分譲マンションの大規模修繕の流れ ~施工業者を決める編 パート4~
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『【2026年版最新版】分譲マンションの大規模修繕の流れ|施工業者を決める(STEP4/パート4)』
をご紹介します!
🧭 「分譲マンション 大規模修繕の流れ」シリーズ(全4回)
- パート1:修繕の体制をつくる(STEP1)
▶ パート1はこちら - パート2:建物の状態を知る(STEP2)
▶ パート2はこちら - パート3:修繕方法を決める(STEP3)
▶ パート3はこちら - パート4:施工業者を決める(この記事)
目次
【2026年版最新版】施工業者を決める(STEP4)|見積比較・談合回避・失敗しない選定軸
✅ 結論(先に3行)
施工業者選びは「安い会社」を決める作業ではなく、仕様を守り、品質と透明性を担保できる会社を選ぶ工程です。
比較が難しい原因のほとんどは「仕様ブレ」なので、まず条件を揃えることが最重要。
その上で、価格・体制・実績・保証・説明力で総合評価すると失敗しにくくなります。
大規模修繕工事の成功は、「どこに頼むか」で大きく変わります。
同じ工事内容でも、現場管理・下地処理・工程設計・説明の丁寧さで結果が変わるからです。
施工業者の選定方式は3つ|向き不向きを理解する
- ① 特命随意方式:信頼できる1社を指名して契約(スピード重視)
- ② 見積合わせ方式:複数社で見積・提案を比較して選定(最も一般的)
- ③ 競争入札方式:入札で最安を選ぶ(大規模修繕では注意が必要)
分譲マンションの大規模修繕では、②見積合わせ方式が最も現実的です。
理由は、「価格だけでなく、体制や品質の差が大きい」ためです。
まず大前提:見積比較が失敗する最大原因は「仕様ブレ」
複数社から見積を取っても、次の状態だと比較できません。
- 工法や材料が会社ごとに違う
- 範囲(数量・面積)が違う
- 足場・養生・下地補修の想定が違う
STEP3(仕様書・計画図・予算方針)で条件を揃えてから見積依頼すると、比較精度が一気に上がります。
施工会社選定の流れ(2026年版:実務で迷わない手順)
- 候補を集める(5〜8社):実績・資格・地域対応・保証体制などで一次選定
- 書類審査で絞る(3〜5社):会社情報・施工体制・過去事例・財務の安定性など
- 交付図書を配布:仕様書/計画図/劣化診断結果/質疑ルール
- 現場説明会:建物条件を共有(足場条件・搬入・居住者導線など)
- 質疑応答(Q&A):全社へ同条件で回答(条件の公平性を担保)
- 見積・提案書の提出:内訳・工程・体制・保証・代替案を確認
- 見積精査→再見積:仕様ブレ・抜け漏れ・数量誤差を是正
- ヒアリング(2〜3社):現場体制・品質管理・説明力・対応力を確認
- 内定→総会決議→契約:議案資料で透明性を確保
見積比較で見るべきチェックリスト
✅ 見積の「中身」を見るポイント
- 範囲・数量:面積や数量の根拠があるか(図面と整合)
- 単価:単価のバラつきは「仕様差」か「品質差」か
- 下地補修:数量の考え方(想定/実数精算)が明確か
- 足場・養生:設置条件・分割・養生範囲が妥当か
- 仮設・共通費:現場管理費・安全費・写真管理などが妥当か
- 工程:工期・騒音配慮・居住者導線が現実的か
- 管理体制:現場代理人・常駐有無・検査体制が明確か
- 保証:保証年数・範囲・免責条件が明確か
「安い会社」を選ぶと起きやすいこと
材料費・人件費が上がる局面では、極端に安い見積には理由があります。
- 下地処理を薄く見ている(後で追加が増える)
- 人員が少なく工程が崩れる(居住者トラブル増)
- 品質検査が弱い(数年後に不具合が出やすい)
最終的に「追加費用+手戻り+不信感」で高くつくケースが多いので注意です。
談合・不透明リスクを下げる3つのルール
- ルール①:質疑回答は「全社共有」
- ルール②:見積条件(仕様・数量・提出形式)を統一
- ルール③:評価基準を事前に決めて議事録に残す
ヒアリングで必ず聞く質問集
- 現場代理人は誰で、常駐ですか?
- 品質検査の頻度とチェック体制は?(第三者検査の有無)
- 下地補修が増えた場合の精算ルールは?
- 居住者対応(掲示・説明・クレーム一次窓口)は誰?
- 工程遅延が出たときのリカバリー方法は?
- 保証内容と、保証が適用されない条件は?
- 施工写真・報告書の提出形式は?(枚数/整理方法)
総会で通すための「議案資料」構成
総会で揉める原因は、住民が「比較の根拠」を見られないことです。
次の構成にすると、説明が通りやすくなります。
- 選定方法(見積合わせ等)と公平性の担保
- 参加会社の一覧と一次選定の基準
- 比較表(価格だけでなく体制・保証・工程・提案)
- 内定理由(なぜこの会社が最適なのか)
- 契約条件(支払条件・追加工事ルール・保証)
まとめ|STEP4は「信頼できる現場」を買う工程
- 施工業者選びは「安さ」ではなく「仕様遵守×品質×透明性」
- 比較のカギは「仕様ブレをなくす」こと
- 見積は内訳・数量・下地・足場・体制・保証まで見る
- ヒアリング質問と議案資料で“合意形成”を強くする
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