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大規模修繕における足場工事の役割とは?費用・安全性・工程を解説

2025.12.19 (Fri) 更新

町田市・相模原市のオーナーの皆様、こんにちは!
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大規模修繕における足場工事の役割とは?費用・安全性・工程を解説

 

今回は

『大規模修繕における足場工事の役割とは?費用・安全性・工程を解説』

をご紹介させて頂きます!

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大規模修繕工事を検討する際、管理組合や区分所有者から必ずと言っていいほど挙がるのが「足場工事」に関する疑問です。

「足場は作業のために必要なのは分かるが、なぜこんなに費用がかかるのか」 「工事全体の中で、足場はどれほど重要なのか」

これらの疑問はもっともですが、現場の立場からは一つ、はっきり言えることがあります。

足場工事は、大規模修繕の“付随工事”ではなく、品質・安全性・工程を根底から支える中核工程です。

本記事では、専門施工店として数多くの現場を経験してきた視点から、 足場工事の本当の役割と、費用・安全性・工程との関係を具体的に解説します。

足場工事は「高所作業のため」だけではない

一般的に足場は「高いところで作業するためのもの」と理解されています。 しかし、それは足場の役割の一部に過ぎません。

大規模修繕における足場の役割は、主に以下の3つに集約されます。

① 作業員の安全を守るための“基盤設備”

大規模修繕では、外壁・屋上・バルコニーなど、常に高所での作業が伴います。

足場が不十分な場合、

  • 作業員の転落事故
  • 工具や資材の落下

といった重大事故につながります。

しかし現場では、「足場がある=安全」ではありません。 重要なのは、どのような考え方で組まれている足場かです。

ワンリニューアルでは、

作業員が“無理な姿勢を取らなくて済む”動線設計

を最優先に足場計画を行います。

無理な姿勢は、事故だけでなく、施工精度の低下にも直結するためです。

② 工事品質を左右する「作業環境」そのもの

足場は単なる通路ではなく、作業員が長時間滞在する“作業空間”です。

たとえば外壁補修一つ取っても、

  • 両手を使って補修できるか
  • 材料を安定して扱えるか
  • 目視・打診を丁寧に行えるか

は、足場の安定性に大きく左右されます。

足場の質が低いと、施工は必ず“雑”になります。

これは施工会社の姿勢の問題ではなく、 作業環境が施工精度を制限してしまうためです。

ワンリニューアルでは、 「足場の組み方=仕上がりの質」と捉え、 補修・塗装・防水それぞれの工程に最適な足場幅・高さを細かく調整しています。

③ 工程全体をコントロールする“動線計画”

大規模修繕は、外壁・防水・鉄部・シーリングなど、複数工種が同時並行で進みます。

足場は、それらの工事をつなぐ「共通の作業基盤」です。

足場計画が甘いと、

  • 工種同士が干渉する
  • 作業待ちが発生する
  • 結果として工期が延びる

といった問題が起こります。

足場は工程管理そのものを左右する存在であり、 後から調整することが非常に難しい工程です。

なぜ足場工事は費用がかかるのか

見積書を見ると、足場工事が全体の20〜30%を占めるケースは珍しくありません。

この数字だけを見ると「高すぎる」と感じる方も多いですが、 現場目線では明確な理由があります。

建物全体を覆う「巨大な仮設構造物」だから

足場は、建物の一部ではなく、建物全体を囲う仮設構造物です。

使用される資材量、組立・解体に必要な人員、安全確認の工程は、 一般的な仮設工事とは桁違いです。

ワンリニューアルでは、

「必要な安全を確保したうえで、どこまで合理化できるか」

を現場ごとに検討しています。

これは、専属足場チームがいるからこそ可能な調整です。

安全基準の厳格化と住民配慮

現在の足場工事では、

  • 手すり先行工法
  • 落下防止ネット
  • 養生・防護措置

が標準となっています。

これらはすべて、

作業員だけでなく、住民・近隣の安全を守るためのもの

です。

安全対策を削ることで費用を下げることは、 結果的に事故・クレーム・工事中断のリスクを高めます。

ワンリニューアルが考える「良い足場計画」とは

ワンリニューアルでは、足場を次の視点で評価します。

・安全性が“形式だけ”になっていないか

基準を満たしているだけでなく、 実際に作業員が安全に動けるかを重視します。

・工事内容に合った動線になっているか

外壁補修、防水、塗装、それぞれに必要な作業スペースは異なります。 一律の足場ではなく、工事内容に合わせた設計が必要です。

・工程全体を見据えているか

途中で組み替えが発生する足場は、 結果的に費用も工期も膨らみます。

最初の足場計画こそが、大規模修繕全体の成否を決める というのが、現場での実感です。

まとめ|足場工事は「見えないコスト」ではなく「見えない価値」

足場工事は、工事完了後には姿を消します。

しかし、

足場が適切であったかどうかは、10年後・20年後の建物状態に確実に影響します。

費用の大小だけで判断するのではなく、

  • 安全性
  • 施工品質
  • 工程安定性

という視点で足場工事を評価することが、 大規模修繕を成功させる第一歩です。

 

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