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50~70戸マンションの大規模修繕工期はどれくらい?工程・建物条件・住民生活への影響から期間を整理

2026.08.24 (Mon) 更新

50~70戸マンションの大規模修繕工期はどれくらい?工程・建物条件・住民生活への影響から期間を整理

 

今回は

『50~70戸マンションの大規模修繕工期はどれくらい?工程・建物条件・住民生活への影響から期間を整理』

をご紹介させて頂きます!

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50~70戸程度のマンションでも、大規模修繕の工期は戸数だけでは決まりません。階数や建物形状、補修範囲、工事項目、施工条件、天候などによって変わるため、工程表と建物条件を合わせて確認することが大切です。

50~70戸マンションの工期に関する結論 大規模修繕の工期は戸数だけでは決まらず、建物規模・工事範囲・劣化状況・施工条件などによって変わります。「何ヶ月か」という数字だけで比較せず、その期間内にどの工事を、どの順序で行う計画なのかを確認しましょう。
工期を左右する主な5つの条件

  • 建物規模と形状
  • 外壁や防水などの工事範囲
  • 足場設置後に確認される劣化状況
  • 作業場所や資材搬入などの施工条件
  • 天候、追加工事、工程変更の有無

大規模修繕では、足場を設置して外壁を詳しく調査した後に、補修数量が確定する項目もあります。そのため、着工前の工程表は完成までの基本計画であり、工事中の調査結果や天候によって調整される場合があります。

管理組合に求められるのは、施工会社と同じレベルで工程を管理することではありません。主要な工事の流れ、住民生活への影響、予定変更時の連絡方法を把握し、組合員へ説明できる状態を整えることです。

50~70戸マンションの大規模修繕工期は戸数だけでは決まらない

戸数は、マンションの規模を把握する一つの入口です。しかし、戸数と実際の施工数量は必ずしも比例しません。

同じ60戸程度でも、一棟で階数が高い建物と、複数棟に分かれた低層の建物では、足場の設置範囲、外壁面積、資材の移動方法が異なります。住戸面積、共用廊下、階段、バルコニーの形状によっても作業量は変わります。

工期を検討するときは、戸数に加えて次の情報を確認します。

  • 棟数、階数、延床面積
  • 外壁やバルコニーなどの施工面積
  • 建物の凹凸や足場を組みにくい場所
  • 実施する工事項目と補修数量
  • 駐車場や道路などの資材搬入条件
  • 居住者が生活しながら施工するための制限

工程表の期間が短いほど優れた計画とは限りません。必要な乾燥時間、検査、是正作業、住民への案内期間が確保されているかも確認する必要があります。

大規模修繕の工期を左右する5つの条件

1 建物規模・階数
外壁面積や施工階が増えると、足場、資材移動、検査などの作業量も変わります。戸数ではなく実際の施工数量を見ることが基本です。
2 建物形状
建物の凹凸、複数棟、吹き抜け、斜面、狭い作業場所などがあると、足場や作業動線に個別の計画が必要になります。
3 工事範囲
外壁補修、シーリング、塗装、防水、鉄部塗装、設備改修など、実施項目と施工範囲によって必要期間は異なります。
4 劣化状況・追加補修
足場設置後の調査で想定以上のひび割れやタイルの浮きが確認されると、補修数量や検査期間が増える場合があります。
5 施工条件・天候
作業時間、休日、資材置き場、搬入経路、雨天、強風、気温などが、実際に作業できる日数へ影響します。

工事項目の数だけでは比較できない

工程表に同じ工事項目が並んでいても、施工数量や工法が異なれば必要な期間も変わります。例えば、防水工事では施工範囲の広さだけでなく、既存防水層の状態、採用する工法、乾燥や硬化に必要な時間も関係します。

管理組合は、工程表の長さだけを比較するのではなく、見積書や工事仕様書と工事項目が一致しているかを確認しましょう。

大規模修繕はどのような工程で進むのか

代表的な大規模修繕の流れは次のとおりです。実際の工程や順序は、建物条件、工事内容、施工会社の計画によって異なります。

1 着工準備
居住者説明、施工範囲の確認、資材置き場、搬入経路、安全対策などを整えます。
2 足場設置
建物周囲に足場と養生シートを設置し、作業環境と安全設備を整えます。
3 下地・外壁調査
足場から外壁やタイルを詳しく確認し、補修箇所や数量を整理します。
4 下地補修・シーリング
ひび割れ、欠損、タイルの浮き、目地などを補修し、後工程の下地を整えます。
5 塗装・防水工事
外壁、鉄部、屋上、廊下、バルコニーなどを計画に沿って施工します。
6 検査・是正
施工箇所を確認し、指摘部分があれば足場解体前に是正します。
7 足場解体
高所部分の検査完了後、安全を確認しながら足場を解体します。
8 竣工・引き渡し
最終確認、書類整理、保証内容の確認を行い、管理組合へ引き渡します。

工程ごとに工期が変わりやすいポイント

足場設置は建物形状と敷地条件の影響を受ける

足場の設置期間は、外周の長さや高さだけでなく、敷地の広さ、駐車場、隣接建物、道路使用、資材搬入経路などによって変わります。

足場周辺を通行する居住者の安全確保や、防犯設備の設置も必要です。作業の速さだけではなく、安全に設置できる計画かを確認します。

足場設置後に補修数量が確定する場合がある

着工前の建物診断では、高所を含む外壁全面を同じ条件で確認できない場合があります。足場設置後に打診などの詳細調査を行い、タイルの浮き、ひび割れ、下地の欠損などの数量を確定することがあります。

想定以上の劣化が見つかれば、補修作業だけでなく、数量確認、費用協議、材料手配、後工程の調整にも時間が必要です。

塗装や防水は前工程と天候に左右される

塗装や防水は、下地補修が完了してから進める工程です。前工程が遅れると開始時期も後ろへ動きます。

雨天時には施工できない作業があり、材料によっては気温や湿度、乾燥時間などの施工条件もあります。工程を守るために必要な養生・乾燥時間を省くことはできません。

検査と是正期間を省略しない

足場を解体すると、高所部分の確認や再施工が難しくなります。そのため、足場解体前には施工会社の検査に加え、契約方式に応じて管理組合や工事監理者による確認を行います。

工程表では、施工完了日だけでなく、検査日、指摘事項の是正期間、再確認日が確保されているかを見ます。

大規模修繕の工期が延びる主な原因

工期が延びたからといって、直ちに施工会社の工程管理に問題があるとは判断できません。原因を確認し、完成予定や住民生活への影響がどのように変わるのかを整理することが先です。

  • 雨や強風:外壁、塗装、防水、足場などの作業を安全・品質上の理由から見合わせる場合があります。
  • 想定以上の劣化:足場設置後の調査で補修数量が増え、作業期間が追加されることがあります。
  • 追加工事:工事の必要性、費用、発注範囲を確認するための協議期間が発生します。
  • 資材調達:追加数量や仕様変更により、材料の手配に時間を要する場合があります。
  • 施工条件:搬入時間、駐車車両、作業場所、居住者対応などにより、一日に施工できる範囲が限られます。
  • 工程の組み替え:ある工程の遅れに合わせ、ほかの作業との順序や作業班の配置を変更する場合があります。

工期変更時に確認すること

工程変更が発生した場合は、「何日延びたか」だけでなく、理由、影響する工程、足場解体日、完成予定日、追加費用の有無を確認します。

契約上の工期変更や追加費用に関する扱いは、工事請負契約書や変更手続きによって異なります。口頭だけで済ませず、変更内容を記録として残しましょう。

工程を短くすることと、工事品質を守ることは分けて考えましょう。
天候や材料の乾燥条件を無視して作業を急ぐことは適切ではありません。工期変更の必要性と、施工品質を保つために必要な期間を施工会社へ説明してもらうことが大切です。

工事期間中の住民生活にはどのような影響があるのか

大規模修繕では、すべての工事期間中に同じ生活制限が続くわけではありません。施工場所と工程によって、影響する住戸や期間が変わります。

洗濯物とバルコニー使用

外壁、シーリング、塗装、防水などの施工中は、洗濯物を干せない日や、バルコニーへ出られない期間があります。バルコニー内の荷物、植木、物干し器具などを事前に移動する必要もあります。

工事期間全体を一律に使用禁止と案内するのではなく、住戸や施工区画ごとの予定を知らせると、居住者が生活を調整しやすくなります。

窓の開閉・換気・臭気

窓まわりのシーリングや塗装、外壁洗浄などの期間は、窓を開けられない場合があります。塗料や防水材を使用する工程では、臭気への配慮も必要です。

換気設備の使用方法や、臭気が発生しやすい日時を事前に案内し、体調面で配慮が必要な居住者から相談を受けられる窓口を示します。

騒音・振動・通行制限

下地補修やタイル撤去では、騒音や振動が発生します。足場材や資材の搬入時には、エントランス、廊下、駐車場などの通行が一時的に制限されることもあります。

作業時間、特に音が出る時間帯、通行制限の場所を分けて案内することで、在宅勤務、子育て、介護などへの影響を把握しやすくなります。

50~70戸では情報の受け取り方を統一する

50~70戸程度になると、掲示板だけでは全世帯へ情報が届かない可能性があります。紙面配布、掲示板、メール、管理用アプリなど、マンションで利用できる方法を組み合わせます。

週間工程、翌日の洗濯物情報、緊急のお知らせ、個別住戸への連絡を分けると、必要な情報を見つけやすくなります。施工会社、管理会社、管理組合のどこへ連絡するのかも統一しておきましょう。

管理組合が工程表で確認すべきポイント

工程表は、完成予定日を見るだけの資料ではありません。工事の順序、住民への影響、検査、予定変更への対応を確認する資料です。

確認項目管理組合が見る内容
着工・完成予定着工日、足場設置開始、足場解体、竣工予定が区別されているか確認します。
主要工程調査、補修、塗装、防水、検査がどの順序で進むのか確認します。
施工区画棟、階、方角、住戸区画ごとの作業時期が分かるか確認します。
住民への影響洗濯物、バルコニー、窓、騒音、臭気、通行への影響が生じる工程を確認します。
検査時期足場解体前の検査、是正、再確認に必要な期間が確保されているか確認します。
天候への備え雨天による遅れをどのように調整し、完成予定へ反映するのか確認します。
変更時の連絡工程変更を誰が、いつ、どの方法で管理組合と居住者へ知らせるか確認します。

工程表が工事項目だけで構成され、住民への影響が分からない場合は、居住者向けの月間・週間工程表も用意してもらいましょう。

また、工事全体の工程とは別に、翌日の作業や洗濯物情報を知らせる方法があると、日々の生活への影響を抑えやすくなります。

工期は建物・工事・生活の3方向から確認しましょう

提示された工期が妥当かを考えるには、建物状態、工事範囲、工程のつながり、住民生活への影響をまとめて見る必要があります。工程表の読み方や住民説明に不安がある場合は、自分たちの建物条件が計画へ反映されているかを整理することから始めましょう。

50~70戸マンションで工期を考えるときのポイント

50~70戸という戸数は、工期を考えるための出発点にはなりますが、完成期間を直接決める数字ではありません。

まず棟数、階数、建物形状から施工範囲を把握し、建物診断をもとに工事項目と補修数量を整理します。その内容を工程へ落とし込み、天候や施工条件を考慮したうえで工期が提示されます。

管理組合では、さらに工程ごとの住民生活への影響を確認します。工事が長いか短いかではなく、次の流れが工程表の中でつながっているかを見ることがポイントです。

工期を判断する順序

  1. 50~70戸という戸数から、おおまかな建物規模を把握する
  2. 棟数、階数、形状、施工条件を確認する
  3. 建物診断から必要な工事項目と補修範囲を整理する
  4. 各工程の順序、検査、調整期間を確認する
  5. 住民生活への影響と情報共有方法を決める

工程表は一度確認して終わる資料ではありません。着工後も進捗、補修数量、天候、完成予定の変化を定期的に確認し、組合員へ共有するために活用します。

50~70戸マンションの大規模修繕工期に関するよくある質問

50~70戸マンションの大規模修繕は何ヶ月くらいかかりますか?

戸数だけでは期間を判断できません。棟数、階数、外壁面積、工事項目、補修数量、足場条件、天候などによって異なります。施工会社へ工期の根拠となる工程と施工数量を確認してください。

戸数が多いほど大規模修繕の工期は長くなりますか?

戸数が増えると建物規模も大きくなる傾向はありますが、必ず工期が長くなるとは限りません。建物形状、作業班の配置、施工区画、搬入条件なども関係します。

雨が続いた場合は工期が延びますか?

外壁、塗装、防水、足場など、雨天や強風時に実施できない工程があります。ほかの作業へ切り替えられる場合もありますが、天候の状況によっては完成予定を調整する可能性があります。

大規模修繕中はバルコニーを使用できますか?

工事期間全体で使用できないとは限りませんが、外壁、シーリング、塗装、防水などの施工中は、バルコニーへの立ち入りや洗濯物が制限されます。住戸ごとの工程と案内を確認しましょう。

足場が完成すれば外壁の補修数量は確定しますか?

足場設置後に外壁を詳しく調査し、補修数量を整理する場合があります。調査結果の集計や協議を経て数量が確定するため、確認方法と追加費用の手続きを契約前に確認しておくことが大切です。

工程表は管理組合でも確認した方がよいですか?

確認することをおすすめします。ただし、細かな作業管理を行う必要はありません。主要工程、住民への影響、検査時期、足場解体予定、工程変更時の連絡方法を把握しましょう。

予定より工期が延びた場合、追加費用は発生しますか?

延長理由や契約条件によって扱いが異なります。天候、追加工事、施工数量の増加など、原因と費用の関係を確認し、必要な変更手続きを書面で残します。

工期の数字より工程の根拠を確認する

50~70戸マンションの大規模修繕工期を考えるときは、「この戸数なら何ヶ月」という数字だけで判断しないことが大切です。

建物規模と形状、診断結果、工事範囲、施工条件を整理し、それぞれの作業が工程表へ反映されているかを確認します。さらに、検査・是正期間、天候への備え、住民への案内方法まで含めて見ることで、工期の考え方が具体的になります。

個別のマンションで確認すべきなのは、一般的な工期相場ではなく、提示された期間に根拠があるか、工程変更時に管理組合へ説明される仕組みがあるかという点です。

マンションの条件に合った工程計画を確認しましょう

50~70戸程度のマンションで工事期間や住民生活への影響を整理する際は、建物診断、工事範囲、工程表を一緒に確認する必要があります。ワンリニューアルでは、建物条件と管理組合の検討状況を踏まえた大規模修繕の進め方をご案内しています。

 

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