大規模修繕の総会前チェックリスト|議案・見積・資金・契約条件の確認

大規模修繕の総会前には、議案書だけでなく、施工会社の見積書、工事範囲図、契約案、修繕積立金収支、工程案の内容が一致しているかを確認します。
特に、契約金額と総事業費、今回実施する工事と対象外工事、確定数量と実数清算項目、総会で決める事項と総会後に確認する事項を分けることが重要です。
この記事では、管理組合・理事会・修繕委員会が総会議案を確定する前に確認したい資料、金額、契約条件、未確定事項をチェックリスト形式で整理します。具体的な決議事項や議決要件は、対象マンションの現行管理規約、議案内容、公開時点の法令等を確認してください。
目次
- 総会前は議案・見積・契約・資金の内容を照合する
- 総会で決める事項・参考資料・総会後の確認事項を分ける
- 工事範囲を今回実施・対象外・追加調査へ分ける
- 契約金額と総事業費を分ける
- 見積比較の条件がそろっているか再確認する
- 施工会社の選定経緯を資料へ残す
- 修繕積立金・借入・一時金等の資金を確認する
- 追加・減額・実数清算の承認方法を確認する
- 契約案の基本条件を確認する
- 工期・契約・支払時期を同じ工程表で確認する
- 住民への影響と着工前説明事項を確認する
- 確定・確認中・工事中に確定する事項を分ける
- 説明会で出た質問・未回答事項を総会資料へ反映する
- 配布資料の版番号・更新日・変更内容を管理する
- 総会後は議決内容と契約内容を再照合する
- 総会前に確認する12の手順
- 足場施工会社を母体とする視点で確認したいこと
- 大規模修繕の総会前確認に関するよくある質問
- まとめ|総会を通すのではなく、議案・見積・契約の整合を確認する
総会前は議案・見積・契約・資金の内容を照合する
総会議案書、見積書・仕様書、工事請負契約案、資金計画の4種類を並べ、工事名、工事範囲、施工会社、金額、工期、支払条件等を照合します。
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| 確認項目 | 総会議案 | 見積・仕様書 | 契約案 | 資金計画 | 相違・対応 |
|---|---|---|---|---|---|
| 工事名・対象建物 | |||||
| 工事範囲 | |||||
| 契約相手 | |||||
| 契約金額・消費税 | |||||
| 工期 | |||||
| 支払条件 | |||||
| 追加・減額・変更 | |||||
| 保証・検査 |
資料間に相違がある場合は、どの内容を総会決議と契約の正式な基準にするかを確認し、議案確定前に修正します。
見積取得前の工事時期、工事範囲案、資金、発注方法等は、大規模修繕の見積前に理事会が整理する論点で確認してください。
大規模修繕の総会前には、議案書、見積書、工事範囲図、契約案、修繕積立金収支の内容を同じ表で照合します。現在の資料がある場合は、確定事項・確認中・工事中に確定する事項を整理できます。
総会で決める事項・参考資料・総会後の確認事項を分ける
総会資料では、議案として決める事項、判断材料として示す参考資料、契約後・工事中に確認する事項を分けます。
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| 項目 | 総会で決める候補 | 参考資料として示す候補 | 総会後に確認する候補 |
|---|---|---|---|
| 工事実施 | 工事実施の承認等 | 建物調査報告書 | 詳細な施工手順 |
| 工事範囲 | 今回実施する範囲等 | 工事範囲図、仕様概要 | 補修位置、実施工数量 |
| 施工会社 | 契約相手等 | 見積比較、選定経緯 | 現場担当者、提出書類 |
| 金額 | 契約額、予算上限等 | 見積書、費用内訳 | 追加・減額、最終精算 |
| 資金 | 積立金支出、借入等 | 収支表、資金試算 | 支払実行、借入手続き |
| 工期 | 工事期間等 | 工程案 | 詳細工程、各戸案内日 |
| 追加・変更 | 承認方法、委任範囲等 | 変更条件一覧 | 個別の数量・仕様確認 |
| 保証 | 必要に応じた契約条件 | 保証案 | 保証書受領、点検日 |
どの事項を総会で決め、どの事項を総会後に扱えるかは、全国共通ではありません。現行管理規約、議案、契約方法、金額、変更内容を確認します。
工事範囲を今回実施・対象外・追加調査へ分ける
議案書に「大規模修繕工事一式」とだけ記載すると、今回決議する範囲が分かりにくくなります。工事項目ごとに、今回実施、対象外、追加調査、別工事へ分けます。
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| 工事項目 | 今回実施 | 今回対象外 | 追加調査 | 別工事 | 根拠資料 |
|---|---|---|---|---|---|
| 共通仮設・足場 | 仮設計画図 | ||||
| 外壁下地・タイル | 調査報告書、補修図 | ||||
| シーリング・外壁塗装 | 立面図、仕様書 | ||||
| 屋上・バルコニー防水 | 平面図、仕様書 | ||||
| 鉄部・共用部 | 部位一覧 | ||||
| 給排水設備 | 設備資料 | ||||
| 消防・電気・外構 | 設備図、現地記録 |
建物調査の内容は、大規模修繕前の建物調査と工事範囲の確認、工事範囲の決め方は、今回の大規模修繕で実施する工事範囲の決め方をご覧ください。
契約金額と総事業費を分ける
施工会社との工事請負契約額と、管理組合が今回の事業全体で支出する総事業費は一致するとは限りません。設計、監理、調査、専門家、手続き、予備費等を分けて示します。
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| 費用区分 | 金額 | 議案への記載 | 支払元 | 確定状態 |
|---|---|---|---|---|
| 工事請負費 | 確定議案案 | |||
| 設計・監理費 | ||||
| 建物調査費 | ||||
| 専門家・手続き費用 | ||||
| 移設・仮設等の関連費 | ||||
| 予備費 | 確認中 | |||
| 借入関連費用等 | ||||
| 総事業費 |
予備費を設ける場合は、金額だけでなく、使用目的、承認方法、未使用額の扱いも確認します。
見積比較の条件がそろっているか再確認する
施工会社候補が絞られた段階でも、比較条件が統一されているかを再確認します。工事範囲や数量が異なるまま、税込総額の順位だけを選定理由にしないようにします。
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| 比較項目 | A社 | B社 | C社 | 選定案の条件 |
|---|---|---|---|---|
| 工事範囲 | ||||
| 足場面積・設置面 | ||||
| 外壁・シーリング数量 | ||||
| 防水範囲・仕様 | ||||
| 下地補修想定数量 | ||||
| 設備・共用部工事 | ||||
| 住民対応・現場管理 | ||||
| 工期 | ||||
| 追加・実数清算 | ||||
| 保証・対象外 | ||||
| 税込総額 |
見積条件の統一は、相見積もりで工事範囲・数量・仕様をそろえる方法、内訳の確認は、大規模修繕見積を数量・単価・仕様で確認する方法をご覧ください。
施工会社の選定経緯を資料へ残す
施工会社の選定理由は、価格だけでなく、同じ条件で比較した工事範囲、施工体制、工程、保証、追加費用条件等をもとに整理します。
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| 選定項目 | 確認内容 | 根拠資料 | 理事会等の確認 |
|---|---|---|---|
| 見積依頼条件 | 見積要領、質疑回答 | ||
| 工事範囲・仕様 | 範囲図、仕様書 | ||
| 見積内容 | 見積書、比較表 | ||
| 施工体制 | 体制表、担当者資料 | ||
| 工程・住民対応 | 工程案、対応計画 | ||
| 保証・検査 | 保証案、検査計画 | ||
| 追加費用条件 | 契約案、清算条件 | ||
| 選定理由 | 選定記録 |
発注方式による役割の違いは、責任施工方式と設計監理方式の違いで確認できます。
修繕積立金・借入・一時金等の資金を確認する
今回の工事費を支払えるかだけでなく、工事後の残高、その後の設備更新、次回大規模修繕までの収支も確認します。
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| 資金項目 | 総会前の金額 | 基準日 | 確定・見込 | 確認事項 |
|---|---|---|---|---|
| 現在の修繕積立金残高 | 決算・口座残高との照合 | |||
| 今回の支出額 | 総事業費との一致 | |||
| 工事後の見込残高 | 次回支出との関係 | |||
| 借入額 | 返済期間、利息、実行条件 | |||
| 一時金 | 算出方法、支払時期 | |||
| 補助金等 | 申請中・交付決定等の状態 | |||
| 次回設備更新 | 予定年度、概算額 | |||
| 次回大規模修繕 | 年度別収支との対応 |
資金の基本計算は、修繕積立金が足りているか確認する計算方法、将来収支は、長期修繕計画の年度別収支シミュレーションをご覧ください。
追加・減額・実数清算の承認方法を確認する
下地補修やタイル補修など、工事中に実数量を確認する項目は、契約時の想定数量、単価、確認資料、承認者、増減精算の方法を整理します。
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| 項目 | 契約時条件 | 確認方法 | 承認者 | 総会後の取扱い |
|---|---|---|---|---|
| 下地補修 | 想定数量・契約単価 | 写真、位置図、数量表 | ||
| タイル補修 | 想定数量・契約単価 | 写真、位置図、施工記録 | ||
| 数量増減 | 実施工数量 | |||
| 仕様変更 | 変更理由、仕様比較 | |||
| 追加・中止工事 | 変更見積、範囲図 | |||
| 工期変更 | 変更工程、影響範囲 |
議案に「理事会へ一任」と記載する場合も、委ねる対象、金額、条件、報告方法を確認します。理事会へ委ねられる範囲を一律に判断することはできません。
追加費用や変更の整理は、追加費用・減額・仕様変更の承認ルールを参考にしてください。
契約案の基本条件を確認する
総会前に、契約当事者、工事範囲、金額、工期、支払条件、契約図書、変更手続き、検査、保証等を確認します。
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| 契約条件 | 契約案 | 議案・参考資料 | 相違 | 確認担当 |
|---|---|---|---|---|
| 契約当事者・工事名 | ||||
| 工事場所・工事範囲 | ||||
| 契約金額・消費税 | ||||
| 着工日・完成日 | ||||
| 支払条件 | ||||
| 契約図書・優先順位 | ||||
| 追加・減額・設計変更 | ||||
| 検査・引渡し・保証 | ||||
| 保険・損害・事故 | ||||
| 解除・紛争時の取扱い |
契約条項の法的評価は一律に断定せず、必要に応じて弁護士、マンション管理士、建築士等へ確認します。
工期・契約・支払時期を同じ工程表で確認する
総会開催日、工事契約日、着工日、足場組立日、完成・引渡日は別の日程です。支払時期や前提条件を同じ工程表へまとめます。
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| 手続き・工程 | 予定日 | 前提条件 | 支払 | 未確定事項 |
|---|---|---|---|---|
| 総会 | 議案・資料確定 | |||
| 契約締結 | 議決内容、最終契約確認 | |||
| 着工準備 | 届出、住民案内等 | |||
| 足場組立て | 道路、駐車場、動線確認 | |||
| 本体工事 | 施工範囲、仕様 | |||
| 検査・是正 | 検査体制、是正確認 | |||
| 足場解体 | 解体前確認完了 | |||
| 完成・引渡し | 完了図書、保証書 | |||
| 最終精算 | 実数、追加・減額確定 |
全体工程は、大規模修繕の準備・説明・総会・契約・工事工程も参考にしてください。
住民への影響と着工前説明事項を確認する
総会前に示す概略と、契約後・着工前に確定する詳細を分けます。詳細日程が未確定の場合は、確定予定時期も記載します。
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| 影響項目 | 総会前に示す内容 | 着工前に確定する内容 | 担当 |
|---|---|---|---|
| 足場設置 | 予定範囲、期間 | 組立日、出入口、防犯対応 | |
| 騒音・振動・洗浄 | 主な作業内容 | 実施日、対象範囲 | |
| バルコニー・洗濯物 | 制限があること | 住戸別日程、片付け期限 | |
| 窓開閉・臭気等 | 想定される制限 | 作業日、案内方法 | |
| 駐車場・駐輪場 | 移動の可能性 | 対象区画、移動期間 | |
| 入室作業 | 対象作業の有無 | 対象住戸、立会い方法 | |
| 店舗・事務所 | 営業への主な影響 | 作業時間、個別調整 | |
| 問い合わせ・緊急連絡 | 窓口の設置予定 | 担当者、連絡方法 |
住民説明会の資料と質疑管理は、大規模修繕の住民説明会で準備する資料、費用説明は、住民説明会で工事費・見積根拠を示す方法をご覧ください。
確定・確認中・工事中に確定する事項を分ける
総会資料では、確定している事項、議案案、確認中、総会で判断する事項、契約時・工事中に確定する事項を表示します。
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| 項目 | 現在の内容 | 状態 | 確定予定 | 担当 |
|---|---|---|---|---|
| 工事範囲 | 議案案 | |||
| 施工会社 | 総会判断 | |||
| 契約金額 | 議案案 | |||
| 契約条件 | 契約時確定 | |||
| 詳細工程 | 契約時確定 | |||
| 下地補修実数量 | 工事中確認 | |||
| 追加・減額 | 確認中 | |||
| 今回対象外の工事 | 対象外 |
未確定事項を確定済みのように記載せず、誰が、どの資料で、いつ確認するかを示します。
説明会で出た質問・未回答事項を総会資料へ反映する
住民説明会や事前質問で回答できなかった内容は、質問回答表へ記録します。すべてを議案本文へ入れるのではなく、概要資料、詳細資料、質問回答表へ分けます。
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| No. | 質問・論点 | 現在の回答 | 根拠資料 | 状態 | 総会資料への反映 |
|---|---|---|---|---|---|
| 回答済み/確認中/未確定 | |||||
修繕積立金改定案に関する質問や比較案は、修繕積立金改定案の質問・比較案・総会準備も参考にしてください。
配布資料の版番号・更新日・変更内容を管理する
見積修正や工事範囲変更が行われた場合、古い金額や条件が総会資料へ残らないように、資料名、版番号、更新日、変更内容を管理します。
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| 資料 | 版番号 | 作成・更新日 | 主な変更 | 作成者 | 確認者 |
|---|---|---|---|---|---|
| 総会議案書 | |||||
| 見積比較表 | |||||
| 工事範囲表 | |||||
| 仕様概要 | |||||
| 資金計画・収支表 | |||||
| 工程案 | |||||
| 質問回答表 | |||||
| 工事請負契約案 |
配布済みの資料を更新する場合は、変更箇所と正式な最新版が分かるようにします。
総会後は議決内容と契約内容を再照合する
総会後は、議決された工事範囲、施工会社、金額、資金、工期、変更権限と、最終契約書の内容を再確認します。
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| 項目 | 総会議決 | 最終契約 | 相違 | 対応・確認 |
|---|---|---|---|---|
| 工事範囲 | ||||
| 契約相手 | ||||
| 契約金額・消費税 | ||||
| 工期 | ||||
| 支払条件 | ||||
| 追加・減額・変更 | ||||
| 保証・検査 |
相違がある場合は、変更理由、金額、議決内容、現行管理規約、契約条件を確認します。総会後であれば自由に契約内容を変更できるとは限りません。
総会前に確認する12の手順
足場施工会社を母体とする視点で確認したいこと
総会前には、議案書の足場範囲と、見積書・足場計画図に記載された設置範囲を照合します。足場面積と外壁塗装・タイル・シーリング等の施工面積は、同じ数量とは限りません。
道路、隣地、駐車場、共用通路、住民動線に関する条件が、見積、工程、住民向け資料へ反映されているかも確認します。
足場を使用する外壁・防水・鉄部等の工事と、足場を使用しない設備工事は分けて整理します。下地補修等は、契約時の想定数量と足場設置後の実施工数量を区分し、報告・承認方法を確認します。
足場解体前に確認する検査、高所部、未施工、是正事項も、契約条件や検査計画へ反映します。
ワンリニューアルでは、足場施工会社を母体とする視点から、総会議案、足場計画、本体工事範囲、実数清算、解体前確認の条件を照合します。
足場条件の詳しい確認は、足場計画図・道路・住民動線・工程の確認ポイントをご覧ください。
大規模修繕の総会前確認に関するよくある質問
総会議案には見積書の全項目を記載しますか?
議案本文と参考資料の役割を分けます。工事範囲、契約相手、金額、資金等の決議対象を、対象マンションの現行管理規約や議案内容に沿って整理してください。
工事費と総事業費は同じですか?
工事請負費以外に、調査、設計、監理、専門家、手続き、予備費等が含まれる場合があります。工事契約額と管理組合の総支出を分けます。
下地補修数量が未確定でも総会議案にできますか?
想定数量、契約単価、実数確認方法、増減精算、承認手続きを整理します。具体的な議案化の可否や記載方法は、現行管理規約等を確認してください。
施工会社選定理由はどこまで示しますか?
見積総額だけでなく、工事範囲、数量、仕様、施工体制、工期、保証、追加費用条件等の比較経緯を整理します。
最安値ではない会社を選んでもよいですか?
価格順位だけで判断せず、統一した比較条件と選定理由を資料へ残します。金額が高いことだけを会社の優位性としないようにします。
総会後の追加工事は理事会だけで決められますか?
一律には判断できません。現行管理規約、総会議決内容、契約条件、変更金額、工事内容、理事会等への委任範囲を確認します。
予備費を議案へ入れてよいですか?
予備費の金額、対象、使用条件、承認方法、未使用額の扱いを明確にし、現行管理規約や議案内容を確認します。
工事後に修繕積立金が残れば資金計画は問題ありませんか?
工事後残高だけでなく、その後の設備更新、次回大規模修繕、年度別収支を確認します。
説明会で回答できなかった質問が残っています
質問回答表へ、担当、根拠資料、回答期限、状態を記録し、総会前に議案や参考資料へどう反映するかを決めます。
総会資料と契約案の工期が違います
相違の理由を確認し、総会で示す工事期間、契約上の工期、詳細工程の位置づけを統一します。
総会後に見積金額が変わった場合はどうしますか?
変更理由、金額、議決内容、契約条件、委任範囲、再確認手続きの要否を確認します。
総会を開催すれば工事契約は成立しますか?
管理組合内の総会決議と、施工会社との工事請負契約の締結は別の手続きとして整理します。
まとめ|総会を通すのではなく、議案・見積・契約の整合を確認する
大規模修繕の総会前に確認するのは、区分所有者の反応を予測することではなく、議案書、見積書、契約案、資金計画の内容が一致しているかどうかです。
総会で決める事項、参考資料として示す事項、総会後に確認する事項を分けます。今回実施する工事、対象外、追加調査、別工事も整理してください。
工事請負契約額と総事業費を区別し、調査、設計、監理、予備費等を含むか確認します。見積比較では、工事範囲、数量、仕様、工期、保証、追加条件をそろえます。
施工会社の選定経緯は、見積依頼条件、質疑回答、見積修正、施工体制、保証等の根拠資料とともに残します。
資金については、現在の修繕積立金残高、今回支出、工事後残高、借入、一時金、その後の設備更新と年度別収支を確認します。
追加・減額・実数清算は、想定数量、契約単価、確認資料、承認者、委任範囲を整理します。「理事会一任」とだけ記載せず、対象と条件を確認することが必要です。
契約案では、契約相手、工事範囲、金額、工期、支払条件、変更手続き、検査、保証等を確認します。総会日、契約日、着工日も分けて管理します。
確定、議案案、確認中、総会判断、契約時確定、工事中確認、対象外を表示し、説明会の未回答事項や資料の更新履歴も管理します。
総会後は、議決内容と最終契約を再照合します。決議事項、議決要件、理事会等へ委ねられる事項は、対象マンションの現行管理規約、議案内容、契約条件等を確認してください。






