足場費用は㎡単価で決まる?大規模修繕における足場費用の計算ロジックを徹底解説

『足場費用は㎡単価で決まる?大規模修繕における足場費用の計算ロジックを徹底解説』
をご紹介させて頂きます!
大規模修繕工事の見積書を見たとき、多くの管理組合様・オーナー様が 「足場費用は㎡単価で決まるもの」だと考えがちです。
実際、見積書には 「足場工事 〇〇㎡ × 〇〇円」 といった形で記載されていることが多く、 この表記が誤解を生む最大の要因になっています。
しかし結論からお伝えすると、 足場費用は㎡単価だけでは決まりません。
㎡単価はあくまで結果としての数値であり、 本質はその裏側にある設計ロジックと現場条件です。
この記事では、 「㎡単価で比較することの危険性」 「足場費用がどのような考え方で算出されるのか」 「なぜ同じ規模でも金額に差が出るのか」 を、足場職人の実務を起点とするワンリニューアルの視点で、 徹底的に解説します🛠️
目次
なぜ「㎡単価」で語られることが多いのか
足場費用が㎡単価で説明される理由は、非常にシンプルです。
説明しやすく、比較しやすいからです。
管理組合様やオーナー様にとっても、
「A社:〇〇円/㎡」 「B社:△△円/㎡」
という形で並べられたほうが、 一見すると判断しやすく感じられます。
しかし、この比較方法には大きな落とし穴があります⚠️
㎡単価という数字は、
「どんな足場を、どんな条件で、どう組むのか」
という前提条件をすべて省略した結果だからです。
前提条件が違えば、 同じ㎡数でも必要な部材量・手間・安全対策は大きく変わります。
足場費用の本質は「面積」ではなく「設計」にある
足場工事は、単純に壁の面積に部材を当てはめる作業ではありません。
実際の足場設計では、以下のような要素を総合的に判断します。
・建物の高さ・階数 ・建物形状(凹凸・セットバック・バルコニー形状) ・敷地条件(隣地との距離・高低差) ・前面道路の幅・交通量 ・居住者の生活動線 ・作業内容(塗装中心か、補修中心か)
これらはすべて、 ㎡数だけでは一切判断できない要素です。
ワンリニューアルでは、 同じ建物・同じ立地条件は一つとして存在しない という前提で足場計画を考えます。
だからこそ、 過去の㎡単価をそのまま当てはめるような計算は行いません。
足場費用が算出される実際のロジック
では、足場費用はどのような考え方で算出されているのでしょうか。
実務上は、次のような流れで組み立てられます。
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| ① 現地調査 | 敷地条件・建物形状・周辺環境の確認 |
| ② 足場設計 | 必要な足場種別・組み方・安全対策の検討 |
| ③ 部材数量算出 | 支柱・踏板・手摺・養生材などの数量計算 |
| ④ 手間計算 | 組立・解体に必要な人工数の算出 |
| ⑤ 諸経費反映 | 搬入・搬出・安全管理費などを加算 |
この結果として導き出された総額を、 最終的に㎡数で割り戻したものが「㎡単価」です。
つまり、
㎡単価は「原因」ではなく「結果」
だということを、まず理解する必要があります。
同じ㎡数でも足場費用が変わる具体例
ここで、実際に起こりやすいケースを見てみましょう。
ケースA:
・敷地に余裕あり
・建物形状がシンプル
・前面道路が広い
ケースB:
・隣地との距離が狭い
・バルコニーの凹凸が多い
・通学路・交通量が多い
仮に外壁面積が同じでも、 ケースBでは
・部材点数が増える ・養生範囲が広がる ・安全対策が強化される
ため、足場費用は必然的に高くなります。
この差を無視して 「㎡単価が高い=高い業者」 と判断するのは、 極めて危険な比較と言えます。
「安い㎡単価」に潜むリスク
㎡単価だけを追い求めた結果、 現場で起こりがちな問題があります。
それは、
安全性・作業性を犠牲にした足場
です。
具体的には、
・作業床が狭く、無理な姿勢での施工 ・手摺や落下防止措置の簡略化 ・養生不足による飛散・クレーム
といった形で現れます。
結果として、
・工事品質の低下 ・追加工事の発生 ・事故リスクの増大
を招き、トータルコストが上がるケースも少なくありません😥
ワンリニューアルの足場費用の考え方
ワンリニューアルでは、 足場費用を単なるコストではなく、
大規模修繕の品質を支える投資
として位置づけています。
長年足場職人として現場を経験してきた営業担当が、 お客様と直接お話をしながら
・どこに足場が必要か ・どこは簡略化できるか ・どこは絶対に削れないか
を一つひとつ整理していきます。
その結果、
建物に沿った足場設計
無駄のない部材構成
安全性とコストの両立
を実現することが可能になります✨
見積書でチェックすべきポイント
足場費用を正しく判断するためには、 ㎡単価ではなく、 見積書の中身を見ることが重要です。
特に以下の点は必ず確認してください。
・足場の種類が明記されているか ・養生内容が具体的に書かれているか ・共通仮設との区分が明確か
「足場工事一式」としか書かれていない場合は、 内訳の説明を求めることが大切です。
まとめ|㎡単価に惑わされない判断軸を持つ
足場費用は、 ㎡単価という一つの数字で判断できるほど 単純なものではありません。
重要なのは、
・自分たちの建物に合った設計か ・安全性と施工品質が確保されているか ・その説明を誰がしてくれるのか
という判断軸を持つことです。
ワンリニューアルでは、 足場職人の実務経験をもとに、 数字の裏側まで説明できる足場計画をご提案しています。
㎡単価だけに振り回されない、 納得感のある大規模修繕を進めるために、 ぜひ一度、足場費用の考え方を見直してみてください😊
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