大規模修繕で補修タイルの色が違うのはなぜ?既存色・特注タイル・見本確認のポイント

今回は
『大規模修繕で補修タイルの色が違うのはなぜ?既存色・特注タイル・見本確認のポイント』
をご紹介させて頂きます!
マンションの大規模修繕で外壁タイルを張り替えたあと、「補修した部分だけ色が違って見える」と感じることがあります。
しかし、補修タイルと既存タイルに色差があるからといって、それだけで施工不良と判断できるわけではありません。
大切なのは、「完全に同じ色にできるか」だけを求めることではなく、施工前にどの程度の色差が想定されるのか、どの見本を採用するのか、どの範囲まで張り替えるのかを確認しておくことです。
既存マンションのタイルは、新築時から長い年月にわたって紫外線や雨風にさらされています。
そのため、施工当初の色や表面状態がそのまま残っているとは限りません。
一方、補修に使用する新しいタイルは製造直後の状態です。既存側と新しい側で時間の経過が異なるため、同じ色番号であっても見え方に差が出る場合があります。
既存タイルには汚れや表面の変化があり、新しいタイルは比較的均一で新しい表情をしています。
そのため、張り替え直後には新しい部分だけ明るく見えたり、ツヤが強く感じられたりする場合があります。

※表は横にスクロールできます。
既存タイルは、長年の紫外線、雨風、排気ガス、土埃などの影響を受けています。
また、過去の外壁洗浄や補修履歴によっても表面状態が異なる場合があります。
そのため、新築時と同じ品番を入手できたとしても、現在の既存タイルと並べたときに色が違って見えることがあります。
築年数が経過したマンションでは、新築当時に使用されたタイルがすでに製造終了となっている場合があります。
その場合は、現在販売されている近い製品を探す、別メーカーの製品を検討する、補修用として特注製作する、といった方法を検討します。
タイルは焼成して製造されるため、同じ品番や同系色であっても、製造時期や焼成条件によって微妙な色差が生じる場合があります。
そのため、「同じ品番だから見た目も完全に同じ」とは限りません。
タイルの印象は色だけで決まりません。
ツヤの強さ、マットな質感、表面の凹凸、粒感、目地色との組み合わせによっても、外壁全体の見え方は変わります。
見本確認では、色番号だけでなく表面の質感まで確認します。
既存と同じ品番が残っている場合は、有力な候補になります。
しかし、確認したいのは「品番が同じか」だけではありません。
実際の建物で確認することで、カタログだけでは分からない見え方を把握しやすくなります。
現在販売されている製品の中から、既存タイルに近い色、寸法、質感のものを選ぶ方法です。
補修数量が少ない場合や、近い製品が存在する場合には選択肢となります。
既製品では近い外観を確保しにくい場合、既存タイルを参考に補修用タイルを製作する方法があります。
ただし、特注すれば必ず完全一致するという意味ではありません。
既存側の経年変化や焼成条件などにより、実際の外壁とわずかな差が生じる可能性はあります。
一枚だけ張り替えるのか、一定のまとまりで張り替えるのかによって、色差の見え方が変わる場合があります。
そのため、製品選定だけでなく、補修範囲も合わせて検討します。
特注製作では、既存タイルの現物などを参考に、色、寸法、厚み、表面の凹凸、ツヤなどを確認しながら補修用タイルを製作します。
・最低製作数量があるか
・必要数量より多く製作するか
・納期はどの程度か
・製作前後にどの見本を確認するか
・余ったタイルを将来補修用として保管するか
特に、最低製作数量と実際の補修数量が一致するとは限らないため、余剰分の扱いも確認しておくと将来の部分補修へ活用しやすくなります。
補修タイルの候補が決まったら、できるだけ実物を既存外壁と並べて確認します。
※表は横にスクロールできます。
同じタイルを撮影しても、晴天、曇天、日陰、夕方では写真の色が変わって見えることがあります。
さらに、撮影機器の自動補正や、見る画面の明るさ・色設定によっても見え方が変わります。
写真は施工会社や理事会内で候補を共有するためには便利ですが、最終承認はできるだけ現物で行います。
例えば、広い既存壁の中央に一枚だけ新しいタイルを張ると、その一枚が目立つ場合があります。
一方で、縦方向・横方向や建物の区切りなど、一定のまとまりを持って補修すると、外観上の印象が変わることがあります。
・安全上必要な補修範囲
・補修タイルと既存壁の色差
・外壁の区切りや配置
・追加となる工事費
・今後の維持管理
ただし、色差を目立たなくするためだけに、必要以上の範囲を張り替えるという意味ではありません。
劣化状態、安全性、意匠、費用を総合して施工範囲を確認することが重要です。
色合わせに関係する費用は、選択するタイルや製作条件によって異なります。
タイル補修費用全体や、数量が変わった場合の精算方法は別の記事で詳しく確認し、本記事では色・見本・意匠確認に必要な範囲に留めます。

管理組合がタイル製造の専門的な技術まで判断する必要はありません。
施工会社から候補と条件の説明を受け、どの見本を、どの場所で、誰が確認して承認するのかを明確にします。
施工後に想定していた以上の色差を感じた場合は、まず事前に確認した内容と照合します。
↓
採用したタイルの仕様を確認
↓
承認した張り替え範囲を確認
↓
施工写真・現地を確認
↓
施工会社へ差が生じた理由を確認
承認した見本と明らかに異なるものが使われている場合と、承認見本どおりではあるものの既存壁との経年差が目立っている場合では、確認すべき内容が異なります。
そのため、「色が違うから施工不良」「タイルだから色差は仕方がない」のどちらかに決めつけず、事前の承認内容と施工結果を照合します。
タイルの浮き・剥離・張り替え・補修数量を確認する
外壁タイルの調査・打診・補修数量を確認する
・同じ品番を入手できるか
・廃番の場合の代替方法
・特注製作が必要か
・現物見本を確認したか
・張り替え範囲を確認したか
・追加費用や納期への影響
・誰が見本を承認したか
施工後の認識違いを減らすためには、「近い色だと思う」という口頭確認だけで進めるのではなく、現物見本と施工範囲を事前に確認し、その内容を記録として残しておくことが重要です。
「完全に同じ色か」だけでなく、
「どの見本を、どの範囲に使うか」を確認する
補修タイルは、既存タイルの経年変化や製造条件によって色差が生じる場合があります。施工後の認識違いを防ぐためには、見本・張り替え範囲・費用条件を事前に確認することが重要です。
タイル補修や見本確認について不明点がある場合は、ワンリニューアルへご相談ください。
町田市相模原市の大規模修繕専門店ワンリニューアルでは、
大規模修繕の悩むオーナー様の不安・疑問を専門ショールームで解説しております。
「大規模修繕の費用を抑えたい」と考えられるオーナー様はぜひ一度お問い合わせください!
さらに大規模修繕について知りたい方は
無料資料 をご覧ください!
ワンリニューアルは建物診断を無料で行っています。
無料建物診断はこちらから






