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大規模修繕とナフサの関係|塗料・防水材・材料費への影響を確認

費用・見積・資金計画 2026.07.27 (Mon) 更新

大規模修繕とナフサの関係|塗料・防水材・材料費への影響を確認

 

今回は

『大規模修繕とナフサの関係|塗料・防水材・材料費への影響を確認』

をご紹介させて頂きます!

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ナフサ価格や供給に関するニュースを見て、「大規模修繕の塗料が不足するのではないか」「提出済みの見積が値上げされるのではないか」と感じる管理組合やオーナーもいるでしょう。

ナフサは、塗料、防水材、シーリング材、接着剤、樹脂製品等の製造に関係する上流原料です。ただし、大規模修繕会社がナフサを直接購入するわけではありません。

ナフサ価格が上がったからといって、大規模修繕工事費が同じ割合ですぐに上がるわけではありません。

影響は、使用する製品、メーカーの価格改定、販売店の在庫、発注時期、材料数量、代替品、運賃、見積有効期限、契約条件によって異なります。

ワンリニューアルでは、ナフサ価格だけで工事費への影響を判断しません。材料、製品、メーカー、仕入先、見積価格、価格改定日、発注日、納期、代替品、工程、契約変更を共通番号で結び、「ナフサ・資材調達影響確認台帳」へ記録します。

本記事では、ワンリニューアルの個別案件について社内確認を行わずに「影響がない」とは記載しません。使用製品、発注状況、納期回答、価格変更、工程変更を案件ごとに確認します。将来の価格・供給・納期を保証するものではありません。

 

ナフサとは?大規模修繕会社が直接購入する材料ではない

ナフサは、原油を精製した際に得られる石油製品の一つです。石油化学工場で分解され、エチレン、プロピレン、ブタジエン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の基礎原料になります。

これらの基礎原料から、樹脂、溶剤、接着成分、添加剤等が作られ、その先に塗料、防水材、シーリング材、配管、床材等があります。ナフサは材料製造の上流にある原料です。

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確認項目内容
ナフサ原油の精製で得られる石油製品の一つ
主な用途石油化学製品を作るための出発原料
分解後の製品例エチレン、プロピレン、ブタジエン、ベンゼン、トルエン、キシレン等
大規模修繕との関係樹脂、溶剤、塗料、防水材、シーリング材等を介した間接的な関係
確認上の注意製品ごとに原料構成と影響は異なる

 

ナフサから塗料・防水材・シーリング材が作られる流れ

原油 ナフサ エチレン・プロピレン・芳香族等 樹脂・溶剤・化学原料 製品メーカー 販売店 施工会社 材料費・納期

ナフサの変動は、大規模修繕費へ直接加算されるのではありません。原料メーカー、製品メーカー、販売店、施工会社という複数の段階を通じて、価格や納期へ影響する可能性があります。

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段階確認する情報大規模修繕への反映
上流原料原油、ナフサ、化学基礎原料供給動向を把握する入口
製品メーカー対象製品、価格改定、出荷、納期使用予定製品への影響確認
販売店・商社在庫、仕入価格、発注可能数量実際の調達条件を確認
施工会社使用数量、発注日、見積単価工事金額・工程へ反映
管理組合・所有者変更理由、差額、代替品、工程承認・変更契約・記録

 

大規模修繕で影響を受ける可能性がある材料

ナフサに関連する可能性がある材料は塗料だけではありません。ただし、すべての製品が同じ原料構成、改定率、供給状況になるわけではありません。

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工事項目材料の例確認する内容
外壁塗装合成樹脂塗料、溶剤、シンナー製品価格、出荷状況、指定色、必要数量
鉄部塗装さび止め、上塗り材、シンナー塗装仕様、納期、希釈材
シーリングシーリング材、プライマー主成分、色、ロット、入荷状況
防水ウレタン防水材、塩ビシート等工法、製品、施工量、納期
下地補修エポキシ樹脂系注入材・接着材等適用箇所、数量、代替可否
床・長尺シート樹脂製床材、接着剤製品、色、ロット、接着仕様
給排水塩化ビニル系配管・継手等管種、寸法、継手、納期
養生・副資材樹脂シート、テープ、容器等必要数量、在庫、代替可否

製品ごとの原料構成は異なります。ナフサ由来かどうか、価格改定や供給制限があるかは、メーカー資料、販売店回答、製品カタログ等で確認します。

直接的な影響が比較的小さい項目

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項目ナフサとの関係別に確認する影響
鋼製仮設足場ナフサを主要原料としない燃料、運搬、メッシュシート、工程延長
人件費直接的な原料関係はない賃金、要員配置、工期
モルタル等主原料としての直接関係は小さい混和材、包装、物流
設計・工事監理材料費ではない工期延長、変更確認、再承認
検査・写真記録材料費ではない工程変更、再検査、記録更新

影響が小さい工事項目も、燃料、運賃、工期、足場延長等を通じて間接的な影響を受ける場合があります。

 

ナフサ価格と大規模修繕費が同じ割合で動かない理由

塗料メーカーが製品価格を20%改定しても、大規模修繕工事の総額が20%上がるという意味ではありません。対象製品の使用数量と、工事費全体に占める金額を確認します。

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理由確認すること
製品ごとに原料構成が異なる使用製品の原料・価格改定対象
メーカー在庫がある改定前在庫と出荷条件
販売店在庫が異なる在庫数、仕入日、販売価格
価格改定時期が異なる公表日、実施日、既発注品の扱い
複数のコストが影響する原油、為替、エネルギー、物流、容器
工事費には材料以外も含まれる人件費、足場、現場管理、検査
見積・契約・発注日が異なるどの時点の価格を採用したか
代替材料の有無が異なる仕様、差額、納期、保証

メーカー価格改定を工事総額へそのまま適用しません。対象材料の当初単価、数量、新しい仕入価格、運賃、施工費との区分を確認します。

 

現在の供給状況をどう理解すればよいか

2026年6月2日時点の経済産業省の公表では、日本全体として必要となるナフサや主要な石油関連製品の供給量は確保される見通しが示されています。

一方で、サプライチェーンの段階的な供給制約、事業者間の情報共有不足、過剰発注等により、一部で供給の偏りや流通の目詰まりが発生しているとも説明されています。

国全体の供給量と、自分の工事で使う製品の在庫・納期を分けて確認します。

国内全体で数量が確保されていても、特定のメーカー、製品、色、規格、販売店、地域で納期が延びる可能性があります。

 

メーカーの価格改定を工事費へどう照合するか

メーカーが価格改定を公表した場合は、改定率の数字だけで判断せず、自分の工事で使用する製品が対象かを確認します。

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確認項目確認内容
メーカー・公表日誰が、いつ公表した情報か
対象製品使用予定製品が改定対象に含まれるか
改定実施日出荷日・受注日等の基準
改定率・改定額製品別、運賃別の条件
既発注品改定前発注・改定後出荷の扱い
供給条件出荷制限、数量制限、納期
案件への影響使用数量、仕入差額、工事総額への影響

メーカー公表例(2026年7月27日確認)

公表例であり、ワンリニューアルの各案件で当該製品を使用することを示すものではありません。

 

管理組合が施工会社へ確認する7項目

1対象製品
2メーカー・販売店
3発注状況
4見積価格
5納期
6代替品
7契約・承認

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確認項目施工会社へ確認する内容確認資料
対象製品どの塗料、防水材、シーリング材等を使うか仕様書、使用予定材料表
メーカー・販売店誰からどの製品を調達するかメーカー資料、販売店回答
発注状況未発注、発注済み、入荷済みのどの段階か発注書、納期回答、入荷記録
価格価格改定が見積へ反映済みか見積書、仕入根拠、改定資料
納期施工予定日までに入荷するか工程表、納期回答
代替品仕様、施工条件、保証、差額比較表、カタログ、メーカー見解
契約・承認価格・材料・工程変更を誰が承認するか契約書、変更手順、議事録

 

見積の製品・数量・有効期限を確認する

見積作成日と有効期限を確認します。長期間有効な見積であっても、材料価格変動時の扱いが別途記載されている場合があります。見積書と契約書を合わせて確認します。

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見積段階価格の状態確認事項
価格改定未反映旧仕入価格で作成再見積の時期と対象材料
価格改定反映済み公表済みの改定を反映対象製品と改定基準日
発注時に再確認契約後の発注価格で確定変更方法、上限、承認手順
都度見積一定期間の価格を固定しない回答期限、契約前の再確認

見積書には、製品名、メーカー、規格、色、数量、単価、材料費と施工費の区分、運賃、納期、代替品、追加費用条件を記載します。

「外壁塗装一式」「防水工事一式」だけの場合は、仕様書や使用予定材料表を確認します。詳しくは、大規模修繕の見積書で工事範囲・数量・単価を確認する方法と、大規模修繕の相見積りで同じ条件をそろえる方法も参照してください。

 

契約前の価格変動リスクと「おそれ情報」

改正建設業法では、主要な資機材の供給不足・遅延や価格高騰等が請負代金や工期へ影響するおそれがある場合、受注予定者から注文者へ契約前に関連情報を通知する仕組みが設けられています。

通知は「情勢により値上げする場合がある」という一文だけで終わらせず、対象材料、供給状況、価格変動、納期、代替品、変更協議の条件を確認します。

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契約前に確認する内容記録する資料
影響を受ける可能性がある材料使用予定材料表
現在の供給・納期状況メーカー・販売店回答
見込まれる価格変動価格改定資料、見積条件
代替材料仕様比較、差額、納期
請負代金・工期の変更方法契約条項、変更手順
管理組合の承認方法理事会・総会の承認経路

契約前の確認は、大規模修繕の契約前に価格・変更・保証を確認する方法も参照してください。

 

契約後に値上げ・納期変更を求められた場合

変更申入れ 対象材料を特定 根拠資料を確認 仕入差額・数量を算定 代替案を比較 工期への影響確認 管理組合承認 変更契約・記録

ナフサ価格の上昇だけを理由に、一括した値上げ額を承認しません。対象製品、数量、当初単価、メーカー・販売店の改定資料、実際の仕入差額、契約条件を確認します。

  1. 対象となる材料・製品を特定する
  2. 当初見積の単価と数量を確認する
  3. メーカー・販売店の価格改定資料を確認する
  4. 既発注・未発注を分ける
  5. 実際の仕入価格差を確認する
  6. 工事総額への影響を算定する
  7. 代替材料と納期を確認する
  8. 工事監理者等へ仕様を確認する
  9. 理事会・総会等の承認を行う
  10. 変更契約と完成図書へ記録する

追加費用・実数清算は、大規模修繕の追加費用・実数清算・変更承認の確認も確認してください。

 

代替材料・同等品を承認する前の確認項目

「同等品」という名称だけで承認せず、仕様、施工条件、保証、既存下地との適合を確認します。

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比較項目変更前製品変更後製品
メーカー・製品名当初仕様を記載代替候補を記載
材料区分・工法樹脂種、工法、工程数同じ用途に適合するか
適用下地既存下地との適合下地処理変更の有無
塗布量・厚さ当初仕様必要数量と工程
色・外観指定色、艶、仕上げ色差、ロット、見本
施工条件温度、湿度、乾燥時間工程変更の有無
保証当初の保証範囲変更後の保証条件
価格・納期当初単価、納期差額、入荷予定日

水性塗料でも、合成樹脂、添加剤、容器、物流等を通じて石油化学原料価格の影響を受ける可能性があります。溶剤系から水性へ変更すればナフサの影響がなくなるとは一律に判断しません。

 

材料の先行発注を無条件に勧めない

材料を早く確保すれば工程上有利になる場合がありますが、工事範囲・色・数量が確定していない段階で大量発注すると、余剰、保管、品質、所有権等の問題が生じます。

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先行発注前の確認確認内容
契約・発注者誰が発注し、誰が費用を負担するか
数量・色施工数量と指定色が確定しているか
保管場所、温度、使用期限、防火条件
仕様変更変更・中止時の返品や転用
所有権・保険納入後の所有者、破損・盗難への対応
余剰材料残材の保管、引渡し、処分方法

材料確保のためであっても、不必要な大量発注や買い占めを推奨しません。必要数量、施工時期、保管条件を確認して発注します。

 

仮設足場の工程と材料納期を照合する

全面的な大規模修繕では、近接調査、補修数量確認、複数工程、検査、是正、写真記録を同じ条件で反復するため、仮設足場を原則として検討します。

鋼製足場そのものがナフサ価格へ直接連動しなくても、塗料・防水材等の納期が遅れれば、足場の存置期間や工期へ影響する可能性があります。

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工程材料確認未確認時の影響
足場着工前主要材料、指定色、プライマー、副資材の納期着工後の待機、工程組替え
足場組立て組立て完了後に使う材料の入荷日足場存置期間の延長
下地・シーリング追加数量に対応できる在庫補修工程の中断
塗装・防水製品、色、ロット、必要数量面ごとの施工順変更
足場解体前是正用材料、追加施工材解体日の変更、再検査

足場着工日は、材料調達、工程、住民説明、道路関係手続を照合して決定します。材料納期が確定していない状態で足場を先行設置すると、居住者の窓・バルコニー制限、防犯対策、足場延長費用等が増える場合があります。

足場費用は、大規模修繕の足場費用と見積内訳、工程は、仮設足場の組立・使用・解体までの工程、点検は、大規模修繕の仮設足場で確認する安全・点検・記録も参照してください。

 

影響を「あり・なし」の二択で管理しない

1.影響なし価格・納期・仕様・工程に変更なし
2.価格のみ材料価格のみ変更
3.納期のみ入荷時期のみ変更
4.仕様変更代替材料・メーカー変更
5.複合影響価格・納期・仕様・工程が変更

影響がない場合も、確認日、対象製品、発注状況、納期回答、工程変更の有無を記録します。

 

ワンリニューアル独自|上流から発注者判断まで5層で照合する

第1層
上流情報
第2層
メーカー情報
第3層
販売店・調達情報
第4層
工事案件情報
第5層
発注者判断

ナフサ価格のニュースだけで工事への影響を判断しません。上流情報、メーカー、販売店、工事案件、発注者判断の5層を同じ材料番号で照合します。

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確認情報判断への利用
上流情報原油・ナフサ、国、業界団体の供給情報全体動向を把握する
メーカー情報対象製品、価格改定、出荷、納期、代替品使用製品への影響を確認
販売店・調達情報仕入価格、在庫、発注可能数量、入荷予定実際の調達条件を確認
工事案件情報使用製品、数量、工程、足場、契約金額・工期への影響を算定
発注者判断仕様維持、代替品、工程・金額変更承認・変更契約を行う

ナフサ・材料価格の影響を案件別に整理します

塗料、防水材、シーリング材等について、製品、数量、価格改定、発注、納期、代替品、足場工程への影響を整理します。

見積書、仕様書、使用予定材料表、メーカー資料、販売店回答、工程表、契約書、変更見積から確認できます。価格維持、納期、材料確保を保証するものではありません。

材料価格・納期・契約変更を相談する

 

ワンリニューアル独自|ナフサ・資材調達影響確認台帳

塗料番号例:NF-PT-E03-01

NFはナフサ・資材影響確認、PTは塗料、E03は東面第3区画、01は第1製品を示します。

シーリング材番号例:NF-SL-W02-04

防水材番号例:NF-WP-RF-02

同じ番号を、仕様書、見積書、メーカー資料、販売店回答、発注書、納期回答、代替品資料、工程表、変更見積、承認記録、施工写真、完成図書へ使用します。

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台帳区分主な管理項目
案件・材料建物、棟、区画、工事項目、製品名、メーカー、販売店
仕様・数量規格、色、使用箇所、予定数量、追加見込数量
価格改定公表日、改定日、対象製品、改定率・改定額
見積・契約見積作成日、有効期限、当初単価、契約単価
発注・在庫発注予定日、発注日、数量、在庫確認日
納期回答日、入荷予定日、実際の入荷日
影響分類影響なし、価格、納期、仕様、複合影響
代替品メーカー、仕様、下地適合、保証、差額、納期差
工程・足場施工日、足場存置、居住者制限、工程変更
承認・記録工事監理者確認、理事会・総会、変更契約、完成図書

ナフサ価格の上昇率だけを記録しません。使用製品、数量、価格改定、発注、納期、代替品、工程、足場、金額変更、承認を共通番号で結びます。

 

ナフサ・資材調達影響確認台帳の記入例

以下は管理方法を示す想定例です。実在する材料確保実績、工事費、供給状況を示すものではありません。

マンション大規模修繕で、外壁塗料、シーリング材、屋上防水材を使用するとします。

見積提出後に塗料メーカーの価格改定が公表されたため、施工会社は対象製品、改定実施日、見積作成日、販売店在庫を確認します。外壁塗料は未発注、シーリング材は発注済み、防水材は入荷日回答待ちとして台帳へ記録します。

外壁塗料については、新仕入価格と当初単価の差、使用数量、工事総額への影響を算定します。代替品が提案された場合は、樹脂種、下地適合、塗布量、色、工程、保証、納期を比較します。

防水材の入荷予定日が足場設置後となる場合は、足場着工日、屋上工程、足場解体予定日を再確認します。管理組合が変更内容を承認した後、変更見積と議事録を共通番号へ登録します。

工事完了後は、実際に使用した製品、数量、施工写真、検査、変更契約を完成図書へ保存します。

材料価格上昇で資金計画の見直しが必要な場合は、大規模修繕と修繕積立金の確認方法、不足時は、修繕積立金が不足する場合の計画・資金調達も参照してください。

 

大規模修繕とナフサでよくある質問

ナフサとは何ですか

ナフサは原油の精製で得られる石油製品の一つです。分解して作られるエチレンや芳香族等が、樹脂、溶剤、塗料、防水材、シーリング材等の原料になります。

ナフサはガソリンやシンナーと同じものですか

同じものではありません。ナフサは石油化学原料であり、シンナー等の製品を作る上流に位置します。

大規模修繕ではナフサを直接使いますか

大規模修繕会社がナフサを直接購入するわけではありません。加工された塗料、溶剤、防水材等を使用します。

どの工事材料が影響を受けますか

塗料、シンナー、シーリング材、防水材、接着剤、樹脂系補修材、塩ビ製品等が影響を受ける可能性があります。

水性塗料ならナフサの影響はありませんか

水性塗料にも合成樹脂、添加剤、容器等が使用されます。製品価格、仕様、納期を個別に確認します。

ナフサ価格が20%上がると工事費も20%上がりますか

同じ割合では動きません。対象製品の数量、仕入価格、工事費全体に占める金額を確認します。

見積提出後に材料価格が上がったらどうなりますか

見積有効期限、価格変動条項、発注状況、再見積条件によって異なります。

契約後に施工会社から値上げを求められますか

契約条件に基づき協議される場合があります。対象製品、数量、根拠資料、仕入差額を確認します。

材料不足を理由に別製品へ変更しても問題ありませんか

製品名だけで判断せず、仕様、下地適合、工法、工程、耐久性、保証、差額を確認します。

材料を早めに買っておくべきですか

数量、色、仕様、保管条件、所有権、余剰時の扱いを確認して判断します。

材料不足で足場期間が延びることはありますか

材料納期が施工工程に間に合わない場合、足場存置期間や居住者制限へ影響する可能性があります。

足場工事費もナフサ価格の影響を受けますか

鋼製足場との直接関係は小さい一方、燃料、運搬、メッシュシート、材料遅延による足場延長等を確認します。

ワンリニューアルでは現在影響がありますか

対象案件、製品、発注状況、納期、価格、工程を社内で確認した上で、基準日を付けて説明します。将来を含めた影響の有無は断定しません。

管理組合はどの資料を確認すればよいですか

見積書、仕様書、使用予定材料表、メーカー改定資料、販売店回答、発注書、納期回答、工程表、契約書、代替品比較表を確認します。

 

まとめ|ニュースではなく使用製品・数量・発注・納期で判断する

  1. ナフサは石油化学製品の基礎原料である
  2. 大規模修繕会社がナフサを直接購入するわけではない
  3. 塗料・防水材・シーリング材等へ間接的に影響する可能性がある
  4. すべての材料が同じ影響を受けるわけではない
  5. ナフサ価格と工事費は同じ割合で動かない
  6. メーカー・販売店・製品・数量を確認する
  7. 見積作成日と有効期限を確認する
  8. 使用製品、数量、発注日、納期を確認する
  9. 契約前に価格・納期変動の条件を確認する
  10. 値上げの根拠資料と実際の仕入差額を確認する
  11. 代替材料は仕様・保証・下地適合を確認する
  12. 材料納期と足場工程を照合する
  13. 影響がない場合も確認日と根拠を記録する
  14. 判断・変更・承認を台帳へ残す

大規模修繕に対するナフサの影響は、ニュースの見出しやナフサ価格だけでは判断できません。

実際に使用する製品、数量、仕入価格、発注日、納期、代替品、契約条件を確認し、案件ごとに金額・工程への影響を判断します。

材料変更後の施工・検査は、足場解体前検査・竣工検査・是正の確認、記録方法は、大規模修繕の変更材料・写真・完成図書を残す方法も確認してください。

 

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ナフサ価格だけで工事費への影響を判断せず、全面的な大規模修繕では仮設足場を調査・施工・検査の基盤として扱い、材料納期と足場工程を照合します。価格維持、納期、材料確保を保証するものではありません。

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