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横浜市の大規模修繕で防水工事はどこまで行う?屋上・バルコニー・見積の確認ポイント

工事項目・診断・配管 2026.10.08 (Thu) 更新

横浜市の大規模修繕で防水工事はどこまで行う?屋上・バルコニー・見積の確認ポイント

防水工事で確認したいこと

横浜市のマンション大規模修繕で防水工事を行う場合、屋上・バルコニー・共用廊下などを一律にすべて施工するのではなく、既存防水の状態や修繕履歴を確認して工事範囲を決めます。見積では施工面積・工法・下地処理・端部や排水部の扱いまで確認することが重要です。

マンションの大規模修繕では、防水工事も主要な工事項目の一つです。 ただし、 「大規模修繕だから屋上もバルコニーも共用廊下もすべて更新する」 という考え方ではありません。

現在の防水層、過去の修繕履歴、劣化状態、漏水履歴などを確認し、今回の工事へ含める範囲を整理します。

この記事では、横浜市で大規模修繕を検討している管理組合・理事会・修繕委員会に向けて、防水工事の対象範囲から工法・数量・見積までの確認方法を整理します。

防水工事は対象範囲から整理する
横浜市のマンション大規模修繕で防水工事の対象範囲を確認するポイント
屋上・バルコニー・共用廊下・階段などを一律に施工せず、現在の状態から今回の工事対象を整理します。

横浜市の大規模修繕で防水工事はどこまで行う?

防水工事の範囲は、屋上・バルコニー・共用廊下などの現在の状態を確認して決めます。大規模修繕だからすべての防水部位を一律に施工するのではなく、劣化程度や前回工事、今後の修繕計画を踏まえて判断します。

まず確認するのは「どの防水工法を使うか」ではなく、 今回どこを工事対象にする必要があるか です。

前回の大規模修繕で屋上防水を更新していても、バルコニーや共用廊下は別の時期に施工している場合があります。 反対に、今回すべての部位を更新する必要がない場合もあります。

防水工事を検討する流れ
① 既存防水を確認
↓
② 劣化箇所を整理
↓
③ 今回の工事対象を決定
↓
④ 工法・仕様を決定
↓
⑤ 施工面積・数量を確認
↓
⑥ 見積へ反映

防水工事の主な対象箇所は?

マンション大規模修繕では、屋上・ルーフバルコニー・バルコニー・共用廊下・階段などが防水確認の対象になります。ただし、仕上げや既存仕様によって施工対象は異なります。

防水工事の確認対象は屋上だけではありません。 建物によっては、バルコニーや共用廊下、外部階段、庇なども確認します。

※👉横スクロールできます

部位
確認する内容
工事範囲で見ること
屋上・ルーフバルコニー
防水層・排水・立上り・端部・設備基礎
平場だけでなく周辺部も確認
バルコニー
床・立上り・排水口・側溝・サッシ周辺
管理規約・既存仕様も確認
共用廊下・階段
床・側溝・排水・端部・立上り・既存仕上げ
既存仕様から必要範囲を判断
庇・端部・取り合い
端部・金物・外壁等との接続部
漏水経路を防水面だけに限定しない

屋上・ルーフバルコニー

屋上では、既存防水層の状態、表面劣化、ひび割れ、ふくれ、破断、水たまり、排水状態などを確認します。

また、平場だけではなく、立上り、防水層の端部、設備基礎周辺、排水口なども確認します。

屋上防水の費用について詳しく確認する場合は、 マンション大規模修繕の屋上防水費用 をご覧ください。

バルコニー

バルコニーでは、床面、立上り、側溝、排水口、サッシ周辺、手すりとの取り合い、既存仕上げなどを確認します。

バルコニーは各住戸が使用していても、大規模修繕で工事対象となる場合があります。 ただし、管理規約や既存仕様、今回の工事計画を確認して判断します。

共用廊下・階段

共用廊下や外部階段は、既存の床仕上げや防水仕様によって工事内容が異なります。

床面だけではなく、側溝、排水、端部、立上り、ひび割れ、浮きなども確認します。

「共用廊下だから必ず防水を更新する」というものではありません。

共用廊下防水については、 マンション大規模修繕の共用廊下防水 も参考にしてください。

防水工事前にどんな劣化を確認する?

防水工事前は、防水層のひび割れ・ふくれ・破れだけでなく、排水口の詰まり、立上りや端部、外壁との取り合い、漏水跡なども確認します。

防水層の表面だけを見て工事範囲を決めると、排水や取り合い部分の問題を見落とす可能性があります。

防水層だけでなく排水・端部・取り合いも確認
マンション防水工事で確認するひび割れ・排水口・立上り・取り合い
ひび割れ・ふくれだけでなく、排水口、立上り、端部、外壁や手すりとの取り合いまで確認します。

ひび割れ・ふくれ

防水層にひび割れやふくれがある場合は、表面の症状だけでなく既存防水層や下地の状態も確認します。

ふくれがあるから必ず既存防水を全面撤去する、という判断ではありません。 範囲や既存仕様を確認して工事方法を検討します。

排水口・ドレン

防水面では、雨水を適切に排水できるかも重要です。

排水口、ドレン、側溝、勾配、詰まりなどを確認し、水が長時間たまる状態になっていないかを見ます。

立上り・端部

平場と立上りの境界や、防水層の端部は納まりを確認したい場所です。

床面だけではなく、防水層がどこまで立ち上がり、端部をどのように処理しているか確認します。

取り合い部分

外壁、手すり、サッシ、設備基礎、配管、金物など、異なる材料が接する部分も確認します。

漏水や劣化の原因を防水層だけに限定せず、周辺部との関係を見ます。

既存防水の状態はどうやって確認する?

既存防水の確認では、目視による劣化確認に加え、修繕履歴や既存工法、漏水履歴などを確認します。必要な調査範囲は建物ごとに異なります。

防水工事の範囲を決めるときは、現在見えている状態だけではなく、過去の工事履歴も重要です。

目視で確認できる現在の劣化
既存防水の工法・仕様
前回の防水工事時期
過去の修繕・部分補修履歴
漏水履歴
今回気になっている場所

建物状態全体から確認する場合は、 大規模修繕の建物診断・劣化診断 もご覧ください。

防水工法はどうやって決める?

防水工法は、施工場所・既存防水・下地状態・施工条件などを確認して選びます。工法名だけではなく、今回の建物にその仕様を採用する理由まで確認します。

代表的な防水工法には、ウレタン塗膜防水やシート防水などがあります。

ただし、この記事で重要なのは工法一覧を覚えることではありません。

管理組合では、 「何という工法か」より「なぜその場所にその工法・仕様を採用するのか」 を確認します。

既存防水を撤去する場合

既存防水や下地の状態によっては、撤去してから新しい防水を施工する場合があります。

その場合は、撤去範囲、下地処理、廃材処分などが見積へ含まれているか確認します。

既存防水を活かす場合

既存防水層の状態や仕様によっては、既存層を活かして施工できる場合もあります。

ただし、 既存防水の上へ施工すれば必ず費用が安くなる、というものではありません。 既存層との適合や下地状態を確認します。

屋上とバルコニーで同じ防水工法を使う?

屋上とバルコニーでは、面積・歩行条件・排水・既存仕様などが異なるため、必ずしも同じ工法・仕様になるとは限りません。それぞれの使用条件に合わせて確認します。

施工場所によって、人の歩行頻度、排水方法、面積、既存仕上げ、立上りや端部の形状などが異なります。

そのため、「屋上は必ず○○工法」「バルコニーは必ず○○工法」と固定せず、各部位の条件から仕様を確認します。

防水工事の数量はどこを見る?

防水工事では、施工面積だけでなく、立上り・側溝・端部・排水部などが別計上されている場合があります。見積の㎡数がどの範囲を指しているか確認することが重要です。

防水工事では㎡表示が多く使われますが、すべての作業が平場面積だけで決まるわけではありません。

見積数量では、次の項目を確認します。

平場面積
立上り
側溝
端部
排水口・ドレン
下地補修
既存防水の撤去範囲

㎡、m、箇所など、項目ごとに単位が異なる場合があります。 数量の数字だけではなく、どの範囲を表している数量なのかを確認します。

防水工事の見積では何を確認する?

防水工事の見積では、施工場所・面積・工法・仕様・下地処理・撤去・端部処理・排水部・諸経費を確認します。総額だけではなく、施工範囲と条件をそろえて比較します。
防水見積は工法・数量・下地まで確認
横浜市の大規模修繕で防水工事の工法・数量・見積を比較するポイント
調査結果から工法・施工面積・下地補修・足場等を整理し、見積へどう反映されているか確認します。

※👉横スクロールできます

確認項目
確認する内容
確認
施工場所
屋上・バルコニー・共用廊下等
□
施工面積
平場・立上り・側溝などの数量
□
工法・仕様
採用工法・材料・施工工程
□
下地処理
補修・清掃・下地調整等
□
既存防水
撤去するか、活かして施工するか
□
端部・排水
立上り・端部・排水口・ドレン等
□
仮設・諸経費
足場・養生・搬入・現場管理等
□
どこまで施工するかを先に整理する

ワンリニューアルでは、 建物状態 → 防水対象箇所 → 今回の工事範囲 → 工法・仕様 → 施工数量 → 見積 の順番で整理します。

「屋上防水一式」という金額だけを見るのではなく、どこを・どの仕様で・どこまで施工する見積なのか確認できる形を重視します。

防水工事の見積が会社によって違うのはなぜ?

防水見積の差は、施工面積だけでなく、既存防水の扱い、工法、下地補修、立上り・端部処理、排水部、仮設条件などの違いでも生じます。

同じマンションへ見積を依頼しても、施工会社ごとに提案内容が異なれば総額も変わります。

例えば、一方は既存防水を活かす仕様、もう一方は既存防水を撤去する仕様であれば、同じ面積でも工事内容が異なります。

工事範囲
防水工法
材料・仕様
施工数量
既存防水の撤去範囲
下地補修
立上り・端部処理
排水部
仮設条件
保証条件

複数社の防水見積はどう比較する?

複数社の防水見積は、総額ではなく、施工場所・面積・工法・下地処理・撤去範囲・端部処理などを同じ条件にそろえて比較します。

A社が安く、B社が高い場合も、まず金額差の理由を確認します。

工法や既存防水の扱いが違えば、そもそも同じ工事内容を比較していない可能性があります。

すべてを完全に同じ提案へそろえる必要はありませんが、 どの条件差によって見積金額が変わっているか を整理します。

防水見積は「範囲×仕様」で比較する

価格だけではなく、 施工範囲 × 既存防水の扱い × 下地補修 × 防水仕様 × 端部・排水部 を確認し、「なぜこの金額なのか」を管理組合が説明できる状態にします。

現在の防水見積・工事範囲を確認したい場合

屋上・バルコニー等の防水状態、工事範囲、施工面積、工法、現在の見積条件を整理しながら確認できます。

防水工事・見積について相談する

横浜市では防水工事の立地条件も確認する

横浜市内でも海への距離、風雨の当たり方、高低差、前面道路などは建物ごとに異なります。地域名だけで判断せず、実際の建物と施工条件を確認します。

横浜市全域を「塩害地域」「強風地域」「道路が狭い地域」と一括して扱うことはできません。

防水工事では、建物の状態に加えて、工事を行う際の搬入や足場条件も物件ごとに確認します。

施工条件は対象マンションごとに確認
横浜市の防水工事で確認する立地・搬入・足場などの施工条件
海への近さ、風雨、前面道路、搬入、高低差、足場などは横浜市全体ではなく対象マンションごとに確認します。

海に近い立地

海に近い物件では、防水だけではなく、金属部、鉄部、外壁、端部、取り合いなどの状態も確認します。

ただし、「横浜だから塩害がある」と判断するものではありません。 実際の立地と建物状態を確認します。

風雨の影響

屋上、バルコニー、外壁との取り合い、端部、排水等は、方位や建物形状、周辺環境によって状態が異なる場合があります。

風雨の影響を地域名だけで推測せず、実際の状態を見ます。

前面道路・搬入条件

工事車両、資材搬入、荷下ろし、交通誘導、作業スペース等を確認します。

防水工事そのものの仕様だけではなく、資材をどのように搬入し施工するかが仮設条件へ影響する場合があります。

高低差・足場条件

敷地高低差、足場、資材運搬、作業動線、共用部分の使用条件などを確認します。

特に大規模修繕全体では、防水工事だけを切り離さず、他工事と共通する足場・仮設計画も確認します。

防水だけを単独で考えず、外壁・タイルとの取り合いも確認する

雨水対策では、防水層だけでなく、外壁・タイル・シーリング・サッシなどとの取り合いも確認します。漏水原因を防水だけに限定しないことが重要です。

漏水がある場合、「屋上防水が原因」「バルコニー防水が原因」と最初から一つに限定しないことが重要です。

外壁のひび割れ、タイル、シーリング、サッシ周辺、端部など、雨水が入る可能性のある周辺部も確認します。

タイル補修全般については、 マンション大規模修繕のタイル補修 も参考にしてください。

防水工事の保証では何を確認する?

保証は期間の長さだけでなく、対象部位・対象工法・保証条件・免責事項・不具合時の連絡先を確認します。

保証年数だけでは、実際の保証内容は判断できません。

保証対象となる部位・工法
保証期間
免責条件
対象外となる条件
保証書の発行者
不具合時の連絡先
アフター点検の有無

保証については、 大規模修繕の保証内容 もご覧ください。

横浜市で防水工事を相談する前に準備するとよいもの

建物図面、屋上図面、前回の大規模修繕・防水工事資料、漏水履歴、建物診断報告書、現在の見積などがあると確認しやすくなります。すべての資料が必須ではありません。
建物図面
屋上図面
前回の大規模修繕資料
前回の防水工事資料
過去の修繕履歴
漏水履歴
建物診断報告書
現在取得している見積
気になる場所の写真

資料がすべてそろっていなくても相談できます。 現在分かることと、現地で確認する必要があることを分けて整理します。

横浜市で大規模修繕の防水工事を相談したい管理組合へ

横浜市で防水工事を検討するときは、屋上・バルコニー・共用廊下などの状態から今回の施工範囲を整理し、工法・数量・下地・端部・排水まで見積に反映されているか確認することが重要です。

屋上防水を今回の工事へ含めるか迷っている、バルコニーや共用廊下まで必要か確認したい、施工面積の根拠が分からない、現在の防水見積を比較したい場合は、建物状態から順に整理します。

防水工事を単独の項目として見るのではなく、 建物状態 → 防水対象箇所 → 工事範囲 → 工法・数量 → 見積 の流れで確認します。

横浜市で防水工事の範囲・見積を確認したい管理組合の方へ

ワンリニューアルでは、神奈川県・東京都を中心にマンション大規模修繕の防水工事、建物診断、現地調査、見積、施工相談に対応しています。横浜市で屋上・バルコニーなどの防水範囲や現在の見積内容を確認したい管理組合・理事会の方はご相談ください。

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