大規模修繕と修繕積立金の関係|何にどれだけ使われるのか徹底解説
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『大規模修繕と修繕積立金の関係|何にどれだけ使われるのか徹底解説』
をご紹介させて頂きます!
目次
大規模修繕と修繕積立金の関係|何にどれだけ使われるのか徹底解説
「修繕積立金を毎月払っているが、実際に何に使われるのかよく分からない」 「大規模修繕になると、なぜこれほど多額の費用が必要になるのか?」
管理組合や一棟オーナーから、非常によく聞かれる疑問です。
修繕積立金は“将来の大規模修繕を安全かつ計画的に行うための資金”ですが、その中身が見えないと、不安や不信感、反対意見につながりやすくなります。
本記事では、大規模修繕と修繕積立金の関係について、
- なぜ大規模修繕に多額の費用がかかるのか
- 修繕積立金は何に、どれくらい使われるのか
- 積立金が不足すると何が起こるのか
を、管理組合・オーナー目線で実務的に解説します。
そもそも大規模修繕とは何か?
大規模修繕とは、マンションや集合住宅の共用部分を中心に、 建物の機能・安全性・資産価値を維持するために定期的に行う計画修繕です。
大規模修繕の主な対象
- 外壁(タイル・塗装・爆裂補修)
- 屋上・バルコニー防水
- 鉄部(階段・手すり・扉)
- シーリング(目地・サッシ周り)
- 共用廊下・階段床
これらは日常清掃や小修繕では対応できず、 10〜15年に一度、まとめて工事を行う必要があるため「大規模修繕」と呼ばれます。
なぜ大規模修繕には高額な費用がかかるのか
大規模修繕の費用が高額になる理由は、単に「工事が多いから」ではありません。
① 工事項目が多岐にわたる
外壁・防水・鉄部・床・シーリングなど、 建物全体を網羅的に修繕するため、工事項目が非常に多くなります。
② 足場設置が必須
外壁・防水工事には必ず足場が必要です。 足場費用は全体工事費の20〜30%を占めることもあり、 これが大規模修繕費用を押し上げる大きな要因となります。
③ 劣化の進行具合によって費用が変動する
劣化が軽度であれば補修で済みますが、 遅延すると張替・更新が必要となり、費用は一気に増加します。
「いつ行うか」によって、同じ建物でも数千万円単位で差が出るのが大規模修繕の特徴です。
修繕積立金は何に使われるのか?
修繕積立金は、単に「工事費」だけに使われるわけではありません。
修繕積立金の主な使途
| 使途 | 内容 | 割合目安 |
|---|---|---|
| 工事費 | 外壁・防水・鉄部など実際の施工費 | 60〜70% |
| 足場費 | 仮設足場の設置・解体 | 20〜30% |
| 設計・監理費 | 建築士・技術者による設計・検査 | 5〜10% |
| 調査・診断費 | 事前劣化診断・数量調査 | 数% |
このように、修繕積立金は「施工+安全+品質管理」を含めた総合費用に充てられます。
大規模修繕ごとの積立金使用イメージ
1回目大規模修繕(築10〜15年)
- 外壁塗装・軽微な補修
- 屋上・バルコニー防水
- 鉄部塗装
比較的軽度な補修が中心で、 積立金で賄えるケースが多いのが特徴です。
2回目大規模修繕(築25〜30年)
- 外壁タイルの張替・爆裂補修
- 防水の更新工事
- 配管更新の検討
工事内容が重くなり、 積立金不足が表面化しやすいタイミングです。
修繕積立金が不足するとどうなるのか
修繕積立金が不足すると、管理組合は次の選択を迫られます。
- 修繕積立金の値上げ
- 一時金の徴収
- 金融機関からの借入
- 工事内容の縮小・延期
特に工事延期は、劣化を進行させ、 結果的にさらに高額な修繕費を招くため、最も避けるべき選択です。
積立金不足を防ぐために重要な実務ポイント
① 現実的な長期修繕計画の作成
実際の建物仕様・立地・劣化状況に合わない計画では、 必ず積立不足が発生します。
② 工事項目の優先順位付け
すべてを一度に行うのではなく、 「今やるべき工事」と「次回でもよい工事」を整理することが重要です。
③ 専門家による監理・診断
ワンリニューアルでは、国家資格者による診断・監理を行い、 過剰工事や不要なコストを抑えながら、必要な品質を確保します。
ワンリニューアルが考える「積立金を活かす大規模修繕」
修繕積立金は「貯めること」が目的ではありません。
適切なタイミングで、適切な工事に、適切な金額を使うことが最も重要です。
ワンリニューアルでは、
- 専属足場チームによるコスト最適化
- 事故ゼロ基準の安全管理
- 狭小地・複雑形状への対応力
- 国家資格者による透明な監理
を通じて、修繕積立金を最大限に活かす大規模修繕を支援しています。
まとめ|大規模修繕と修繕積立金は切り離して考えない
大規模修繕と修繕積立金は、別々のものではありません。
「どんな修繕を、いつ、どれだけ行うか」を理解した上で、 必要な積立金を計画的に準備することが、建物を守る最善策です。
積立金の使い道を正しく理解し、 将来の大規模修繕を“問題”ではなく“計画”として進めていきましょう。
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