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大規模修繕工事後の保証期間とは?不具合発生時の対応方法と管理組合が確認すべきポイント

大規模修繕工事後の保証期間とは?不具合発生時の対応方法と管理組合が確認すべきポイント

 

今回は

『大規模修繕工事後の保証期間とは?不具合発生時の対応方法と管理組合が確認すべきポイント』

をご紹介させて頂きます!

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大規模修繕工事は、建物を引き渡して終了ではありません。不具合が見つかったときに適切な対応を受けるためには、保証内容、点検時期、施工会社との連絡体制を事前に確認しておくことが重要です。

大規模修繕工事後の保証で確認すべき結論 大規模修繕工事後は、保証内容や点検体制を確認し、管理組合が継続的に建物を管理できる状態を整えることが重要です。保証期間だけを見るのではなく、保証対象、適用条件、定期点検、不具合発生時の窓口、必要書類の保管方法まで一体で確認しましょう。

マンションの大規模修繕では、外壁補修、塗装、防水、シーリング、鉄部塗装など、複数の工事が同時に行われます。保証の有無や期間は工事項目、使用材料、施工方法、契約条件によって異なり、すべての施工箇所が同じ条件で保証されるとは限りません。

特に50~70戸程度のマンションでは、工事完了後に理事や修繕委員が交代し、当時の経緯を知る人が少なくなることがあります。保証書を保管するだけでなく、「いつ、誰が、何を確認するか」を管理組合内で決めておくことが、完成後管理の重要なポイントです。

管理組合が最初に整理する5項目

  • 工事項目ごとの保証対象
  • 保証期間と保証開始日
  • 定期点検の時期、範囲、実施方法
  • 不具合発生時の連絡窓口と報告手順
  • 契約書、保証書、施工記録などの保管場所

大規模修繕工事は完成後の管理まで考えることが重要

大規模修繕工事によって建物の劣化部分を補修しても、日射、雨風、温度変化、居住者の利用などによる経年変化は続きます。施工時点では問題がなくても、時間の経過とともに外壁のひび割れ、防水層の浮き、塗膜の剥がれなどが見つかる可能性があります。

そのため、引き渡し後の管理では、施工箇所の状態を定期的に確認し、異常を早い段階で把握することが大切です。保証期間内であっても、管理組合が不具合を把握できなければ、施工会社への確認が遅れることがあります。

完成後管理は、単に施工会社へ対応を任せることではありません。管理会社、理事会、修繕委員会、施工会社の役割を整理し、点検結果や対応履歴を管理組合の記録として残す必要があります。

完成後管理の基本ロードマップ

1 引き渡し
完成図書、保証書、検査記録、施工写真などを受領し、不足資料がないか確認します。
2 保証内容の共有
工事項目ごとの保証期間、対象範囲、連絡窓口を管理組合内で共有します。
3 定期点検
契約で定められた点検時期を確認し、居住者からの情報も集めて建物の状態を確認します。
4 不具合への対応
発生場所や状態を記録し、契約上の窓口を通じて施工会社へ調査を依頼します。
5 次回修繕への活用
点検結果や補修履歴を蓄積し、長期修繕計画や次回の大規模修繕に反映します。

大規模修繕工事の保証期間とは何を保証するものなのか

大規模修繕工事の保証とは、一般に、契約で定めた施工箇所に一定の不具合が生じた場合、定められた条件に基づいて施工会社が調査や補修などを行う仕組みです。

ただし、保証期間は大規模修繕工事全体に対して一律に設定されるものではありません。外壁補修、塗装、防水、シーリング、鉄部塗装など、工事項目ごとに保証期間や適用条件が分かれている場合があります。

管理組合は「最長で何年保証されるか」だけで判断せず、どの施工箇所に、どのような不具合が生じた場合に、どのような対応を受けられるのかを確認する必要があります。

保証対象と対象外を分ける基本的な考え方

保証対象になるかどうかは、発生した現象だけではなく、原因や契約条件を含めて判断されます。例えば塗膜の剥がれが見つかった場合でも、施工に関係するものなのか、外部からの衝撃、通常の経年変化、管理上の問題などによるものなのかによって扱いが異なる可能性があります。

台風、地震、そのほかの外的要因による損傷や、保証対象外の部位から生じた不具合、管理組合側で行った改修の影響などは、契約上の保証対象にならないことがあります。実際の判断は保証書や工事請負契約書の内容によるため、原因を決めつけず、まず施工会社へ状況を伝えて確認することが重要です。

保証期間内でも自動的に無償対応になるとは限りません。
発生原因、保証の適用条件、免責事項、管理状況などを確認したうえで対応が判断されます。不具合を発見した段階で補修を急ぐのではなく、写真や発見日時を記録し、契約上の窓口へ連絡しましょう。

大規模修繕後に発生しやすい不具合とは

完成後に確認される現象は、施工箇所や建物条件によって異なります。管理組合が確認しやすい代表的な例として、次のようなものがあります。

  • 外壁:ひび割れ、補修部分の変化、タイルの浮きや剥離が疑われる状態
  • 塗装:塗膜の膨れ、剥がれ、著しい変色、塗りむらが疑われる状態
  • 防水:防水層の浮き、膨れ、破れ、排水不良、漏水が疑われる状態
  • シーリング:ひび割れ、剥離、隙間、著しい硬化や変形
  • 鉄部:早期のさび、塗膜の剥がれ、腐食が疑われる状態
  • 設備関連:改修した設備の作動不良、接続部分からの漏れ、異音など

これらの現象が見つかったからといって、直ちに施工不良や保証対象と判断できるわけではありません。一方で、小さな変化を放置すると、原因調査が難しくなったり、影響範囲が広がったりする可能性があります。

共用廊下、バルコニー、屋上、外壁などは確認する人が分かれやすいため、居住者から情報を受け付ける方法も決めておきましょう。写真、発生場所、発見日、雨天時との関係などをそろえると、その後の確認が進めやすくなります。

管理組合が契約時に確認すべき保証内容

保証内容の確認は、工事完了時ではなく、施工会社との契約前から始めることが重要です。見積金額だけを比較しても、保証範囲、点検体制、連絡方法まで同じとは限りません。

確認項目管理組合が見る内容
保証対象どの工事項目、部位、材料、施工箇所が対象になるのかを確認します。
保証期間工事項目ごとの期間に加え、起算日が引き渡し日なのか、別の日なのかを確認します。
適用条件どのような不具合が対象になるのか、免責事項や管理上の条件があるかを確認します。
定期点検実施時期、対象範囲、費用負担、報告書の提出方法を確認します。
対応方法現地調査、原因確認、補修、報告までの流れと管理組合側の手続きを確認します。
連絡窓口施工会社、管理会社、設計監理者など、最初に誰へ連絡するのかを明確にします。

保証条件に曖昧な表現がある場合は、契約前に質問し、回答を記録として残すことが大切です。口頭説明だけで済ませず、見積書、仕様書、保証条件書、質疑回答書などとの整合性も確認しましょう。

保証内容は、工事条件とあわせて整理することが大切です

保証範囲や完成後の対応に不安がある場合は、契約前の段階で工事項目、点検体制、連絡窓口を整理しましょう。50~70戸程度のマンションでは、理事会だけに負担を集中させず、引き継げる管理方法をつくることも重要です。

工事完了後に管理組合が保管すべき資料

大規模修繕後の不具合対応では、施工時の仕様や検査結果を確認できる資料が重要になります。保証書だけを保管していても、対象部位、使用材料、施工範囲、当時の状態が分からなければ、原因確認に時間がかかることがあります。

保管資料主な用途
工事請負契約書契約範囲、責任分担、対応条件などを確認します。
保証書・保証条件書保証対象、期間、適用条件、免責事項を確認します。
見積書・工事仕様書施工した部位、工法、数量、材料などを確認します。
施工記録・工事写真施工前、施工中、完成時の状態や補修位置を確認します。
検査記録・完成図書検査内容、指摘事項、是正結果、完成時の確認内容を把握します。
定期点検・補修記録完成後の変化、不具合への対応、補修履歴を次回修繕へ引き継ぎます。

資料は紙だけでなく、電子データでも保管すると、理事交代時の引き継ぎや施工会社への情報共有がしやすくなります。保存場所、閲覧権限、ファイル名の付け方を統一し、最新版が分からなくならないように管理しましょう。

50~70戸程度のマンションでは、管理会社、理事会、修繕委員会に資料が分散することがあります。「管理組合の正式な保管資料はどれか」「原本はどこにあるか」を一覧化しておくと、担当者が変わった後も確認できます。

大規模修繕後のアフター対応の流れ

不具合を見つけた場合は、管理組合側で原因や保証の可否を決めつけず、状況を記録したうえで契約上の窓口へ連絡します。緊急性が高い漏水や落下の危険などがある場合は、安全確保を優先し、管理会社や関係先と連携してください。

  1. 発生場所を特定する:棟、階、方角、部位、住戸番号などを記録します。
  2. 状態を残す:全体写真と近接写真を撮影し、発見日時や天候も記録します。
  3. 過去資料を確認する:施工範囲、保証期間、保証条件、過去の点検結果を確認します。
  4. 契約上の窓口へ連絡する:管理会社任せにせず、管理組合でも連絡内容と日付を把握します。
  5. 現地調査を受ける:施工会社などに状態を確認してもらい、原因や対応方針の説明を求めます。
  6. 対応結果を記録する:保証適用の可否、補修内容、実施日、再確認時期を保存します。

居住者からの申告を受けた場合も、個人が直接施工会社と調整するのではなく、管理組合または定められた窓口へ情報を集約する方法が基本です。連絡経路を一本化することで、同じ不具合への重複連絡や情報の食い違いを防ぎやすくなります。

保証期間だけではなく施工会社との関係性が重要な理由

保証書に期間が記載されていても、施工時の担当者、問い合わせ先、調査の進め方が分からなければ、対応に時間がかかる可能性があります。完成後も相談できる窓口が明確であることは、保証期間の長さと同様に重要です。

定期点検は、施工会社にすべてを任せるためのものではありません。施工箇所の状態を管理組合と施工会社が共有し、必要な対応を判断する機会です。点検の前には、理事会や修繕委員会で共用部分を確認し、居住者から気になる点を集めておくと、確認漏れを減らせます。

保証期間が終了した後も、点検結果と補修履歴は建物管理に活用できます。どの部位に変化が出やすかったか、どの材料を使用したか、どのような補修を行ったかを残すことで、長期修繕計画の見直しや次回工事の仕様検討に役立ちます。

一方で、長期的な関係性とは、施工会社へ無条件に依存することではありません。管理組合が契約内容と建物の状態を把握し、必要に応じて管理会社や専門家の意見も確認できる体制を整えることが大切です。

大規模修繕後の保証に関するよくある質問

大規模修繕工事の保証期間は何年ですか?

保証期間は、工事項目、使用材料、施工方法、施工会社との契約内容によって異なります。大規模修繕工事全体を一つの年数で判断せず、外壁、防水、塗装、シーリングなど、工事項目ごとの保証書と適用条件を確認してください。

保証期間中に見つかった不具合は、すべて無償で補修されますか?

すべてが無償対応になるとは限りません。保証対象となる施工箇所か、契約で定めた不具合に該当するか、外的要因や経年変化ではないかなどを確認したうえで判断されます。まず状態を記録し、施工会社へ原因調査を依頼することが重要です。

定期点検は必ず実施されますか?

定期点検の有無、回数、時期、対象範囲は契約内容によって異なります。契約前に点検計画を確認し、実施時期を管理組合の予定表へ登録しておきましょう。点検後は報告書を受け取り、指摘事項への対応も記録します。

不具合を見つけた居住者が施工会社へ直接連絡してもよいですか?

連絡方法は管理組合内で統一することをおすすめします。共用部分の工事に関する不具合は、管理組合、管理会社、修繕委員会などの指定窓口へ集約した方が、状況と対応履歴を管理しやすくなります。

施工会社の担当者が変わった場合はどうすればよいですか?

個人の担当者だけに頼らず、会社としての問い合わせ窓口、保証書に記載された連絡先、契約番号などを保管しておきます。担当者変更時には、新しい窓口と連絡方法を書面やメールで確認してください。

保証期間が終了した後はどう管理すればよいですか?

保証終了後も、定期的な建物確認と記録を続けます。保証期間中の点検結果や補修履歴をもとに、必要な部分補修、長期修繕計画の見直し、次回の大規模修繕時期を検討しましょう。

大規模修繕後の安心は管理組合の仕組みづくりで変わる

大規模修繕工事後の安心を支えるのは、保証期間の長さだけではありません。保証対象、点検時期、連絡窓口、保管資料を整理し、担当者が変わっても対応できる状態をつくることが重要です。

引き渡し時に資料を受け取ったら、保証内容を一覧化し、定期点検の予定と不具合発生時の連絡手順を管理組合内で共有しましょう。その記録は現在の不具合対応だけでなく、長期修繕計画の見直しや次回の大規模修繕にも役立ちます。

大規模修繕は、完成後の管理まで見据えて計画しましょう

保証内容の確認、施工後の点検体制、管理資料の整理に不安がある場合は、工事契約前から完成後までの流れを一度整理することが大切です。ワンリニューアルでは、マンションの条件と管理組合の状況を踏まえた大規模修繕の進め方をご案内しています。

 

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