定せず、判定根拠と見積変更を確認します。

 

施工区間の開始点・終了点・分岐を配管番号で登録する

開始点 STA-LIN-002
7階掃除口
終了点 END-LIN-002
1階横主管接続前
分岐 BRH-LIN-004
再開口確認
曲がり BND-LIN-003
条件付き適用

「立て管1本更生」「雑排水管○m」といった数量だけでは、施工した場所を特定できません。建物、棟、排水種類、排水系統、配管番号、施工区間、開始点、終了点、分岐、曲がり、継手、掃除口を階層化します。

匿名事例では、A棟の雑排水立て管DS-02について、7階掃除口から1階横主管接続前までを施工区間SEC-LIN-002として登録しました。既に交換済みの区間、機材が通らない曲がり、未施工区間は同じ施工区間へ含めず、別番号で管理しました。

施工区間番号は、見積、洗浄記録、材料使用量、管内映像、指摘、是正、保証書で共通使用します。区間番号が一致していれば、施工前映像はあるが施工後映像がない区間や、保証対象から漏れた区間を把握しやすくなります。

 

図面・管内カメラ・開口・抜管調査を使い分ける

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調査方法確認できる内容確認できない・限定される内容記録
図面・履歴調査設計時の経路、材料、口径、過去工事現況との差、未記録の改修図面番号、履歴番号
管内カメラ撮影範囲の付着物、変形、分岐、異物等外面、支持、勾配、全品質項目映像番号、方向、距離
開口調査材料、口径、接続、周辺状態、作業空間開口範囲外開口番号、写真、復旧
抜管・採取採取区間の材料、内外面、断面状態等建物全体への一律適用採取位置、試料番号
施工アクセス調査掃除口、投入位置、換気、機材、立入り施工後の品質そのものアクセス図、施工計画

管内カメラは、更生工事の適用判定と施工後確認に重要ですが、管内映像だけで適用可否を確定しません。カメラが通過したことと、施工機材・材料を適切に施工できることも同じではありません。

図面・履歴で経路と材料を把握し、管内カメラで内部状態を確認し、必要に応じて開口・抜管で材料や断面状態を確認します。調査方法ごとに確認できる内容と確認できない内容を記録し、誰が適用判定を行ったかを残します。

匿名事例では、管内映像で曲がりと付着物を確認した後、過去に交換された区間を工事履歴と開口調査で確認しました。代表区間の映像だけを他の立て管へ自動適用せず、系統ごとに調査状態を登録しています。

 

管内洗浄と更生材料の施工を分けて記録する

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工程確認内容記録項目
洗浄前確認付着物、油分等、異物、既存補修跡施工前映像、区間番号
管内洗浄方法、回数、洗浄区間、回収物、廃水洗浄番号、施工者、日付
洗浄後確認残存付着物、異物、再洗浄の要否洗浄後映像、確認者
施工前条件確認水分、油分、粉じん、換気、作業環境条件確認票、延期判断
更生材料施工材料、ロット、使用量、時間、施工区間施工番号、材料使用量票

「高圧洗浄済み」という一項目だけで、更生材料を施工できる状態になったとは判断しません。洗浄は付着物等を除去する工程であり、更生材料を施工する工程とは別です。

洗浄前後の映像、洗浄方法、回数、回収物、再洗浄の有無を施工区間別に残します。匿名事例では、一部区間で付着物が残り、再洗浄後に施工前条件を再確認しました。再洗浄が追加となる一方、更生対象外となった別区間では洗浄・施工数量が減少しました。

洗浄水や回収物の処理、周辺設備への影響も施工計画で確認します。具体的な洗浄方法や施工前条件は、採用する工法、既存管、材料、施工要領に応じて確認してください。

 

洗浄後の管内状態と施工前条件を確認する

洗浄後確認票 WAS-LIN-001
付着物一部残存
異物除去後に再撮影
既存補修跡区間別に登録
再洗浄対象区間のみ実施
施工前条件票 PRE-LIN-001
管内状態工法要領と照合
換気・排気経路を確認
材料保管施工場所と分離
施工判定施工可

洗浄後は、水分、油分、粉じん、異物、付着物、既存補修材、換気、材料保管、施工可能時間、誤排水防止等を確認します。固定的な温度、湿度、乾燥時間を記事内で一律に示さず、採用工法の施工要領書や材料メーカー資料と照合します。

施工区間ごとに「未確認」「条件確認中」「施工可」「延期」を管理します。上階の区間が施工可能でも、別の階や曲がり部が同じ状態とは限りません。施工前条件が不足している区間は、工程を優先して施工せず、再洗浄、追加乾燥等、施工延期、部分交換等を検討します。

匿名事例では、再洗浄区間の施工開始を後ろへ変更し、排水禁止案内も再通知しました。施工前条件の変更は、工程だけでなく居住者・店舗の使用制限にも影響するため、施工記録と案内記録を同じ区間番号へ接続します。

 

更生材料・材料ロット・使用量を施工区間へつなげる

材料承認票 APR-LIN-001
メーカー・製品承認資料で確認
適用配管・口径施工区間と照合
材料ロットLOT-LIN-004
予定量・搬入量区間別計画と納品記録
施工要領・安全資料承認日・承認者を登録

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施工番号区間番号材料・ロット予定量使用量・残量
WRK-LIN-001SEC-LIN-001MAT-LIN-001/LOT-LIN-004施工計画値を登録実使用量・残量を記録
WRK-LIN-002SEC-LIN-002MAT-LIN-001/LOT-LIN-004口径・延長別に算出再施工分を分離
WRK-LIN-003SEC-LIN-003対象外へ変更当初予定量未使用分を減額確認

更生材料も、「更生材一式」だけで確認を終えません。メーカー、製品名、適用配管、口径、施工区間、施工方法、材料ロット、使用期限、保管条件、施工要領、安全データシート、材料証明等を材料承認票で確認します。

承認した材料と、現場へ搬入した材料、実際に使用した材料を施工区間へ接続します。予定量、搬入量、使用量、残量、廃棄量、再施工使用量を記録します。ただし、材料使用量が多いことだけで所定の施工状態が確保されたとは判断できません。

匿名事例では、当初見積に材料使用量の根拠がなく、立て管本数と一式金額だけが記載されていました。区間長、口径、材料ロット、施工時間、施工者、施工前後映像を同じ施工番号へつなぎ、対象外区間の未使用分を減額対象として整理しました。

 

直線部だけでなく分岐・曲がり・継手・掃除口を確認する

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部位施工前確認施工後確認記録
分岐位置、接続設備、開口状態閉塞、再開口、接続状態BRH-LIN番号、映像
曲がり位置、形状、機材通過材料の偏り等、通過状態BND-LIN番号、指摘
継手段差、隙間、ずれ、腐食施工後形状、未施工の有無JNT-LIN番号、前後映像
掃除口・接続口施工アクセス、開閉、漏水復旧、表示、清掃状態CLN-LIN番号、完了確認

直線部分の施工後映像が整っていても、分岐、曲がり、継手、掃除口の状態を確認しなければ、施工区間全体を完了とは判断できません。材料が分岐をふさいでいないか、必要な開口が確保されているか、曲がり部で施工状態に偏り等がないかを確認します。

匿名事例では、一部の分岐で開口状態を再確認し、異物が残っていた区間を是正しました。施工会社の口頭報告だけで完了とせず、分岐再開口番号、是正番号、再撮影映像番号を付けています。

部位ごとに写真・映像番号を付け、施工前、施工後、是正後を比較します。確認方法は工法・仕様によって異なるため、特定の状態を記事内で一律に合格・不合格とは断定しません。

 

排水禁止・臭気・換気・住戸立入りを施工計画へ反映する

事前案内棟・系統・住戸・設備を通知
排水禁止誤使用防止・緊急連絡を設定
洗浄・施工換気・排気・材料管理を実施
検査・是正映像・必要確認を完了
使用再開確認者・時刻を記録して通知

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管理項目確認内容案内・記録
排水禁止トイレ、浴室、洗面、洗濯機、台所等設備別・系統別に開始と再開を通知
住戸・店舗立入り掃除口、設備接続、施工アクセス日時、鍵管理、再訪問を記録
臭気・換気材料、施工場所、排気経路、周辺利用施工計画、安全資料、居住者案内
作業環境材料保管、立入り制限、作業員保護施工会社の安全管理記録
工程変更再洗浄、再施工、延期、部分交換再案内と排水禁止計画を更新

給水を止めていない場合でも、施工対象の排水管へ水を流さないよう、設備別の排水禁止案内が必要です。「水道は使えます」という案内だけでは、トイレや台所を誤使用する可能性があります。

固定的な排水禁止時間は示さず、系統、施工区間、洗浄、材料施工、検査、是正の進行に応じて確認します。予定時刻を過ぎただけで自動的に再開せず、使用再開確認者が状態を確認してから案内します。

臭気や作業環境は、使用材料、施工場所、換気、排気経路、住戸内作業、店舗、在宅勤務者、乳幼児、高齢者等の条件を整理します。臭気がないことや健康上の影響が一切ないことを保証せず、材料情報、安全データシート、施工計画、居住者案内を確認します。

 

施工前後の管内映像を同じ区間・方向で比較する

施工前 CAM-BEF-001

付着物、腐食、分岐、継手位置を登録

洗浄後 CAM-WAS-001

残存付着物と再洗浄の要否を確認

施工後 CAM-AFT-001

施工区間、分岐、異物、未施工を確認

是正後 CAM-REI-001

指摘区間の再施工・再検査を確認

施工前後の映像は、同じ施工区間、撮影方向、開始位置、終了位置、分岐・継手位置が分かる状態で比較します。編集された代表映像だけでは、契約した全区間を確認できません。

映像番号、施工区間番号、撮影日、撮影者、方向、距離表示等、分岐、継手、施工前状態、施工後状態、指摘、是正後映像、確認者を登録します。施工対象区間一覧と提出映像一覧を照合し、映像が不足する区間や番号が一致しない区間を指摘します。

匿名事例では、施工後映像の番号と施工区間番号に不一致がありました。施工会社へ対応表の修正と不足映像の再提出を求め、分岐部の再開口と異物除去後の再撮影まで確認しました。

施工会社自主確認済み 監理側確認済み 是正中 再検査済み 発注者側確認済み

施工区間・材料・映像を一続きに確認する

排水管更生工事では、工法名や施工延長だけでなく、既存管の状態、適用判定、施工区間、洗浄、材料ロット、材料使用量、施工前後映像を一続きに確認する必要があります。

ワンリニューアルでは、排水系統、施工区間、材料、施工、管内映像、指摘、是正、再検査、保証を共通管理番号でつなぎ、どの区間へ何を施工したかを追跡できる状態を重視します。

 

管内カメラだけで確認できない品質項目を整理する

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確認項目管内映像で確認できる可能性併せて確認する記録
施工区間・未施工区間区間・位置が特定できれば確認可能施工区間表、撮影方向、距離情報
分岐・曲がり・継手撮影範囲と映像状態による施工前映像、再開口、施工記録
異物・閉塞等映像で確認できる場合あり洗浄記録、是正記録
材料・ロット・使用量映像だけでは確認できない材料承認、納品、使用量票
施工前条件・作業時間映像だけでは確認できない施工前条件票、施工日報
仕様上必要な試験等映像だけでは代替できない場合あり仕様書、試験記録、施工要領

施工後映像が整って見えることだけで、すべての品質項目に問題がないとは判断しません。管内カメラで確認できるのは、撮影可能な範囲の表面状態や形状等です。

材料ロット、使用量、施工条件、作業時間、施工者、必要な試験、施工要領への適合は、映像以外の記録で確認します。特定の膜厚等を管内映像だけで確認できるとも断定しません。品質確認方法は採用工法、仕様書、契約条件に応じて決めます。

自主検査、監理側確認、発注者側確認も分けます。施工会社は施工記録と社内是正を確認し、監理・発注者側は契約区間、材料承認、映像対応、指摘、再検査、完了数量、保証を照合します。

 

指摘・再洗浄・再施工・部分交換・再検査の進め方

指摘 NCR-LIN-001
施工対象区間の映像不足、分岐部の開口状態、異物、未施工区間、材料記録不足等を区間別に登録します。
是正 COR-LIN-001
再洗浄、異物除去、分岐再開口、部分再施工、追加調査、記録補完等から方法を決定します。
再施工 REW-LIN-001
施工区間、材料ロット、使用量、施工者、日時、排水禁止への影響を記録します。
再検査 REI-LIN-001
是正後映像、必要な確認、未完了事項、使用再開の可否を確認します。

「直しました」という口頭報告だけで完了としません。指摘番号、施工区間、指摘内容、期限、是正方法、是正日、再施工番号、再検査結果を残します。

是正方法は一律に決めず、再洗浄、異物除去、分岐再開口、部分再施工、部分交換、映像再撮影、記録補完等を区間ごとに検討します。施工できない区間を無理に更生対象へ戻さず、対象外として交換案へ切り替えることもあります。

匿名事例では、異物が残った区間を再洗浄・再施工し、施工条件を満たせない曲がり部は部分交換へ変更しました。再施工数量は増額、対象外となった更生区間は減額として同じ変更契約へ反映しました。

 

見積数量を施工延長・洗浄・映像・分岐・部分交換に分ける

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見積区分数量単位例変動条件
更生対象配管系統、本、口径別m、施工区間適用確定区間、開始点・終了点
洗浄・施工前処理区間、m、回付着物、再洗浄、回収物
調査・映像区間、映像数、撮影回数施工前後、是正後、再検査
分岐・曲がり・継手箇所再開口、機材通過、施工状態
住戸・店舗対応住戸、店舗、立入り回数、日排水禁止、鍵管理、工程分割
部分交換・対象外区間、m、箇所更生不可区間、追加工事、減額
材料・検査・完成図書材料量、試験数、書類一式等材料ロット、再施工、保証範囲

施工延長だけで工事全体を比較しません。同じ延長でも、口径、分岐、曲がり、付着物、洗浄回数、施工アクセス、住戸立入り、店舗対応、排水禁止、再施工、部分交換が異なれば見積条件は変わります。

固定的な1m当たり、1系統当たり、1戸当たりの金額で総額を断定しません。交換工事と費用を比較するときは、内装復旧、部分交換、将来交換、調査、映像検査、保証等の含有範囲をそろえます。

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数量段階主な意味確認資料
計画・調査数量図面・調査対象として設定系統表、調査計画
見積・契約数量契約前に算出・合意した数量見積内訳、契約単価表
洗浄後・適用確定数量施工可能区間と対象外を確定判定票、映像、変更契約
施工・検査数量実際に施工し検査した数量施工記録、映像一覧
是正・完了数量指摘対応と再検査を終えた数量是正票、完了数量表
請求数量請求書へ計上する数量契約・変更・完了との照合

 

増加数量と対象外区間の減額を変更契約へ反映する

増加する可能性がある内容

  • 再洗浄・付着物除去
  • 追加の管内調査・開口
  • 分岐再開口・再施工・再検査
  • 対象外区間の部分交換
  • 住戸立入り・店舗工程の追加
減少する可能性がある内容

  • 更生対象から外れた区間
  • 既に交換済みの区間
  • 不要となった洗浄・開口
  • 減少した材料使用量
  • 重複していた映像・立入り数量

適用判定後に更生対象が減った場合は、対象外区間の数量と金額を確認します。対象外となったことだけで施工会社の調査不足と判断せず、事前に確認できた範囲、洗浄・開口後に判明した理由、部分交換への変更内容を記録します。

変更契約には、排水系統、施工区間、変更理由、変更前後数量、単価、増額、減額、調査映像、施工映像、工程・排水禁止への影響、承認者、承認日を記載します。口頭承認だけで請求額を変更しません。

匿名事例では、再洗浄・再施工区間を増額し、過去に交換済みだった区間と対象外となった区間を減額しました。増加と減少を別時期に処理せず、同じ変更契約で差し引きと根拠を確認しました。

追加・減額の確認は、大規模修繕の変更契約も参考にしてください。

 

完了数量と請求数量を施工区間別に照合する

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照合対象確認内容状態
契約数量系統・施工区間・単価との一致確認済み
適用確定数量条件付き・対象外・部分交換の反映判定反映
施工・検査数量施工記録、映像、材料記録との一致照合済み
是正・完了数量再施工・再検査が完了した区間完了確認
請求数量契約・変更・完了数量との一致請求照合済み
未施工・対象外請求対象と分離し将来計画へ登録別管理

施工した数量と完了数量は同じとは限りません。映像不足、指摘、再施工、再検査が残る区間は、完了条件を満たしたか確認します。請求数量が完了数量を上回っていないか、対象外区間の減額が反映されているかを施工区間別に照合します。

「一式見積」自体を不適切とは判断しませんが、一式に含まれる施工区間、洗浄、材料、映像、是正、保証の範囲を確認します。完了数量と請求数量の照合には、施工区間一覧、映像対応表、変更契約、完了確認票を使用します。

 

保証対象区間・未施工区間・将来交換区間を分ける

更生済み
保証区間SEC-LIN-001
部分交換
交換区間RPL-LIN-001
未施工・対象外
EXC-LIN-001
将来交換候補
FTR-RPL-001

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区分確認内容完成図書への記録
保証対象区間施工区間番号、起算日、材料・施工保証保証書と施工区間図を一致
保証対象外区間既存管、未施工、部分交換、免責等対象外理由を明示
次回点検区間映像、清掃、漏水・詰まり履歴点検番号と時期を登録
将来交換区間対象外、部分交換、既存管の状態将来交換番号を付与

保証期間の長さだけで会社や工法を評価しません。保証対象系統、施工区間、対象外区間、起算日、材料保証、施工保証、免責、不具合申告先、調査方法を確認します。

保証対象区間と施工区間番号を一致させることで、どの管が保証対象かを将来確認できます。未施工区間、部分交換区間、既存管を残した対象外区間は、保証書と完成図へ別表示します。

更生工事後も点検や将来の交換・更新を検討する可能性があります。固定的な耐用年数を示さず、材料、工法、既存管、施工状態、使用環境、保証条件、点検結果を確認します。匿名事例では、将来交換候補区間を完成図へ登録しました。

 

管理組合と一棟オーナーで異なる工法承認・立入り対応

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区分主な確認事項承認・記録
管理組合規約、共用・専有、工法比較、適用区間理事会、修繕委員会、総会、議事録
管理組合の居住者対応住戸立入り、区分所有者、賃借人、店舗案内、同意、鍵管理、再訪問
一棟オーナー所有者決裁、法人承認、資金、工事時期契約権限、変更承認、支払記録
一棟所有の入居者対応賃貸借契約、入居者、店舗、空室通知、立入り、営業影響、鍵管理
共通対象外区間、変更契約、保証、将来交換根拠資料、確認者、承認日

管理組合では、更生工事の採用理由、交換・部分交換との比較、適用区間、対象外区間、住戸立入り、保証を区分所有者へ説明できる状態にします。追加・減額を誰が承認できるかも、契約前に確認します。

一棟オーナーには総会決議はありませんが、適用判定、工法比較、施工区間、入居者対応、変更承認の記録は必要です。店舗や空室がある場合は、営業時間、鍵管理、排水禁止、営業への影響を分けます。

会計・税務上の扱いは、工事内容や所有形態等で異なるため、一律に断定せず専門家へ確認します。

 

ワンリニューアル式・排水管更生適用・管内品質管理台帳

大規模修繕・排水管更生適用・管内品質管理台帳

建物、棟、排水種類、排水系統、配管、施工区間、調査、適用判定、洗浄、材料、施工、管内映像、指摘、是正、再検査、保証、次回点検を共通管理番号で接続します。

以下の番号は、行政、法令、下水道事業者、材料メーカー、施工会社、業界団体等が定めた公式番号ではなく、ワンリニューアル独自の管理番号です。

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管理対象番号例主な記録
排水系統・配管DRN-SYS-001/PIP-LIN-001材料、口径、経路、既存状態
施工区間SEC-LIN-001/STA-LIN-001/END-LIN-001開始点、終了点、分岐、曲がり
調査・判定SRV-LIN-001/APL-LIN-001調査方法、適用状態、判定理由
洗浄・施工前条件WAS-LIN-001/PRE-LIN-001洗浄回数、映像、施工可否
材料・施工MAT-LIN-001/LOT-LIN-001/WRK-LIN-001材料、ロット、使用量、施工者
映像・検査CAM-BEF-001/CAM-AFT-001/INS-LIN-001施工前後映像、確認者、検査結果
指摘・是正NCR-LIN-001/COR-LIN-001/REI-LIN-001指摘、再施工、再検査
保証・将来交換WRN-LIN-001/FTR-RPL-001保証区間、対象外、次回点検

台帳では、適用判定と施工区間を固定せず、調査中、条件付き、対象外への変更履歴を残します。材料ロット、予定量、使用量、映像番号、指摘、再施工を施工区間へ接続します。

完成後は、保証対象区間、未施工区間、部分交換区間、将来交換区間を完成図書へ反映します。将来、別の施工会社や管理担当者が見ても、どの区間へ何を施工したかを追跡できる状態が重要です。

 

更生予定区間の一部を部分交換へ変更した匿名事例

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確認段階当初計画調査・施工後見直し内容
施工対象雑排水立て管更生一式交換済み区間・対象外区間を確認施工区間番号を再設定
既存管同一材料を想定一部階で材料が異なる材料別に適用判定
洗浄一式付着物が多い区間を再洗浄再洗浄を追加
曲がり・分岐詳細不明曲がり部を対象外、分岐を再開口部分交換・再検査へ変更
管内映像代表映像を提出番号不一致・不足区間を確認施工区間別の前後映像へ変更
費用・保証追加・減額条件不明再施工増額・対象外減額変更契約と保証区間へ反映

当初計画では、複数の雑排水立て管を一式で更生する予定でした。調査後、一部階で配管材料が異なり、過去に交換済みの区間、再洗浄が必要な区間、施工条件を確保できない曲がり部が確認されました。

曲がり部は更生対象から外し、部分交換案へ変更しました。施工後は分岐部の開口状態と異物を指摘し、再施工・再撮影・再検査を実施しました。対象外区間は減額、再洗浄・再施工区間は増額として変更契約へ反映しています。

保証書には施工区間番号を記載し、未施工区間、部分交換区間、将来交換候補を完成図へ登録しました。築年数、戸数、系統数、費用、工期は説明用であり、標準値ではありません。

 

マンションの排水管更生工事でよくある質問

マンションの排水管更生工事とは何ですか?

既存の排水管を残し、管内を洗浄・処理したうえで内面を改修する工事です。既存管の材質、変形、破損、施工区間等を確認して適用を判断します。

排水管交換と更生工事は何が違いますか?

交換は既存管を撤去して新設し、更生は既存管を残して内面を改修します。適用条件、開口、検査、将来更新等が異なります。

排水管清掃と更生工事は同じですか?

同じではありません。清掃は維持管理や施工前処理、更生は既存管内面を改修する工事です。

すべての排水管へ更生工事を行えますか?

すべてに適用できるとは限りません。材料、変形、穴あき、継手、曲がり、分岐、洗浄状態、機材通過等を確認します。

管内カメラだけで更生できるか判断できますか?

管内カメラは重要な調査方法ですが、必要に応じて図面、開口、抜管、材料確認等を組み合わせます。

更生工事中はトイレや台所を使えますか?

施工対象系統では排水禁止となる場合があります。棟、階、住戸、設備、時間帯ごとに確認します。

排水管更生工事では臭いが発生しますか?

使用材料、施工場所、換気等によって異なります。施工計画、安全データシート、居住者案内を確認します。

更生材料はどのように確認しますか?

メーカー、製品名、適用配管、施工区間、材料ロット、予定量、使用量、施工要領等を材料承認票で確認します。

管内カメラでは何を検査しますか?

施工区間、分岐、曲がり、継手、異物、未施工区間、閉塞等を確認します。ただし、映像だけで確認できない品質項目もあります。

更生できない区間はどうしますか?

対象外区間として記録し、部分交換、追加調査、別工法等を検討します。変更内容は変更契約へ反映します。

排水管更生工事の費用は何で変わりますか?

施工延長、口径、系統数、洗浄、分岐、曲がり、調査、立入り、部分交換、映像検査等によって変わります。

排水管更生工事は何年持ちますか?

固定年数では判断できません。材料、工法、既存管、施工状態、使用環境、保証条件、点検結果を確認します。

 

まとめ

マンションの排水管更生工事は、既存管を残して内面を改修する方法ですが、すべての配管へ適用できるわけではありません。材料、口径、変形、破損、分岐、曲がり、継手、過去の交換履歴を確認します。

適用判定は、候補、調査中、条件付き適用、適用、対象外の5段階で管理します。施工区間には開始点、終了点、分岐、未施工・部分交換区間を登録してください。

管内洗浄と更生材料施工を分け、洗浄後の施工前条件、材料ロット、予定量、搬入量、使用量、残量を記録します。施工前後の映像は同じ区間・方向で比較し、代表映像だけで全区間を確認しません。

対象外区間の減額、再洗浄・再施工の増額を変更契約へ反映し、完了数量と請求数量を照合します。保証対象区間、未施工区間、将来交換区間を完成図書へ残すことも重要です。

適用判定・施工区間・管内映像をつなげて確認する

マンションの排水管更生工事を確認するときは、「交換より安いか」だけでなく、既存管の材料、変形、破損、施工区間、分岐、洗浄、材料、検査、対象外区間、将来交換まで整理することが重要です。

施工前後の管内映像と見積書がつながらない場合は、排水系統と施工区間へ管理番号を付け、調査、材料、施工、指摘、再検査、保証を同じ台帳へ登録してください。

 

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