マンションの消防設備改修とは?点検結果・更新範囲・届出の確認方法

『マンションの消防設備改修とは?点検結果・更新範囲・届出の確認方法』
をご紹介させて頂きます!
マンションの消防設備点検で「不良」「要改修」と記載されても、直ちに設備全体を交換するとは限りません。感知器や誘導灯など一つの機器だけに不良がある場合と、受信機、配線、配管、警戒区域を含む系統全体に問題がある場合では、改修範囲が異なります。
また、消防設備の改修では、工事範囲を決めるだけでなく、管轄消防署への相談、必要な届出、資格者、設備停止中の対応、改修後の試験・検査まで確認する必要があります。
マンションの消防設備改修は、古い機器を一括交換する工事ではありません。
点検結果、不良箇所、設備の系統、修理可否、建物用途・規模、届出の要否を確認し、修理・部分更新・系統更新・全体更新を分けて判断します。
ワンリニューアルでは、点検票に記載された「不良」「要改修」だけを一覧化して終わりません。設備、系統、階・区画、不良内容、改修方法、届出、施工会社、試験結果、次回点検を共通番号で結び、「消防設備改修・点検履歴連携台帳」へ記録します。
目次
- マンションの消防設備改修とは
- マンションに設置される主な消防設備
- 消防設備の改修を検討するきっかけ
- 点検結果報告書で確認する項目
- 消防設備の不良を5種類に分類する
- 修理・部分更新・全体更新を分ける
- 設備台帳と既存図面を確認する
- 共用部分と住戸内設備を分ける
- 大規模修繕と消防設備更新を同時に行う場合
- 工事前に管轄消防署へ相談する
- 着工前と工事後の届出を分ける
- 消防設備士等の資格を確認する
- 元請会社・消防設備会社・点検会社の役割
- 消防設備改修の見積書で確認する項目
- 工事中に消防設備を停止する場合の安全管理
- 改修後の作動試験・総合試験・消防署検査
- 改修前後の点検票を照合する
- 追加・変更工事の承認方法
- 消防設備の完成図書で受け取る資料
- ワンリニューアル独自|9段階消防設備改修管理
- ワンリニューアル独自|消防設備改修・点検履歴連携台帳
- 消防設備改修・点検履歴連携台帳の記入例
- マンションの消防設備改修でよくある質問
- まとめ|点検・改修・届出・次回点検を一つにつなぐ
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マンションの消防設備改修とは
マンションの消防設備改修とは、点検等で確認された不良や、建物の間仕切り・用途・設備配置の変更に対応し、消防設備の機器、配線、配管、系統等を修理・更新する工事です。
点検と改修工事を分けます。点検を実施したことと、点検で確認された不良を修理・更新したことは別に記録します。
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| 区分 | 主な内容 |
|---|---|
| 消防設備点検 | 設備の設置状態、機能、作動状態等を確認する |
| 整備・修理 | 部品交換、調整、清掃等によって不良を修正する |
| 部分更新 | 感知器、誘導灯、消火器等の一部機器を交換する |
| 系統更新 | 一つの棟、階、警戒区域、配線・配管系統を更新する |
| 全体更新 | 受信機や系統構成を含めて設備全体を更新する |
点検結果報告制度の対象や報告時期は、建物用途、規模、設備等によって確認します。
マンションに設置される主な消防設備
設置される消防設備は、建物の用途、構造、規模、階数等によって異なります。すべてのマンションに同じ設備が設置されるわけではありません。
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| 設備区分 | 主な設備例 |
|---|---|
| 消火設備 | 消火器、屋内消火栓、スプリンクラー、連結送水管等 |
| 警報設備 | 自動火災報知設備、共同住宅用自動火災報知設備、非常警報設備等 |
| 避難設備 | 誘導灯、誘導標識、避難器具等 |
| 消防活動用設備 | 消防機関へ通報する設備、排煙設備、消防用水等 |
| 電源・制御 | 非常電源、受信機、制御盤、配線・配管等 |
住宅用火災警報器、消防用設備等、非常用照明、誘導灯は、それぞれ制度や設備の役割が異なるため、設備台帳と点検票で確認します。
消防設備の改修を検討するきっかけ
築年数だけで全面更新を判断しません。点検結果、修理可否、部品調達、設備系統、建物改修との関係を確認します。
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| 検討のきっかけ | 確認する内容 |
|---|---|
| 点検で不良が確認された | 不良機器、場所、系統、緊急性 |
| 故障・誤報が繰り返される | 単体故障か、配線・受信機等を含む問題か |
| 部品調達が難しい | 修理部品、互換機器、接続条件 |
| 配線・配管が劣化している | 対象系統、隠蔽部分、更新ルート |
| 間仕切り・用途が変わった | 警戒区域、感知器配置、設備追加の要否 |
| 大規模修繕と同時施工する | 外壁・共用部工事との範囲、工程、役割分担 |
| 図面と現況が一致しない | 設備位置、系統、型式、数量の現地調査 |
部品供給が終了している場合も、対象機器だけを交換できるのか、既存受信機や系統との互換性があるのかを確認してから改修範囲を決めます。
点検結果報告書で確認する項目
点検結果報告書では、「不良」の件数だけでなく、設備名、機器、設置場所、系統、前回からの継続状況を確認します。
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| 確認区分 | 主な確認項目 |
|---|---|
| 建物情報 | 建物名、所在地、用途、階数、点検対象 |
| 点検情報 | 点検日、点検会社、点検者、報告日 |
| 設備情報 | 設備名、機器名、型式、数量、設置場所 |
| 系統情報 | 受信機、系統、警戒区域、棟、階 |
| 不良情報 | 不良内容、判定、写真、改修提案、緊急性 |
| 継続管理 | 前回からの継続事項、改修期限、次回点検日 |
過去の点検票も確認し、同じ設備・区画の不良が繰り返されていないかを照合します。
消防設備の不良を5種類に分類する
点検票の不良件数だけで工事範囲を決めず、機器、系統、設置状態、建物条件を分けます。
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| 不良分類 | 主な内容 |
|---|---|
| 機器単体の不良 | 感知器、消火器、誘導灯等の個別不良 |
| 系統の不良 | 配線、回路、配管、電源、受信機等の問題 |
| 設置状態の不良 | 位置、遮蔽物、表示、固定、周辺環境等の問題 |
| 管理・記録の不良 | 標識、図面、点検票、表示、履歴等の不足 |
| 建物改修との不整合 | 間仕切り、天井、用途、設備配置等との不整合 |
一つの不良が複数分類に関係する場合は、主な不良と関連する設備・区画を分けて記録します。
修理・部分更新・全体更新を分ける
修理・部分更新・全体更新を分けます。機器の製造年だけでなく、修理可能性、互換性、配線・配管、建物改修への対応を確認します。
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| 判断区分 | 検討する状態 |
|---|---|
| 修理・整備 | 交換可能な部品や調整で対応でき、影響範囲が限定される |
| 機器の部分更新 | 特定機器だけに不良があり、既存設備との接続を確認できる |
| 階・系統更新 | 特定の階、警戒区域、配線・配管系統に不良が集中している |
| 全体更新 | 複数系統に問題があり、受信機や設備構成の再整理が必要 |
| 建物改修連動 | 用途・間仕切り・天井等の変更に伴い設備配置を見直す |
部分更新を繰り返す場合は、機器ごとの型式や更新時期が混在するため、設備台帳を更新して管理します。
設備台帳と既存図面を確認する
既存図面と現場設備を照合します。竣工時の図面があっても、その後の設備交換や間仕切り変更が反映されていないことがあります。
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| 確認資料 | 主な確認内容 |
|---|---|
| 消防設備台帳 | 設備名、機器、型式、設置場所、更新履歴 |
| 点検結果報告書 | 不良、継続事項、点検・報告履歴 |
| 平面図 | 機器の設置位置、共用部・住戸内の区分 |
| 配線・配管系統図 | 受信機、回路、配線・配管の接続関係 |
| 警戒区域図 | 棟、階、区画と警戒区域の関係 |
| 届出・検査記録 | 過去の設置・改修届、消防署検査 |
| 保証・取扱資料 | 対象機器、保証期間、操作・維持管理方法 |
現況調査で相違が見つかった場合は、改修範囲だけでなく、完成図面の修正範囲も見積書へ含めます。
共用部分と住戸内設備を分ける
共用部分と住戸内設備を分けます。住戸内感知器等の改修では、管理規約上の区分だけでなく、入室、作業日、未施工住戸の管理が必要です。
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| 区分 | 主な対象 | 確認事項 |
|---|---|---|
| 共用部分 | 廊下、階段、管理室、機械室、駐車場、受信機、共用配線 | 管理組合の工事範囲、共用部工程、通行制限 |
| 住戸内設備 | 感知器、住戸用設備、住戸内配線等 | 入室日時、立会い、養生、作動試験 |
| 未施工住戸 | 不在、連絡不能、賃貸住戸等 | 連絡履歴、再訪問、完了期限、点検への影響 |
住戸内作業では、対象住戸、案内日、予約日時、入室結果、未施工理由、再調整日、作動試験結果を記録します。居住者の氏名や住戸情報は、公開用資料へ過度に掲載しません。
大規模修繕と消防設備更新を同時に行う場合
消防設備改修は、共用廊下・天井の仕上げ、外壁設置機器、配線ルート、機械室等の工事と同時に検討できる場合があります。
大規模修繕と同時に発注することと、外壁工事の施工会社が消防設備工事も直接施工することは同じではありません。
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| 同時施工の確認項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 担当会社 | 元請会社、消防設備会社、点検会社の役割 |
| 工事範囲 | 外壁・共用部工事と消防設備工事の区分 |
| 工程 | 天井・壁復旧、配線、機器設置、試験の順序 |
| 仮設・安全 | 足場、高所作業、通行、設備停止 |
| 手続 | 消防署相談、届出、検査、提出者 |
| 費用 | 本体工事、設備工事、復旧、届出、試験の区分 |
| 完成図書 | 改修後図面、試験記録、保証書の取りまとめ |
設備更新全体の優先順位は、マンション設備更新の優先順位と大規模修繕との分け方も参照してください。
工事前に管轄消防署へ相談する
工事前に管轄消防署へ相談します。必要な届出を工事完了後に初めて確認せず、設備、工事内容、建物用途・規模、地域の手続を計画段階で確認します。
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| 相談時の資料 | 主な内容 |
|---|---|
| 建物概要 | 用途、構造、規模、階数、所在地 |
| 設備一覧 | 対象設備、受信機、系統、警戒区域 |
| 点検結果 | 不良設備、場所、継続事項、写真 |
| 改修計画 | 修理・更新方法、対象区画、機器仕様 |
| 図面 | 平面図、配線図、配管図、警戒区域図 |
| 工程 | 着工時期、停止時間、試験・検査時期 |
| 安全対策 | 設備停止中の代替措置、居住者案内 |
東京都内の手続例では、工事整備対象設備等着工届出書、消防用設備等設置計画届出書、消防用設備等設置届出書等が案内されています。ただし、工事内容が軽微な場合や建物条件によって手続が異なります。
東京消防庁の手続を全国共通として扱わず、建物所在地を管轄する消防本部・消防署へ確認します。
着工前と工事後の届出を分ける
着工前と工事後の届出を分けます。届出者、提出期限、添付図書、消防署検査の有無も確認します。
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| 手続時期 | 手続候補 | 確認する内容 |
|---|---|---|
| 計画・着工前 | 着工届、設置計画届、防火対象物工事関係の届出等 | 対象設備、届出者、提出期限、添付図書 |
| 工事中 | 工事中の消防計画、変更協議等 | 設備停止、代替警戒、変更内容 |
| 設置・改修後 | 設置届、試験結果報告等 | 平面図、系統図、試験記録、提出日 |
| 完成確認 | 消防署検査、指摘・是正 | 検査日、結果、是正、再検査 |
東京消防庁の案内では、対象となる着工届は工事着手予定日の10日前まで、設置届は設置後4日以内とされています。対象設備や工事内容によって異なるため、管轄消防署の最新案内を確認します。
消防設備士等の資格を確認する
対象設備に応じた資格者を確認します。会社に資格者が在籍していることと、対象設備の工事へ必要な資格者が実際に関与することを分けます。
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| 確認項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 対象設備 | 自動火災報知設備、消火設備、避難設備等 |
| 資格区分 | 消防設備士の甲種・乙種、類別 |
| 工事担当者 | 氏名、所属会社、対象設備、関与期間 |
| 点検担当者 | 消防設備士、消防設備点検資格者等 |
| 関連資格 | 工事内容に応じた電気工事士等 |
| 届出との関係 | 届出者、資格者、施工会社の役割 |
一定の消防用設備等の工事・整備は、消防設備士が行う制度となっています。資格の種類は対象設備と工事内容を確認して判断します。
建設業許可や配置技術者を含む確認方法は、消防設備工事で確認する資格・許可・配置技術者もご覧ください。
元請会社・消防設備会社・点検会社の役割
同じ会社が複数の役割を担当する場合も、施工、点検、試験、完了確認の担当者を分けて記録します。
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| 関係者 | 主な役割 |
|---|---|
| 元請施工会社 | 工程、共用部工事、仮設、安全、居住者案内、完成図書の取りまとめ |
| 消防設備工事会社 | 現況調査、改修計画、機器・配線・配管工事、試験、届出資料 |
| 点検会社 | 定期点検、不良報告、改修後の確認、次回点検への反映 |
| 管理会社 | 既存資料、居住者調整、管理記録、管理組合への報告 |
| 管理組合 | 工事範囲、予算、契約、届出・試験・完成記録の確認 |
大規模修繕の元請会社が消防設備会社へ工事を依頼する場合も、実際の施工会社、資格者、届出、試験の担当を確認します。
消防設備改修の見積書で確認する項目
見積書を「消防設備改修一式」だけで比較せず、設備、系統、区画、機器、試験、届出を分けます。
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| 見積区分 | 主な確認項目 |
|---|---|
| 機器・材料 | 製品、型式、メーカー、数量、単価、付属品、互換性 |
| 撤去・新設 | 既存撤去、新設、配線・配管、穴あけ、復旧 |
| 住戸内作業 | 感知器、養生、入室、再訪問、作動試験 |
| 試験・検査 | 単体試験、総合試験、再試験、消防署検査対応 |
| 届出・図面 | 届出書作成、平面図・系統図修正、試験結果報告 |
| 安全・付帯 | 設備停止対策、夜間・休日、交通誘導、廃棄処分 |
| 完成記録 | 施工写真、機器一覧、保証書、取扱説明書、完成図書 |
設備名だけでなく、どの系統・階・区画・機器を改修するかを確認します。
工事中に消防設備を停止する場合の安全管理
工事中の設備停止と復旧を記録します。設備を停止している時間を、通常稼働中と同じ状態として扱いません。
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| 停止管理項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 停止設備・範囲 | 設備名、系統、棟、階、警戒区域 |
| 停止日時 | 停止開始、予定復旧、実際の復旧時刻 |
| 責任者 | 停止責任者、作業責任者、復旧確認者 |
| 代替措置 | 巡回、仮設消火器、火気制限、監視体制 |
| 周知 | 作業員、管理員、居住者、店舗、関係者への案内 |
| 緊急時対応 | 連絡先、通報方法、避難・初期消火の体制 |
| 復旧確認 | 受信機表示、警報、電源、系統、作動状態 |
工事中の消防計画や届出の要否は、建物条件、停止設備、工事期間、地域の手続に応じて管轄消防署へ確認します。
改修後の作動試験・総合試験・消防署検査
改修後に試験・是正・再試験を行います。機器を取り付けたことと、設備・系統が必要な状態で作動することを分けて確認します。
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| 試験・検査項目 | 主な確認内容 |
|---|---|
| 機器単体 | 感知器、誘導灯、消火栓等の機器作動 |
| 系統 | 配線、配管、回路、警戒区域、受信機表示 |
| 警報・連動 | 音響、表示、連動設備、復旧操作 |
| 電源 | 常用電源、非常電源、切替、電池等 |
| 住戸内設備 | 対象住戸、作動、表示、未施工住戸 |
| 是正・再試験 | 指摘内容、是正方法、再試験日、結果 |
| 消防署検査 | 検査日、対象、指摘、是正、完了確認 |
試験日、試験者、対象設備・系統、判定基準、結果、指摘、是正、再試験、消防署検査を記録します。
改修前後の点検票を照合する
改修工事の完了後は、次回の消防設備点検で不良項目がどのように反映されたかを確認します。
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| 改修前 | 改修後 | 次回点検 |
|---|---|---|
| 設備名・不良内容 | 修理・更新方法 | 同じ不良の判定 |
| 不良区画・系統 | 施工区画・更新系統 | 対象区画の点検結果 |
| 既存機器・型式 | 新しい機器・型式 | 設備台帳との一致 |
| 点検写真 | 施工・試験写真 | 継続事項の有無 |
| 改修提案 | 届出・消防署検査 | 次の修理・更新候補 |
改修後の点検票に過去の不良が残っている場合は、未反映なのか、是正未了なのか、別の不良なのかを確認します。
追加・変更工事の承認方法
消防設備改修では、既存図面との相違、隠蔽配線、機器の互換性、消防署との協議等によって追加・変更工事が発生することがあります。
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| 確認手順 | 確認内容 |
|---|---|
| 対象特定 | 設備、系統、階、区画、機器 |
| 契約照合 | 当初契約範囲、見積条件、除外項目 |
| 変更理由 | 現況相違、互換性、消防署協議、試験結果 |
| 図面・数量 | 追加機器、配線・配管、復旧範囲 |
| 手続・工程 | 届出変更、停止時間、試験・検査への影響 |
| 承認 | 見積、費用負担、承認権限、変更契約 |
| 完成記録 | 改修、試験、図面、完成図書への反映 |
消防設備の追加・変更工事は、消防設備の追加・変更工事と承認方法も参照してください。
消防設備の完成図書で受け取る資料
機器のカタログだけでなく、実際に設置した設備・型式・系統・区画が分かる完成記録を受け取ります。
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| 完成資料 | 確認内容 |
|---|---|
| 設備・機器一覧 | 設備名、メーカー、型式、数量、設置場所 |
| 改修後図面 | 平面図、配線図、配管図、警戒区域図 |
| 施工記録 | 施工写真、材料承認、作業日報 |
| 試験記録 | 試験結果報告書、指摘、是正、再試験 |
| 届出・検査 | 届出控え、受付記録、消防署検査結果 |
| 維持管理 | 取扱説明書、保証書、保守・点検方法 |
| 次回点検 | 改修履歴、未施工事項、次回確認項目 |
消防設備の図面・試験記録は、消防設備の図面・試験記録・保証書を完成図書へ残す方法もご確認ください。
ワンリニューアル独自|9段階消防設備改修管理
消防設備の不良を、点検票の指摘と交換機器の一覧だけで管理しません。設備、系統、区画、改修判断、届出、施工、試験、次回点検までを9段階で追跡します。
ワンリニューアル独自|消防設備改修・点検履歴連携台帳
設備番号例:FE-FA-001
不良番号:DF-FE001-B01-03F-02
改修番号:RP-DF002-01
試験番号:TS-RP001-02
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| 台帳区分 | 主な管理項目 |
|---|---|
| 建物・位置 | 用途、棟、階、区画、共用部・住戸内 |
| 設備・系統 | 設備名、機器、系統、警戒区域、メーカー、型式 |
| 点検不良 | 点検日、不良内容、写真、継続不良、緊急性 |
| 改修判断 | 修理可否、部品、部分・系統・全体更新、判断理由 |
| 消防署手続 | 相談日、着工前届出、工事後届出、受付番号 |
| 施工体制 | 施工会社、消防設備士、資格区分、契約範囲 |
| 工事管理 | 住戸入室、設備停止、代替措置、復旧確認 |
| 試験・検査 | 試験日、結果、指摘、是正、再試験、消防署検査 |
| 引継ぎ | 保証、次回点検、次回点検結果、完成図書 |
消防設備改修を、点検票の「不良」と機器交換の記録だけで管理しません。設備、系統、階・区画、不良内容、修理・更新判断、届出、資格者、施工、試験、消防署検査、次回点検を共通番号で結びます。
点検不良から届出・試験・次回点検まで整理します
消防設備について、点検不良、修理・更新範囲、消防署への手続、工事後の試験・完成記録を整理します。
点検結果報告書、設備台帳、既存図面、改修見積、消防署相談記録、試験結果報告書を照合し、設備・系統・区画別に確認します。法令適合や設備性能を保証するものではありません。
消防設備改修・点検履歴連携台帳の記入例
以下は管理方法を示す想定例です。実在する建物、消防設備、点検不良を示すものではありません。
第1棟3階の自動火災報知設備について、点検で一部感知器の不良が確認されたとします。設備番号「FE-FA-001」と、不良番号「DF-FE001-B01-03F-02」を登録します。
点検票、警戒区域図、受信機情報、現地の機器位置を照合し、機器単体の不良か、同じ系統に関係する不良かを調査します。調査結果に基づき、修理、機器の部分更新、系統更新のいずれかを検討します。
改修前に管轄消防署へ工事内容と手続を相談し、必要な届出、添付図書、検査の有無を確認します。住戸内作業がある場合は、対象住戸、案内日、入室結果、未施工住戸を登録します。
改修後は機器単体、受信機表示、警報、系統の作動試験を実施し、試験番号「TS-RP001-02」へ結果を記録します。届出・消防署検査・完成図面を台帳へ結び、次回点検で当初の不良が解消されているかを照合します。
マンションの消防設備改修でよくある質問
マンションの消防設備改修とは何ですか
点検等で確認された不良や建物改修に対応し、消防設備の機器、配線、配管、系統等を修理・更新する工事です。
消防設備点検と改修工事は同じですか
点検は設備の状態・機能を確認するもので、改修は確認された不良を修理・更新する工事です。
点検で不良なら全面更新が必要ですか
不良内容によって異なります。機器単体の修理、部分更新、系統更新、全体更新を分けて検討します。
築年数が古ければ交換した方がよいですか
築年数だけで判断せず、点検結果、修理可否、互換性、配線・配管、建物改修との関係を確認します。
大規模修繕と消防設備工事を同時にできますか
同時に計画できる場合がありますが、担当会社、工事範囲、届出、設備停止、試験を分けて確認します。
住戸内の感知器も管理組合の工事ですか
設備の構成や管理規約等によって異なります。共用部分・専有部分の区分と設備系統を確認します。
住戸へ入れない場合はどうしますか
案内、予約、入室結果、未施工理由、再訪問日を記録し、未施工住戸を次回点検まで放置しないよう管理します。
消防設備改修には届出が必要ですか
設備、工事内容、建物用途・規模、地域によって異なります。計画段階で管轄消防署へ相談します。
着工届と設置届の違いは何ですか
着工前に提出する手続と、設備の設置・改修後に提出する手続です。対象や届出者、提出期限を確認します。
東京消防庁の手続は全国共通ですか
全国共通ではありません。東京都以外では、建物所在地を管轄する消防本部・消防署の案内を確認します。
消防設備の工事は誰でもできますか
設備と工事内容により、消防設備士等の資格が必要です。対象設備に対応する資格者が関与しているか確認します。
消防設備を停止したまま工事できますか
停止範囲、時間、代替警戒、緊急連絡、復旧確認を定め、必要な手続を管轄消防署へ確認します。
工事後はどのような試験をしますか
機器単体、系統、警戒区域、受信機表示、警報、連動、電源、復旧等を工事範囲に応じて確認します。
消防署の検査があれば施工会社の検査は不要ですか
不要とは限りません。施工会社の自主検査、作動試験、是正、消防署検査を分けて記録します。
改修後の確認は工事完了時だけでよいですか
次回の消防設備点検で、改修した設備・系統の結果がどのように反映されたかを確認します。
まとめ|点検・改修・届出・次回点検を一つにつなぐ
- 消防設備点検と改修工事を分ける
- 建物ごとの設備台帳・点検票を確認する
- 設備・系統・階・区画別に不良を整理する
- 築年数だけで全面更新を判断しない
- 修理、部分更新、系統更新、全体更新を分ける
- 既存図面と現場設備を照合する
- 共用部分と住戸内設備を分ける
- 大規模修繕の元請会社と消防設備会社の役割を分ける
- 工事前に管轄消防署へ相談する
- 着工前と工事後の届出を分ける
- 対象設備に応じた資格者を確認する
- 見積を設備、系統、区画、試験、届出に分ける
- 工事中の設備停止と復旧を記録する
- 改修後に作動試験、是正、再試験を行う
- 改修前後の点検票を照合する
- 図面、試験記録、届出控えを完成図書へ残す
- 次回点検へ改修履歴を引き継ぐ
マンションの消防設備改修を、点検票の「不良」と交換機器の一覧だけで管理しません。
設備、系統、階・区画、不良内容、修理・更新判断、届出、資格者、施工、試験、消防署検査、次回点検を共通番号で結び、点検から改修後の維持管理まで追跡できる状態を作ります。
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消防設備の点検不良と改修履歴を一つにつなげます
点検結果報告書、設備台帳、既存図面、改修見積、機器仕様、消防署への相談記録、試験結果報告書を照合します。
修理・更新範囲、住戸内作業、設備停止、届出、試験、次回点検を設備・系統・区画別に整理します。届出要否や資格区分は、対象建物と工事内容に応じて管轄消防署等へ確認します。
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