スタッフブログ大規模修繕に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします!

大規模修繕の保証とは?工事保証・メーカー保証・免責事項の確認ポイント

大規模修繕の保証とは?工事保証・メーカー保証・免責事項の確認ポイント

大規模修繕の保証は、工事後に不具合が出たときの対応範囲を確認するために重要です。ただし、保証があるからすべての不具合に対応してもらえる、長期保証だから安心、という意味ではありません。保証には、施工会社が出す工事保証、材料や製品に関わるメーカー保証、防水や塗装など工事項目ごとの保証があり、それぞれ対象範囲・保証期間・免責事項が異なります。

契約前には、保証期間だけでなく、どの工事が対象か、どの不具合が対象外か、定期点検の有無、保証書の発行条件、施工会社の対応範囲を確認することが重要です。

大規模修繕の保証は、保証期間の長さだけで判断するのではなく、対象範囲・免責事項・対応条件まで確認することが重要です。

 

大規模修繕の保証で最初に整理したいこと

大規模修繕では、外壁補修、防水、シーリング、鉄部塗装、タイル補修、設備更新など、工事項目ごとに保証の考え方が変わる場合があります。まずは「誰が」「どの工事項目について」「どの期間」「どこまで対応するのか」を分けて確認することが重要です。

保証内容を確認する前に、大規模修繕工事そのものの全体像を理解しておくことも大切です。外壁補修、防水、シーリング、鉄部塗装、足場など、大規模修繕工事の基本は、関連記事大規模修繕工事とは?工事内容・費用・成功のポイントを徹底解説で詳しく整理しています。

 

大規模修繕の保証の種類を表で整理する

保証の種類を区別せずに「保証あり」とだけ理解すると、工事後に認識違いが起きやすくなります。工事保証とメーカー保証は役割が異なり、防水や塗装などの工事項目ごとの保証も、同じ期間・同じ条件とは限りません。

※👉横にスクロールできます

保証の種類主な対象確認すべき内容注意点関連する内部リンク
工事保証施工会社が行った工事全般対象工事項目、期間、施工会社の対応範囲会社独自条件がある場合がある見積もり比較
メーカー保証防水材、塗料、設備機器などの材料・製品製品不具合への対応範囲、発行条件施工不良まで含むとは限らない一棟オーナー向け保証
防水保証屋上、バルコニー、共用部床面など防水層の対象範囲、期間、点検条件排水不良や清掃不足が対象外になる場合がある工事内容・事例
塗装保証外壁塗装、鉄部塗装など剥離、膨れ、著しい変色などの扱い自然な経年変化との区別が必要工事内容の見方
シーリング保証目地や開口部まわりのシーリング破断、剥離、施工部位ごとの対象範囲下地条件や動きの大きい部位で差が出る場合がある比較条件
タイル・外壁補修の保証タイル補修、外壁補修、下地調整補修部位、再浮き・再剥落の扱い全面保証ではなく補修箇所限定の場合がある事例・工事項目
鉄部塗装の保証手すり、階段、扉、金物など錆再発、塗膜不良の扱い環境条件や使用状況で差が出る場合がある費用の見方
設備機器の保証ポンプ、照明、インターホン等機器本体、交換部品、メーカー対応範囲消耗品や定期交換品は対象外の場合がある工事保証とメーカー保証
定期点検工事後の状態確認実施時期、点検回数、報告方法点検実施が保証条件になる場合がある理事会・管理組合
免責事項保証対象外になる条件自然災害、第三者損傷、管理不足など契約前に対象外条件を読むことが重要契約前に決めること
保証書保証内容を示す書面発行者、対象、開始日、保管方法見積書・契約書と内容がずれていないかを見る見積条件の比較
施工会社の対応範囲不具合時の受付・確認・補修対応連絡先、受付時間、一次対応の流れ保証書だけでなく対応手順も確認する共有・保管の考え方

 

大規模修繕の保証は期間の長さだけで判断しない

保証期間が長くても、対象範囲が限定されている場合があります。反対に、期間が短く見えても、対象条件や施工会社の対応体制が明確で、実務上確認しやすいケースもあります。重要なのは、長いか短いかだけではなく、「何をどこまで保証するのか」が明確になっているかです。

特に、防水、塗装、シーリング、設備では保証の考え方が異なる場合があります。自然劣化、地震、台風、豪雨、第三者による損傷、管理不足などは対象外になる場合があり、定期点検やメンテナンスが保証条件になることもあります。保証期間は判断材料の一つですが、対象範囲や免責事項とセットで確認することが重要です。

一棟オーナー物件では、分譲マンションとは違い、オーナー自身が保証内容や免責事項を確認する必要があります。一棟オーナー向けに工事保証・メーカー保証・免責事項を整理した記事は、関連記事一棟オーナーの大規模修繕保証とは?工事保証・メーカー保証・免責の確認ポイントも参考になります。

 

保証書で確認したい免責事項

免責事項は、保証対象外の条件を示すものです。これ自体が悪いわけではなく、契約前に確認しておくことで、工事後の認識違いを減らしやすくなります。特に確認したいのは、自然災害による損傷、地震・台風・豪雨の影響、経年劣化として扱われる範囲、居住者や第三者による破損、管理不足や清掃不足による不具合、他社工事や後工事による影響、対象外部位、保証を受けるための連絡方法、定期点検の有無などです。

管理組合や理事会では、保証書そのものだけでなく、「どこからが対象外なのか」を共有しておくことが大切です。大規模修繕の保証内容は、理事会や管理組合が工事後に確認しやすい形で整理しておくことが大切です。管理組合がすべてを専門的に判断する必要はありませんが、保証書、保証範囲、免責事項、定期点検の有無を説明できる状態にしておく必要があります。管理組合と理事会の役割は、関連記事管理組合とは?大規模修繕で理事会が決めること・決めないことでも整理しています。

 

保証内容を見積比較で確認する

大規模修繕の見積もりを比較するときは、金額だけでなく、保証期間、保証範囲、保証書の有無、免責事項、定期点検の扱いも確認することが重要です。相見積もりの取り方や見積条件のそろえ方は、関連記事大規模修繕の見積もりは何社比較する?相見積りの正しい取り方と注意点で整理しています。

工事後の不具合や追加対応が保証対象になるかどうかは、契約内容や保証範囲によって変わります。追加費用が出ること自体よりも、契約前に範囲と承認ルールを決めておくことが重要です。追加費用の考え方は、関連記事大規模修繕の追加費用はどこで出る?契約前に決めるべき範囲と承認ルールで整理しています。

保証内容は、外壁補修、防水、シーリング、鉄部塗装、設備更新など、工事項目によって確認すべき点が異なります。マンション大規模修繕の工事内容や費用の見方は、関連記事マンション大規模修繕の事例とは?工事内容・進め方・費用の見方を整理でも確認できます。

 

大規模修繕の保証を契約前に確認する流れ

  1. 工事項目ごとの保証対象を確認する
    外壁、防水、シーリング、塗装、設備などを分けて見ます。
  2. 工事保証とメーカー保証を分けて確認する
    誰がどこまで責任を持つのかを整理します。
  3. 保証期間を確認する
    工事項目ごとの期間差も見ます。
  4. 保証対象外になる条件を確認する
    対象外条件を契約前に理解しておきます。
  5. 免責事項を確認する
    自然災害、第三者損傷、管理不足などの扱いを見ます。
  6. 保証書の発行条件を確認する
    引渡し時期、発行者、必要書類を確認します。
  7. 定期点検の有無を確認する
    点検の有無や実施時期が保証条件になる場合があります。
  8. 不具合発生時の連絡先と対応手順を確認する
    工事後の窓口が明確かを見ます。
  9. 見積書・契約書・保証書の内容にズレがないか確認する
    書類間の整合性を確認します。
  10. 理事会・管理組合・オーナーが保管、共有できる状態にする
    工事後に確認しやすい管理体制を整えます。

 

保証書で確認する項目をチェックリスト風に整理する

保証書を受け取ること自体が目的ではなく、必要な項目が整理されているかを確認することが重要です。

※👉横にスクロールできます

確認項目見るべき内容注意点
保証対象の工事項目どの工事が保証対象か工事項目ごとに範囲が違う場合がある
保証期間開始日と終了日、工事項目別の期間長さだけでなく内容も見る
保証開始日引渡し日、検査日など起算日契約書との整合を確認する
保証書の発行者施工会社か、メーカーか、連名か連絡先も確認しておく
施工会社の保証範囲施工不良や補修対応の範囲メーカー保証と混同しない
メーカー保証の範囲材料・製品不良への対応範囲施工不良まで含まない場合がある
免責事項保証対象外となる条件自然災害、第三者損傷、管理不足などを確認する
定期点検点検時期、点検報告の有無点検未実施で保証条件が変わる場合がある
不具合時の連絡先受付窓口、連絡方法、対応時間担当変更時の連絡体制も見ておく
保証を受けるための条件申請方法、写真提出、報告期限など条件未確認だと対応が遅れる場合がある
保証書の保管方法理事会・管理会社・オーナーの保管体制工事後に見つからない状態を避ける

 

まとめ|大規模修繕の保証は「期間」ではなく「範囲」と「条件」で見る

大規模修繕の保証を確認するときは、保証期間だけでなく、対象工事、免責事項、定期点検、不具合時の対応手順を並べて整理することが大切です。契約前に保証内容を確認しておくことで、工事後に「どこまで対応してもらえるのか」が分かりやすくなります。

大規模修繕の保証を確認するときは、保証書だけでなく、実際の工事範囲、足場条件、施工範囲、追加費用の扱い、不具合時の対応手順まで整理することが重要です。ワンリニューアルでは、足場施工会社を母体とする視点から、足場材の自社保有、足場職人の自社在籍、足場職人経験のある営業による提案段階からの確認を重視しています。工事前に施工範囲と保証範囲を整理しておくことで、工事後の認識違いを減らしやすくなります。

大規模修繕の保証を確認するときは、保証期間の長さだけではなく、対象工事項目、免責事項、定期点検、施工会社とメーカーの役割分担を並べて確認することが重要です。契約前に整理しておくことで、工事後の対応範囲を把握しやすくなります。

お問い合わせ

ショールーム来店予約

ワンリニューアル

ワンリニューアルでは、工事内容だけでなく、足場条件、施工範囲、保証範囲、追加費用の扱いまで計画段階で整理し、工事後の認識違いが起きにくい状態を目指しています。

無料資料ダウンロード