大規模修繕で確認する資格とは?建設業許可・施工管理技士・配置技術者の違い

『大規模修繕で確認する資格とは?建設業許可・施工管理技士・配置技術者の違い』
をご紹介させて頂きます!
資格者が多い会社や上位資格者がいる会社であることだけで、個別工事の施工品質は保証されません。今回の工事で誰が、いつ、どこを担当するかを確認します。
目次
大規模修繕で確認する資格とは何か
大規模修繕に関係するのは、一つの「必要資格」ではありません。会社が受ける許可、個人が保有する資格、現場で任命される役職、特定作業に関係する講習等を4層に分けます。
許可行政庁、許可番号、一般・特定の区分、許可業種、有効期間を確認します。
許可期限を確認
施工管理技士等の資格名称、等級・種別、本人、所属会社を確認します。
資格資料を照合
主任技術者、監理技術者、現場代理人、工種責任者等の役割と配置期間を確認します。
配置開始日を確認
足場、石綿、高所作業等、実施する作業に応じて必要となる担当者や確認資料を整理します。
担当区画を確認
資格名称と現場での役職を分けて確認します。ある資格を保有していても、その人が今回の現場へ配置されるとは限らず、配置された人が全工種を担当するとも限りません。
建設業許可と個人資格は何が違うか
建設業許可と個人資格は異なります。建設業許可は会社が建設工事を請け負うための制度であり、施工管理技士等は個人が取得する資格です。
- 許可を受けた会社名
- 許可行政庁と許可番号
- 一般建設業・特定建設業の区分
- 取得している許可業種
- 有効期間
- 契約する工事との関係
- 資格者本人
- 資格名称と等級・種別
- 所属会社
- 確認した資料
- 現場での役職
- 担当工種と配置期間
建設業許可は工事の種類ごとに確認します。大規模修繕には外壁、塗装、防水、建具、設備等の複数工種が含まれるため、元請会社の許可だけでなく、実際の請負・施工体制との関係を確認します。
一般・特定、専任・兼任等の条件を確認するとき
許可区分、主任技術者・監理技術者の配置、専任・兼任等の条件は、請負関係、工事内容、契約金額、下請契約、施工体制等によって確認事項が変わります。管理組合だけで法的適合を断定せず、施工会社や確認を担当する専門家から、最新制度に基づく判断根拠を提示してもらいます。
施工管理技士と配置技術者の関係
施工管理技士は個人資格、主任技術者や監理技術者は工事現場に配置される技術者の役割です。資格を保有しているだけで、自動的に今回の配置技術者になるわけではありません。
確認時は、資格者一覧と配置予定技術者資料を分けて見ます。資格者一覧は会社に在籍する有資格者を示していても、配置予定資料では別の担当者が記載されている場合があります。
資格名称、等級・種別、所属会社を確認します。
主任技術者、監理技術者、現場代理人等のどの役職かを確認します。
着工前、工事中、足場解体、竣工までのどの期間を担当するか確認します。
建物全体か、特定工種・棟・区画かを施工体制資料と照合します。
資格の保有だけで施工品質は保証されません。施工計画、工程管理、品質確認、指摘・是正、日報、検査記録が配置期間と一致しているかを確認します。
主任技術者・監理技術者・現場代理人の違い
主任技術者、監理技術者、現場代理人は同じ役割ではありません。主任技術者・監理技術者は施工の技術上の管理を担う配置技術者で、現場代理人は契約に基づき現場で請負人を代理する役職として整理されます。
担当工事における施工計画、工程、品質、安全等の技術上の管理を担う配置技術者として確認します。
元請として一定の下請施工体制を組む工事など、制度上配置が必要となる条件を確認します。主任技術者と同じ名称・役割ではありません。
契約に基づく現場の代理人です。現場代理人そのものを国家資格として扱わず、兼任する役職や保有資格を別に確認します。
同じ人が複数の役職を兼ねる場合でも、役割が一つになるわけではありません。契約書、現場代理人等通知書、配置技術者資料、施工体制台帳で、それぞれの役職と責任範囲を確認します。
施工体制全体の確認は、大規模修繕の施工体制台帳で詳しく整理しています。
作業主任者・技能講習・特別教育を混同しない
作業主任者、技能講習、特別教育も同じものではありません。作業内容に応じて、作業を指揮する者、一定業務へ就く者、必要な教育を受けた作業者などを分けて確認します。
大規模修繕では、足場、石綿、高所での作業、機械・器具の使用等が関係する場合があります。ただし、すべての作業員に同じ資格や講習が必要になるわけではありません。
作業別資料で確認する内容
- どの作業に対する責任者・資格・教育か
- 対象者の所属会社と担当区画
- 作業を行う予定期間
- 作業主任者の選任記録
- 技能講習や特別教育等の確認資料
- 作業日報、写真、施工記録との対応
管理組合は技術要件を独自判定するのではなく、元請施工会社が作業内容に応じて確認・配置した記録を確認します。
安全管理全体の体制や記録は、大規模修繕の安全管理で確認できます。
資格者と担当工種・区画を照合する
資格証の提出だけで配置確認を完了しません。担当者、現場役職、工種、施工区画、配置期間を工程表と照合します。
確認資料は、建設業許可関係資料、配置予定技術者資料、施工体制台帳、施工体系図、施工計画書、工程表を共通番号で結びます。施工開始後は、作業日報、工事写真、検査記録で実際の担当状況を確認します。
資格証には個人情報が含まれる場合があります。理事会で必要事項を確認し、全区分所有者へ資格証の全面コピーを配布するのではなく、確認結果と配置状況を整理して共有します。
資格者一覧と実際の配置者は一致していますか?
許可業種、担当者、現場役職、工種、施工区画、配置期間を整理すると、会社に在籍する資格者と今回の現場担当者を分けて確認できます。
担当者が途中で変わった場合の確認方法
担当者変更時は、後任者の氏名だけでなく、役職、資格、配置開始日、担当区画、引継ぎ内容を確認します。旧配置表を残したまま口頭連絡だけで変更しません。
配置予定者、現場役職、担当工種、開始日、終了予定日を記録します。
着工前確認
変更理由、変更日、前任者の最終担当区画、未完了事項を記録します。
後任資料を確認
役職、資格、所属、担当工種、配置期間を工程表へ反映します。
配置開始日を照合
日報、写真、検査、指摘・是正記録を前任・後任の期間へ分けます。
引継ぎ日を記録
変更によって工程、検査、居住者対応、費用へ影響する場合は、その内容と承認状況も確認します。管理組合では報告先と承認経路を決め、一棟オーナーでは決裁者と技術確認者を分けます。
匿名Fマンションの配置表訂正事例
匿名Fマンションでは、施工会社選定時に資格者一覧を受領していました。しかし、着工前の配置予定資料では、一覧で説明された担当者と実際の配置予定者が異なっていました。
会社に在籍する資格者と、今回の現場へ配置される担当者を分けました。
一部工種の担当区画と配置期間が空欄だったため、QPR-353台帳へ登録しました。
建設業許可、個人資格、現場代理人、配置技術者の情報を別項目にしました。
担当工種、施工区画、配置開始日、確認資料番号を追記しました。
後任者資料を受け取り、日報と検査記録を後任者の配置期間へ結び付けました。
資格者名のみが記載され、担当区画と配置期間を確認できませんでした。
担当者ID、役職、資格、工種、区画、期間、引継ぎ番号を追記しました。
発注者確認日を記録
この事例は、無資格施工や法令違反があったという内容ではありません。資格者一覧と現場配置表の目的を分け、今回の工事で誰がどこを担当するかを明確にした事例です。
よくある質問
大規模修繕には一級建築士が必ず必要ですか?
建設業許可は個人の資格ですか?
現場代理人は国家資格ですか?
施工管理技士がいれば主任技術者になりますか?
資格証のコピーを全区分所有者へ配布しますか?
工事途中で担当者が変わった場合はどうしますか?
資格証より実際の配置と記録を確認する
資格者がいるため問題ないと考えるのではなく、会社の許可、個人資格、現場役職、担当工種、配置期間、実際の施工記録が一致しているかを確認します。
- 建設業許可と個人資格を区別する
- 資格名称と現場での役職を分ける
- 主任技術者、監理技術者、現場代理人を区別する
- 施工管理技士の保有と現場配置を分けて考える
- 許可業種と契約工事項目の関係を確認する
- 担当工種、区画、配置期間を工程表と照合する
- 作業別の責任者、講習、教育記録を確認する
- 担当者変更時は後任者と引継ぎ内容を記録する
- 日報、写真、検査記録を配置期間へ結び付ける
資格証の提出だけで、確認を終わらせない
会社の許可、個人資格、現場役職、担当工種、配置期間、日報、検査記録を共通番号で整理し、担当変更後も施工体制を追える状態にすることが重要です。
町田市相模原市の大規模修繕専門店ワンリニューアルでは、
大規模修繕の悩むオーナー様の不安・疑問を専門ショールームで解説しております。
「大規模修繕の費用を抑えたい」と考えられるオーナー様はぜひ一度お問い合わせください!
さらに大規模修繕について知りたい方は
無料資料をご覧ください!
ワンリニューアルは建物診断を無料で行っています。
無料建物診断はこちらから






