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マンションの排水管清掃とは?高圧洗浄・対象範囲・住戸立入り・排水制限・作業記録の確認方法

工事項目・診断・配管 2026.07.31 (Fri) 更新

マンションの排水管清掃とは?高圧洗浄・対象範囲・住戸立入り・排水制限・作業記録の確認方法

 

今回は

『マンションの排水管清掃とは?高圧洗浄・対象範囲・住戸立入り・排水制限・作業記録の確認方法』

をご紹介させて頂きます!

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マンションの排水管清掃は、すべての住戸へ同じ作業を一度行えば完了するものではありません

排水種類、排水系統、対象住戸、対象設備、ホース挿入位置、清掃区間を分けます。
さらに、住戸内枝管、共用立て管、横主管、未実施住戸、再訪問、再洗浄を作業記録へ残します。

予定時刻を変更 不在のため未実施 排水口部品が外れない 共用立て管への到達は未確認 管内調査へ切替え

 

目次

マンションの排水管清掃は「全戸高圧洗浄一式」では確認できない

マンションの排水管清掃は、排水口や配管内に付着した汚れ、油脂等、毛髪等、一部の閉塞物を除去する維持管理です。高圧洗浄は清掃方法の一つですが、すべての排水口や配管へ同じ方法を使えるとは限りません。

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清掃範囲の分類確認する内容作業記録
排水種類・系統台所、洗面、浴室、洗濯、汚水、店舗等排水種類番号・系統番号
住戸内対象住戸、排水口、枝管、設備接続部訪問票・設備別作業票
共用部立て管、横主管、掃除口、屋外接続部共用部作業票・区間番号
作業結果実施、未実施、再訪問、再洗浄、異常状態・理由・次回予定
数量計画、実施、未実施、完了、請求数量照合票

匿名事例は、築22年・7階建て・44戸の分譲マンションです。台所、洗面、浴室、洗濯機の雑排水管清掃を計画していました。過去の報告書には「全戸高圧洗浄」と記載されていましたが、住戸別・設備別の記録は残っていませんでした。

今回の見積にも「全戸排水管高圧洗浄一式」「共用排水管清掃一式」と記載されていました。しかし、台所と浴室が異なる系統へ接続する住戸、洗濯機排水口へアクセスできない住戸、店舗専用系統、共用横主管の扱いが不明でした。

全戸高圧洗浄を実施 住戸・設備・系統・清掃区間ごとに実施状態を確認

「全戸実施予定」と「全戸実施済み」は異なります。不在や設備移動不可で作業できなかった住戸を完了へ含めず、清掃した区間と確認できなかった区間を分けることが重要です。

 

排水管清掃・交換・更生・緊急詰まり対応の違い

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区分主な目的配管の扱い本記事での扱い
定期的な排水管清掃付着物等の除去と維持管理既存管を残す本記事の中心
排水管交換既存管の撤去と新設対象区間を交換清掃で対応できない場合の候補
排水管更生既存管内面を材料等で改修既存管を残して改修清掃とは別契約・別工程
緊急詰まり対応逆流、漏水、使用不能等への初動原因・被害に応じて判断詳細は別テーマとして扱う

排水管清掃は維持管理であり、配管材料自体を修復する工事ではありません。高圧洗浄で付着物等を除去できる場合はありますが、腐食、穴あき、破損、変形、勾配不良、支持不良、継手のずれ等を直すことはできません。

排水管更生工事前に行う洗浄と、定期的な排水管清掃も目的が異なります。更生工事では、採用工法に必要な施工前処理として洗浄し、その後に更生材料を施工します。定期清掃では更生材料を施工しません。

突然の逆流、漏水、下階への被害、設備使用不能が発生した場合は、被害拡大防止、使用停止、管理会社等への連絡、原因調査、復旧確認が必要です。本記事では、計画的に実施する清掃を中心とし、緊急事故対応を詳しく取り込みません。

給排水設備改修の全体像は、マンションの給水管・排水管改修とは?で確認できます。

 

排水種類と対象系統を分ける

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排水種類主な接続設備系統番号例清掃対象の確認
台所系雑排水台所、食器洗浄機等DRN-SYS-001住戸枝管・立て管との接続
洗面・浴室系雑排水洗面台、浴室等DRN-SYS-002設備別または合流位置を確認
洗濯系雑排水洗濯機、防水パン排水口DRN-SYS-003排水口へのアクセスを確認
汚水トイレ等DRN-SYS-004契約対象かを別に確認
店舗・共用設備排水店舗厨房、共用流し等DRN-SYS-005住戸系統との分離を確認

すべての水回り設備が同じ立て管へ接続しているとは限りません。台所、浴室、洗面、洗濯機が別系統になっている場合や、途中で合流する場合があります。店舗厨房や共用流しも、住戸の雑排水系統とは別に管理されることがあります。

排水系統が異なれば、洗浄ホースの挿入位置、清掃方向、対象設備、排水使用制限、訪問順序が変わります。台所排水口から作業したことで、浴室や洗濯機の枝管まで清掃したとは判断できません。

匿名事例では、一部住戸で台所と浴室が異なる立て管へ接続していました。各設備へ番号を付け、台所実施、浴室実施、洗面未確認、洗濯機未実施など、設備別に作業結果を記録しました。

 

住戸内枝管・立て管・横主管の清掃範囲

住戸内枝管 台所、洗面、浴室、洗濯機等の排水口から立て管接続部まで。挿入位置、曲がり、設備復旧を確認します。
共用立て管 各階の排水を縦方向へ流す配管。清掃方向、掃除口、枝管接続、未清掃区間を確認します。
横主管・屋外接続部 立て管からの排水を集める配管。ピット、天井内、床下、共用掃除口等からのアクセスを確認します。

「全戸清掃」は、住戸内の排水口や枝管を対象とした表現である場合があります。共用立て管、横主管、屋外接続部まで含まれているとは限りません。見積書と仕様書で配管区間を分けます。

住戸内枝管では、排水口、排水トラップ、ホース挿入位置、立て管接続部までの経路を確認します。立て管では、どの階からどの方向へ清掃したか、掃除口からの作業を含むかを確認します。横主管では、共用掃除口、ピット、床下、屋外接続部へのアクセスが必要です。

匿名事例では、住戸内枝管の清掃と共用横主管の清掃を別作業として整理しました。住戸作業票が44戸分揃っても、横主管の作業記録がなければ、共用部を含む契約全体の完了とは扱いません。

 

共用部分と専有部分の作業境界を確認する

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確認対象判断資料作業主体・費用負担立入り・復旧
住戸内排水口・枝管管理規約、設備図、清掃仕様書管理組合清掃の範囲か確認入室、養生、設備復旧を確認
排水立て管竣工図、管理規約、接続位置共用設備としての扱いを確認住戸内PSの場合は立入り確認
横主管・共用掃除口設備図、過去の清掃契約共用部清掃範囲を確認ピット・天井内等の作業条件
店舗専用・改修配管規約、工事履歴、賃貸借資料店舗・所有者・管理組合で整理営業時間と復旧責任を確認

住戸内にある配管がすべて専有部分、立て管がすべて共用部分とは一律に判断しません。管理規約、竣工図、設備図、過去の清掃契約、住戸改修履歴を確認します。

管理組合が住戸内の排水口から清掃を行う場合でも、住戸内配管の法的・規約上の区分、作業費用、設備移動、破損時の復旧責任が自動的に同じになるとは限りません。清掃範囲と費用負担、立入り、復旧を分けて整理します。

匿名事例では、区分所有者が洗濯機周辺を改修し、排水口形状が他住戸と異なる区画がありました。通常の作業方法を一律に適用せず、設備移動と再接続の担当範囲を確認しました。

 

定期清掃・症状確認・調査前清掃・改修前清掃を分ける

清掃の目的を作業番号へ登録する

同じ高圧洗浄でも、維持管理、症状確認、管内調査前、交換・更生工事前では対象区間と完了条件が異なります。

計画清掃
履歴・使用状況・管理計画に基づく維持管理
症状確認を伴う清掃
流れ、音、臭気等の申告区画を記録
調査前清掃
管内カメラ等の確認前に付着物を除去
改修前後の清掃
交換、更生、部分補修の工程として実施

定期清掃と、症状発生時の原因調査を同じ作業として扱いません。計画清掃の目的は維持管理ですが、流れが悪い、臭気がある、繰り返し詰まるといった申告がある場合は、症状の位置、発生時期、対象系統を別に記録します。

管内カメラ調査前の清掃は、内部を確認しやすくする目的で行います。清掃後に映像を撮影しても、配管材料の劣化、外面、支持、勾配等まで確認できるとは限りません。

匿名事例では、通常清掃区画と、過去に詰まり申告があった重点確認区画を分けました。清掃後も流れが改善しない区画は、定期清掃の完了記録だけで閉じず、追加調査へ切り替えました。

 

高圧洗浄・機械清掃・吸引・管内確認の使い分け

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作業方法主な用途確認する条件
高圧洗浄水圧とノズル等を用いた付着物除去材料、口径、経路、継手、周辺設備
機械的な清掃工具等による閉塞物への対応配管状態、異物、作業区間
吸引・回収汚水、異物、回収物の処理飛散、逆流、回収容器、廃棄
管内カメラ併用清掃前後や異常区間の確認撮影範囲、方向、映像番号
複数方法の組合せ区間・症状に応じた作業作業順序、追加費用、完了条件

特定の機材、洗浄圧力、ノズル形状をすべてのマンションへ一律に推奨しません。圧力が高いほど清掃品質が高くなるとは限らず、既存配管の材料、状態、口径、継手、曲がり、排水口部品を確認する必要があります。

高圧洗浄機、ホース、ノズル、吸引機、回収容器、養生材、保護具等を作業区間へ登録します。機材名称だけでなく、どの排水口からどの方向へ使用したかを記録してください。

匿名事例では、通常のホースを挿入できない洗濯機排水口があり、設備移動後の作業または別方法を検討しました。作業当日に現場判断だけで方法を変更せず、住戸、管理側、作業会社で対応範囲を確認しました。

 

清掃前に設備図・過去履歴・住戸設備を確認する

事前確認票 PLN-CLN-001
設備図・系統対象設備との接続を照合
前回報告書未実施住戸・異常区画を抽出
住戸改修排水口形状を再確認
店舗・空室営業時間・鍵管理を確認
再確認期限作業日前に確定

清掃当日に初めて排水系統や住戸設備を確認する運用を標準としません。設備図、前回清掃日、前回未実施住戸、詰まり・逆流・漏水履歴、住戸改修、設備機器、排水口形状、店舗営業時間、空室、鍵管理を事前に整理します。

匿名事例では、過去に複数回未実施となった住戸がありました。前回報告書に「不在」とだけ記載され、再訪問結果がありませんでした。今回は事前連絡方法、訪問予定、再訪問候補日を登録しました。

住戸改修で排水口が収納奥へ移動している場合や、洗濯機・家具を動かさなければ作業できない場合があります。作業会社が移動するのか、居住者が事前に対応するのか、移動できない場合に未実施とするのかを案内へ反映します。

 

住戸立入り・不在・鍵預かりの管理方法

住戸訪問票 VIS-ACT-015
予定時間10:2011:05へ変更
入室・退出11:07/11:29
対象設備台所・洗面・浴室・洗濯
立会者・作業者確認者名を記録
結果居住者確認済み

住戸内の排水口から作業する場合は、作業員の立入りが必要です。訪問予定日、時間帯、在宅・不在、立会者、代理人、入室者、作業場所、入室・退出時刻を記録します。

鍵預かりを当然の方法とはしません。管理規約、管理会社の運用、本人同意、受領・保管・返却手順を確認します。鍵を預かる場合は、鍵番号、受領者、返却者、受領時刻、返却時刻を記録してください。

住戸内写真を残す場合は、撮影対象、保存期間、閲覧権限を整理し、居住者の私物や個人情報が分かる状態で公開しません。作業記録に必要な排水口や養生範囲へ限定します。

不在住戸や入室できなかった住戸を実施済みとして登録せず、未実施理由と再訪問予定を残します。

 

台所・洗面・浴室・洗濯機ごとに片付けと養生を分ける

台所 シンク下、排水口、収納物、食器、家電、床、作業スペースを確認します。
洗面台 洗面台下、収納物、床、鏡周辺、電気製品への配慮を確認します。
浴室 排水口、浴室内の物品、床、出入口、換気を確認します。
洗濯機 防水パン、排水口、ホース、移動、再接続、試運転を確認します。

「排水口周辺を片付けてください」という一括案内だけでは、必要な準備が住戸へ伝わりません。設備ごとに収納物、家電、床、設備移動、作業スペースを分けます。

洗濯機排水口へアクセスするために洗濯機を移動する場合は、移動者、移動費、再接続、試運転、故障時の対応範囲を確認します。すべての住戸で洗濯機移動が必要とは限りません。

養生は住戸内だけでなく、共用廊下、エレベーター、資機材搬入経路まで確認します。洗浄水、汚水、回収物が床や収納内へ飛散しないよう、作業前後に居住者と確認します。

 

作業中の排水使用制限を設備別・時間帯別に案内する

事前案内対象設備と予定時間を通知
使用停止開始誤排水を防止
住戸・共用部清掃工程変更時は再案内
排水・漏水確認設備復旧を確認
使用再開実際の時刻を記録

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設備使用制限の確認再開時の確認
台所・食器洗浄機台所系統の作業時間、誤排水防止接続、排水、漏水
洗面・浴室接続系統、住戸・階の作業順序トラップ、排水、周辺清掃
洗濯機移動・ホース脱着・再接続接続、排水、試運転の範囲
トイレ汚水系統が対象の場合のみ確認対象契約と作業結果を確認
店舗・共用流し営業時間、清掃時間、工程変更店舗担当者・管理側で確認

給水が使える状態でも、同じ排水系統を清掃している間は水を流さないよう案内する場合があります。給水停止と排水使用制限は異なるため、対象設備を具体的に示します。

固定的な使用停止時間は断定しません。訪問順序、未実施住戸、再洗浄、共用部作業によって時間が変わる場合があります。予定時刻、変更後予定、実際の再開時刻を分けます。

匿名事例では、前の住戸で再洗浄が発生し、後続住戸の予定時刻を変更しました。案内板だけでなく、対象住戸へ変更を再通知し、作業票へ変更理由と確認時刻を記録しました。

 

清掃班の訪問順序と作業ルートを記録する

START共用部打合せ
系統確認
ROUTE A上層階住戸
設備別清掃
ROUTE B中間階住戸
訪問結果
ROUTE C低層階住戸
再訪問確認
ROUTE D立て管
確認地点
ROUTE E横主管・掃除口
共用部作業
GOAL実施・未実施
再洗浄集計
匿名事例:上層階から開始する当初計画を、店舗営業時間と不在住戸の再訪問に合わせて途中で訂正。

清掃ルートには、対象棟、系統、階、住戸、対象設備、予定時刻、入室時刻、作業開始・終了、使用機材、確認者、結果を登録します。上階から下階へ進む方法を一律に定めず、建物構成、清掃方法、店舗、空室等に応じて順序を確認します。

住戸内作業が完了しても、共用掃除口、立て管、横主管の作業が別に残っている場合があります。運行票上で住戸ルートと共用部ルートを分けます。

匿名事例では、過去に複数回未実施となった住戸を早い時間帯に設定し、不在時の再訪問枠を確保しました。店舗系統は営業時間外へ変更し、住戸系統と別の作業番号を付けました。

 

洗浄ホースの挿入位置と実際の清掃区間を確認する

挿入位置 INS-CLN-015
台所排水口
想定到達位置
立て管接続部
共用立て管への到達
未確認
実際の確認区間
SEC-CLN-015

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記録項目確認内容作業結果への反映
挿入位置排水口、接続部、掃除口等設備・住戸番号と接続
想定到達位置図面上の枝管・立て管接続等作業計画へ登録
実際の到達確認挿入長、経路、異常、確認方法清掃済み・未確認を分離
未到達理由曲がり、分岐、閉塞、機材条件等再洗浄・追加調査へ接続

ホースを一定の長さまで挿入したことだけで、対象配管全体の清掃が完了したとは判断しません。図面上の配管経路、曲がり、分岐、立て管接続部と、実際に確認できた区間を照合します。

挿入位置番号、対象設備、排水系統、開始位置、想定到達位置、ホース挿入長、清掃方向、作業者、作業時刻、異常、未到達理由を記録します。必要に応じて管内カメラ等を併用しますが、映像があることだけで全区間の清掃完了とはしません。

匿名事例では、住戸枝管の清掃は確認できたものの、共用立て管への到達を確認できない区画がありました。作業票へ「住戸枝管のみ実施」と追記し、立て管清掃は共用部作業票で別に確認しました。

 

汚水・回収物・飛散・周辺汚損を管理する

回収物・異常記録票 COL-CLN-001
洗浄水・回収物区間別に記録
異物追加調査候補
逆流・飛散有無と位置を記録
写真個人情報を含めない
周辺復旧確認票 AFT-CLN-001
床・収納汚損・清掃確認
設備接続復旧状態を確認
共用部搬入経路を確認
居住者確認確認済み

洗浄水、汚水、回収物、異物、油脂等、飛散、逆流、床・収納・共用部の汚損を作業区間ごとに確認します。養生範囲と作業後の清掃状態を居住者または管理側と確認します。

回収物が多いことだけで清掃効果が高い、または配管全体が劣化しているとは判断しません。異物、金属片、配管材料と見られるものが確認された場合は、位置、排水系統、写真を残し、必要に応じて追加調査へつなげます。

匿名事例では、一つの系統で配管材料と見られる破片が確認されました。原因を高圧洗浄だけに限定せず、過去の補修履歴と管内状態を追加確認する対象として登録しました。

 

清掃前・清掃中・清掃後の確認内容

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段階主な確認内容記録
清掃前流れ、音、臭気、漏水、排水口、設備状態作業前確認票・居住者申告
清掃中挿入位置、区間、機材、異物、逆流、作業中断作業票・異常報告
清掃後排水、漏水、逆流、臭気、設備復旧、清掃作業後確認票・居住者確認
未完了時再洗浄、再訪問、追加調査、補修検討状態・期限・担当者

清掃後に水が流れたことだけで、配管全体に異常がないとは判断しません。清掃前の症状と比べ、排水状態、漏水、逆流、臭気、設備接続、周辺汚損を確認します。

清掃中に作業を中断した場合は、中断位置、理由、使用機材、再開方法を記録します。ホースやノズルが進まない場合、無理に作業を継続せず、経路、閉塞、曲がり、配管状態を確認します。

匿名事例では、清掃後も流れが改善しない区画を再洗浄し、それでも症状が残った区画を管内調査へ切り替えました。清掃結果を「良好」の一語でまとめず、設備・区間別に記録しています。

 

高圧洗浄で解消できること・できないこと

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分類次の確認
清掃で対応できる可能性付着物、油脂等、毛髪等、一部の閉塞物清掃前後の排水状態を確認
清掃だけでは修復できない腐食、穴あき、破損、変形、勾配・支持不良調査、部分補修、交換等を検討
追加確認が必要繰り返す詰まり、臭気、漏水、逆流、異音系統・階・区画を分けて調査
異物・破片を確認金属片、配管材料と見られるもの等位置・写真・履歴を登録

高圧洗浄は付着物等の除去に用いられますが、配管を新品へ戻す工事ではありません。腐食や穴あきがある場合、洗浄後に漏水等が顕在化する可能性も含め、既存配管の状態を確認します。

清掃後の不具合をすべて清掃会社の責任とは断定しません。作業前の状態、施工方法、既存配管の劣化、作業記録、不具合発生位置を確認します。一方、作業中の異常や養生・復旧の不備は、異常報告と事実確認の対象です。

同じ系統で症状を繰り返す、特定階だけで逆流する、清掃後も臭気が残る場合は、清掃不足だけに原因を限定せず、管内調査、配管経路、勾配、継手、通気等の確認へつなげます。

 

見積数量を住戸・設備・系統・再訪問に分ける

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見積区分数量単位例主な変動条件
対象建物・系統棟、系統、階配管構成、店舗、共用部
住戸・設備住戸、台所、洗面、浴室、洗濯等の箇所設備数、排水口形状、移動
共用部立て管系統、横主管区間、掃除口アクセス、ピット、天井内等
立入り・鍵管理訪問、再訪問、鍵預かり不在、空室、店舗、時間帯
追加作業再洗浄、管内確認、設備脱着異常、未到達、作業変更
記録・処理報告書、写真、映像、回収物処理提出範囲、区間数

戸数だけで排水管清掃の数量や費用を判断しません。同じ44戸でも、設備数、排水系統、共用立て管・横主管の範囲、店舗、住戸立入り、洗濯機移動、再訪問、報告書の内容によって見積条件が変わります。

固定的な1戸当たり、1箇所当たりの金額で総額を断定せず、対象設備、共用部、未実施時の扱い、再訪問、再洗浄、管内確認を同じ条件へそろえます。

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数量段階意味確認資料
計画・見積数量清掃対象として予定した数量仕様書、見積内訳
訪問予定数量当日訪問する住戸・店舗数訪問予定表
実施・未実施数量実際に作業できた数量とできなかった数量作業票、未実施票
再訪問・再洗浄数量追加対応した数量履歴、変更確認
完了・請求数量完了条件を満たした数量と請求数量照合票、請求書

「全戸一式」を住戸・設備・系統へ分けて確認する

マンションの排水管清掃では、「全戸一式」だけでなく、排水系統、対象住戸、対象設備、共用部、住戸立入り、未実施、再訪問、再洗浄を同じ資料上で整理する必要があります。

ワンリニューアルでは、排水系統、住戸、設備、挿入位置、清掃区間、作業結果、未実施、追加調査、完了数量を共通管理番号でつなぎ、どこまで清掃したかを追跡できる状態を重視します。

 

未実施住戸を完了数量へ含めない

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未実施理由当日対応次の状態
不在・入室不可連絡履歴を記録再訪問または対象外を決定
片付け不足作業可能範囲を確認再案内・再訪問
設備移動不可移動担当と費用を確認別方法・再訪問を検討
排水口へアクセス不可形状・改修履歴を記録追加調査・対象外を検討
作業上の危険・設備故障作業を中止し報告安全確認・補修後に再設定

全戸実施予定で契約していても、作業当日に全住戸へ入れるとは限りません。不在、入室不可、片付け不足、設備移動不可、排水口部品が外れない、作業上の危険等を未実施理由として登録します。

未実施住戸は完了数量へ含めず、再訪問予定、再訪問結果、代替方法、費用への反映を確認します。再訪問を行わない場合は、対象外とする根拠、減額条件、次回清掃での重点確認を残します。

匿名事例では、44戸のうち複数住戸が当日未実施となりました。予定住戸数、実施住戸数、未実施住戸数を分け、後日の再訪問結果を追加しました。

不在・未実施 再訪問予定 再訪問済み 実施数量へ反映済み

 

再洗浄・追加調査・部分補修への切替え

初回清掃 WRK-CLN-015
対象設備、挿入位置、清掃区間、排水状態、回収物を記録します。
再洗浄 REW-CLN-003
流れが改善しない区画について、理由、方法、作業時刻を追加します。
管内確認 CAM-CLN-004
閉塞、異物、配管状態等を確認し、映像と区間番号を接続します。
追加調査 ADD-SRV-001
腐食、破損、変形等の可能性がある区間を調査・補修検討へ切り替えます。

再洗浄を必ず無償とは判断せず、当初契約、清掃方法、未完了理由、追加作業条件を確認します。作業会社の判断だけで追加作業を進めず、対象住戸、設備、系統、数量、単価、承認者を記録します。

清掃後も症状が残る場合は、原因を清掃不足だけに限定しません。管内カメラ、開口等の調査、部分補修、交換、更生等を検討します。調査や補修は清掃と別の作業番号・見積へ分けます。

匿名事例では、異物を確認した系統と、再洗浄後も流れが改善しない区画を追加調査へ切り替えました。通常清掃の完了区画と、調査継続区画を同じ状態へまとめていません。

増加する可能性がある内容

  • 再訪問・再洗浄
  • 管内カメラ・異物除去
  • 設備移動・脱着
  • 共用掃除口・横主管の追加
  • 店舗の夜間・休日対応
減少する可能性がある内容

  • 対象外となった住戸・設備
  • 見積より少ない設備数
  • 不要となった再訪問
  • 減少した共用部区間
  • 不要となった機器脱着

追加だけでなく、対象外となった住戸、設備数の減少、不要となった作業も変更確認へ反映します。口頭承認だけで追加作業や請求額を変更しません。

 

完了数量と請求数量を住戸・設備別に照合する

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照合対象確認内容状態
計画・見積数量対象棟、系統、住戸、設備、共用部計画登録済み
実施数量訪問票・設備別作業票との一致作業会社確認済み
未実施・再訪問理由、再訪問結果、対象外の反映管理側確認済み
再洗浄・追加調査変更番号、承認、費用の反映別管理
完了・請求数量未実施を除外し、変更後数量と照合数量照合済み

住戸ごとの作業票が揃っているだけで、共用立て管・横主管を含む契約全体の完了とはしません。住戸、設備、共用部、再訪問、再洗浄を分けて集計します。

清掃会社は対象設備、開始・終了、挿入位置、機材、排水、漏水、復旧、未実施を自主確認します。管理組合、管理会社、発注者側は、契約範囲、予定・実施・未実施数量、共用部、作業報告書、異常報告、完了数量、請求数量を確認します。

匿名事例では、予定44戸と実施済み住戸を分け、設備別の実施数量を集計しました。共用横主管は住戸清掃と別の完了数量として請求書へ照合しました。

 

管理組合と一棟オーナーで異なる立入り・鍵管理

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区分主な確認事項承認・記録
管理組合規約、共用・専有、費用負担、未実施住戸理事会、管理会社、議事録、作業報告
管理組合の立入り区分所有者、賃借人、店舗、鍵管理案内、同意、訪問票、再訪問
一棟オーナー所有者決裁、管理会社、費用、次回計画契約権限、支払承認、作業記録
一棟所有の立入り入居者、店舗、空室、賃貸借契約通知、鍵管理、入退室記録
共通対象系統、実施数量、異常、追加作業根拠資料、確認者、承認日

管理組合では、管理規約、共用・専有区分、費用負担、住戸立入り、未実施住戸の扱いを整理します。清掃の実施を区分所有者や賃借人へ案内し、管理会社との役割分担を確認します。

一棟オーナーには管理組合の総会決議はありません。ただし、入居者通知、住戸立入り、鍵管理、店舗・空室対応、作業結果の記録が不要になるわけではありません。

どちらの場合も、作業会社へすべてを任せず、発注者側が契約範囲、実施数量、未実施、異常、請求数量を確認できる状態をつくります。

 

ワンリニューアル式・排水管清掃系統・住戸訪問管理台帳

大規模修繕・排水管清掃系統・住戸訪問管理台帳

建物、棟、排水種類、排水系統、階、住戸・店舗、対象設備、挿入位置、清掃区間、訪問、作業結果、未実施、再訪問、再洗浄、完了を共通管理番号で接続します。

以下の番号は、行政、法令、下水道事業者、管理会社、清掃会社、業界団体等が定めた公式番号ではなく、ワンリニューアル独自の管理番号です。

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管理対象番号例主な記録
排水系統・共用配管DRN-SYS-001/STK-CLN-001/MAIN-CLN-001排水種類、立て管、横主管、階
住戸・対象設備UNT-CLN-001/KIT-CLN-001/BTH-CLN-001住戸、台所、洗面、浴室、洗濯等
挿入位置・清掃区間INS-CLN-001/SEC-CLN-001開始位置、終了位置、到達確認
訪問・鍵・養生VIS-ACT-001/KEY-CLN-001/PRT-CLN-001入退室、立会者、鍵、養生
機材・作業HOS-CLN-001/NZL-CLN-001/WRK-CLN-001ホース、ノズル、方法、時刻
未実施・再対応UND-CLN-001/REV-CLN-001/REW-CLN-001理由、再訪問、再洗浄
異常・追加調査ABN-CLN-001/ADD-SRV-001異常、回収物、追加確認
完了・請求QTY-CMP-001/QTY-BIL-001完了数量、請求数量、変更

台帳では、訪問予定と訪問実績を別に残し、予定時刻の変更、不在、未実施、再訪問を追跡します。設備別作業票と共用部作業票も分けます。

次回清掃では、前回未実施住戸、再洗浄区間、異物確認区間、追加調査区間を重点確認対象として引き継ぎます。報告書を一回限りの提出物にせず、次回計画の基礎資料として使用します。

 

全戸一式の報告から住戸・設備別管理へ変更した匿名事例

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確認段階当初見直し後
対象範囲全戸高圧洗浄一式系統・住戸・設備・共用部へ分割
事前確認住戸数のみ設備図、履歴、排水口、店舗を確認
訪問在宅・不在の記録なし予定、入退室、未実施、再訪問を登録
作業結果住戸単位で完了台所・洗面・浴室・洗濯を個別記録
共用部共用排水管一式立て管・横主管・掃除口を区間管理
異常備考欄へ記載再洗浄・追加調査番号へ接続
精算予定戸数で請求完了数量と請求数量を照合

匿名事例では、台所と浴室が異なる系統へ接続する住戸、洗濯機排水口へアクセスできない住戸、店舗専用系統、共用横主管の別作業が確認されました。

作業当日は住戸、設備、挿入位置へ番号を付け、開始・終了時刻、作業者、結果を記録しました。不在、設備移動不可、排水口部品を外せない区画は未実施とし、再訪問または追加調査へつなげました。

完了確認では、予定住戸数、実施住戸数、設備別実施数量、未実施、再訪問、共用部清掃区間を分けました。築年数、戸数、清掃頻度、作業時間、費用は説明用であり、標準値ではありません。

 

マンションの排水管清掃でよくある質問

マンションの排水管清掃とは何ですか?

住戸内の排水口、枝管、共用立て管、横主管等に付着した汚れや閉塞物を除去する維持管理です。対象範囲は契約と排水系統で確認します。

高圧洗浄をすれば排水管は直りますか?

付着物等を除去できる場合はありますが、腐食、穴あき、破損、変形、勾配不良等を修復する工事ではありません。

排水管清掃と排水管更生は同じですか?

同じではありません。清掃は付着物等を除去する維持管理、更生は既存管内面へ材料を施工する改修工事です。

排水管清掃では住戸内へ入りますか?

住戸内の排水口から作業する場合は立入りが必要です。対象設備、訪問時間、立会い、鍵管理を事前に確認します。

不在の場合はどうなりますか?

再訪問、対象外、鍵預かり等の扱いを事前に決めます。不在住戸を実施済みとして記録しないことが重要です。

排水管清掃中は水回りを使えますか?

清掃する系統や時間帯によって使用を控える設備があります。棟、階、住戸、設備ごとの案内を確認します。

トイレも高圧洗浄の対象ですか?

すべての清掃で対象になるとは限りません。汚水系統と雑排水系統、契約範囲を確認します。

洗濯機を動かす必要はありますか?

排水口へアクセスできない場合は移動が必要になることがあります。移動、再接続、試運転の担当範囲を確認します。

排水管清掃の頻度はどのくらいですか?

一律の頻度では決まりません。過去の清掃履歴、詰まり、配管、使用状況、管理計画等を確認して決めます。

排水管清掃の費用は何で変わりますか?

戸数、設備数、排水系統、共用部、住戸立入り、再訪問、清掃方法、管内確認等によって変わります。

清掃したことはどのように確認しますか?

住戸、設備、挿入位置、作業時刻、作業者、結果を作業票へ記録し、予定数量と実施数量を照合します。

清掃後も流れが悪い場合はどうしますか?

再洗浄、管内調査、部分補修、交換、更生等の追加確認を検討します。原因を清掃不足だけに限定しません。

 

まとめ

マンションの排水管清掃は、高圧洗浄を全戸へ一度行えば完了するものではありません。排水種類、系統、住戸、設備、住戸内枝管、共用立て管、横主管、掃除口を分けます。

住戸立入り、不在、鍵管理、設備別の片付け・養生、排水使用制限を事前に整理し、訪問予定、実施、未実施、再訪問を記録します。ホース挿入位置と実際に確認できた清掃区間も接続してください。

高圧洗浄は付着物等を除去する維持管理であり、腐食、穴あき、破損、変形、勾配不良等を修復する工事ではありません。清掃後も症状が残る場合は、再洗浄だけでなく追加調査や補修・更新の検討へつなげます。

完了時は、計画数量、実施数量、未実施数量、再訪問数量、再洗浄数量、完了数量、請求数量を照合し、次回清掃で確認すべき区画を引き継ぐことが重要です。

排水系統・住戸・設備・作業結果をつなげて確認する

マンションの排水管清掃を確認するときは、清掃回数や総額だけでなく、対象系統、住戸内枝管、共用立て管、横主管、住戸立入り、作業結果、未実施住戸、再洗浄を整理することが重要です。

作業報告書と実際の対象住戸・設備がつながらない場合は、排水系統、住戸、設備、挿入位置へ管理番号を付け、予定数量、実施数量、未実施数量、請求数量を照合してください。

 

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