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バルコニー防水はどこまで修繕する?大規模修繕で迷う工事範囲の判断ポイント

工事項目・診断・配管 2026.07.10 (Fri) 更新

バルコニー防水はどこまで修繕する?大規模修繕で迷う工事範囲の判断ポイント

バルコニー防水はどこまで修繕する?大規模修繕で迷う工事範囲の判断ポイント

大規模修繕でバルコニー防水を検討するとき、「住戸の前にある場所だから専有部分に近いのではないか」「床だけ塗ればよいのか」「側溝や立上り、手摺根元まで工事対象に入るのか」と迷うことがあります。

バルコニーは日常的には住民が使う場所ですが、防水層、排水、側溝、立上り、外壁との取合いは建物保全にも関係します。そのため、共用部分かどうかの確認と、今回どこまで工事対象にするかの判断は分けて整理する必要があります。

この記事では、バルコニー防水を大規模修繕でどこまで修繕するか、床面・側溝・排水・立上り・端部・手摺根元・隔て板周辺・見積確認・住民説明の観点から整理します。

 

バルコニー防水は、共用部分かどうかだけでは工事範囲を決めにくい部位です

バルコニーは、住戸の前にあり、洗濯物、室外機、植木、物干しなど日常利用と近い場所です。そのため、住民側からは専有部分に近い感覚を持たれやすい一方、防水・排水・立上り・外壁との取合いは建物全体の維持管理に関わります。

そのため、「共用部分だから全部工事する」「住民が使う場所だから触らない」といった二択ではなく、管理上の扱い、劣化状態、漏水履歴、足場の有無、住民利用への影響、見積範囲を分けて考えます。共用部分の基本整理は、関連記事大規模修繕の共用部分とは?どこまでが工事対象になるのかを整理も参考になります。

 

バルコニー防水で最初に整理したい7つの判断軸

バルコニー防水の工事範囲を考えるときは、漏水リスク、躯体保全、避難・安全性、住民利用への影響、同時施工の合理性、管理上の扱い、次回確認時期を分けて確認します。管理規約上の扱いは、物件ごとに管理規約や管理会社へ確認する前提で整理します。

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判断軸確認する内容今回対象に入りやすい状態注意点
漏水リスク漏水履歴、床面、側溝、ドレン、立上り漏水履歴や排水不良がある場合原因部位と補修範囲を分けて確認します。
躯体保全防水層、下地、端部、外壁との取合い下地や端部まで確認が必要な場合床面だけで判断しません。
避難、安全性避難ハッチ、隔て板、床面、手摺まわり避難経路や通行に関係する部位が含まれる場合基準や判断は関係先へ確認します。
住民利用への影響洗濯物、室外機、荷物、窓開閉、騒音バルコニー使用制限が発生する場合事前説明と工程共有が必要です。
同時施工の合理性外壁、シーリング、手摺、足場、鉄部足場を使う工事と重なる場合全部同時に行う前提ではなく、取合いを確認します。
管理上の扱い管理規約、使用細則、管理会社の確認共用部分や専用使用部分の整理が必要な場合規約上の扱いは断定しません。
次回確認時期今回行わない範囲の点検時期時期調整や見送りを検討する場合写真記録と再確認時期を残します。

 

共用部分と今回の工事対象は、分けて考えます

バルコニーは、管理上の区分と使い方の感覚が分かれやすい場所です。共用部分、専用使用部分、専有部分に近く見える場所、今回の工事対象、整理だけする範囲、次回へ回す範囲を分けて考えると、住民説明や見積確認がしやすくなります。

共用部分と附属設備の判断は、関連記事大規模修繕で見落としやすい「共用部分」と「附属設備」の判断ポイントも参考になります。

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区分意味確認する場面バルコニーで迷いやすい点
共用部分建物全体の維持管理に関係する部分管理規約や工事対象を確認するとき住戸前にあるため使い方の感覚と分かれやすい点
専有部分に近く見える場所住民が日常的に使う場所住民説明や荷物移動を考えるとき管理上の扱いと利用感覚を混同しやすい点
専用使用部分管理規約などで確認する必要がある部分費用負担や工事範囲を説明するとき物件ごとの規約確認が必要な点
今回の工事対象今回の大規模修繕で施工する範囲見積りや工程を確認するとき共用部分かどうかだけでは決めにくい点
整理だけする範囲今回は施工せず、状態や次回確認時期を残す範囲予算や工程を調整するとき不要な範囲とは異なる点
次回へ回す範囲次回修繕や点検で再確認する範囲時期調整を検討するとき写真記録と点検時期を残す必要がある点

 

バルコニー防水が必要になりやすい主な劣化症状

バルコニー防水では、床面のひび割れ、塗膜剥がれ、膨れ、浮き、水たまり、排水不良、側溝の劣化、立上りのめくれ、端部の切れ、手摺根元の劣化、隔て板周辺の劣化、漏水履歴、過去補修跡を確認します。

症状があるからすぐ工事と決めるのではなく、どの部位に出ているか、どの範囲に出ているか、排水や漏水に関係するかを見ます。建物調査の基本は、関連記事大規模修繕前の建物調査とは?劣化診断で見る項目と工事範囲の決め方、屋上防水との考え方の違いは、関連記事大規模修繕の屋上防水はいつ必要?全面改修か部分補修かの判断基準も参考になります。

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症状確認する部位工事対象を検討しやすい状態相談時に使える資料
床面のひび割れバルコニー平場ひび割れが広がっている、下地との関係を確認したい場合床面写真、範囲メモ
塗膜の剥がれ平場、側溝、立上り広範囲に剥がれが見られる場合劣化写真、前回工事履歴
膨れ、浮き防水層、下地まわり水分や下地状態の確認が必要な場合写真、点検記録
水たまり床面、側溝、ドレンまわり排水勾配やドレンの確認が必要な場合雨上がり写真、排水写真
排水不良ドレン、側溝、排水経路詰まりや勾配を確認したい場合ドレン写真、清掃記録
側溝の劣化側溝、防水端部、排水まわり端部や排水部の処理を確認したい場合側溝写真、見積書
立上りのめくれ壁際、サッシ下、入隅防水ラインの連続性を確認したい場合立上り写真
端部の切れ防水端部、外壁との取合い端部処理が工事範囲に関係する場合端部写真、仕様書
手摺根元の劣化手摺支柱、根元、防水層手摺まわりの防水処理を確認したい場合手摺根元写真
隔て板周辺の劣化隔て板下、周辺床、端部避難経路や工事範囲を確認したい場合隔て板周辺写真
漏水履歴下階、室内、外壁側原因部位を確認したい場合漏水記録、補修履歴
過去補修跡部分補修箇所、端部、側溝再確認や範囲整理が必要な場合補修履歴、写真台帳

 

床面だけでなく、側溝・排水・立上り・端部を分けて確認します

バルコニー防水は、床面が最も見えやすい部位です。ただし、防水上の確認点は、側溝、ドレン、排水、立上り、端部、入隅、外壁との取合い、手摺根元、隔て板周辺、室外機まわり、避難ハッチまわりにもあります。

床面だけを塗装すればよいと単純化せず、防水ライン全体を部位別に確認します。一方で、すべてを一度に施工する前提にせず、今回の対象範囲と次回確認範囲を分けて判断します。

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部位確認すること工事範囲に関わる理由注意点
床面ひび割れ、剥がれ、膨れ、勾配防水層の状態を把握するため見た目だけで判断しません。
防水層既存防水の種類、劣化、補修跡撤去か重ね施工かの検討に関係します。工法名だけで見ません。
側溝劣化、排水、端部、汚れ水が流れる部位のため確認が必要です。床面と分けて見ます。
排水、ドレン詰まり、勾配、接続部排水不良や水たまりに関係します。清掃履歴も確認します。
立上り壁際、サッシ下、めくれ、端部防水ラインの連続性に関係します。平場だけの見積か確認します。
端部切れ、浮き、押さえ、取合い防水の仕上がりに関係します。保証範囲も確認します。
入隅床と壁の取合い、ひび割れ水が集まりやすい部位です。補強処理の有無を確認します。
外壁との取合いシーリング、塗装、ひび割れ外壁工事と関係する場合があります。外壁補修と同時に見ます。
手摺根元支柱まわり、防水処理、錆防水と鉄部の両方に関係します。鉄部塗装の範囲も確認します。
隔て板周辺固定部、床面、避難経路住民説明と工事範囲に関係します。避難に関わる判断は関係先へ確認します。
室外機まわり架台、排水、移動要否施工範囲や住民対応に関係します。移動の要否と担当を確認します。
避難ハッチまわり周辺防水、段差、蓋まわり工事範囲と説明資料に関係します。扱いは管理会社等へ確認します。

 

今回やる範囲・整理だけする範囲・次回へ回す範囲に分けます

バルコニー防水は、今回やる範囲、整理だけして方針を決める範囲、次回へ回す範囲、調査後に判断する範囲、足場と同時確認したい範囲、住民説明が必要な範囲に分けます。

見送る範囲は、不要な範囲という意味ではありません。次回確認時期、写真記録、点検方法を決めておくと、住民説明や次回修繕の資料として使いやすくなります。資金不足時の判断は、関連記事大規模修繕でお金がない時は?先送り・借入・工事分割の判断基準も参考になります。

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区分該当しやすい部位判断理由次に確認すること
今回工事対象にしやすい範囲漏水履歴がある部位、側溝、立上り、端部防水機能や建物保全に関係しやすいため工法、範囲、保証、工程を確認します。
整理だけして方針を決める範囲軽微な劣化、部分補修跡、室外機まわり次回確認で管理できる場合があるため写真記録と再確認時期を残します。
次回へ回す範囲急ぎ性が低い部分更新、周辺美観別計画でも検討しやすい場合があるため次回修繕計画に反映します。
調査後に判断する範囲下地補修、不陸調整、端部補修既存防水や下地を確認して判断するため単価、承認フロー、写真報告を確認します。
足場と同時確認したい範囲外壁との取合い、手摺根元、シーリング足場設置中に確認しやすいため足場範囲と確認時間を見ます。
住民説明が必要な範囲洗濯物制限、荷物移動、室外機まわり生活利用に関係するため掲示、案内文、問い合わせ窓口を決めます。

 

見積りでは、工法名よりも工事範囲と端部処理を確認します

バルコニー防水の見積りでは、工法名だけでなく、既存防水層の扱い、撤去範囲、下地補修、不陸調整、端部処理、立上り処理、側溝・排水まわり、ドレンまわり、室外機移動、養生、保証範囲、住民対応条件を確認します。

見積り比較は、関連記事大規模修繕の見積り比較ポイント|相場より高い理由と確認すべき内訳、保証範囲の見方は、関連記事一棟オーナーの大規模修繕保証とは?工事保証・メーカー保証・免責の確認ポイントも参考になります。

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確認項目見る内容見積りで確認する理由質問例
既存防水層の扱い撤去、重ね施工、補修工法と範囲の前提になるため既存防水はどこまで処理しますか
撤去範囲全面撤去、部分撤去、対象外金額差に関係するため撤去範囲は図面で確認できますか
下地補修ひび割れ、浮き、不陸、欠損施工後の仕上がりに関係するため下地補修は見積に含まれますか
不陸調整床面の凹凸、勾配、段差排水や仕上がりに関係するため不陸調整はどの範囲ですか
端部処理防水端部、押さえ、外壁との取合い防水ラインの確認に関係するため端部処理は保証範囲に入りますか
立上り処理壁際、サッシ下、入隅平場だけでは確認できないため立上りは何cm程度まで対象ですか
側溝、排水まわり側溝、勾配、排水経路水の流れに関係するため側溝と排水まわりは含まれますか
ドレンまわりドレン接続部、詰まり、端部排水不良の確認に関係するためドレンまわりの処理は含まれますか
室外機移動移動有無、架台、復旧住民対応と工程に関係するため室外機移動は誰が対応しますか
養生室内側、サッシ、共用部、荷物住民利用に関係するため養生範囲はどこまでですか
保証範囲平場、立上り、端部、ドレン工事後の確認に関係するため保証はどの範囲にかかりますか
住民対応条件使用制限、荷物移動、連絡体制工事前説明に関係するため案内文に入れる内容は何ですか

 

外壁・手摺・シーリングと一緒に考えた方がよいケース

バルコニー防水は、外壁補修、シーリング、手摺根元、鉄部塗装、隔て板周辺、雨樋・排水、足場工事、下地補修、外廊下防水、屋上防水端部と関係する場合があります。

足場を組むなら全部行うという考え方ではなく、同時確認することで取合いや範囲の重複を整理しやすくなるかを見ます。足場見積は、関連記事足場工事の見積書の見方|「一式」表記で確認したい内訳と注意点、足場費用の見方は、関連記事大規模修繕の足場費用はどう見る?見積内訳と予算確認のポイントも参考になります。

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関連工事バルコニー防水との関係同時確認したい理由注意点
外壁補修外壁との取合い、ひび割れ、端部防水ラインと外壁補修を合わせて確認するため外壁範囲と防水範囲を分けます。
シーリングサッシまわり、目地、開口部防水と開口部の関係を見るため打替え範囲を確認します。
手摺根元支柱まわり、防水層、鉄部防水と鉄部塗装が関係するため根元処理を確認します。
鉄部塗装手摺、金物、階段、共用部足場設置中に確認しやすいため防水との取り合いを見ます。
隔て板周辺避難経路、床面、固定部住民説明と工事範囲に関係するため扱いは管理会社等へ確認します。
雨樋、排水ドレン、排水経路、側溝水の流れを確認するため清掃や詰まりも確認します。
足場工事外壁側、手摺側、作業動線足場解体前に確認しやすいため確認時間を工程に入れます。
下地補修床面、立上り、外壁側既存防水や下地状態に関係するため実数清算の対象を確認します。
外廊下防水同じ防水仕様や工程で関係する場合があります。共用部の生活動線を合わせて見られるためバルコニーとは利用条件が違います。
屋上防水端部立上りや端部処理の考え方が近い場合があります。防水仕様の比較に使えるため屋上とバルコニーは分けて判断します。

足場見積で金額差が出る理由は、関連記事足場見積で金額差が出る理由|同条件に見えて価格が変わる比較ポイント、実数清算の考え方は、関連記事下地工事が実数清算になる理由|足場設置後に費用が変わる仕組みと確認ポイントも参考になります。

 

住民利用への影響は、工事前に説明できる形に整理します

バルコニーは生活空間に近い場所です。洗濯物制限、バルコニー使用制限、室外機まわり、植木・荷物移動、窓開閉制限、騒音、臭気、足場、防犯、作業日程、立入の有無、問い合わせ窓口、工程変更時の連絡を事前に整理します。

住民説明は、説得ではなく、確認しやすい資料づくりとして考えます。住民説明会の準備は、関連記事大規模修繕の住民説明会がこじれる理由とは?説明不足になりやすい項目と準備、賃貸マンションの入居者対応は、関連記事賃貸マンションの大規模修繕で入居者クレームを減らすには?告知・動線・防犯の準備も参考になります。

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説明項目住民への影響事前に決めたいこと関係者
洗濯物制限外干しができない日が出る場合があります。制限日、対象住戸、解除連絡管理会社、施工会社、住民
バルコニー使用制限一定期間使用を控える場合があります。制限期間、作業日、注意事項管理組合、管理会社、施工会社
室外機まわり移動や養生が必要な場合があります。移動要否、担当、復旧方法施工会社、住民、管理会社
植木、荷物移動私物移動の協力が必要な場合があります。移動期限、置場、案内方法住民、管理会社
窓開閉制限防水や塗装工程で制限が出る場合があります。対象日、時間帯、解除方法施工会社、住民
騒音、臭気作業工程によって影響が出る場合があります。工程、作業時間、掲示方法施工会社、管理会社
足場、防犯足場設置中の注意喚起が必要です。施錠案内、掲示、巡回方法管理会社、施工会社
作業日程住戸ごとの予定確認に関係します。工程表、変更時の連絡方法施工会社、管理会社
立入の有無住戸内やバルコニーへの立入確認に関係します。立入要否、事前連絡、立会い住民、管理会社、施工会社
問い合わせ窓口工事中の質問先に関係します。一次窓口、受付時間、共有方法管理会社、施工会社
工程変更時の連絡天候などで日程が変わる場合があります。掲示更新、個別連絡、共有先管理会社、施工会社

 

管理組合と一棟オーナーでは、説明の観点が少し変わります

分譲マンションの管理組合では、共用部分、住民説明、理事会・総会資料、費用負担、生活影響の整理が重要です。一棟オーナーでは、入居者対応、空室、工事時期、募集時期、保有方針、資金計画の整理が重要です。

どちらがよい悪いではなく、説明相手と判断材料が違います。管理組合の論点整理は、関連記事管理組合の大規模修繕で意思決定が止まる理由|見積前に整理する論点、一棟オーナーの修繕時期は、関連記事一棟オーナーの大規模修繕はいつ必要?タイミングと費用対効果の判断基準も参考になります。

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比較項目管理組合一棟オーナー注意点
意思決定理事会、修繕委員会、住民説明、総会資料オーナー判断、法人決裁、管理会社共有物件ごとの手順を確認します。
説明相手区分所有者、居住者入居者、テナント、管理会社説明資料の内容が変わります。
工事範囲共用部分、専用使用部分、住民利用を整理入居状況、保有方針、工期を整理管理上の扱いは断定しません。
住民、入居者対応掲示、説明会、質問回答表告知、内見、募集時期、問い合わせ窓口生活影響を具体化します。
資金計画修繕積立金、予備費、見積比較修繕用資金、借入、保有方針税務・融資は関係先へ確認します。
工事時期総会、説明会、工期、住民生活退去予定、空室、募集時期繁忙期や生活影響も確認します。
足場同時施工外壁、シーリング、鉄部との関係外壁、防水、入居者対応との関係全部同時施工を前提にしません。
見積比較条件を揃えた比較表工事範囲と保有方針の比較工法名だけで比較しません。
保証、引き渡し資料総会資料、工事完了報告、写真台帳修繕履歴、次回修繕資料保証範囲を確認します。
次回修繕長期修繕計画への反映保有計画や次回工事の整理見送り範囲を記録します。

賃貸マンションの開始時期は、関連記事賃貸マンションの大規模修繕はいつ始める?空室率・退去時期で見る判断軸も参考になります。

 

施工会社へ確認したい質問例

施工会社へ確認するときは、価格交渉ではなく、工事範囲、端部処理、住民対応、同時施工を確認する質問にします。

  • バルコニー防水は、床面だけでなく側溝や立上りも確認できますか
  • 今回の見積りには、端部処理やドレンまわりの処理は含まれていますか
  • 既存防水層はどこまで撤去・処理する想定ですか
  • 下地補修や不陸調整は、どの範囲まで含まれていますか
  • 手摺根元や隔て板周辺は、工事範囲に入っていますか
  • 外壁やシーリングと同時に確認した方がよい部分はありますか
  • 住民のバルコニー使用制限は、どの程度発生しますか
  • 室外機や植木、荷物移動は誰がどのタイミングで対応しますか
  • 保証範囲は平場だけですか、立上りや端部も含まれますか
  • 今回は見送る範囲がある場合、次回確認時期を決められますか

1. 管理上の区分と住民利用の感覚を整理する

共用部分かどうかと、実際の使われ方を分けて見ます。

2. 床・側溝・排水・立上り・端部を部位別に確認する

床面だけでなく、防水ライン全体を確認します。

3. 漏水リスク・躯体保全・避難性・住民利用を確認する

工事目的を部位ごとに整理します。

4. 外壁・手摺・シーリングとの同時施工を確認する

取合いを整理し、範囲の重複を確認します。

5. 今回やる範囲・整理だけする範囲・次回へ回す範囲に分ける

見送り範囲も写真と再確認時期を残します。

6. 見積りで撤去範囲・端部処理・保証範囲を確認する

工法名だけでなく、対象範囲を見ます。

7. 住民説明に必要な制限事項を整理する

洗濯物、荷物移動、室外機、日程を確認します。

8. 相談前資料としてまとめる

写真、見積書、規約、履歴を整理します。

 

相談前に整理しておきたい資料

バルコニー防水の工事範囲を相談するときは、現在の見積書、建物図面、立面図、管理規約・使用細則、長期修繕計画、過去の修繕履歴、工事完了報告書、保証書、バルコニー写真、側溝・排水まわりの写真、立上り・端部の写真、漏水履歴、住民からの指摘内容、足場計画資料、管理会社からの提案資料、今回迷っている工事範囲メモを整理しておくと、相談内容が具体化しやすくなります。

資料がすべて揃っていない場合でも、バルコニー写真、見積書、漏水や劣化のメモから確認できます。

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資料確認できること相談時に役立つ理由ない場合の代替
現在の見積書工法、範囲、金額、保証今回対象を確認できます。概算見積でも参考になります。
建物図面バルコニー位置、形状、共用部工事範囲の確認に使えます。建物写真で補います。
立面図外壁面、バルコニー配置、足場範囲外壁・足場との関係を見られます。外観写真で補います。
管理規約、使用細則管理上の扱い説明資料の前提になります。管理会社へ確認します。
長期修繕計画防水工事の予定時期今回工事との整合を見られます。管理会社資料で補います。
過去の修繕履歴前回防水や補修の内容残っている課題を確認できます。工事完了報告書で補います。
工事完了報告書過去工事の範囲と写真今回範囲との重複確認に使えます。請求書や写真台帳で補います。
保証書保証対象、期間、免責今回見積との比較に使えます。施工会社へ確認します。
バルコニー写真床面、荷物、室外機、劣化状態住民対応と範囲確認に使えます。スマートフォン写真で十分です。
側溝、排水まわりの写真排水不良、ドレン、側溝状態防水範囲の確認に使えます。雨上がり写真も参考になります。
立上り、端部の写真壁際、入隅、端部処理平場以外の工事範囲確認に使えます。近接写真で補います。
漏水履歴発生箇所、時期、対応内容原因部位の整理に使えます。管理会社記録で補います。
住民からの指摘内容水たまり、臭気、剥がれ、使いにくさ説明資料や工程調整に使えます。メモで十分です。
足場計画資料足場範囲、設置期間、作業面同時確認の判断に使えます。足場見積で補います。
管理会社からの提案資料工事提案、住民対応、予定工程理事会やオーナー判断に使えます。メールや打合せメモで補います。
今回迷っている工事範囲メモ床だけか、側溝までか、立上りまでか施工会社への質問が具体化します。箇条書きで十分です。

 

ワンリニューアルが考えるバルコニー防水の工事範囲判断

バルコニー防水の工事範囲を決めるときは、床面だけでなく、側溝、排水まわり、立上り、端部、手摺根元、外壁との取合い、足場計画、住民利用への影響まで分けて確認することが大切です。

ワンリニューアルでは、足場施工会社を母体とする視点から、足場材の自社保有、足場職人の自社在籍、足場職人経験のある営業による提案段階からの確認を重視しています。工事費だけで判断するのではなく、始まってから無理が出にくい足場計画・工事範囲になっているかを確認することが大切です。

バルコニー防水は、床面だけでなく防水ライン全体を確認することが重要です。足場計画は、費用だけでなく住民動線、バルコニー制限、室外機まわり、近隣対応にも関係します。外壁、シーリング、手摺根元と同時に確認することで、取合いの整理がしやすくなる場合があります。

 

まとめ:バルコニー防水は、床だけでなく防水ライン全体で判断します

バルコニー防水は、共用部分かどうかだけでは工事範囲を決めにくい部位です。床面、側溝、排水、立上り、端部、手摺根元、隔て板周辺を分けて確認します。

今回やる範囲、整理だけする範囲、次回へ回す範囲に分けると、極端な判断を避けやすくなります。見積りでは、工法名だけでなく、撤去範囲、下地補修、端部処理、保証範囲、住民対応を確認します。

足場を組む場合は、外壁、シーリング、手摺、鉄部との同時確認も検討します。バルコニー防水をどこまで工事対象にするか迷う場合は、劣化写真や見積内容を整理したうえで相談できます。

 

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