大規模修繕の塗装見積はどこを見る?面積・塗料仕様・工程・数量の確認ポイント

『大規模修繕の塗装見積はどこを見る?面積・塗料仕様・工程・数量の確認ポイント』
をご紹介させて頂きます!
マンションの大規模修繕で複数社から塗装見積を取ると、同じ建物でも金額に差が出ることがあります。
しかし、総額だけを見て「高い・安い」と判断すると、塗装する範囲や塗料、工程、数量などの条件が異なるまま比較してしまう可能性があります。
管理組合が塗料や施工方法を専門的に判定する必要はありません。
重要なのは、「何を・どこまで・どの材料と工程で施工する見積なのか」を確認し、複数社を同じ条件で比較できる状態にすることです。
② 使用する塗料の仕様
③ 下地処理から仕上げまでの工程
④ 部位・工事項目ごとの数量
例えば、「外壁塗装」と書かれた見積であっても、会社によって塗装対象範囲や塗料の仕様が異なれば、金額も異なります。
※表は横にスクロールできます。

同じマンションを対象とした見積でも、各社が同じ条件で計算しているとは限りません。
例えば、一方は鉄部塗装まで含み、もう一方は外壁のみであれば、総額の差を単純に比較することはできません。
したがって、最初に総額を並べるのではなく、条件差を整理してから金額を比較します。
「塗装面積」と書かれていても、建物全体の床面積を意味するわけではありません。
実際に塗装する壁面や天井、鉄部など、それぞれの施工対象数量を確認します。
外壁のうち塗装仕上げとなっている部分について、どこまでが対象になっているか確認します。
手すり、扉、鉄骨階段、配管支持金物など、どの鉄部が塗装範囲に含まれているかを確認します。
共用廊下や階段の壁・天井なども、建物仕様によって塗装対象になる場合があります。
「どの部位を、どこまで施工する数量なのか」
を確認します。
「一式」と記載されていること自体が、直ちに問題というわけではありません。
別紙の内訳書や仕様書で詳しい内容を確認できる場合もあります。
・施工面積や数量は分かるか
・使用材料は決まっているか
・どの工程まで含まれているか
・別途となる工事は何か
比較のために必要な情報が別資料で確認できるのであれば、一式表記だけを理由に見積を否定する必要はありません。
塗料の種類だけが書かれている場合、複数社が本当に同等の仕様なのか判断しにくいことがあります。
耐久性についても、「この種類なら必ず何年」と一律には判断できません。
製品、下地状態、施工条件、建物環境などによって異なるため、採用製品のメーカー資料等を確認します。
塗装工事では、完成後の仕上げだけではなく、塗る前の下地処理から工程を確認します。
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下塗り
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中塗り
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上塗り
鉄部では、サビや劣化した旧塗膜を整えるケレンなどが見積に含まれているかも確認します。
ここで確認するのは工程の有無と見積条件です。各工程の詳しい役割は、塗装工程の記事で確認します。
下塗り・中塗り・上塗りの3工程で施工する仕様は多くありますが、すべての製品・施工部位で同じとは限りません。
そのため、「3回塗りだから良い」「2回だから不足」と回数だけで評価しないことが重要です。
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メーカーの施工条件を確認
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見積の工程・塗り回数と照合
塗料には製品ごとに標準的な塗布量や荷姿があります。
そのため、施工面積に対して見込まれている材料数量がどのように算出されているかを確認できると、見積内容を理解しやすくなります。
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採用製品の標準塗布量
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必要な塗料数量
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荷姿・缶数
ただし、缶数が多ければ品質が高いという意味ではありません。製品ごとの仕様に対して必要な数量になっているかを確認します。
例えば、ある会社の外壁塗装数量が1,200㎡、別の会社が1,050㎡だった場合、単純に㎡単価だけを比べると判断を誤る可能性があります。
・窓や扉などの開口部をどのように扱っているか
・共用廊下や階段を含むか
・塗装しない部分を除外しているか
・数量算出の基準が各社で違わないか
管理組合で数量を再計算する必要はありません。
大きな差がある項目について、施工会社へ「この数量はどこまでを含んでいますか」と確認することが重要です。
同じ「外壁塗装1㎡」でも、下地処理、下塗り材、仕上げ塗料、工程が異なれば、その単価が示す内容も異なります。
単価比較は、条件をそろえて初めて意味があります
単価の数字だけを切り出すのではなく、その金額に何が含まれているのかを見ます。
※表は横にスクロールできます。
このように同じ項目を横に並べると、金額差ではなく条件差を見つけやすくなります。
「塗料の商品名とメーカーを確認できますか?」
「下地処理から上塗りまで、どの工程を予定していますか?」
「一式の中には何が含まれていますか?」
「他社と数量が違うのは、どの範囲の違いですか?」
「追加費用になる可能性がある項目はありますか?」

塗装工事でも、工事を進める中で当初想定していなかった補修が必要になる場合があります。
追加工事が発生すること自体を問題とするのではなく、理由・範囲・数量・金額・承認方法を明確にすることが重要です。
マンション大規模修繕の外壁塗装について確認する
大規模修繕の鉄部塗装について確認する
マンション共用廊下の塗装について確認する
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大規模修繕の鉄部塗装について確認する
マンション共用廊下の塗装について確認する
・施工面積はいくつか
・どの塗料を使うのか
・どの工程で施工するのか
・塗り回数は仕様と合っているか
・数量の根拠は確認できるか
・一式の中身は分かるか
・別途となる工事は何か
・追加費用になる条件は何か
「一番安い見積」を探すのではなく、
「同じ条件で比較できる見積」に整える
ことが、管理組合が塗装見積を判断するうえで重要です。
大規模修繕の塗装見積は、総額だけでなく、施工面積・塗料仕様・工程・数量をそろえて比較することが重要です。
見積内容や塗装仕様について確認したい場合は、ワンリニューアルへご相談ください。
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