【2026年版最新】分譲マンションの大規模修繕の流れ ~修繕の体制をつくる編 パート1~
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『【2026年版最新版】分譲マンションの大規模修繕の流れ|修繕の体制をつくる(STEP1/パート1)』
をご紹介します!
🧭 「分譲マンション 大規模修繕の流れ」シリーズ(全4回)
- パート1:修繕の体制をつくる(この記事)
- パート2:建物の状態を知る(診断・調査)
▶ パート2はこちら - パート3:修繕方法を決める(仕様・予算・進め方)
▶ パート3はこちら - パート4:施工業者を決める(見積・選定・契約)
▶ パート4はこちら
目次
【2026年版最新版】分譲マンションの大規模修繕の流れ|STEP1 修繕の体制をつくる(パート1)
✅ 結論
大規模修繕は、工事内容より先に「体制づくり」で成否が決まります。
「誰が・何を・いつまでに」を決め、意思決定のルートを固めるのがSTEP1です。
体制が固まると、説明会・見積・合意形成が止まりにくくなります。😊
分譲マンションの大規模修繕でよくあるのが、次のような状況です。
🤔 よくあるつまずき
- 理事会が忙しく、検討が進まない
- 管理会社任せで、決めるべき項目が不明
- 住民説明会で反対が出そうで不安
- 長期修繕計画が古く、費用感が現実とズレている
この記事では、ワンリニューアルが現場でよく見る“失敗パターン”も踏まえ、STEP1(体制づくり)を実務目線で整理します。📌
STEP1で決めるべきことは「3つ」だけ
体制づくりで決めるべきは、複雑そうに見えて実はシンプルです。
- ① 役割:誰が検討し、誰が決めるのか
- ② ルール:どうやって合意を作るのか(説明会・総会)
- ③ 期限:いつまでに何を終えるか(逆算スケジュール)
① 役割を決める|理事会と修繕委員会の分担
大規模修繕は情報量が多く、理事会だけで抱えると“止まり”やすいです。
- 理事会:意思決定(方針・予算・承認)
- 修繕委員会:検討・情報整理(比較・論点整理・住民の声の吸い上げ)
「決める人」と「整理する人」を分けると、進行が安定します。✨
修繕委員会で決めておくとラクなこと
- 検討テーマ(工事項目・予算・方式)
- 資料の保管場所(共有フォルダ等)
- 議事録のテンプレ(決定事項+次のToDo)
② 関係者の立ち位置を整理する|管理会社・専門家・施工店
関係者が増えるほど「誰が責任を持つのか」が曖昧になりがちです。
🔎 立ち位置の基本
- 管理会社:事務局(連絡、日程、議事録、資料配布)
- 設計監理(いる場合):仕様策定・監理(第三者視点)
- 施工店:工事提案・施工・品質管理(現場の実行)
最重要ポイントは、「最終判断は管理組合(理事会・総会)」です。📝
③ スケジュールは“逆算”で仮決めする
大規模修繕は「工事の前」にやることが多いです。まずは総会承認の時期を仮置きして逆算しましょう。
📅 目安スケジュール(例)
- 体制づくり(STEP1):1〜2ヶ月
- 診断・調査(STEP2):1〜2ヶ月
- 仕様検討・見積(STEP3〜4手前):2〜4ヶ月
- 説明会・総会:1〜2ヶ月
- 工事:3〜6ヶ月(規模で変動)
目安は「工事予定の12〜18ヶ月前」から準備開始が安心です。
長期修繕計画の確認|“そのまま信じない”が正解
体制づくりの土台になるのが、長期修繕計画です。ただし、ここで重要な考え方があります。
⚠ 長期修繕計画は「答え」ではなく、
現実に合わせて更新して使う“たたき台”です。
長期修繕計画チェックリスト(STEP1で見るべき項目)
- 計画期間:25〜30年以上をカバーしているか
- 見直し頻度:5年程度ごとに更新されているか
- 工事項目:外壁・鉄部塗装、防水、シーリング、設備更新などが網羅されているか
- 実施履歴:過去の修繕が計画通りか(記録が残っているか)
- 資金計画:積立金で足りる想定か/不足時の対策方針があるか
STEP1で起きやすい失敗と回避策(現場で多い順)
失敗①「管理会社任せ」で決め方が分からない
- 回避策:理事会で「決める項目」を先にリスト化
- 例:方式(責任施工/設計監理)、予算上限、優先順位、説明会回数
失敗② 住民説明が後手になり反対が増える
- 回避策:早い段階で「現状共有(写真・劣化)」を実施
- 説明は“工事の話”より先に“必要性の話”から 😊
失敗③ 修繕委員会が属人化して止まる
- 回避策:議事録に「決定事項+次のToDo+期限」を必ず残す
- 引継ぎは「1枚テンプレ」で十分回ります
よくある質問(FAQ)
Q1. 修繕委員会は必須ですか?
必須ではありませんが、規模が大きいほど理事会の負担軽減になります。意思決定は理事会、整理は委員会、がスムーズです。
Q2. 体制づくりはいつ始めるのが理想?
目安は工事予定の12〜18ヶ月前です。合意形成に時間がかかるほど、早いほど有利です。
Q3. 長期修繕計画が古い場合はどうすれば?
まずは診断(パート2)を前提に、計画を“現実に合わせて”更新しましょう。古い計画のまま進めると、見積と乖離しやすいです。
まとめ|STEP1が固まると大規模修繕は止まらない
大規模修繕は、工事内容より先に「体制づくり」が勝負です。
- 理事会と修繕委員会の役割分担
- 管理会社・専門家・施工店の立ち位置整理
- 長期修繕計画を確認し、更新前提で使う
- 「誰が・何を・いつまでに」を明確にする
▶ 次は「建物の状態を知る(診断・調査)」です
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