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マンションの排水管工事とは?交換・立て管・横主管・費用・排水制限の確認方法

設備更新・インフラ 2026.07.31 (Fri) 更新

マンションの排水管工事とは?交換・立て管・横主管・費用・排水制限の確認方法

 

今回は

『マンションの排水管工事とは?交換・立て管・横主管・費用・排水制限の確認方法』

をご紹介させて頂きます!

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マンションの排水管工事は、「古い管を新しい管へ交換する」だけでは確認できません

排水種類・系統・配管区間・共用と専有の境界を先に分けます。
さらに、立て管、横主管、住戸内枝管、開口、内装復旧、排水禁止、検査、追加・減額を同じ系統番号で追跡します。

図面と現況が不一致 天井内のため未確認 住戸立入り後に確定 店舗系統を別工区化 使用再開前検査

 

目次

マンションの排水管工事は「排水管一式」では確認できない

マンションの排水管工事では、汚水・雑排水等の種類、立て管・横主管・枝管等の部位、共用部分・専有部分の工事境界を分けます。「排水管交換工事一式」や「42戸分」と記載された見積だけでは、交換区間、数量、住戸立入り、生活への影響を判断できません。

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記事・工事テーマ主な担当範囲本記事での扱い
給排水設備の総論給水と排水の違い、設備更新全体の判断全体像は既存記事へ分ける
給水管交換給水方式、断水、水圧、水質、給水管材料排水禁止と混同しない
排水管交換立て管、横主管、枝管、撤去、新設、検査本記事で詳しく扱う
排水管更生既存管を残した管内改修、適用条件、施工管理比較にとどめ、詳細は別記事へ分ける

築28年・7階建て・42戸、1階に店舗がある架空マンションを匿名事例として使います。当初見積は「排水管交換工事一式」「住戸接続工事一式」「内装復旧一式」でしたが、排水系統数、立て管本数、横主管長さ、店舗系統、開口箇所が明確ではありませんでした。

給排水設備全体の判断は、マンションの給水管・排水管改修とは?で確認できます。

 

給水管工事・排水管工事・排水管清掃の違い

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区分主な目的工事中の影響確認する記録
給水管工事水を供給する配管の交換・改修断水、給水停止、水圧等給水系統、断水計画、通水・水質確認
排水管工事使用後の水等を流す配管の交換・改修排水禁止、設備使用禁止、立入り排水系統、使用制限、漏水・通水確認
排水管清掃付着物や閉塞等への維持管理設備ごとの一時使用制限等清掃範囲、作業記録、管内状況

給水が供給されていても、排水管が切断・開放されている間は、トイレ、浴室、洗面台、台所等を使用できない場合があります。給水の断水と排水禁止は別の案内として作成します。

排水管清掃は、付着物や閉塞等への維持管理です。腐食、穴あき、変形、継手不良、勾配不良等を清掃だけで解消できるとは限りません。反対に、詰まりがあるという症状だけで全面交換が必要とも判断できません。清掃履歴、漏水履歴、図面、開口調査、管内調査等を組み合わせます。

 

排水経路を上階から屋外接続部まで追跡する

地点A住戸内の水回り設備
トイレ・浴室・洗面・台所・洗濯機等
地点B住戸内枝管・床下・天井内
設置場所、口径、勾配、共用・専有区分
地点Cパイプスペース内の排水立て管
系統、材料、継手、支持、貫通部
地点D各階の接続継手・掃除口
住戸接続、点検可能性、交換区間
地点E1階天井内・床下・ピット内の横主管
勾配、支持、作業空間、立て管との接続
地点F屋外排水管等への接続部
建物内外の境界、接続先、対象外区画

排水経路トレースでは、図面上の経路と現地で確認できた経路を分けます。匿名事例では、立て管の一部が図面と異なる位置を通り、横主管の一部は天井内のため現地調査だけでは確認できませんでした。未確認区画を推測で埋めず、「開口後確定」「住戸立入り後確定」として残します。

図面:立て管DS-03は同一材料 現況:一部階で材料が異なるため区間を再分類

写真番号、調査者、確認日、材料、口径、共用・専有区分、使用制限を地点ごとに登録すると、見積、施工図、工程、検査、完成図を同じ経路で照合できます。

 

汚水・雑排水・厨房排水・通気を系統別に分ける

排水系統DRN-SYS-001

建物内の排水を一種類として扱わず、接続設備と流下先に応じて系統を登録します。

汚水系統トイレ等の接続を確認
雑排水系統浴室・洗面・台所等を確認
厨房・店舗系統使用量と営業時間を別確認
通気系統排水の流れと圧力変動に関係

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系統番号排水種類主な接続設備工事対象使用制限
DRN-SYS-001汚水トイレ等立て管・横主管・接続部対象住戸のトイレ使用を区分
DRN-SYS-002雑排水浴室・洗面・台所・洗濯等枝管・立て管・横主管設備別に使用禁止を設定
DRN-SYS-003店舗系統店舗厨房・従業員設備等店舗区画を別工区化営業時間と仮設対応を確認
VNT-DRN-001通気排水系統に接続する通気部交換・残置範囲を確認接続する排水工事と連動

すべての建物で汚水と雑排水が同じ構成とは限りません。接続設備、立て管、横主管、通気の構成を図面と現地で確認します。系統を分けると、使用禁止設備、臭気対策、施工区画、試験区画、居住者案内を具体化できます。

匿名事例では、店舗排水が住戸系統と異なっていたため、店舗を別工区にしました。営業時間と工事時間が重なる場合は、夜間・休日工事を自動的に採用するのではなく、仮設設備、工程分割、営業への影響、追加費用を比較します。

 

立て管・横主管・横引き管・住戸内枝管の違い

住戸内枝管・横引き管設備機器から立て管へ向かう配管。床下・天井内・壁内を確認します。
→ 接続
排水立て管各階を縦方向につなぐ配管。系統、階、継手、支持、貫通部を確認します。
↓ 集水
横主管複数の立て管等から排水を集め、建物外へ向かう配管。勾配と作業空間を確認します。

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部位主な設置場所数量例確認内容
立て管パイプスペース等本、m、階、接続箇所系統、材料、口径、継手、支持
横主管1階天井内、床下、ピット等m、系統、掃除口、支持勾配、接続先、作業空間
横引き管・枝管住戸内、共用部、店舗内m、設備接続、開口箇所共用・専有、内装復旧、勾配
通気管立て管周辺、屋上方向等m、接続箇所接続、材料、交換区間

立て管本数だけで工事全体の数量を算出しません。横主管、住戸内枝管、継手、掃除口、支持金物、貫通部、設備接続、開口、内装復旧を分けます。立て管が同じ本数でも、各階の接続方法や横主管の設置場所が違えば、作業量と居住者への影響は変わります。

匿名事例では、過去に一部の住戸枝管が交換済みでした。既に更新済みの区画を全交換数量へ含めず、接続状態と材料の適合を確認したうえで、残置・再交換・接続のみの区画へ分けました。

 

共用部分と専有部分の工事境界を確認する

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配管区画設置場所判断資料工事主体・費用負担未確認事項
排水立て管住戸内PSを含む場合あり管理規約、設備図、接続位置管理組合工事の範囲を確認専有部内装の復旧範囲
横主管共用天井内・床下・ピット等竣工図、規約、過去工事資料共用設備としての扱いを確認店舗専用配管との境界
住戸内枝管床下・天井内・壁内規約、設備図、設備接続部管理組合・区分所有者の範囲を整理接続継手の扱い
店舗専用配管店舗区画内・共用部への接続規約、賃貸借・工事資料所有者・店舗・管理組合で確認営業時間と仮設設備

住戸内にある配管がすべて専有部分、立て管がすべて共用部分とは一律に断定しません。管理規約、竣工図、設備図、過去工事資料、設備機器との接続位置を確認します。

工事主体と費用負担も、設置場所だけでは決めません。管理組合が一体工事として住戸内枝管や内装復旧まで発注する場合は、規約上の根拠、承認方法、区分所有者の同意、個人負担の扱いを整理します。一棟オーナーでは総会決議はありませんが、賃貸借契約、入居者通知、立入り、原状回復範囲を確認します。

共用・専有境界が未確定のまま「住戸接続工事一式」を契約すると、追加費用と工事責任の境界が不明確になります。

 

既存配管の材料・口径・改修履歴を調べる

配管区間カルテ EXS-DRN-001
系統・区間雑排水DS-03・5階~4階
図面記載既存材料・口径を登録
現地確認一部階で材料相違
調査方法点検口・開口・材料表示
更新履歴過去交換済み枝管あり

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確認候補確認方法注意点
鋳鉄管・鋼管等図面、材料表示、開口、抜管等外観や築年数だけで断定しない
塩化ビニル管・複合材料等設備図、表示、継手、専門者確認同一系統でも区間差があり得る
耐火性能に関係する材料設計図書、製品資料、貫通部確認材料名だけで施工条件を決めない
隠蔽配管点検口、開口、管内調査、履歴確認できない範囲を明示する

既存配管の材料、口径、継手は、外観や築年数だけで判断しません。竣工図、修繕履歴、点検口、開口調査、抜管調査等を組み合わせます。同じ系統でも、過去の漏水補修や住戸改修により一部だけ異なる材料が使われている場合があります。

匿名事例では、図面上は同一材料とされていた立て管が、一部階で別材料へ更新されていました。見積では既存材料別の撤去・接続条件を分け、開口後に確定する継手数量を精算項目としました。

 

漏水・腐食・詰まり・勾配不良を症状別に記録する

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症状記録する位置追加確認
漏水・染み・穴あき系統、階、継手、天井・壁材料、周辺下地、発生履歴
腐食・ひび割れ・変形配管区間、継手、支持部範囲、進行状況、材料確認
詰まり・付着物・断面減少設備、枝管、立て管、横主管清掃履歴、管内確認、使用状況
勾配・支持不良横主管、横引き管経路、支持、たわみ、周辺干渉
臭気・逆流・異音設備、掃除口、通気、接続部発生条件、通気、封水等

症状だけで原因、危険度、交換範囲を断定しません。漏水が継手の局所不具合による場合もあれば、材料劣化や支持不良が複合している場合もあります。詰まりも、付着物、異物、勾配、変形等の確認が必要です。

劣化番号、系統番号、階、区画、発生日、写真、管内映像、過去補修、応急対応、追加調査、判断者を記録します。匿名事例では、住戸系統と店舗系統で使用量と発生状況が異なったため、症状を同じ原因としてまとめず、系統別に調査しました。

 

図面照合・開口・管内カメラ・抜管調査を使い分ける

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調査方法確認できる内容確認できない・限定される内容立入り・復旧
図面・履歴照合設計時の経路、材料、口径、過去工事現況との差、隠れた変更原則として不要
目視・点検口確認露出部、継手、支持、漏水跡閉鎖部、管内全体点検口位置による
開口調査材料、口径、経路、接続、周辺下地開口範囲外養生・内装復旧を確認
管内カメラ撮影可能範囲の内部状況配管全体の残存性能・寿命の断定挿入口と清掃条件を確認
抜管・試験片採取した区間の材料・劣化状態建物全体の一律判定撤去・復旧・安全管理が必要

調査方法には確認できる範囲と限界があります。管内カメラは内部状況を把握する有効な手段の一つですが、撮影範囲だけで配管全体の交換要否、残存性能、耐用年数を断定しません。

開口調査では、配管と周辺下地を直接確認できますが、天井・壁の養生と復旧が必要です。どの住戸・共用区画を開口するか、調査後に本復旧するか、工事時まで仮復旧とするかを決めます。匿名事例では、横主管の一部が天井内で未確認だったため、代表区画の開口結果を他区画へ自動適用せず、確定数量の範囲を分けました。

 

交換・部分交換・更生・清掃の違い

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方法既存管主な確認条件工事影響
全面交換対象区間を撤去し新設経路、開口、接続、内装復旧立入り、排水禁止、撤去・復旧
部分交換限定区間を撤去し新設不具合範囲、既存管との接続区画限定が可能か確認
更生既存管を残して管内改修材料、形状、継手、変形、適用条件工法ごとの使用制限・検査
清掃既存管を残す付着物、閉塞、維持管理目的作業区画の一時使用制限
応急補修既存管の一部を暫定対応本工事までの期間と監視方法再調査・本工事計画が必要

工法名や総額だけで交換と更生を選びません。既存管の材料、継手、変形、勾配、接続、将来工事、検査方法を比較します。更生工事はすべての排水管へ適用できるとは限らず、交換工事が常に最適とも限りません。

本記事は交換工事を主題とし、更生材料、硬化、膜厚等の詳細は別記事へ分けます。清掃は維持管理として整理し、配管そのものの破損や勾配不良を直す工事とは区別します。

 

排水系統・階・住戸・配管区間で工事範囲を区画化する

施工区画票 RPL-DRN-001
建物・棟BLD-01/BLK-A
排水種類・系統雑排水/DRN-SYS-002
立て管・階STK-DRN-003/5階
住戸・接続部UNT-DRN-015/JNT-DRN-052
交換区間5階接続部~4階接続部

工事範囲は、建物、棟、排水種類、系統、立て管、階、住戸・共用区画、横引き管、横主管、接続部の階層で管理します。見積、施工図、工程、写真、検査、指摘、請求で同じ区画番号を使います。

区画化すると、住戸立入りが必要な範囲、排水禁止設備、開口・復旧、材料、数量を一つの記録へ接続できます。匿名事例では、店舗系統を別工区にし、住戸系統と異なる使用制限・施工時間を設定しました。

 

配管撤去・天井開口・内装復旧を別項目にする

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工事区分主な作業数量例確認資料
養生・開口天井・壁・床開口、点検口、粉じん対策箇所、㎡、住戸数開口図、養生計画
設備工事既存管撤去、新設、接続、試験m、本、継手、接続施工図、数量表
防火・周辺処理貫通部、取合い、必要な処理箇所施工要領、写真
内装復旧天井・壁・床下地、仕上げ、塗装等箇所、㎡、住戸数復旧範囲図、仕上表
清掃・引渡し養生撤去、清掃、設備再接続区画、回数完了確認票

配管交換費だけで総工事費を判断しません。隠蔽配管では、開口、養生、粉じん・臭気対策、廃材搬出、内装復旧、設備機器の脱着・再接続が必要になる場合があります。

匿名事例では、内装復旧が必要な住戸と不要な住戸がありました。「内装復旧一式」を全戸同じ数量とせず、開口箇所、復旧面積、仕上げ、設備脱着を住戸別に確認しました。開口後に復旧範囲が増減した場合は、配管数量とは別に変更契約へ反映します。

 

断水と排水禁止は違う|工事中に使えない設備を確認する

事前案内対象棟・系統・住戸・設備を通知
排水禁止開始対象設備の使用を停止
切断・撤去・新設誤使用防止と巡回確認
通水・漏水確認設備ごとに状態を確認
使用再開確認者・時刻を記録して案内

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設備使用制限の確認代替・配慮の候補
トイレ対象系統、開始・再開、誤使用対応仮設トイレ、別系統設備等
浴室・洗面排水先、住戸・階、再開確認生活時間を考慮した工程
台所・食器洗浄機雑排水・店舗系統との接続調理・営業への案内
洗濯機排水口、接続系統、再接続洗濯時間・代替方法の案内
店舗厨房・共用流し営業時間、清掃、来客・従業員利用別工区・仮設設備等を比較

給水が出る状態でも、排水管が開放・切断されている間は水回り設備を使えない場合があります。工事案内では「断水」だけを書かず、対象設備、排水禁止開始、使用再開予定、再開確認、代替設備、緊急連絡先を分けます。

固定的な使用禁止時間は断定しません。配管区間、材料、工区、住戸立入り、試験、是正によって変わります。工程変更時は再案内し、再開予定時刻を過ぎただけで自動的に使用可能とせず、通水・漏水・設備接続等を確認した後に再開します。

 

高齢者・乳幼児・在宅勤務・店舗への案内を分ける

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対象確認する生活・利用条件案内・調整
一般住戸設備別使用制限、在宅、立入り、復旧住戸別日時、養生、使用再開
高齢者・介助世帯代替トイレ、移動、支援者、案内方法個別連絡、移動負担、確認者
乳幼児のいる世帯入浴、洗濯、衛生用品、生活時間工程・代替設備の個別確認
在宅勤務者騒音、立入り、オンライン会議作業時間と訪問時刻を明示
店舗・事務所営業時間、厨房、従業員・来客設備別工区、仮設、営業影響を確認
空室鍵管理、立入り、漏水・再開確認管理者と記録を残す

「居住者へ周知する」という一文だけでは、排水管工事の生活影響を管理できません。使用設備、立入り、内装復旧、代替設備、案内方法を利用者ごとに整理します。

管理組合では、区分所有者と賃借人、店舗所有者、管理会社の連絡経路を分けます。一棟オーナーでは、入居者通知、鍵管理、空室、店舗、賃貸借契約を確認します。立入りできない住戸を工程から外すのか、再訪問するのか、工区全体を変更するのかを事前に決めます。

 

配管材料・継手・支持・勾配・貫通部を確認する

材料承認票 APR-DRN-001
配管材料・口径区間別に承認
継手・接着材等製品・施工要領を確認
支持・防振設計図書等と照合
掃除口・通気点検性を確認
ロット・保管搬入記録へ接続
閉鎖前確認票 INS-DRN-001
配管経路確認済み
継手・接続方向写真番号を登録
支持・勾配是正確認
貫通部・周辺処理閉鎖前に確認
他設備との干渉完成図へ反映

材料承認では、配管材料と口径だけでなく、継手、支持金物、掃除口、通気部材、貫通部に使用する材料等を区間別に確認します。設計で承認した材料と、現場へ納入した材料、実際に施工した材料をロット・写真で接続します。

具体的な勾配や支持間隔等を記事内で一律に断定せず、設計図書、法令、仕様書、材料メーカーの製品資料・施工要領を確認します。内装復旧後に見えなくなる配管経路、継手、支持、貫通部は、閉鎖前に施工会社と監理・発注者側が確認します。

 

排水管交換費用と見積数量を配管・接続・開口・復旧で分ける

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見積区分数量単位例主な変動条件
立て管・横主管・枝管本、m、口径別・材料別m系統、経路、設置場所、作業空間
継手・掃除口・支持個、箇所、本接続数、点検性、材料変更
住戸・設備接続住戸、箇所、設備台数立入り、設備脱着、再接続
開口・内装復旧箇所、㎡、住戸数天井・壁・床、仕上げ、復旧範囲
養生・廃材・清掃区画、㎡、回、数量搬出経路、粉じん、作業回数
排水禁止・仮設設備住戸、系統、日、回工区分割、店舗、代替設備
調査・試験・検査区画、回、試験数開口後確認、再検査、完成図書

排水管交換費用は、戸数や立て管一本の単価だけでは判断できません。配管長さ、口径、材料、継手、支持、開口、内装復旧、住戸立入り、排水禁止、仮設設備、試験・検査を分けます。

匿名事例では、図面と現況の差、更新済み枝管、店舗系統、天井内の未確認区間がありました。計画数量、見積数量、契約数量、開口・撤去後数量、確定数量、交換数量、検査数量、完了数量、請求数量を別欄で管理しました。

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数量段階主な意味確認資料
計画・見積数量図面・事前調査から算出計画表、見積内訳
契約数量契約時に合意した数量契約内訳、単価表
開口・撤去後数量隠蔽部確認後の増減差分図、写真、調査記録
確定・交換数量承認後に施工する数量確定数量表、変更契約
検査・完了数量検査・是正が完了した数量検査票、完了数量表
請求数量請求書へ計上する数量契約・変更・完了との照合

排水経路と数量を同じ資料で確認する

マンションの排水管工事では、戸数や立て管本数だけでなく、排水系統、横主管、住戸内枝管、継手、開口、内装復旧、排水使用制限を同じ資料上で整理する必要があります。

ワンリニューアルでは、排水系統、配管区間、数量、材料、住戸立入り、施工、検査、是正、変更契約、請求を共通管理番号でつなぎ、隠蔽部を閉じる前の確認記録を残すことを重視します。

 

撤去後・新設後・内装復旧前に行う工程間検査

既存配管撤去後
既存材料、口径、経路、継手、腐食、破損、周辺下地、貫通部、図面との差、増減数量を確認します。
新設配管施工中
材料、ロット、口径、経路、継手、支持、勾配、掃除口、接続、他設備との干渉を確認します。
閉鎖・内装復旧前
通水、漏水、支持、接続、貫通部、写真、指摘、是正、再検査を確認します。
使用再開前
排水状態、漏水、臭気、設備機器、清掃、養生撤去、案内、確認者、確認時刻を記録します。
未確認 施工会社確認済み 監理側確認済み 是正中 再検査済み 使用再開確認済み

内装復旧後に見えなくなる配管、継手、支持、貫通部は閉鎖前に確認します。施工会社の自主検査と、監理・発注者側の確認を同じ検査として扱いません。

施工会社は材料、経路、接続、通水、漏水、内装復旧等を自主検査し、社内是正を行います。発注者・監理側は、契約範囲、系統・区画番号、材料承認、撤去後記録、工程間検査、完了数量、請求数量、完成図書を確認します。

 

排水使用を再開する前に確認すること

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確認項目確認内容記録
設備接続トイレ、洗面、台所、洗濯機等設備・住戸・系統番号
排水状態通水、流れ、逆流等の有無確認方法、確認者、時刻
漏水・臭気継手、天井内、床下、接続部写真、指摘、是正結果
内装・清掃復旧、養生撤去、残材、清掃完了確認票
再開案内対象住戸・店舗への通知案内時刻、連絡担当者

予定時刻を過ぎただけで使用再開としません。施工区画の通水・漏水等を確認し、必要な是正が完了してから再開案内を出します。誤使用や再開後の不具合があった場合の緊急連絡先も明示します。

匿名事例では、住戸系統と店舗系統で再開時刻を分けました。店舗系統は営業時間と清掃工程を考慮し、確認者と確認時刻を別記録にしています。

 

追加数量と減少数量を変更契約へ反映する

増加する可能性がある数量

  • 図面と異なる経路・口径・材料
  • 隠蔽部の配管・継手・開口
  • 内装復旧・防火処理・仮設設備
  • 住戸立入り・店舗の工区分割
減少する可能性がある数量

  • 既に更新済みの配管区画
  • 見積より短い配管・少ない継手
  • 不要となった開口・復旧
  • 不要となった仮設設備・工区分割

撤去・開口後に数量が変わった場合は、系統、区画、変更理由、変更前後数量、単価、写真、排水制限・工程への影響を記録します。増額だけでなく減額も同じ精度で確認します。

口頭承認だけで工事範囲や請求額を変更しません。管理組合では理事会・総会等の承認権限、一棟オーナーでは所有者・法人内決裁者の権限を確認し、変更契約番号と承認日を残します。

追加・減額の記録は、大規模修繕の変更契約も参考にしてください。

 

完了数量と請求数量を排水系統別に照合する

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照合対象確認内容状態
契約数量系統・区画・単価・工事範囲確認済み
撤去後・確定数量図面差、追加、減額、変更契約増減反映
検査・完了数量指摘・是正・再検査の完了完了確認
請求数量契約・変更・完了数量との一致請求照合済み
残工事・未確認請求対象と分離し次回確認日を設定別管理

施工数量と完了数量は同じとは限りません。指摘・是正・再検査が残っている区画は、完了条件と請求条件を確認します。請求数量が完了数量を上回っていないか、減少数量が反映されているかを系統別に照合します。

完成図には実際の配管経路、材料、口径、接続部、掃除口、貫通部、工事対象外区画を反映します。次回点検や将来交換で図面と現況の差を再発させないことが重要です。

 

管理組合と一棟オーナーで異なる工事承認と立入り対応

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区分主な確認承認・記録
管理組合規約、共用・専有、修繕積立金、住戸立入り理事会、修繕委員会、総会、議事録
管理組合の居住者対応区分所有者、賃借人、店舗所有者、鍵管理案内、同意、立入り記録
一棟オーナー所有者決裁、法人承認、資金、工事時期契約権限、支払承認、社内記録
一棟所有の入居者対応賃貸借契約、入居者、店舗、空室通知、鍵管理、工程調整
共通工事範囲、排水禁止、変更契約、完成図書根拠資料、確認者、承認日

管理組合では、共用・専有区分、費用負担、住戸立入り、追加・減額の承認経路を区分所有者へ説明できる状態にします。一棟オーナーには総会決議はありませんが、入居者通知、店舗対応、鍵管理、契約確認が不要になるわけではありません。

税務・会計上の処理は、工事内容や所有形態等によって異なるため一律に断定せず、専門家へ確認します。

 

ワンリニューアル式・排水系統・交換工程管理台帳

大規模修繕・排水系統・交換工程管理台帳

建物、棟、排水種類、排水系統、立て管、階、住戸・共用区画、横引き管、横主管、接続部、材料、施工、検査、是正、完了を共通管理番号で接続します。

以下の番号は、行政、法令、下水道事業者、材料メーカー、業界団体等が定めた公式番号ではなく、ワンリニューアル独自の管理番号です。

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管理対象番号例主な記録
排水種類・系統DRN-TYP-001/DRN-SYS-001汚水・雑排水等、接続設備、使用制限
立て管・横主管・枝管STK-DRN-001/MAIN-DRN-001/BRN-DRN-001材料、口径、経路、長さ、区画
住戸・共用・店舗区画UNT-DRN-001/COM-DRN-001/SHP-DRN-001共用・専有、立入り、費用負担
調査・劣化SRV-DRN-001/DEF-DRN-001調査方法、症状、写真、未確認事項
材料・施工MAT-DRN-001/WRK-DRN-001製品、ロット、施工日、施工会社
排水禁止・案内RST-DRN-001/NTC-DRN-001設備、開始・再開、住戸案内
検査・是正INS-DRN-001/COR-DRN-001/REI-DRN-001閉鎖前検査、指摘、是正、再検査
変更・請求CHG-DRN-001/QTY-BIL-001増減数量、承認、完了・請求照合

台帳には、図面上の経路と現況経路を別欄で残し、材料・口径の訂正履歴、開口後数量、排水禁止時間の変更、使用再開確認を記録します。保証と次回点検も排水系統番号へ接続します。

 

図面と現況の違いを排水系統ごとに見直した匿名事例

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確認段階当初現地・開口後見直し後
排水系統系統数が不明確店舗系統が住戸系統と異なる店舗を別工区化
配管経路・材料図面どおりを前提経路・材料が一部相違区間別に材料・数量を再登録
住戸枝管全戸同じ範囲更新済み区画あり残置・接続・交換を分離
横主管図面数量一部天井内で未確認開口後確定数量へ移行
内装復旧一式必要住戸と不要住戸あり住戸別数量へ変更
排水禁止一括案内設備・系統で影響が異なる設備別・工区別に案内

当初の「排水管交換工事一式」を、排水種類、系統、立て管、横主管、枝管、接続部、開口、復旧へ分解しました。図面と現況の差を赤字訂正し、未確認区画は住戸立入り・開口後に確定しました。

増加した配管・継手・開口数量と、減少した更新済み枝管・復旧数量を同じ変更契約へ反映し、完成図へ実際の経路を登録しました。築年数、戸数、系統数、工期、費用は説明用であり、標準値ではありません。

 

マンションの排水管工事でよくある質問

マンションの排水管工事とは何ですか?

住戸や共用設備から出る排水を流す立て管、横主管、枝管、継手等を調査・交換・補修する工事です。

排水管交換と排水管清掃は何が違いますか?

交換は既存管を撤去・新設する工事、清掃は付着物や閉塞等への維持管理です。

排水管交換と更生工事は何が違いますか?

交換は既存管を撤去して新設し、更生は既存管を残して管内を改修する方法です。

立て管と横主管は何が違いますか?

立て管は各階を縦につなぎ、横主管は排水を集めて建物外等へ流す主な横方向の配管です。

住戸内の排水管は専有部分ですか?

設置場所だけでは一律に判断できません。管理規約、設備図、接続位置等を確認します。

排水管工事中は水を使えますか?

給水が止まっていなくても、対象排水管の工事中は水回り設備を使用できない場合があります。

排水管交換費用は何で変わりますか?

配管長さ、口径、材料、系統数、設置場所、開口、内装復旧、立入り、仮設等で変わります。

排水管交換は戸数で見積できますか?

戸数だけでは不十分です。立て管、横主管、枝管、継手、開口、復旧等の数量を確認します。

排水管工事では住戸内へ入りますか?

住戸内枝管や接続部を工事する場合は、立入りが必要になることがあります。

管内カメラで交換時期が分かりますか?

内部状況を確認する手段の一つですが、それだけで配管全体の交換要否や残存性能を断定できるとは限りません。

排水管施工後は何を検査しますか?

材料、口径、経路、継手、支持、勾配、接続、通水、漏水、臭気、内装復旧等を確認します。

撤去後に数量が変わった場合はどうしますか?

系統、区画、数量、単価、写真、理由、承認日を記録し、増額・減額を変更契約へ反映します。

 

まとめ

マンションの排水管工事は、「排水管交換一式」や戸数だけでは確認できません。汚水・雑排水等の種類、排水系統、立て管、横主管、住戸内枝管、通気管、継手、掃除口、支持、貫通部を分けます。

給水の断水と排水禁止、交換と清掃・更生、共用部分と専有部分、設備工事と内装復旧も区別します。図面と現況を照合し、確認できない隠蔽部は開口・住戸立入り後に数量を確定します。

施工中は設備別の使用制限を案内し、内装復旧前に配管経路、材料、継手、支持、勾配、貫通部を検査します。増加数量と減少数量を同じ変更契約へ反映し、完了数量と請求数量を系統別に照合してください。

排水管交換の範囲・数量・使用制限を系統別に確認する

マンションの排水管交換を検討するときは、「排水管工事一式」の総額だけでなく、立て管、横主管、住戸内枝管、共用・専有境界、開口、内装復旧、使用制限、検査、追加・減額条件を確認することが重要です。

設備図と実際の配管経路がつながらない場合は、排水系統ごとに配管番号を付け、現地調査、施工図、撤去後数量、完了数量を同じ台帳へ登録してください。

 

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