スタッフブログ大規模修繕に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします!

大規模修繕は普通決議?特別決議?総会で確認する工事範囲と決議要件

管理組合・合意形成 2026.07.23 (Thu) 更新

大規模修繕は普通決議?特別決議?総会で確認する工事範囲と決議要件

 

今回は

『大規模修繕は普通決議?特別決議?総会で確認する工事範囲と決議要件』

をご紹介させて頂きます!

=================

大規模修繕を総会へ提出するとき、「一般的な修繕なので普通決議でよいのか」「工事費が高額なので特別決議が必要なのか」と迷うことがあります。

しかし、決議区分は「大規模修繕」という名称や工事費総額だけでは決まりません。外壁補修、屋上防水、鉄部塗装などの維持修繕と、建物の形状・効用・構造・使用方法へ大きな変更を加える工事を分けて確認します。

工事実施の承認と、工事予算、修繕積立金の取崩し、借入れ、施工会社、契約金額、追加工事の委任範囲、規約変更も、必要に応じて別の議案として整理します。

2026年4月1日には改正区分所有法が施行されています。国土交通省の令和7年改正版マンション標準管理規約でも、総会の定足数や特別多数決議のモデルが見直されているため、古い記事の賛成割合だけで判断しないことが重要です。

最初に確認する結論

大規模修繕だから一律に普通決議、または特別決議になるわけではありません。鉄部塗装、外壁補修、屋上等防水、給排水管の更生・更新等は、標準管理規約のコメントで普通決議により実施可能な計画修繕の例として示されています。一方、共用部分の形状または効用へ著しい変更を伴う工事は、特別多数決議を含めて確認します。

ワンリニューアル独自の考え方

ワンリニューアルでは、仮設足場の規模、工事費総額、工期の長さだけで決議区分を判断しません。外壁、防水、配管、開口部、設備、仮設等を工事項目へ分解し、既存状態と工事後の状態を比較します。

形状、効用、構造への加工、面積・位置、外観、専有部分・専用使用部分への影響を整理し、工事・資金・契約・規約変更を分けて総会議案を組み立てます。

 

大規模修繕は普通決議か特別決議か

工事名称ではなく具体的な工事内容を確認します。同じ大規模修繕でも、既存性能を回復する工事と、新しい施設を設置して建物の使い方を変える工事では、確認する決議要件が異なります。

※👉横にスクロールできます

確認区分主な対象大規模修繕での例主な確認資料
普通決議候補形状・効用の著しい変更を伴わない管理・変更既存性能の維持、補修、同等更新等管理規約、仕様書、工事範囲図
4分の3特別多数決議候補共用部分の形状または効用へ著しい変更を伴う工事大規模な増改築、用途・外形の大幅な変更等新旧図面、設計資料、専門家意見
3分の2決議候補瑕疵の除去に必要な一定の変更や、一定のバリアフリー化等工事目的と法令・規約上の該当性を個別確認調査報告、設計資料、法務確認
個別承諾等を確認専有部分・専用使用部分の使用へ特別な影響を及ぼす工事特定住戸の恒常的な使用条件変更等影響範囲図、使用細則、承諾記録

表の区分だけで決議要件を確定しません。個別マンションの管理規約、単棟型・団地型・複合用途型の違い、具体的な工事内容を確認し、最終判断は専門家へ確認します。

 

2026年4月施行後の定足数・決議要件

2026年4月施行の改正区分所有法を確認します。令和7年改正版マンション標準管理規約では、総会の定足数と各決議のモデルが次のように整理されています。

※👉横にスクロールできます

決議モデル総会成立・定足数採決要件確認事項
普通決議議決権総数の過半数を有する組合員が出席出席組合員の議決権の過半数個別規約で異なる要件がないか
4分の3特別多数決議組合員総数の過半数で、議決権総数の過半数を有する組合員が出席出席組合員とその議決権の各4分の3以上組合員数と議決権数を分けて集計
一定の変更に関する3分の2決議組合員総数の過半数で、議決権総数の過半数を有する組合員が出席出席組合員とその議決権の各3分の2以上変更目的と適用条件を確認

マンション標準管理規約は、各マンションが規約を作成・改正するときのひな型です。標準管理規約の数値をそのまま個別マンションへ適用せず、個別マンションの管理規約を確認します。

  • 現在有効な管理規約を確認する
  • 管理規約が法改正へ対応しているか確認する
  • 総会招集日・決議日・議案内容を確認する
  • 区分所有者数と議決権数を分けて集計する
  • 共有住戸の議決権行使者を確認する
  • 書面・代理・電磁的方法の扱いを確認する
  • 団地型・複合用途型を単棟型と分ける

 

計画修繕は普通決議で実施できるのか

標準管理規約のコメントでは、鉄部塗装、外壁補修、屋上等防水、給排水管更生・更新、照明、共聴、消防用設備、エレベーター設備の更新等が、普通決議で実施可能な計画修繕の例として示されています。

※👉横にスクロールできます

工事項目維持・更新に近い工事変更程度の確認が必要な工事主な確認軸
外壁ひび割れ、タイル、シーリング、塗装の補修大型設備、外付け構造物、大規模開口の新設形状、構造、外観、用途
屋上・屋根既存防水、屋根材、排水部の補修・更新新しい利用施設や屋根形状の大幅変更形状、重量、用途、構造
給排水管既存配管の更生・同等更新系統・負担区分・使用方法の大幅変更工事範囲、負担、専有部影響
共用設備照明、共聴、消防、エレベーター等の更新大型設備の新設や用途変更を伴う工事同等更新、新設、構造加工、効用
開口部窓枠、窓ガラス、玄関扉等の一斉交換開口寸法、外観、躯体を大きく変える工事寸法、性能、外観、構造加工
不要設備不要となった高置水槽等の撤去撤去に伴う用途・設備系統の大幅な変更撤去範囲、代替設備、構造、使用

大規模修繕と設備更新を同時に行う判断も参照してください。

 

工事費が高いと特別決議になるのか

工事費の金額だけで決議区分は決まりません。決議区分の中心は、共用部分をどのように変更するかと、個別管理規約の定めです。

一方、標準管理規約のコメントでは、大規模修繕のように多額の費用を要する事項について、普通決議の成立要件を標準モデルより厳しく規約で定める方法も考えられるとされています。

※👉横にスクロールできます

確認対象決議区分との関係総会で確認すること根拠資料
工事費総額高額という理由だけで特別決議とはならない予算上限、予備費、消費税見積書・資金計画
修繕積立金工事承認と取崩し承認を分けて確認取崩額、工事後残高、今後の収支管理規約・残高資料
借入れ管理規約上の決議要件を確認金額、期間、金利、返済方法借入条件・資金計画
一時金負担方法と規約との整合を確認対象、金額、徴収時期負担案・収支資料
施工会社・契約工事内容の承認と分けて採決できる会社、契約額、工期、保証選定資料・契約案

 

ワンリニューアル独自|工事を5区分に分ける

区分1 既存性能を維持・回復する修繕

ひび割れ補修、塗装、防水更新など、既存の機能を回復する工事です。

区分2 既存部材・設備の更新

配管、照明、消防設備、建具等を更新する工事です。同等更新か仕様変更かを確認します。

区分3 性能向上を伴う改良

断熱、防犯、バリアフリー等の性能を高める工事です。加工の程度や使用への影響を確認します。

区分4 新しい設備・施設の設置

既存になかった設備を新設する工事です。位置、用途、構造加工、費用負担を整理します。

区分5 形状・用途・構造へ大きな変更を加える工事

増改築、外形変更、共用部分の用途変更等です。特別多数決議を含めて専門家へ確認します。

「修繕」「更新」「改良」「新設」という名称だけで決議区分を固定しません。既存状態と工事後の状態を比較します。

 

形状・効用の著しい変更をどう確認するか

共用部分の形状・効用の変更程度を確認します。管理組合だけで法律用語へ当てはめず、工事内容を新旧比較表へ整理してから専門家へ確認します。

※👉横にスクロールできます

確認軸既存状態工事後追加確認主な確認先
形状現在の外形・配置どこがどの程度変わるか変更面積・規模建築士等
効用現在の機能・用途機能・利用方法がどう変わるか新設・廃止・利用者管理士・弁護士等
構造現在の躯体・下地加工、撤去、増設の有無加工の程度・構造影響建築士・構造設計者
面積・位置現在の範囲・設置位置拡大、縮小、移設、新設共用部分への影響設計者・管理士等
外観現在の色・形・設備外観がどの程度変わるか規約・景観・意匠設計者・行政等
使用方法現在の利用者・時間・方法利用条件がどう変わるか使用細則・利用制限管理士・弁護士等
費用負担現在の負担区分新たな負担や区分変更規約・積立金・使用料管理士・会計担当等
専有・専用使用部分現在の影響・使用状況恒常的な立入り・制限等特別な影響・個別承諾弁護士・管理士等

この表は決議要件を自動判定するものではありません。専門家へ相談する前に、工事内容を整理するための資料です。

 

専有部分・専用使用部分への影響を確認する

専有部分・専用使用部分への影響を確認します。工事中だけの騒音、足場、窓開閉制限と、工事後も続く使用条件の変更を分けます。

※👉横にスクロールできます

対象一時的な工事影響工事後も続く影響確認事項
バルコニー施工期間中の片付け・使用制限専用使用範囲の縮小、設備の恒久設置規約、使用細則、個別承諾
専用庭足場・資材置場としての一時使用面積・利用方法の恒常的変更影響範囲、復旧、承諾
専有部分調査・配管工事のための一時立入り設備・配管等の恒久設置管理区分、責任区分、承諾
窓・開口部養生や開閉制限寸法、位置、採光・通風の大幅変更新旧図面、建築士・法務確認
駐車区画工事期間中の一時移動区画廃止・配置・利用条件の変更使用契約、規約、対象者確認

共用部分・専用使用部分と工事範囲の考え方も参照してください。

 

総会議案を一つにまとめすぎない

工事・資金・契約・規約変更を分けて整理します。一つの「大規模修繕工事実施の件」へ全項目をまとめると、何を承認し、理事会等へどこまで委任したのかが分かりにくくなります。

※👉横にスクロールできます

議案主な内容確認事項議案資料
工事実施目的、範囲、仕様、工期工事項目ごとの決議区分調査報告・工事範囲図
工事予算総事業費、予備費、税予算上限と対象費用見積比較・資金計画
積立金取崩し取崩額、工事後残高規約と将来収支残高資料・長期修繕計画
借入れ・一時金金額、返済、徴収方法決議要件、負担方法条件書・収支計画
施工会社・契約会社、契約金額、工期、保証選定経緯、契約条件選定資料・契約案
追加工事実数清算、予備費、上限委任範囲、再付議条件単価表・承認フロー
規約・使用条件管理区分、負担、使用方法規約変更等の決議要件新旧対照表・細則案
個別影響専有部・専用使用部への影響個別承諾等の要否影響範囲図・説明記録
工事内容・範囲の承認
工事予算・積立金取崩し
施工会社・契約条件
追加工事・理事会等への委任
規約・使用条件・個別承諾

責任施工方式と設計監理方式の違いも参照してください。

 

総会議案書へ記載する内容

議案書には、工事の必要性だけでなく、既存状態と工事後の違い、資金、契約、変更時の承認方法を記載します。

※👉横にスクロールできます

区分記載する内容不足しやすい内容根拠資料
工事の必要性劣化、不具合、長期修繕計画、実施時期今回見送る場合の対応調査報告・修繕履歴
工事内容対象部位、仕様、既存状態、工事後対象外、形状・機能の変更新旧図面・範囲表
費用・資金契約予定額、予備費、取崩し、借入れ実数清算、工事後残高見積・資金計画
発注・契約発注方式、施工会社、工期、保証選定経緯、変更承認選定表・契約案
決議事項承認を求める内容、決議要件、採決方法理事会等への委任上限規約・専門家確認

 

ワンリニューアル独自|工事変更度判定表

ワンリニューアルでは、「大規模修繕一式」を一つの決議区分へ当てはめません。工事項目ごとに既存状態と工事後を比較し、AからDの確認区分へ整理します。

A 通常の計画修繕候補

既存性能の維持・回復や同等更新を中心とする工事です。

B 普通決議候補・個別確認

性能向上、設備更新、使用条件変更等を含み、変更程度を確認する工事です。

C 特別多数決議の検討

共用部分の形状・効用へ大きな変更を加える可能性がある工事です。

D 個別承諾・規約変更等を確認

専有部分・専用使用部分への特別な影響や、負担・使用方法の変更等を伴う工事です。

※👉横にスクロールできます

管理番号・工事項目現在と工事後変更内容影響・資金確認区分・根拠議案への反映
議案03-外壁補修既存外壁のひび割れ、タイル、塗装を補修既存性能の維持・回復
大きな形状変更なし
共用部分工事
修繕積立金を使用
A候補
規約・仕様書を確認
工事実施、予算、積立金取崩し
議案05-サッシ一斉交換既存開口部を性能向上型へ更新寸法、外観、躯体加工の程度を確認専用使用部分への立入り・使用制限B候補
新旧図面・規約を確認
工事範囲、資金、使用条件
議案07-外付け設備新設既存になかった設備を外壁側へ設置外観、形状、効用、構造加工を確認共用部使用、特定住戸への影響C・D候補
建築士・法務確認
工事、規約、個別承諾等を分離
議案09-給排水管更新既存系統を更新し、一部専有部へ立入り同等更新か系統・負担変更かを確認実数清算、専有部工事範囲AまたはB候補
配管区分・規約確認
工事、資金、立入り、追加承認

上表は判定方法を示す架空の記入例です。実際の決議区分は、個別マンションの管理規約、工事図面、仕様、影響範囲、専門家の確認を基に判断します。

工事項目と総会議案を分けて整理します

管理規約、使用細則、長期修繕計画、劣化調査報告書、工事仕様書、既存図・改修図、見積書、資金計画、総会議案案から、工事項目ごとの変更程度を整理します。

技術的な変更内容は建築士等へ、総会手続・決議要件はマンション管理士・弁護士等へ確認するための資料へまとめます。

 

仮設足場の規模と決議区分を分ける

仮設足場の規模だけで特別決議になるわけではありません。仮設足場は、本体工事の調査、施工、検査、是正に使用し、工事完了後に撤去する作業基盤です。

足場の高さ・面積・費用
特別決議を直接判定する基準
本体工事で形状・効用・構造・使用をどう変えるか確認
管理規約・専門家確認を経て決議区分を整理

外壁全面を対象とする大規模修繕では、ワンリニューアルは仮設足場を原則とします。外壁全面へ連続した作業床を確保し、近接調査、補修数量確認、複数工種の施工、工程間検査、是正、写真記録、足場解体前確認を同じ位置で反復するためです。

仮設足場を採用する技術方針と、区分所有法・管理規約上の決議区分は分けて説明します。

※👉横にスクロールできます

足場に関する議案項目主な確認内容総会資料への反映
設置範囲・期間建物面、工区、組立・解体時期仮設計画・工程表
敷地・施設使用駐車場、通路、道路、隣地使用範囲・調整条件
住戸への影響バルコニー、窓、防犯、避難対象・期間・住民案内
費用・延長足場費、延長条件、追加費用予算・変更承認
解体条件検査、是正、未施工箇所足場解体前判定

 

追加工事と理事会等への委任範囲

足場設置後の実測や下地開放後に数量・工法が変わる場合があります。総会前に、理事会等へ委任する範囲と、総会へ再付議する条件を整理します。

※👉横にスクロールできます

確認項目総会で定める内容委任範囲の例再確認する条件
実数清算対象工種、単価、測定方法承認済み単価による数量増減工種・算定方法が変わる
予備費金額、使用目的、報告方法定めた目的・上限内の使用上限超過・目的外使用
工法変更変更承認の手順性能・範囲を変えない調整形状・効用・構造への変更が拡大
契約金額契約額と委任上限上限内の変更契約借入れ・一時金が新たに必要
工期・足場工期、延長費、住民影響定めた条件内の工程調整長期延長や使用条件の大幅変更

追加工事・実数清算・予備費の承認ルールも参照してください。

 

総会招集前の確認手順

1.現在有効な管理規約・使用細則を確認
2.2026年改正への対応状況を確認
3.大規模修繕を工事項目へ分解
4.既存状態と工事後の状態を比較
5.形状・効用・構造・使用への変更を整理
6.専有部分・専用使用部分への影響を確認
7.管理規約と専門家確認から決議区分を整理
8.工事・資金・契約・規約等の議案を分解
9.定足数・議決権・採決方法を確認
10.議案書・図面・見積を添えて招集

大規模修繕を進める管理組合・理事会・修繕委員会の役割大規模修繕の準備から工事・引渡しまでの全工程も確認してください。

 

専門家へ確認する内容を分ける

決議区分を一社の判断だけで確定した形にせず、技術、規約、法務、施工条件を担当ごとに確認します。

※👉横にスクロールできます

確認先主な確認内容提出する資料残す記録
マンション管理士等管理規約、総会手続、定足数、議案構成現行規約、議案案、議決権表確認記録・修正履歴
弁護士決議要件、特別な影響、個別承諾、法的責任工事範囲図、規約、影響資料意見書・相談記録
建築士・設計者形状・効用、構造加工、工事前後の技術的差既存図、改修図、仕様書新旧比較図・技術説明
施工会社・足場会社施工範囲、仮設、工程、使用制限、追加条件見積、工程、仮設計画施工条件表・質疑回答
管理会社規約保管、組合員・議決権、招集実務、議事録組合員名簿、規約、総会資料招集・集計・保管記録

国土交通省ガイドライン・法律・実務資料の使い分けも参照してください。

 

ワンリニューアル独自の匿名総会議案モデル

以下は、総会議案の分け方を示す架空のモデルです。実在する管理組合の決議内容や法的判断を示すものではありません。

外壁補修、屋上防水、鉄部塗装、給排水管更新、サッシ性能向上、外付け設備新設を一つの修繕計画として検討していました。

外壁補修、屋上防水、鉄部塗装は既存性能の維持・回復としてA候補、給排水管更新は専有部分への工事範囲と負担区分を確認するA・B候補、サッシ性能向上は寸法・外観・躯体加工を確認するB候補としました。

外付け設備新設は、建物外観、構造加工、利用方法、特定住戸への影響を確認する必要があるため、C・D候補として建築士、マンション管理士、弁護士等へ確認する項目に分けました。

総会議案は、工事実施、工事予算、修繕積立金取崩し、施工会社・契約、追加工事の委任、規約・使用条件の変更へ分解しました。各議案へ決議要件、根拠資料、採決結果を記録し、議事録と契約書にも同じ議案番号を使用します。

 

大規模修繕の普通決議・特別決議に関するよくある質問

大規模修繕は普通決議でよいですか

大規模修繕だから一律に普通決議になるわけではありません。工事項目ごとの変更内容と個別マンションの管理規約を確認します。

工事費が高額なら特別決議ですか

工事費の金額だけでは決まりません。ただし、大規模修繕に独自の決議要件を規約で定めている場合があるため確認します。

外壁補修や屋上防水は普通決議ですか

標準管理規約のコメントでは、普通決議で実施可能な計画修繕の例として示されています。大きな形状変更や設備新設等が含まれる場合は個別確認が必要です。

設備更新も普通決議ですか

既存設備の同等更新と、新しい大型設備の設置や使用方法・負担区分を大きく変える工事を分けて確認します。

仮設足場が建物全体を覆うと特別決議ですか

足場の規模だけでは決まりません。本体工事で共用部分の形状・効用・構造・使用方法をどのように変更するかを確認します。

普通決議の賛成数はどう確認しますか

現行管理規約の定足数と採決要件を確認し、組合員数と議決権数を区別します。書面や代理人による議決権行使も規約に従って集計します。

4分の3の賛成があれば特別決議は成立しますか

賛成割合だけでなく、総会の定足数、組合員数、議決権数、議案内容、個別規約を確認します。

バルコニーや専用庭へ影響する場合はどうしますか

工事中の一時的な制限と、工事後も継続する特別な影響を分け、個別承諾等の要否を専門家へ確認します。

追加工事は理事会だけで承認できますか

総会で委任した対象、単価、金額上限、予備費の条件によります。工事目的や変更程度が変わる場合は再付議を検討します。

管理規約が法改正へ対応していない場合はどうしますか

総会招集時期、現行規約、改正区分所有法との関係をマンション管理士・弁護士等へ確認し、規約改正の手続を整理します。

確認申請と管理組合総会の決議は同じですか

異なります。確認申請は建築基準法上の手続、総会決議は区分所有法・管理規約上の意思決定として分けて確認します。

大規模修繕で確認申請が必要になるケース大規模修繕と大規模模様替えの違いも参照してください。

 

まとめ|工事項目と議案を分けて決議要件を確認する

大規模修繕だから一律に普通決議になるわけではありません。

工事名称ではなく具体的な工事内容を確認します。

既存状態と工事後の状態を比較します。

共用部分の形状・効用の変更程度を確認します。

工事費の金額だけで決議区分は決まりません。

仮設足場の規模だけで特別決議になるわけではありません。

専有部分・専用使用部分への影響を確認します。

2026年4月施行の改正区分所有法を確認します。

個別マンションの管理規約を確認します。

工事・資金・契約・規約変更を分けて整理します。

追加工事の委任範囲と再付議条件を事前に決めます。

最終判断は専門家へ確認します。

ワンリニューアル独自の結論

「大規模修繕一式」を一つの決議区分へ当てはめません。外壁、防水、配管、開口部、設備、仮設等を工事項目へ分け、既存状態と工事後の形状・効用・構造・使用方法を比較します。さらに、工事実施、予算、修繕積立金取崩し、施工会社、追加工事、規約変更、個別承諾を別々に整理して総会議案を作成します。

大規模修繕の工事範囲と総会議案を整理します

現在ある管理規約、使用細則、図面、工事仕様書、見積書、資金計画、総会議案案から、工事項目ごとの既存状態と工事後を整理します。

決議区分をワンリニューアルだけで確定せず、技術的な変更内容は建築士等へ、総会手続・決議要件はマンション管理士・弁護士等へ確認できる資料へまとめます。

仮設足場の技術計画と決議区分を分け、工事、資金、契約、追加工事、規約変更、個別承諾の議案構成を確認します。

 

関連記事

 

参考資料

 

町田市相模原市の大規模修繕専門店ワンリニューアルでは、
大規模修繕の悩むオーナー様の不安・疑問を専門ショールームで解説しております。

「大規模修繕の費用を抑えたい」と考えられるオーナー様はぜひ一度お問い合わせください!

 

さらに大規模修繕について知りたい方は
無料資料をご覧ください!

ワンリニューアルは建物診断を無料で行っています。
無料建物診断はこちらから